Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のルーツを探せ!(その10)

2007-08-06 | テレビ・アニメ
劇場版も公開され、ますます盛り上がるゲキレンジャー。
このシリーズもマイペースで続けていくゾぉー(バックナンバーはこちら)。

8月5日放送の「グレグレ!スケ番キャプテン」。
いやぁ~これほどお父さんお母さん世代を湧かせるエピソードもないだろう。
きっと子供たちは、テレビの前でニコニコしてたり、ギャハギャハ笑ってる親を見て、何故?って思ったことだろうな。

臨獣ポーキュパイン拳のマーラシヤの攻撃で、ゲキイエローことランはツボを刺激されて悪の心が目覚め、スケ番になってしまう。
”スケ番”という発想自体が既に古い。
だけど、”オネストハート”真面目で一途な心が持ち味のランがそれを乱された、となれば
それをビジュアル化するにはこれがよかったのかな。

不良少女となってディスコ?めいた店で踊り狂うランの元に、美希が現れる。
「行きそうな所はわかるわ。」そう言ってスクラッチ社の本部を出て行く美希。
美希役の伊藤かずえは、1984年の大映ドラマ「不良少女と呼ばれて」で、主人公のスケ番笙子の敵役を熱演していた人物。
主題歌はMIEが歌う映画「フットルース」のカヴァー曲「NEVER」だったよね。
その美希さんが言うんだもの。そりゃ不良少女が行きたがるところ、わかるよな~。


踊るランの元に現れて美希は、たてつくランに啖呵を切る。
「昨日今日グレたばっかりのシャバ僧がぁ!」
美希は関東スケ番連合の初代総長だった!というのだ!。
周りにいた不良どもが「えっ!あの伝説のミッキー!?」と叫ぶ。
もう80年代青春組のお父さんお母さん大爆笑だったはず。
だってこの場面、ランが振りかざした木刀を美希が受け止めたのは、ドラムのスティック!。
そう、これも大映ドラマの傑作「ポニーテールはふり向かない」(1985年)が元ネタ。


少年院帰りのヒロイン麻生未記を演じたのが伊藤かずえ。
ジャズドラマーだった父譲りのドラムの腕前を持つ彼女は、バンド活動で再起を図るのだが、不良時代の因縁がつきまとう。
失明してしまう彼女だが、仲間に支えられてバンドは成功する・・・という感動の物語。
主題歌は小比類巻かほるのデビュー曲「NEVER SAY GOODBYE」(名曲!)。
このドラマのなかで伊藤かずえは”ミッキー”と呼ばれているのだ。

ゲキレンジャーのスタッフは、最初からこういうエピソードを期待して、役名を「美希」にしたんだろうな。
これは確信犯。


コメント (8)
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きょうりゅう博士(その1)

2007-08-01 | うちの子に御用?
うちのルーク・スカイウォーカー(8歳児)、
恐竜にただならぬ興味がある。
僕も博物館に一緒に行くのが好きだし、ルークは恐竜に関するもよく読む。

先日のこと。メモ紙にこんなものを書いていた。



これは、セイスモサウルスのセイモ博士とアロザウルスのアロ博士が、自分たちについて語る絵本なのだ。
これはシリーズになっており、これが第1巻「ジュラ紀篇」。
なるほど表紙の真ん中あたりに「ジュラきだいひょう」の文字が。



まぁ、雑な絵ではあるのだけど、そこに込められた思いはわからんでもない。
生態を描く部分は、擬人化されていてなかなか面白い。
上はセイスモサウルスが、敵に襲われないように移動している様子なのだが、
何故かおまわりさんの格好をしたセイスモサウルスがいるのが何ともおかしい。

そして最後に二人の博士は化石になってしまう…というオチがつくのだ。

ルークが書きなぐったこのシリーズ。
僕は「新生代編」がやたらと気に入っている。
いずれご紹介いたしましょう。
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