Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

おじいちゃんのごくらくごくらく

2007-08-18 | うちの子に御用?
今回はうちのレイア姫(6歳児)が読書感想文の宿題に選んだ本。


主人公のゆうた君はおじいちゃんっ子で、いつもおじいちゃんと一緒。おじいちゃんはお風呂で必ず「ごくらくごくらく」と言う。ゆうた君がその意味を尋ねると、「しあわせなきもちになることだ」とおじいちゃんは答えた。温泉に行く約束をするのだが、おじいちゃんの具合がわるくなり…。

うちのレイアもおじいちゃんっ子。
何をするのも一緒にして欲しいし、「食べさせて」と甘えることもしばしば。
それだけに格好の選択ではある。
「おじいちゃんだいすき」路線で書けば書きやすいことだろう。

ところが絵本のおじいちゃんは入院してしまい、最後はほとけさまになってしまう。
大人が読んでもこのくだりがズシリとくるのだ。
うちのおじいちゃんも昨年末に入院していたから、
いない間のさみしさを、感想文の中でレイアがどう書くのか、いや書けるのか?。
僕も配偶者アミダラも気になっていた。

レイア「ちち(注・ちちと呼ばれている)。ちちはお風呂でごくらくって言う?」
アナキン「言わないよ。」
レイア「なぜ絵本のおじいちゃんは、お風呂じゃないところでごくらくって言ったの?」
そう、この物語のいいところはそこにある。
入院する前の夜、お風呂からあがった後で、家族みんながそろっている時。
おじいちゃんは「ごくらくごくらく」と言う。
ゆうた君は「お風呂の中じゃないのに」と言う場面だ。
家族みんなでいることが「ごくらく」=「しあわせ」ってことなのだ。
レイア、いいところに気がついた。

レイアの作文はこう締めくくられている。
「やっぱりみんないっしょにいることが、ごくらくだね。」

・・・何年後にお父さんを煙たがるようになるのだろうか。
コメント
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