6月2日
今日は、登山研修所をお借りしてガイド協会の雪崩技術対策マニュアルつくりの打ち合わせ。ガイド協会の雪崩技術対策は2月からずっと悩んでいる課題、自分だけが抱えているわけではないが重い課題に、つい2週間ほど前には、さらにマニュアル作成も加わり、閉塞間に陥ってしまっている。
ずっとお世話になっている雪氷学の飯田先生に相談をすれば何かヒントがと思い、剣岳山開きも兼ねて、富山訪問でした。
朝9時から一時間くらいのつもりが、ついつい熱が入り、二人で文献、資料を検討、終わったのが午後2時を回っていた。山形からわざわざ尋ねた甲斐がありました。全体の構成が出来上がり、長いトンネルを抜けるようにマニュアルつくりの先が見えてきました。ついでにと帰りに、長岡の雪氷研究所の佐藤先生を訪ねいろいろなヒントもいただき、施設見学もしてきました。
理由は様々で、一つは、前夜馬場島山荘で登山研修所友の会の先輩方への近況報告&酒宴。
剣岳の山開きは、剣岳周辺で不慮の事故で亡くなられた御霊の慰霊祭も兼ねている。
地元行政や山岳関係者、山小屋関係者、山岳警備隊とたくさん方が参列する中厳かな神事が執り行われ、我々も残った棚串を神主さんからいただき参拝を済ませた。
引き続き、山開きのテープカットが行なわれ、
次に、早月小屋・佐伯氏の“剣岳の歌”が披露、
地元の方々の獅子舞奉納で幕を閉じた。
昨夜も異口同音に『元気にしていたか』と心配され、今日もまたいろいろな方から声をかけていただいた。山の仲間はありがたいな。最後に剣という焼菓子をいただき登山研修所へ向かった。