山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

月山フラワートレッキングのコースチェック

2010年06月24日 | 公益社団法人 日本山岳ガイド協会

6月24日
濃いガスと風の吹く気温10度前後の肌寒い中、月山朝日ガイド協会の研修を兼ねて、登山道の危険箇所と花の開花状況のチェックをしてきた。

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月山夏スキーシーズンが終盤になる頃、月山の稜線から次々と高山植物が咲きはじめる、この花を目当てに多くの登山者が訪れる。

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6月27日(日)クロユリトレッキング、7月1日(木)月山夏山開きと夏山シーズンが本格化する前に、毎年メンバーで残雪の様子や危険箇所のチェックなどを行なっている。

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今年の月山は例年になく残雪が多いようだ。

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昨年までは、月山朝日ガイド協会の自主企画で行なっていた危険箇所チェック、

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今年は、事前に地元西川町や月山リフトの関係者と残雪情報、高山植物開花情報など月山リフトスタッフや月山朝日ガイド協会会員から寄せられた月山登山情報を整理、共有化し一般登山者へ情報提供への試み、姥ヶ岳や牛首周辺の雪渓上に補助ロープの設置、雪渓上にルート表示ラインの提案など事故防止策などの話し会いの場をもてたことは、会員の励みにつながるとともに協会にとっても有意義な研修となった。

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エゾツガザクラの群落にも出会えた。

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真昼山地 真昼岳

2010年06月24日 | 東北の山

6月23日
降りそうで降らなかった梅雨空、でも3日は持たなかった。

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今日は雨の中、峰越林道をクルマで標高900mまで走らせ、1059mの真昼岳に登ってみた。

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征夷のため北上した坂上田村麻呂が、山頂で真昼を迎えたとか?

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真蒜、馬蛭とも書くことから「蒜」「蛭」がマヒルの語源になっているとのこと。

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古くから信仰の山であったことには間違いはないようだ。

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帰路、はるか彼方に和賀岳が見えた真昼岳から縦走が可能だといわれているがあまりにも山深く遠い。
和賀岳、女神山、真昼岳と不思議な山名の響き。歴史を調べてみるのも楽しいのでは。

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