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我々の年代では・・・

2012年05月13日 | Weblog

きのう夜、NHKのニュースで茨城県の竜巻の全壊家屋数を『じゅー棟』と何回もアナウンスしていた。

テレビを見ながら食事をしていた私たち夫婦はその『じゅう』棟に少し違和感を覚えた。

『いち』(1)、『に』(2)、『さん』(3)、『し、よん』(4)、『ご』(5)、『ろく』(6)、『しち、なな』(7)、『はち』(8)、『きゅう、く』(9)、『じゅう、とお』(10)と数字は発音する。

また、日本古来のものがプラスされると・・・・

『ひとつ』(1つ)、『ふたつ』(2つ)、『みっつ』(3)、『よっつ』(4)、『いつつ』(5つ)、『むっつ』(6つ)、『ななつ』(7つ)、『やっつ』(8つ)、『ここのつ』(9つ)、『とう、じゅっこ、じっこ』(10)と個数は発音する。

さらに、このことからすると、昔は・・・

『ひと』(1)、『ふた』(2)、『み』(3)、『よ』(4)、『いつ』(5)、『む』(6)、『なな』(7)、『よう、やぁ?』(8)、『ここの』(9)、『とう』(10)と発音していたということになる。

新聞などの活字文化は発音にまで影響を与えていないが、近ごろのテレビ・ラジオなど音声の(放送)文化は読み方、発音にまで大きな影響力がある。

人数を数えるとき、1人(ひとり)、2人(ふたり)、3人(さんにん)、4人(よにん)、5人(ごにん)、・・・・10人(じゅうにん)で、1人をいちにん、2人をににん、5人をいつにん?などと言っていると、バカにされる。また、10人は『とうにん』とは言わない。

だけど、2人組み(ふたりぐみ)は『ににんぐみ』でもOKだ。

では、棟数の場合はどうなんだろう・・・・?

1は『ひとむね』、2は『ふたむね』、3は『みむね、さんむね』、4は『よむね、よんむね』・・・・(建築用語では1とう、2とう、3とうともいうらしいが)

で、『10棟』のときは、我々の年代は、『とむね』と発音する人も多い。

しかし、『じゅうむね』も間違いではない。視聴者に若い年代が増えてきたため、『じゅう』を採ったと思う。

実際、その昔、選挙の開票速報などで、票数を、例えば2022を『ふたせんとんでふたじゅうふた』とアナウンスしていたが、現在では『にせんにじゅうに』といっている。

日本語の発音は、ラジオ、テレビの放送とともに大きく変わっていることは確かだ。