吉本興業の芸人『次長課長』の河本準一さんが、自身母親の生活保護不正受給があったことを明らかにした。
そもそもは週刊誌が特ダネ?として抜いたことから、国会議員のなかで話題になり、黙っておれないと、吉本興業が本人を出してきょう午前中に記者会見となったという。
この時間にテレビを見ることは滅多にないのだが、会見を生中継で見ていた。
結論を言えば、“謝罪会見”だった。お笑い芸人が真面目な顔してカメラに向かって深々と頭を下げ、「私がむちゃくちゃ甘かった・・・」と謝罪していた。お笑いでは見せない真剣な表情だった。
受給は約15年前からで、今年4月まで続いたという。不正受給分を返還するとの考えを示していたが、それは5~6年前の受給分という。
彼のデビューは1994年。18年前で、売れないときがあったからその時からずっと受給していたと話していたが、年間数千万円もの収入を得ながら、母親の扶養義務を果たしていなかった点が問題だ。
社会人としては「むちゃくちゃ甘かった」として、糾弾されるべきだ。
今、社会問題になっているのは、生活保護不正受給。
まして、お母さんをネタにした本で印税が4千万円という報道もあるのに、きっちり不正受給分を返還しないと、次長課長のファンだけでなく国民は許さないことだろう。
「お騒がせして申し訳ありませんでした」と会見し、深々と頭を下げて謝罪しただけでは許してはくれないはずだ。
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-zak20120525015/1.htm (夕刊フジ)の記事もぜひ!