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半夏生(はんげしょう)

2014年07月02日 | Weblog
きょう7月2日は半夏生。

雑節の一つで、夏至から数えて11日目の日がそれにあたる。

農家にとっては大事な節目の日で、この日までに農作業を終え、この日から5日間は休みとする地方もある。そうなんだろうか、近くの田んぼでは先日田植えを終え、現在は水がたっぷり入れられている。農家の人はあまり見かけない。

昔は"天から毒気が降る"と言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりしていた。

スーパーの鮮魚売り場に立ち寄ってみた。昨日あたりからタコが増えている。北海道産、地元産、海外からのモーリタニア産と記されたものが並べられていた。

モーリタニアはアフリカ北西部の国で、日本には多くのタコが輸出されている。1960年にフランス領から独立したこの国に、日本人が地元の人にタコ漁を教えたのが1977年。今では、日本向け約8割余りのタコが、冷凍され、約1万3000キロ離れた日本にモーリタニアから輸出されているそうだ。

近畿地方をはじめ各地では、半夏生にタコを食べるのが習慣となっているが、地元産のタコとほぼ同じぐらいの値段になっているモーリタニア産のもの。地元産に比べてやや大味だが、タコ焼きのタコをはじめ味付けで国内産とあまり遜色はない。

モーリタニアはタコを食べる習慣がなく収穫しても冷凍し、輸出するという。モーリタニアのタコに感謝していただくことにしよう!