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「危険ドラッグ」は少々甘いような気がする

2014年07月22日 | Weblog
「脱法ドラッグ」の危険性を広く周知させるため、厚労省などが新しい呼称を募集していたが「危険ドラッグ」に決めたと発表した。http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000051607.html(厚労省報道資料)

「脱法」そのものが麻薬取締法や薬事法の規制対象外の薬物を指すのだが、「危険」だけでよいのだろうか?

お笑いタレントなどから、この「危険ドラッグ」という表現が甘いという指摘がある。

新しい呼び方については、約2万件の案が寄せられ、多い順に「準麻薬」183件、「廃人ドラッグ」140件、「危険薬物」123件、「破滅ドラッグ」110件。「危険ドラッグ」は102件で5番目だったという。「危険」および「ドラッグ」という言葉を含む呼び名が多かったため、これらを組み合わせた呼称に決定したもという事だ。

脱法ドラッグを吸引して車を運転し大事故を起こした事件は先月発生したばかり。確かに「危険」な「ドラッグ」なのだが、私もこの名称は少々甘すぎると思う。

事件や犯罪につながるドラッグなのだから、語呂的にも怖いものにした方が良いし、ラジオやテレビで聞いてピンとこない。

応募にあった「破滅」や「廃人」、「有害」、「幻覚」、「錯乱」などの方が危険を超えているような感じがする。

これまで、官庁発のことばで成功したもの(一般に支持されたもの)は思ったより少ない気がする。

時代にマッチしたもので国民に衝撃を与え、絶対に使用してはいけないということばで表現するように決めてほしかった・・・というのが私の意見だ。