いま、旬の食べ物といえば『カニ』
ズワイガニ、タラバガニ、花咲ガニ、そしてワタリガニ・・・
このワタリガニは標準の日本名は『ガザミ』だが、一般的には『ワタリガニ(渡りガニ)』という名で知られている。足の先がひれの形をしていて、海を泳いで渡るのでワタリガニと呼ばれるという事だ。
今、瀬戸内海沿岸部ではこのワタリガニが高騰を続けている。
ワタリガニの美味しい時期は春から秋にかけてオスが、冬場から春にかけてはメスがうまいと言われていて、特に通の方は冬場、甲羅の中に入っているメスのカニの子やカニ味噌を好んで食べる。
また左党の方は、甲羅の中を食した後、熱燗を注いで甲羅酒にして飲む人も多いとか。。。
ただ、このワタリガニ、乱獲がたたってだろうか漁獲量が少なくなり、値段が高く、私たち年金生活者には高嶺の花と化している。
ところが先日、親せきから生きたワタリガニを1杯いただき、嬉しい声をあげてしまった!!
甲羅を開けてみるとメスガニ、いっぱい子をはらんだそれは濃厚な味の美味しいもので、暫くは黙ってカニの味に浸っていた。
翌日、スーパーの魚売り場で、水槽の中で泳いでいるカニの値段を見てみると、頂き物のワタリガニと同じぐらいのものがなんと5000円近くの値段。以前はもう少し安かったのに・・・
贅沢をさせていただいたと翌日朝、改めてその親戚にお礼の電話をした次第。