高齢者講習用運転シミュレーターと勝手に名付けよう。自動車教習所の一角に、運転席を模したゲームマシンのような機械がある。
教習所の先生から簡単な説明を受け、実際に座って検査を受けてみた。操作中、公道には存在しないような小さな障害物がどんどん現れ、赤いマークだとブレーキを踏んだり黄色だとアクセルに足をやり加速して、正確さや反応の速さ、ムラ、ハンドル操作の適性を確かめるマシーンだ。
このマシーンをよく理解しないまま検査を始めたため、後から渡された検査表によると、反応の正確さだけは同年代として優れてはいるのだが、そのほかは普通または注意を要するというということだった。
マシーンと公道での実際の運転とは大幅に異なり、慣れないシミュレーターでの評価はあくまで参考程度にしか思ってはいないが、ふだんから前方注視を怠らず車間距離を十分とって、スピードを控えた運転を・・・との『注意を要する』のランクには驚いた。
高齢者の運転中や歩行中の事故が社会問題になっている。
高齢者講習での体験を肝に銘じ、身体能力の低下(筋力、視力、視野、聴力、反応時間など)を頭に入れた運転で交通事故防止を心掛けていきたい。
この他、冬空を横目に見ながらの教習所内での運転チェック、小雪が舞い寒さが倍増していた。