河出文庫 1994年
半分くらいはJR西日本の情報誌の為に
書かれたものらしい。もう半分は「HA
NAKO」の為。1994年だと、まだ
長野氏は少年とファンタジーといったモ
チーフを扱っていた頃で、幻想的かつ神話的
イメージに溢れていて、ぼくが好きな世界を
表現されている。言葉選びにも神経をつかっ
たあとがあり、すごく勉強になったものの、
逆においら才能ないかも、と自信を失ってしまう
くらい素晴らしかった。全ては原稿用紙5枚く
らいで、直ぐに読めてしまい、初めは慎重に読
んでいたが、後半はなんとなく文体の間を泳い
でいる内に終わってしまった。
小話的なものなので、どうってことないの
だけれど、旅に関する話でとても良かった。
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