古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

鉛筆画教室展 開催!

2022-10-11 12:49:59 | カフェ、ギャラリー

古民家ギャラリーうしたの古本カフェで、鉛筆画教室展を

 

開催いたします。

 

年齢は中学二年生から80うん才まで、幅広く、毎週土曜日に

 

楽しくやっておるんですが、その成果を発表したいと思います。

 

それぞれ、個性豊かに、自分らしい作品に仕上がっていると思

 

います。色鉛筆を使っている絵もあったり。画題は、身近にある、

 

野菜、花、です。鉛筆もHから12Bまであって、使いようによって

 

様々な表現が可能です。

 

長い人で、二年半くらいですかね。短い人でも半年くらいは経って

 

おるんではないかと。まったく、経験のないという人のもありますが、

 

それは、どうしてどうして、堂々としたもんですよ。

 

たのしくやっているんだろうなあ、というのが分かるような作品

 

ばかりで、見ている方も幸せになれる、そんな作品展です。

 

是非、お近くのかたに限らず、おみ足をお運びください。

 

お待ちしています。

 

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こまっちゃった  エドガー・アラン・ポー

2022-10-08 10:40:04 | 小説の紹介

「八月の暑さのなかで」所収 1838年

 

言わずと知れたアラン・ポーの作品って、この作品はそんなに

 

有名ではないかもしれない。

 

ここで問題になってくるのが、筆舌に尽くしがたく、って

 

表現。この表現を作家たるものが使っちゃいかん、という

 

作家の人がいて、長らく、ぼくも、そうだよな、使っちゃいかん

 

よな、とは思っていたのだが、最近になって、筆舌に尽くしがたく

 

も、ひとつの表現なんじゃないか、アリ、なんじゃないか、

 

と思うようになってきた。

 

で、この作品だが、12歳の子が書いたという設定で、コメディタッチ

 

全然怖くない。いや、逆にそれが怖いのか。いやいや、ぜんぜん

 

怖くないって。

 

           (読了日 2022年 9・15 3:05)

                    (鶴岡 卓哉)     

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虚構の詩     鶴岡 卓哉

2022-10-07 05:35:12 | ポエム

唇の赤い端を指でなぞる夕暮れ



彼女の描いたストーリーを生きていた



抱き合っていた彼女は虚構の存在?



墜ちていった深い溝の中で、もがいているのか



光のない闇に埋もれた夜空の中で


ボクは影のような女を求めていたのか……?



知らぬ間に、ボクは存在を失い、ボク自身さえ



透明な目に見えない何者かによって、失ってしまった



心をもう取り戻せないのか?

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旅好き もの好き 暮らし好き   津田晴美

2022-10-02 17:43:58 | 本の紹介

ちくま文庫    2001年

 

タイトルからわかる通り、津田さんの好きが詰まった本

 

だ。コルビュジェのイスかあ、いいだろうなあ、ヨーロ

 

ッパを気ままにパートナーと旅して、知見を広げる、自

 

分を認める。好きを確認する。

 

一番、おっ、と思ったのは、バスキアがまだ生きていたころ

 

ギャラリーでバスキアの絵を買おうか迷うとろこ、でも、

 

結局、津田さんは旅を続けることにおカネを使うことにする。

 

自分に投資することにするってことでしょ、なんて、カッコ

 

いいんだと、惚れてしまいそうになった。

 

それで、津田さんは買わなかったことについては、ちっとも

 

後悔していない。絵は幻影だった、とさっぱりしたものだ。うーん、

 

カッコいい。

 

巻末にテンションの低い、沢野ひろしの解説が付いている。

 

        (読了日 2022年9・13(火)22:10)

                  (鶴岡 卓哉)

 

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