ティファニーで朝食を [DVD]パラマウント ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
ティファニーのショーウィンドウを眺めながらパンをほおばって・・・
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ホリー(オードリー・ヘップバーン)はニューヨークで気ままな1人暮らし。
ある日、階上の部屋に小説家ポール(ジョージ・ペパード)が越してくる。
ホリーはつまり、コールガールなんですね。
いつかティファニーのような高級でゆったりした場所で朝食をとる、
そんな幸せを夢見ている。
彼女は貧乏な家の育ちで、
今軍隊にいる兄が除隊した時に、一緒に暮らしたいと思っている。
豊かさにあこがれるけれど、手が届かない・・・。
ところがこんな生活環境にありながら、彼女の清廉さはどうでしょう。
しかし、そうかと思えば、気まぐれでとらえどころがない。
まるで妖精のよう。
こんな彼女に惹かれていくポールですが、
彼はといえば、何年も前に短編集を一冊出したきりで、
タイプライターにはリボンも入っていない。
パトロンの中年女性に頼りっきりの生活。
ニューヨークの退廃ですねえ・・・。
しかしどこかこの気品のある全体の雰囲気。
ヘンリー・マンシーニの音楽も一役買っています。
女が、裕福な生活を夢みる時、それはお金持ちとの結婚が一番の近道。
こういうところが、さすが一時代昔という気がします。
ティファニーのショーウィンドウを眺めながらパンをかじる。
この冒頭のホリーが一番彼女の真実に近い。
そして、この感覚は、現代女性でも十分に共感できますね。
いつかこんな生活を手に入れる。それを励みに、生きてゆく。
まあ、昨今の現実は厳しい格差社会。
なかなかこのような夢も実現しがたいですが・・・。
映画中では、ある時ホリーとポールがティファニーの店に入っていきます。
予算はたったの10ドル。
さあ、何が買えたのでしょう・・・?
この店員の対応が素敵でしたね。
多分これで、ティファニーの好感度がぐ~んとアップしたでしょうね。
同じアパートに住む日本人は、出っ歯でメガネ・・・。
いかにも当時の米国における日本人のイメージそのまま。
ちょっとがっかりですよ。
嫌味な役で何度も出てくる・・・。
さすがに、近頃はここまでのイメージはないようですが・・・。
そして、もう1人の重要登場人物(?)は
ホリーの部屋に住み着いている名前のない猫。
ストーリーに癒しとアクセントをくれました。
監督:ブレイク・エドワーズ
出演:オードリー・ヘップバ-ン、ジョージ・ペパード、パトリシア・ニール、バディー・エブセン