無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

手作りコンニャク(その2)

2013-12-28 00:15:33 | うちの野菜紹介
本日、


コンニャク芋の栽培をご紹介しましたが、今度は、コンニャク芋から生コンニャクの作り方です。




コンニャク芋の皮をむきます。
その際に、手がかぶれないように手袋をしました。

多少皮を残すことで、手作り感を出しました。


皮をむく前、1,100gだったコンニャク芋も、皮をむくと賞味1㎏になりました。




今回は、凝固材に、コンニャクの素「炭酸ナトリウム」を使用しました。
嬉しいことに、作り方が裏に書いてありました。

購入のきっかけは、農協さんのレジわきに150円でカゴに入って売っていたので衝動買いしてしまいました。
灰で作っても本格的ですが、セシウムなど草木灰も安全とは言えなくなってしまい残念です。




今回は安直に、細かく刻んだ芋をぬるま湯と一緒にミキサーにかけてペースト状にしました。




ペースト状になった生芋を弱火にかけて、30分ほど焦がさないように加熱し、

コンニャクの素「炭酸ナトリウム」を150gのぬるま湯に溶いたものを投入後、固まらないうちによく混ぜます。




固まってきたコンニャクペーストを手早く、バットに押し固めたり、丸く整形し、


3時間ほど冷やして固めた後、

30分水から茹で、浮いてきたら更に10分茹でてあく抜きします。


その後、水にさらし、アクを抜いていきます。


売っているコンニャクは、真っ白いコンニャク粉から作り、海藻など混ぜて生コンニャク感をだしているが、
本当に作ってみると、質感が売っているものと全然違う。




早速、スライスして刺身コンニャクとしていただきました。

子供のころから大好きだった生コンニャクが自家製で出来たのは嬉しいです。

まだまだ「炭酸ナトリウム」を入れるタイミングや水の量など研究の余地はあります。
まだ、今年食べられそうなコンニャク芋はあと2㎏ほどあるので研究してみたいです。



あずみの自然農塾2014の菜園募集がはじまりました。

今度発売される
東海じゃらん2014年2月号さんに
74ページにAzumino自給農スクールが紹介されました。
お近くの書店などで見かけたらご覧ください。
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手作りコンニャク(その1)

2013-12-27 14:45:46 | うちの野菜紹介
本日、

真っ白です。年の瀬です。
昨日、友人とコンニャクを芋から手作りしました。
以前、コンニャクの栽培についてご質問があったこと思い出したので、2回に渡って種イモを植えるところから、食べるところまでご紹介しようと思います。




サトイモ科のコンニャクは、種イモで植え、2~3年かけて食べられる大きさまで芋を大きく育てます。

今回は、直売所に売られていた1~2年栽培された子芋から栽培しました。


栽培といってもとても簡単で、

霜に弱いので、霜が降りなくなった5月下旬~6月上旬に溝を掘って、30㎝位の株間を開けて尖った芽を植えに並べて植えていきます。


植えた後、土寄せをして、


茎葉が伸びてきたら、周囲の草を刈って、草マルチをし続けます。

今回は、自然菜園に移行中の菜園の隅で、育てていたので、畦草を刈るついでに草マルチしたのでとても簡単でした。

生育を見ながら、米ぬかを一度草マルチの上から補いました。


寒さに弱いため、本格的な霜が降りる前に、枝が枯れ、収穫期になりました。


掘ると、木子と呼ばれる1年目の子芋が付いていました。

サトイモと同じく、寒さに弱いため、毎年掘り上げて、皮を傷つけないように土を落とし、冬の間保存して毎年大きくなるように植え直してあげます。

そのため、サトイモは木子から4年かかるため、国産のコンニャク芋の生産はほとんど群馬県で行われ、現在では関税を高くして守っています。
TPPで関税を撤廃することになれば、外国産のコンニャク粉が輸入されると国産のコンニャク芋栽培はなくなると言われています。

貴重なコンニャク芋ですが、栽培はとても簡単で、時間だけがかかるので、空いた農地で自給用に育てると、手作りコンニャクが楽しめます。

次回は、手作りコンニャクの方法をご紹介したいと思います。



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驚異のジャガイモ

2009-08-18 23:52:48 | うちの野菜紹介
本日

梅雨のような長雨が上がってから、ここ数日カラカラ天気。
こんな日はジャガイモ掘りに最適です。


ジャガイモは、埋めた種イモの上に新たな芋をつけ、収穫時に種イモはなくなるのが正常です。


去年は、じゃがいもが豊作で、8月上旬まで去年のジャガイモを食べてました!!

ジャガイモを育てたことがある方には驚きだと思います。
普通のジャガイモは、年を越すと腐ってしまうことが多く、暖かくなる4月には食べられないのが普通です。

特別な冷蔵庫があるわけでもない我が家のジャガイモには秘密があります。

それは、、、、

無肥料で完熟まで育てるからです。

というのは、デンプンを貯めるジャガイモは、茎が肥大したもの。
肥料をあげると確かに生育も早く、大きな芋がたくさん成ります。

うちでは、量よりも美味しさと貯蔵性に重視しているので、いかに質のいいデンプンを貯め、きめの細かい詰まった芋を育てるか苦心しています。

以前、買った無農薬のジャガイモが腐るととても嫌な腐敗臭がし、
冷蔵庫でドロドロに溶けてしまったことがあります。

去年のジャガイモは、芽は出るものの、溶けることなく、腐敗臭もなく越冬できました。


家庭菜園を教えるとき、とても大切にしていることに、どんな野菜を育てたいかを聞くようにしています。量とるのか、少なくても美味しいのを育てるのかによって栽培方法が違ってきます。


大きい芋を育て、年内に食べきる場合は、特に気にしなくてもいいのですが、
自給用に育てる場合は、保存性はとても大切なポイントです。
越冬したジャガイモは、デンプン質が変わり甘く風味豊かになります。
うちでは、新じゃがよりも評判がいい旨さです。


【ジャガイモの保存性を高める方法】

①晴れた日に、無肥料でジャガイモを植える。
②3日間以上、晴天が続いた日に掘る。
③ジャガイモの地上部(茎・葉)が完全に枯れてから収穫する。
④収穫後1~3時間以内天日で干す。
⑤収穫後1か月程度、直射日光の当たらない風通りのよい場所で乾燥させる。
⑥段ボールなどに入れ、冷暗所で保存する。

収穫できたのは、(残り半分はまだ畑です。)

アンデスレット・タマユタカ・紅ヒカリ・キタアカリ・ジャガキットパープル立ちです。

今年は、去年に比べ収穫は少なく、ネズミにずいぶん食べられました。
去年から、自分ところで育った昨年の芋(種芋)を使って育てています。
肌もきれいで、生育も揃い去年より美味しそうです。


みなさんも、量はちょっと減りますが、保存用に完熟した極うま「越冬ジャガイモ」を育ててみませんか?
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ユメアサヒ(小麦)が豊作

2008-08-11 21:18:21 | うちの野菜紹介
今年は、暑い日が続き、夏バテ気味なので日中家に引きこもってしまいます。

去年蒔いた『ユメアサヒ』小麦は、長野県が産んだパン用の小麦です。
家に来てから4年目です。

小麦は11月に蒔いて、7月中旬に刈り取ります。
2畝(60坪=200平米)で146.5㎏という驚異的な収穫量にびっくりさせられました。予定の1.5倍以上の収量です。しかも無肥料栽培です。

野菜は、ほどほどの収穫で、ちょうどいいといつも思っていますが、予想外の大収穫になんだかんだいって嬉しいものです(^0^)

念願の自家製小麦の乾麺を作ってもらうように近くの製粉所にお願いしようと思っています。(乾麺は、玄麦で70㎏以上ないと注文できないので)

今回小麦の栽培にまた新たな学びがあったので、今年もそれを実践してみようと思います。気が向いたら、小麦の増産法のポイントもブログで紹介しますね。
コメント (7)
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ワイルドチェリーミニトマト

2008-08-08 15:31:49 | うちの野菜紹介
本日晴天也。夕立が欲しい今日この頃。
今日はあまりに暑いので、友人と共に蕎麦を食べに隣町穂高の評判の「大梅」さんに初めて行って来ました。腰の強い黒い蕎麦、美味しかったです。

さて、今回紹介するミニトマトは、種苗交換会で分けていただいた「ワイルドーチェリーミニトマト」!数ある品種の中でももっとも小さいミニトマトです。

とても小さい実がかわいく、無数の枝を出す生命力の強さは、トマトの原種に近いからでしょうか?真っ赤に熟れた実は、とても風味豊かでフルーツのようです。

すっかり気に入ったので、今後も育ててみたい品種です。
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