無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園3年目、夏。

2014-08-10 07:08:21 | 日々の自然菜園
本日、。台風上陸です。




自然菜園に切り替えて3年目の夏。

初年度は、ダイズ。
2年目は、水稲。
3年目の2回目のコシヒカリの出穂開花です。


美味しいお米がたくさん、自給できる方法を模索しております。
まだまだ軌道に乗ったとは言えませんが、無農薬への稲作のベースを確認しております。




自然菜園のまだ排水の悪い場所には、セスバニアやクロタラリアなど夏の緑肥mixを播いてあります。

畦の脇の田んぼへの水が漏れているようですね。どこが漏れているか緑肥の生え方で教えてくれます。


左から、ダイズ、アズキの畝。

中央、夏野菜の畝。

右、春野菜のキャベツなどが終わり、レタスの開花、シュンギクなど種を蓄えてきました。


サツマイモ専用畝もどんどんツルが伸びてきて、その間からゴマがぐんぐん伸びてきました。

この台風が去ったら、畝に生えてきた草と、畦草を刈って、野菜の根元に草マルチしようと思います。

草は無限に生えてきてくれます。タイミングを逃さす刈って草マルチに利用しましょう。


まだまだ本格的に野菜を育て始めて1年目。
元々田んぼで雨の後は、水がたまってしまい野菜が育たない場所でした。
最初の2年間は主に緑肥作物を育て、土を耕してもらい、自然堆肥を加え畝立てしました。

ジャガイモはまだ収穫しておりませんが、生育がいまいちだったので、ネギの跡地に植えて、来年こそ軌道に乗せたいなど、
来年から自然菜園が軌道に乗るためにも、今年の夏は正念場です。

自然菜園は、年々野菜が自然に育つようになるように、日々の野良仕事が大切です。
野菜を育てるというより、野菜が育つ場を育てるといった感じです。



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地這えキュウリ

2014-08-08 06:34:00 | 自然菜園の技術 応用
本日、




先日のプレゼント企画、たくさんのご応募ありがとうござました。
無事、2社の雑誌を発送し、早ければ今日にでも当選者に届くことと思います。
また機会ございましたら、プレゼントさせていただければと思います。

プレゼントの中に、地這えキュウリに関してのお問い合わせがありましたので、ご紹介させていただこうと思います。

写真奥は、通常のキュウリパイプ支柱に、在来種「善光寺キュウリ」、写真手前、トウモロコシと一緒に混植されているのが地這えキュウリ「若緑地這えキュウリ」です。


キュウリの実の写真です。
左から、「バテシラズ3号」、「若緑地這え」、「善光寺」キュウリです。
三者三様、風味も性質も異なり、長期間収穫して味わえます。

地這えキュウリは、葉で実を隠す性質があるので、取り遅れに注意です。また、地面にふれている部分が黄色くまた、虫になめられ成りやすいので草マルチ、ワラマルチをたっぷり敷きたいところです。

元々キュウリもカボチャやスイカのように、地を這いツルで地面を覆い、根を乾燥から守り、その中で実をつけて暮らしてきました。
その際、つるが良くに登ったり、取り遅れて色い瓜になりやすかったことからか、ウリ→キュウリと呼ばれるようになったとか。

元々の性質を未だに受け継いでいるのが地這えキュウリです。
そのため、育てやすく、樹も疲れにくく、30℃を越す日が続きますが、いまだに元気そのものです。


日中は、さすがに35℃を越すと葉が縮み、葉からの蒸散を最小限にし、暑さに耐えております。




暑さをやり過ごすと、朝夕元気な葉を広げ、のびのび元気そうです。

地這えキュウリは暑さに強いため、5月に定植したキュウリの収量がピークの7月に種まきすると、夏の間によく枝を伸ばし、美味しい秋キュウリをもたらしてくれます。

育て方のコツは、

1)1~2㎡に1株と広々粗植で、のびのび育てる。※他家受粉のため、2株以上周囲に育てること。

2)痩せ地の場合、1~2にぎりの完熟堆肥でクラツキしておく。※ウリ科は、初期生育が大切。

3)ネギと混植。

4)葉が5~6枚になったら、ツルが伸びる前に、どんどん周囲の草刈りをして、株下に草マルチを重ねていくこと。※梅雨が終わるころ、ワラもマルチできれば最高。




5)できれば、地這えキュウリの場合、葉が8枚位になって、花が咲きそうになったら、双葉より上3~5節のひげづるを除くわき芽、花を書き取る。


6)できれば日差しの強い方向に、1mほど株間をとってトウモロコシやオクラなど背の高い野菜を育てると、日陰やつかまり立ちできてなおよい。


地面を覆い尽くすかのように、草マルチの上をつるが伸び、風通しがよく、毎日朝夕実を収穫し、樹の負担を軽くしてあげると、長期間昔ながらのキュウリが美味しく育ちます。

地這えキュウリは、そのままでも、もろきゅうにしても、お漬物にしても美味しい品種が多く、毎日の食卓は勿論、畑の水筒代わりに毎日いただいております。

この自然菜園では、2つの畝(1×4m)を2条使って、4株のキュウリを育てています。
たった4株で、毎日朝夕5~6本の収穫があり、菜園教室の生徒さんにも風味共に大好評です。

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第2弾!!「のらのら」(農文協)2014年9月秋号 【プレゼント※先着5名限定】

2014-08-05 15:31:09 | 日々の自然菜園
本日、

暑中お見舞い申し上げます。
今日もとても暑く、朝夕以外は、打ち合わせやパソコンといった内仕事をやってしのいでおります。

梅雨の間に根を伸ばした野菜たちが無事、根が深く張れるように朝夕の野良仕事が大切です。




以前に取材を受けていた農文協さんの「のらのら」が完成し、手元に無事届きました。

「のらのら」は、『これならできる!自然菜園』(農文協)でお世話になっておる出版社の雑誌で、
「家族で楽しむ こども農業雑誌」で、内容がとても充実していて、子供でも分かる内容で、大人も知らなかった内容が丁寧に解説されている凄い雑誌です。

今回は、そのような場に今回、「草となかよく!自然菜園」を紹介していただきました。


実際に、果子ちゃんの菜園におじゃましました。

果子ちゃんの菜園では、多年草の草が多く、ハコベも生えている場所も局部的にあったり、一緒に観察して回りました。


草には、大きく分けて夏草と冬草、そして多年草があります。

草と野菜が共存する菜園では、この草の性質の違いを知っておき、その違いを活かした付き合い方をします。

自然に野菜を育てたい方はまず知ってほしいことです。




その上で、夏野菜を育てる場合、夏草は草マルチとして生かしてもらい、冬草が生えやすい状況を作ります。

夏草を草マルチする際は、野菜の外葉の先端15cmの草を良く刈り、野菜の株下に重ねて敷いていくのがコツです。

生えてくる草でも畑の状態や育ちやすそうな野菜がわかるので、参考にしてみてください。


この記事がすごいんです。

夏草・冬草・多年草の一年の営みが分かりやすくイラストで紹介されています。

草の性質・特性を知っておくことで、いつ草刈りをして、野菜と共生させるかが見えてきます。
今までは草は邪魔もの、除草の対象でしたが、草には草の役割があり、付き合い方一つで、野菜が育ちやすい場を調えてくれたり、草と共存したり様々です。

現在、子供や孫に除草剤を撒く手伝いをさせたり、逆に草をぼうぼうに放任したり苦情が出ているのも事実です。

野菜以上に自然に生えてくる草となかよく付き合えたらいいなーと思います。

今回は、【夏休みプレゼント企画第2弾】

を先着5名さま限り、発送をもってプレゼントさせていただきます。

ただし、前回の当選者はその限りではないので、次点の方にプレゼントいたします。

※当選は、発送をもってかえさせていただきます。

応募先は、ホームページのお問い合わせからお願いいたします。
応募期間は、このブログの公開から3日間程度とします。

今回は、コメント欄に、自然菜園について何か質問以外の感想やご要望のコメントをお願いいたします。

5名の当選者がきまり次第終了といたします。


お蔭さまで、5名決まりました。たくさんのご応募ありがとうございました。募集は終了しました。
ご意見・要望などお一人ごとご返信いたしませんが、参考にさせていただきます。
今後のブログでもご要望のあった件取り上げたく存じます。

今後も雑誌ともどもよろしくお願いいたします。

前回のプレゼントは、来週には発送できると思います。しばしお待ちください。
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「野菜だより」2014年9月秋号 【プレゼント※先着2名限定】

2014-08-04 12:04:05 | 日々の自然菜園
本日、






現在、「野菜だより」連載をさせていただいている際に写真を撮っている安曇野の自然菜園です。

梅雨も明けて、トマトが盛りの旬に入ってきて赤い実がゴロゴロなっております。


本日の収穫です。

食べきれないほどの収穫になってきたので、嫁さんにトマトソースなど保存用に加工してもらおうと思います。

自然菜園は、相性の良いコンパニオンプランツと混植されているため、少量多品目で、自給菜園にむいております。


最新号「野菜だより」2014年9月秋号が届きました。


今回のおまけは、西村和雄先生監修の緑肥作物の使い方、木嶋利男先生監修の畑の水大研究で、これだけでも買う価値のあるお得な号になっております。




僭越ながら、私も連載されており、今回のテーマは「リレー栽培」によるナスもハクサイもどんどん良く育つコツです。

このブログのコメント欄にも無料ご質問できますが、
この連載でも質問を大募集中ですので、自然菜園や家庭菜園に関連するご質問をお待ちしております。


【連載の夏休みプレゼント企画】


この「野菜だより」おまけつきの2014年9月秋号を先着2名の方にプレゼント!!

※当選は、発送をもってかえさせていただきます。

応募先は、ホームページのお問い合わせからお願いいたします。
応募期間は、このブログの公開から3日間程度とします。
2名の当選者がきまり次第終了といたします。

今後も雑誌ともどもよろしくお願いいたします。

当選者が決まりました。たくさんのご応募ありがとうございました。

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ダイコンの自家採種

2014-08-02 19:23:25 | 自家採種
本日、ときどき




お気に入りの打木源助ダイコンも種が充実したので、いよいよ自家採種最終段階です。

打木源助ダイコンは、金沢の早生の青首短系ダイコンです。
とても育てやすく、きめも細かいため煮物などにむいております。

今回は、今まで育てていた火山灰土から新しい自然菜園の粘土の強い土に合うダイコン再育種するために、去年の秋に新しい自然菜園でそだったものから厳選し20本埋め戻しました。
しかし、冬の間埋めておいたら鹿にほとんど食べれれてしまい、残った2貴重な本から自家採種します。

生き残る運の良さも自然力の高い野菜の特徴です。




土の中の大根の部分は、すっかりミイラになっており、中身は空っぽで繊維のみがきれいに残っています。

自然に育てた野菜は、溶けにくくミイラになりやすい傾向があります。


ダイコンのタネは莢の中に5~6粒入っています。

莢がとても固いので、









土の上で、踏んだり、木槌で叩いて莢を割って種を出します。




叩いて割った莢から種と粉々になった莢を箕と風の力を借りて飛ばします。




きれいなダイコンの種が自家採種できました。

ダイコンは種子が大きくしっかりしたものが極上です。
種子が大きいと、発芽した双葉も大きく、その後の生育が良いからです。

新しい自然菜園で2~3年選抜を繰り返しながら自家採種を重ね、新たな地域風土にしっかり根を張る根性のダイコンに生まれ変わってほしいものです。




コメント (10)
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