無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール2014の募集はじまる!!!

2013-12-31 02:18:01 | 自然菜園スクール
本日、

本日2013年最後の日です。
年内に、どうしても間に合わせたかったこと、それが『Azumino自給農スクール2014』の募集です。

やっとさっき、ホームページの更新が終わり、今しがた募集が始まりました。

2013年はとても良い年でした。
御蔭さまで、いろいろな方と土の上で出会い、一緒に作物を育て、一緒に食べ、お話ししました。
本当にありがとうございました。

混迷を深める現代において、ままならないことはたくさんありますが、仲間が出来、一緒に食べることができることは至上の喜びです。

「育てる愉しみ、食べる幸せ、分かちあう豊かさ」をテーマに、自然菜園を行っていて本当に良い一年でした。
ここに感謝申し上げます。ありがとうございます。


来年も一つよろしくお願いいたします。


現在募集を開始した3月からの2014年の菜園教室

『Azumino自給農スクール2014』
自然菜園をベースに、食べ物を自給できるノウハウを体験しながら学びます。

 ■自然育苗コース(全4回の春夏野菜の育苗短期集中コース)
  自家採種した種子で育てる自然苗を学びたい方にお奨め
 ■自然菜園基本コース(全15回の野菜・雑穀を学べる体験コース)
  無農薬野菜の自給や、自然農・自然農法を実践したい方にお奨め 
 ■自然菜園不耕起コース(準備中:1/16募集開始予定)
  自然菜園2年目以降の不耕起栽培に特化した特別コース※自然菜園基本コース 受講済み生優先
 ■自然稲作コース(全12回のお米と田んぼを学べる体験コース)
  お米や麦など穀類を自給したい方にお奨め ※自分たちで育てたお米の分配も希望できます
 ■自給農園フルコース(全21回のお米と野菜を両方学べる自給体験コース)
  食べ物の自給を考えている方にお奨め


『あずみの自然農塾2014』
安曇野のシャロムヒュッテで、一年を通じて自然農を学ぶ、毎月1回/全10回の年間講座。
シャロムに自分だけのクラインガルテン(小さな菜園)を持ち、
毎月共に学ぶ仲間との交流を深め、農や暮らしのアイデアを共有します。

自然農3原則
 ■耕さず
 ■草と虫を敵とせず
 ■持ち出さず、持ち込まず
自然の理、生命の営みをいかした農的暮らしを小さくはじめませんか?



お知らせ
1/26(日)東京吉祥寺の「冬の種市」というイベントのトークショーに出演することになりました。種の話、一緒に考えて、行動しはじめましょう!
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手作りコンニャク(その2)

2013-12-28 00:15:33 | うちの野菜紹介
本日、


コンニャク芋の栽培をご紹介しましたが、今度は、コンニャク芋から生コンニャクの作り方です。




コンニャク芋の皮をむきます。
その際に、手がかぶれないように手袋をしました。

多少皮を残すことで、手作り感を出しました。


皮をむく前、1,100gだったコンニャク芋も、皮をむくと賞味1㎏になりました。




今回は、凝固材に、コンニャクの素「炭酸ナトリウム」を使用しました。
嬉しいことに、作り方が裏に書いてありました。

購入のきっかけは、農協さんのレジわきに150円でカゴに入って売っていたので衝動買いしてしまいました。
灰で作っても本格的ですが、セシウムなど草木灰も安全とは言えなくなってしまい残念です。




今回は安直に、細かく刻んだ芋をぬるま湯と一緒にミキサーにかけてペースト状にしました。




ペースト状になった生芋を弱火にかけて、30分ほど焦がさないように加熱し、

コンニャクの素「炭酸ナトリウム」を150gのぬるま湯に溶いたものを投入後、固まらないうちによく混ぜます。




固まってきたコンニャクペーストを手早く、バットに押し固めたり、丸く整形し、


3時間ほど冷やして固めた後、

30分水から茹で、浮いてきたら更に10分茹でてあく抜きします。


その後、水にさらし、アクを抜いていきます。


売っているコンニャクは、真っ白いコンニャク粉から作り、海藻など混ぜて生コンニャク感をだしているが、
本当に作ってみると、質感が売っているものと全然違う。




早速、スライスして刺身コンニャクとしていただきました。

子供のころから大好きだった生コンニャクが自家製で出来たのは嬉しいです。

まだまだ「炭酸ナトリウム」を入れるタイミングや水の量など研究の余地はあります。
まだ、今年食べられそうなコンニャク芋はあと2㎏ほどあるので研究してみたいです。



あずみの自然農塾2014の菜園募集がはじまりました。

今度発売される
東海じゃらん2014年2月号さんに
74ページにAzumino自給農スクールが紹介されました。
お近くの書店などで見かけたらご覧ください。
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手作りコンニャク(その1)

2013-12-27 14:45:46 | うちの野菜紹介
本日、

真っ白です。年の瀬です。
昨日、友人とコンニャクを芋から手作りしました。
以前、コンニャクの栽培についてご質問があったこと思い出したので、2回に渡って種イモを植えるところから、食べるところまでご紹介しようと思います。




サトイモ科のコンニャクは、種イモで植え、2~3年かけて食べられる大きさまで芋を大きく育てます。

今回は、直売所に売られていた1~2年栽培された子芋から栽培しました。


栽培といってもとても簡単で、

霜に弱いので、霜が降りなくなった5月下旬~6月上旬に溝を掘って、30㎝位の株間を開けて尖った芽を植えに並べて植えていきます。


植えた後、土寄せをして、


茎葉が伸びてきたら、周囲の草を刈って、草マルチをし続けます。

今回は、自然菜園に移行中の菜園の隅で、育てていたので、畦草を刈るついでに草マルチしたのでとても簡単でした。

生育を見ながら、米ぬかを一度草マルチの上から補いました。


寒さに弱いため、本格的な霜が降りる前に、枝が枯れ、収穫期になりました。


掘ると、木子と呼ばれる1年目の子芋が付いていました。

サトイモと同じく、寒さに弱いため、毎年掘り上げて、皮を傷つけないように土を落とし、冬の間保存して毎年大きくなるように植え直してあげます。

そのため、サトイモは木子から4年かかるため、国産のコンニャク芋の生産はほとんど群馬県で行われ、現在では関税を高くして守っています。
TPPで関税を撤廃することになれば、外国産のコンニャク粉が輸入されると国産のコンニャク芋栽培はなくなると言われています。

貴重なコンニャク芋ですが、栽培はとても簡単で、時間だけがかかるので、空いた農地で自給用に育てると、手作りコンニャクが楽しめます。

次回は、手作りコンニャクの方法をご紹介したいと思います。



あずみの自然農塾2014の菜園募集がはじまりました。

今度発売される
東海じゃらん2014年2月号さんに
74ページにAzumino自給農スクールが紹介されました。
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自然菜園コンサルタント atせたがや自然農実践倶楽部

2013-12-22 04:54:41 | 出張菜園教室
本日、の予報。


先日、東京に出張してきました。

出張先は、せたがや自然農実践倶楽部という、東京のど真ん中で、自然農を実践されている熱心なグループです。

私も19才の頃東京の日野市の市民農園デビューしたので、東京で、自然農を行う難しさは経験があります。

私のさせていただいているお仕事の一つに、自然菜園コンサルタントという仕事があります。
元々菜園講師業から始めたのですが、主にレストランや宿業からの自社農園のご相談が相次ぎ、自社農園の菜園プランをご提案したり、ワークショプを通しての勉強会を行ったりしている内に、生まれた仕事です。

せた農さんでも、縁が重なり一度農園を見てほしいとご依頼があり、講演会を開いていただき、今年一年コンサルとワークショップを行ってきました。
今回の出張は、せた農のメンバーの菜園区画の相談や来年にどのように菜園と付き合っていくのか学び合いました。




野菜や菜園は直接話してはくれませんが、雄弁です。

育っている姿や生えている草などから、今年一年どうだったのか、どうして欲しいのか訴えています。
いわゆる自然観察ですが、私もそうでしたが、なかなかこの自然観察が難しく、修業時代師匠たちが翻訳してくれる野菜や菜園の訴えに耳を傾け、いつか自分でも読み解くことが出来るようになりたいと思って勉強してきました。

自然農、自然農法の入り口として自然菜園を行っているわけですけれど、
自然とはなにか?自然に野菜が育つとは何か?どうお世話するのか?未だに自問自答しているわけです。

通常1年間に1回が栽培経歴ですが、私の場合幸い生徒さんの菜園の数だけ経験値が上がる有難いお仕事をしている関係上、年100人程度の経験がわが身のようについてくるのでこの数年とても学ばせていただきました。


今回は、メンバーのみのほぼ非公開の学びの場でしたので、せた農さんにぴったりの非公開講座も行いました。
菜園だけでなく、座学により理解を深めていただけたらと思いました。

私は座学が結構好きです。菜園は菜園で学ぶことが多いが雑然としていて、体系的に学ぶことが困難です。
そのため、カルチャーセンターを中心に、体系的に学ぶ座学を行っています。

今回は、自然農2年目の課題、菜園プランと初期の不耕起の困難をいかに乗り越えていくのかを学びました。
いつもの座学は一般論でしたが、今回はせた農さんの現状を踏まえ、せた農さんにぴったりの内容を即興で組み立てました。

「少年老い易く、学成り難し」
まさに、学びの道は深く、いまだ興味しんしんです。

特に、原点の一つ自然農は、まさに究極で、完ぺきです。
完璧な自然を理解するのは難しく、野菜から学ぶことはとても多く、今回も多くの学びをいただきました。ありがたいことです。

現在、Azumino自給農スクールなど各菜園教室の案内や受け入れ準備を行っており、12月末には募集を始めたいと準備中ですが、
今回せた農さんで求められた、初期の不耕起栽培の付き合い方、乗り越え方などは、今後も研究の余地が多いと思います。

つまり、初年度は畝立てのため耕してしまい、本当の不耕起栽培は2年目からです。
初期の不耕起栽培は、困難が続きます。
例えば、腐植が少なく、草が多いため野菜が育ちにくく、明らかに初年度よりも減収します。
または、モグラやネズミなど耕していた頃にはあまり被害がなかったのに、不耕起にしたら被害が多くなったり、多くの方がそれで不耕起栽培を断念してしまいがちです。


しかし、その先には、年々草マルチにより腐植が多くなり、多くの生き物に細やかに自然に耕された豊かに土があり、野菜が自然に育つ場が生み出されます。
そうなれば、毎年、里山のようにその場を守り育てながら栽培を行えば、野菜は自然に育ち、本当に楽に育つようになります。

その内容は興味深く、面白いためAzumino自給農スクールでも現在、新コース「仮称:不耕起コース」を検討しているほどです。

いずれにせよ、自然と付き合いながら持続可能な生き方の一つのはじめ方として自然菜園があり、今後も勉強させていただきながら、その学びは分かち合えたらと思っております。

だんだん寒くなり、雪景色が当たり前になってくると、冬モードになってきてブログのネタもつき、更新がままなりませんが、何か菜園のご質問がございましたら、コメント欄よりご質問を投稿ください。

今年一年誠にありがとうございました。
来年も実り豊かな一年でありますよう、願います。
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Azumino自給農スクール12月収穫感謝祭(自然堆肥造り2&餅つきなど)

2013-12-10 23:53:32 | 自然菜園スクール
本日、

久々のブログ更新です。

今年度最後のAzumino自給農スクールが週末にありました。
Azumino自給農スクールは、自然育苗コース、自然稲作コース、自然菜園実践コースの3コースで3月~12月まで行ってきました。
3コース合同の最終回は、安曇野地球宿さんで1泊2日で行いました。






3カ月かけて切り返して作ってきた自然堆肥。
いよいよ、終盤、最終切り返しになります。

堆肥の表面には草の芽ぶきがあり、いい感じです。
つまり、ここですべての草のタネを発芽、すき込んでしまい畑で種が発芽しないようにします。

周囲の気温が10℃以下なのに、堆肥の温度も37℃あり、安定しています。


みんなで最終切り返しをし、あとは来年まで寝かして熟成させて、チェックすれば完熟自然堆肥の完成です。

堆肥はとても手がかかりますが、美味しい味噌造りと同じで美味しい野菜を育てる土づくりには身につけておきたい技術です。
初期の自然菜園にはまだまだ野菜が自然に育つ環境が整っていない場合が多く、その際に自然堆肥はとても有難い存在です。


9月に播いた野沢菜も収穫し、即席漬け「時漬け」をお土産用にみんなで作りました。




田んぼの草取りに大活躍だったカモたちも、津村先生のご指導の下、解体をみんなで体験しました。

初めて体験する家禽の解体に戸惑いながらも、命をいただくことに改めて感じた時間でもありました。






夜は、みんなで育てたお米の食べ比べに始まり、

採れた野菜でお鍋。合鴨肉もしゃぶしゃぶで頂きました。

鍋のシメは、みんなで育てた在来手打ち蕎麦で、とうじ蕎麦でいただきました。
お蕎麦は、地元の蕎麦打ち名人丸山さんに打ってもらいました。

**************************************
翌日、

みんなで育てた幻のもち米を蒸して


お餅をつきました。






つきたてのお餅で、来年用の鏡餅を作ったり、

きな粉や、在来の小豆で作った餡子をまぶし、前日漬けた野沢菜漬と一緒にいただきました。

昨今、お金を出せば何でも手に入りそうな豊かな日常ですが、みんなで育てた作物や家禽を自らの手で調理し、おこたつでみんなで囲んで食べる機会がめったにありません。

持続可能な農的暮らしをテーマに始めたAzumino自給農スクールでは、野菜の種まきから、自然菜園の育て方、食べ方を体験してもらいながら感じ取ってもらえればと思います。

今年も早いもので、もう一年終わってしまいました。

来年度の募集はまだかとお問い合わせいただき誠にありがとうございます。
来年度の募集のために、もう少しお時間いただいて目下事務仕事に勤しんでおりますので、今しばらくお待ちください。

また来年、皆さんと一緒に土に触れて、生命を育て、感謝していただくことができますように、心より願っております。
2014年のAzumino自給農スクールは、バージョンアップする予定ですので、お楽しみにしていてください。

2014年度の募集案内やお問い合わせはホームページから行っております。
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