無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール10月(蕎麦の刈り取り)

2013-10-06 20:58:30 | 自然菜園で自給できる喜び
本日、




2日間に渡り、ソバの刈り取りなどを行いました。

信州蕎麦といわれるように、標高が高く、お米や小麦が育たない厳しい風土でもよく育つソバは、長野県ではソールフードの一つであり、貴重な自給作物でした。

わずか70日で収穫できるソバは、小麦や大豆の輪作としても重宝し、
Azumino自給農スクールでも、全コース共通の作物として、みんなで刈り取りをしました。


ソバの実は、脱粒しやすくうまく刈り取らなければほとんどこぼれてしまい育てるのは簡単でも収穫し、食べるまでにはコツが要ります。

そしてなにより、今回台風で倒れ気味になってしまったソバを上手く刈ることで、草刈りの高い技術が習得できる機会にもなりました。

自然菜園では、草と作物が共生できるように、草を上手に刈って敷く草マルチが特徴であり、
そのために草を上手に刈る技術やタイミングなどは多くの経験を積み身につける必要があります。

そのための訓練として、ソバ、コムギ、稲の刈り取りは、のこぎり鎌の使い方のいい勉強になります。




刈ったソバは、まだ未熟な実があったり、落ちそうな完熟の実が混ざった状態なので、
伝統的な島立てという方法で、ゆっくりと乾燥させ、実の登熟をさせながら脱粒をふせぎます。


稲刈り準備や、他の雑穀を収穫しながら2日間で、たくさんのソバを刈って島立てしました。

この蕎麦は、12月のスクールで、育てた合鴨などと一緒に美味しくいただこうと思います。
育てる楽しさ、みんなで協力しながら育て、食べる幸せを分かち合えるのが楽しいです。

1週間ほど天日干しをして、来週、みんなで脱穀しようと思います。
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自然菜園3年目、夏野菜のはじめての収穫。

2013-07-25 09:02:33 | 自然菜園で自給できる喜び
本日、。ときどき

梅雨が戻ってきたような変な天気が続きます。
梅雨が短っただけにありがたいです。
天候不順は、森林破壊などに始まり、環境破壊で地球を傷つけてきた結果と思います。
反省し、持続可能な生活を心がけたいと思います。


長野市で、3年目になる自然菜園の実験畑。

農薬化学肥料を使っていた、重粘土の畑だったので、
はじめの2年間は作物を育てず、堆肥と緑肥作物によって自然に耕してもらい、土を団粒化してもらうことで、
養分持ちが良く水持ちと水はけが良い畑に改良していました。

去年の秋に育土の仕上げとして植えた無臭ニンニクも8mの畝からたくさん収穫出来ました。




無臭ニンニクは、通常の左のニンニクに比べ大きい、ちょっと変わったニンニクです。

ニンニクが植えた種イモと同じくらいに大きく育っているところをみると、
2年間の改良の成果が上場といったところです。

堆肥だけでは、土が一時的に豊かになったにすぎず、
緑肥作物だけでは、生き物は増えますが、土が豊潤になったとはいえず
この二つは、単独で行うよりも組み合わせることで相乗効果が発揮されます。

しかも最後にユリ科の野菜が充実して育つことで、一層菜園は熟畑になり、菜園として軌道に乗ることができます。



実際に、トウモロコシも順調に育ち、実をつけ始めました。


2つ着いたトウモロコシの実の一つは、写真の大きさで収穫するとヤングコーンでいただくことができ、
残りの1つの実がとても太く充実してきます。


トウモロコシの隣りに、カボチャやトウガンを植えたので、
ツルがトウモロコシにからみつき、仲良く育っています。


姫とうがんも実をつけてきました


西洋ミニ栗カボチャ


日本カボチャも順調に着果し始めました。


在来キュウリ「善光寺」も初収穫です。

キュウリは大きくなるのが早いので、十分収穫を楽しんだ後、自家採種用に採種果をつけたいと思います。

とりあえず、順調そうでなによりです。

自然菜園は、野菜の里山のようなもの。
植林(植え付け)、下草刈り(草マルチ)、間引きも行いながら、自然に山が育つように、
最小限の手を入れて、人と共生できる菜園に徐々に移行し、
持続可能な環境を整えていきます。


自家採種は、より自然に野菜が育つために必要不可欠な営みです。
そこで育った野菜から種子を採り、またそこに(蒔いて)降ろしていく。
それを続けていけたらいいなーと思います。


7月のAzumino自給農スクール(自然菜園実践コース)は、7/28(日)です。
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山肉(鹿肉)の調理

2013-02-12 22:29:18 | 自然菜園で自給できる喜び
本日、


さっそく、分けていただいたシカ肉を部位ごとに、調理してみました。

写真の後ろ脚は、1本そのままもらったので、1日塩もみして血抜きなどの下処理した後、生ハムにしてみようと企んでいます。


こちらは、背ロース。背中の肉です。
牛でいえば、サーロインといったところです。

今回は猟師さんに教わった鹿カツレツにするために、赤ワインにニンニクをすりおろした液に1時間ほどマリネしてから、


生パン粉をつけて、2度揚げしました。

1度目は、120℃でゆっくり揚げ、20分余熱で中まで熱を通し、180℃でカラッと揚げてみました。

中は熱々のレア。カラシ醤油がたまらないジューシーで噛みしめる度に旨みがでてきました。


生ハムに使ったモモの切れ端は、塩麹で1時間ほどマリネしてから、ローストビーフならぬローストシカにしてみました。

シカは高タンパク、低脂肪なので、冷えてからも美味しかったです。

ステーキにするのであれば、赤ワインのニンニクすりおろし液に漬けてから、低温でバターでソテーすると最高です。


学生時代玄米菜食だったこともあり、肉に関していろいろ思案しましたが、
最近では、肉そのものの質も考慮した方が、身体に合うような気がします。

冬に、冬山を駆け回っていた山肉。菜園の野菜を食べて育ったカモ、ニワトリ、それらの卵。
売っている肉と余りに違い過ぎて驚いています。

市販の肉も、野菜も、穀類もいいのですが、自分で食べるまでに関わりの多い季節の旬の食べ物は格別です。
まだまだ山肉について、わからないことだらけですが、命をいただくこと、感謝の念は深まりました。

山が山でいられるように、菜園が自然に野菜が育つ場になるように、海が綺麗なままでいられるように、
身の丈にあった自然の暮らしを心がけたいと思いました。

明日は、
2/13日(水)松本NHKカルチャーで、
無農薬ずくなし家庭菜園教室の菜園プランと土づくりをテーマに、「春準備号」がはじまります。

長野メルパルク教室
長野城山公民館教室
松本教室

**************************

2013年度の自然菜園講座の一つ「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!(12/25~2月末)

2012年12月の講座での集合写真
「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!(12/25~2月末)
先着24名。耕さず、草と虫を敵としない川口由一さんのはじめた自然農に特化したシャロムヒュッテに1泊2日しながら、全10回の体験型ワークショップです。

耕さない田んぼに、畑で実際に、自然の理を学び、実践できます。
しかも、自分の小さな菜園区画が付いているので、3~12月の間自然農で野菜を育てることができます。

半農半Xの暮らし、自然農にご興味がある方にお奨めの講座です。

只今準備中ですが、
自然農法で自給自足の農園が学べる「Azumino自給農スクール2013」
穂高養生園で、日帰りも食事、宿泊もできる自然菜園入門講座も間もなく募集がはじまります。
お好みでお選びください。

【お迷いの方へ】
・耕さない自然農を学びたいなら→「あずみの自然農塾2013(第7期)」
・無農薬栽培の基本から応用を学び、我が家の自給率をアップしたいなら→「Azumino自給農スクール2013」


【拙著のご紹介】

『これならできる!自然菜園』


『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』

好評発売中~

自然農・自然農法で家庭菜園をはじめたい、無農薬栽培の基本を教えてほしい方に、
2回に分けて、基本的な考え方と実際に行う方法を学べます。
前半は講座、後半は日頃疑問な点などを質疑応答を行います。

次回は、第2回菜園プランの立て方です。詳しくは↓

この春から畑を始める方、自然農法、無農薬栽培に興味のある方、
おもしろい野菜の話を聞きたい方などなど、お気軽にお越し下さい。

『これならできる!自然菜園』(農文協)の著者が教える!!!
『これからはじめる!自然菜園入門』

日程 ①2月 8日 (金)土づくり編
   ②月22日(金)菜園プラン編

会場 蕎麦とりい(穂高神社)

時間 15:30~17:00講座(15:00開場)
   17:00~17:30質問応答

講師 竹内孝功(自給自足Life代表)

参加費 各1,500円(玄米いなり、お茶付き)+500円(テキスト代)
 
持ち物 筆記用具 、
お持ちであれば『これならできる!自然菜園』

予約、問い合わせ 蕎麦とりい 0263-82-3039
(安曇野市穂高の穂高神社の北の鳥居のすぐそば、お船会館内です。)
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山に猟の見学に行ってきました。

2013-02-11 21:32:20 | 自然菜園で自給できる喜び
本日、


昨日は、初めて伊那市に狩猟現場に見学しに行ってきました。
久々の山ということもあって、両足が筋肉痛です。

一見、狩猟と菜園関係性がないように思われると思いますが、一つ仮説があり山は気になってきています。

最近、特に長野県は山国とあって獣害は深刻です。
県内の農林業被害は、一時は 20 億円を超えたが、近年は 15 億円前後を推移しており、
平成 18 年度は増加に転じており、予断を許さない状況となっているそうです。

仮説というのは、昔は今でいう獣害はなかったのではないかといものです。
山麓で菜園をやっていると、ニワトリがキツネにやられたり、猿に果樹をやられたりしますが、
菜園は、生き物がやってくる場所になっていたので、被害というより、山肉などを狩猟する場だったのではという仮説です。
また今より、マタギや狩人、狼など狩猟を行っている動物や人も多かったと思います。

食べ物を育てる菜園は、山の肉を捕る場でもあったのではと思うのです。

といっても、狩猟をしたことがないので、一度見学してみたく、友人のご紹介で今回の狩りの見学の機会をいただきました。


久々の山歩きに、なまった筋肉が悲鳴を上げるかと思いきや、
澄んだ空気と張り詰める緊張感で、とても楽しい時間でした。

山に入ったとたん、放した猟犬が吠え、ライフルの銃声がこだましました。


1週間追っていたイノシシがついに撃たれ、命を落としました。


口にワイヤーでくくりつけ、引っ張って下山します。


さっそく、腹を裂き、雪を詰めて山の肉にします。


午後は山を変え、再びイノシシを追います。


しかし、この山には鹿の糞や足跡はあれどイノシシの痕跡がありませんでした。


そんな中、仲間が鹿を仕留めたので、猟犬を頼りに鹿の回収を手伝いました。

残酷な写真かもしれませんが、野生の肉をいただく、命をいただく瞬間に立ち会いました。
合鴨やニワトリの解体である程度慣れていましたが、銃で命を奪れた場は初めてで、生と死は紙一重だと思いました。

分けていただいた山肉に関してまたブログでご紹介出来ればと思いますが、
山、菜園、里、海と続く生命の大地の新たな一面を体験できてよかったです。

最近は、自然農園である程度自給できたこともあって、山や医や住まいに関心が広がっています。
野菜もお米も命。今日も命がつながった食に感謝です。

自然農・自然農法で家庭菜園をはじめたい、無農薬栽培の基本を教えてほしい方に、
2回に分けて、基本的な考え方と実際に行う方法を学べます。
前半は講座、後半は日頃疑問な点などを質疑応答を行います。

次回は、第2回菜園プランの立て方です。詳しくは↓

この春から畑を始める方、自然農法、無農薬栽培に興味のある方、
おもしろい野菜の話を聞きたい方などなど、お気軽にお越し下さい。

『これならできる!自然菜園』(農文協)の著者が教える!!!
『これからはじめる!自然菜園入門』

日程 ①2月 8日 (金)土づくり編
   ②月22日(金)菜園プラン編

会場 蕎麦とりい(穂高神社)

時間 15:30~17:00講座(15:00開場)
   17:00~17:30質問応答

講師 竹内孝功(自給自足Life代表)

参加費 各1,500円(玄米いなり、お茶付き)+500円(テキスト代)
 
持ち物 筆記用具 、
お持ちであれば『これならできる!自然菜園』

予約、問い合わせ 蕎麦とりい 0263-82-3039
(安曇野市穂高の穂高神社の北の鳥居のすぐそば、お船会館内です。)


【今月のカルチャー自然菜園教室】
2/13日(水)松本NHKカルチャーで、
無農薬ずくなし家庭菜園教室の菜園プランと土づくりをテーマに、「春準備号」がはじまります。

長野メルパルク教室
長野城山公民館教室
松本教室

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2013年度の自然菜園講座の一つ「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!(12/25~2月末)

2012年12月の講座での集合写真
「あずみの自然農塾2013(第7期)」の募集が始まりました!(12/25~2月末)
先着24名。耕さず、草と虫を敵としない川口由一さんのはじめた自然農に特化したシャロムヒュッテに1泊2日しながら、全10回の体験型ワークショップです。

耕さない田んぼに、畑で実際に、自然の理を学び、実践できます。
しかも、自分の小さな菜園区画が付いているので、3~12月の間自然農で野菜を育てることができます。

半農半Xの暮らし、自然農にご興味がある方にお奨めの講座です。

只今準備中ですが、
自然農法で自給自足の農園が学べる「Azumino自給農スクール2013」
穂高養生園で、日帰りも食事、宿泊もできる自然菜園入門講座も間もなく募集がはじまります。
お好みでお選びください。

【お迷いの方へ】
・耕さない自然農を学びたいなら→「あずみの自然農塾2013(第7期)」
・無農薬栽培の基本から応用を学び、我が家の自給率をアップしたいなら→「Azumino自給農スクール2013」


【拙著のご紹介】

『これならできる!自然菜園』


『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』

好評発売中~
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