無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園スクール(自然稲作発酵コース)田植え第一弾

2017-05-28 06:36:57 | 自然菜園スクール
本日、の予報。

久々のブログです。超農繁期3(育苗後半×田植え×野菜の定植×草)に入ったため、ブログどころかパソコンを開くのもままならない日もあります。


昨日は、自然稲作/発酵コースの田植えでした。

自然稲作/発酵コースでは、田んぼで、お米と大豆と麦を育て、主食と発酵食そして、堆肥など発酵させて稲ワラなど田んぼでの循環を学ぶコースです。


今回は、場所いつもの長野校から大岡に移動して、棚田での田植えを学びました。

とてもいい天気に恵まれて、北アルプスを眺めながらの風景は、日本の原風景、(日本のマチュピチュ)絶景でした。







無農薬・無化学肥料の田んぼでは、田植えまでにが一番大切です。

草が出ている凸凹の田んぼに弱った苗を田植えすると、草に負け、収量も少なく、翌年草の種が落ち、3年先まで苦労します。
そこで、如何に田植えまでに準備できるか、平らにするのか、水を張れるように畦を作るのか、田植えがスムーズにできるように、線を引いて準備するのか。
教室なのでただ田植えするだけでなく、そこは大切なので、実際に田植えの前日までの流れを観て学んでいただき、田植えをしました。





また、機械で田植えをすることもあるので、田植え機での田植えも見学しました。


今回は、苗箱にバラ蒔きした田植えに挑戦です。
(次回はポット苗での田植えの体験です)

苗の移動の仕方、苗の取り方、植え方など基本ですがなかなか基本ができないもので、
水を入れた苗が浮いたなど初歩的なミスを防ぎます。




棚田なので、機械で植えられないスペースにみんなで手で田植え体験してもらいました。





また、今回は紙マルチの田植えも体験しました。

紙マルチは、10アール(1000㎡)2万円ととても高価な資材ですが、除草剤を使わずに稲を育てる方法として選択しを広くしてくれます。

今回は、沼化している水口でセリが絶えないとても稲が育ちにくい場所に紙マルチをし、まずは稲が良く育ち、セリを絶やすことを今年から行う予定です。
その上で、3年位かけて、水はけもよく水持ちも良い田んぼに改良していき、数年後には紙マルチがなくてもよく育て田んぼになればと思います。

紙マルチは、そのまま水に溶けてしまうので、専用の機械がない場合は、手植えになりますが、その後稲刈りまで田んぼに入らずに済むので、週末農業や自給農にはむいているやり方かと思います。




お茶の時間は、景観と自分たちで植えた稲を観ながら、冷たい麦茶と自家製よもぎ蒸しパンをいただきました。

田植えは、慣れないと重労働です。お茶の休憩が愉しいですね。

そして、質問タイムにもなりました。


お茶の休憩後は、その続きを行いました。


そして、鍬で畦を塗る前に、手の感覚を使っての手での畦塗りをみんなで行いました。

泥を触ると童心に帰ったように楽しく、どんどん仕事がはかどります。


紙マルチを除いて、予定通り終わりました。

大人数でしたが、初めての方も多く、慣れない田植えでしたが、疲れた顔の中に、笑顔があり、愉しい1日でした。

これから、田植えもはじまり育苗、畑の野菜の定植と超農繁期3ですが、田植えは没頭できて楽しいものです。


今日は、プライベートの田んぼの田植えですが、昨日の続きの紙マルチと昨日準備した田んぼに2種類のお米を植えてこようと思います。

今年も実り多い年になりそうです。


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

6/7(水)―  初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種   
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)


7/5(水)― 梅雨の草対策、夏野菜の種まき、ニンジンの種まき
8/2(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ
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自然苗の旅立ち(定植と運搬)

2017-05-20 00:35:29 | 日々の自然菜園
本日、の予報。

本日の最高気温予報が29℃。明日が31℃とぶっ飛んだ予報が出ております。
熱中症や熱射病にならないようにお互い気をつけましょう!


さて、自然育苗もいよいよクライマックス。

3月末から約2カ月経って、第一弾の苗たちもいよいよ畑に旅だって行く時が来ました。

うちの育苗は、大きく分けて2つ。自家用と生徒さん用。

今日になってしまいましたが、今日は、自然菜園スクールの自然菜園/実践自給コースの生徒さん用の苗を軽トラで2往復。

それ以外の準備機材を入れると24時間以内に長野⇔安曇野3往復の予定です。
現在2往復し、200kmで、明日早朝最後の苗を運搬予定です。


運搬はとても気を使います。

高速で、移動するので、日中を避け、前々日までに順化を完了させた苗を前もって吸水させてから、葉を完全に乾かしておいてから




軽トラの荷台にシートを置き、動かないように、葉がつぶれないように並べ、シルバーシートをかける前に、不織布で苗に当たる移動中の隙間風を防ぎ、安全運転で移動します。


第1弾の苗は、24×13トレイだったので、(助手席にも)、約300トレイの大移動といった感じです。

特にズッキーニなどは強風に弱く、すぐに葉が萎れたり、焼けてしまうので早朝は移動できないので、夕方葉が固くなってから移動します。

明日は、トマトを中心に移動予定です。

品種を絞れば、もう少し運搬が楽になるのですが、(トマトだけでも10種類以上あるので)家庭菜園の醍醐味は市販されていない美味しい・変った・育てやすい品種たちなので、
生徒さんにも楽しみがあった方がいいので、なるべくお奨めの品種に絞っても選んでもらうと思うと、結局数多くなってしまう次第です。

明日は、実践コース、6/3(土)には入門コースと今回は概ね2回に分けて育苗しました。

寒冷地の黒マルチなしの露地栽培だと遅霜がなくなって、地温が安定していないと定植できないので、一般的なGWの苗の販売からすると遅い定植になり、それに合わせて育苗しております。

無農薬で、しかも不耕起、無肥料でも育つ苗となるとなかなか手に入らないのが実際で、元生徒さんからのご注文にもお答えしております。

一般販売としては、6/7(水)の城山公民館講座前の販売が最後になるでしょうか。
明日も、スクールで午後一般販売しております。


そうそう、長々書きましたが、実は移動の前2時間、もう一つの旅立ち(定植)2種類のカボチャの定植をしたので軽くご紹介。



ハウスでは30℃以上になってしまうので、早々キュウリやカボチャは順化も兼ねてハウス外で外気に慣らしながら最後の調整をしました。


定植の前日までは、低温・節水で地上部をゆっくり、根優先で育ててきましたが、

前日の夕方からたっぷり灌水し、植える3時間前には、タライで底面吸水させてから植えます。


一輪車で、2か所に定植のために移動します。




自然育苗のキモは、根性のある若苗なので、まだ双葉がしっかりしているが、根が太く白くあっさり根鉢を形成した時期、
カボチャの場合3.5枚で定植が望ましいです。

というのは、耕して、(化学)肥料をたっぷり入れた畑であれば、多少老化しているくらいでないと暴れてしまうかもしれませんが、
耕さず、草もあり、肥料もない環境では、直播のような強さと、柔軟さを持っているが実つきがよく、育ちやすい若苗が一番ぴったりだからです。





日本カボチャの一種「バターナッツ」の定植をしました。






西洋カボチャの一種 在来「清内路カボチャ」を定植しました。

カボチャの定植は、基本でもあり、工夫の余地がたくさんあり、毎年気づき学ぶことが多いので楽しい一時でした。

最近は新たにん田んぼが増えたこともあり忙しすぎてなかなか育苗以外に野菜の野良仕事できる時間があまりなく、今日は約2時間も定植に没頭できて嬉しかったです。

もう今日ですが、実践コースの皆さんと一緒に定植祭りのためにも、準備を終えて寝た方がいいかもしれません。



2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
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※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)


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8/2(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ
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自給自足Lifeスクール5月 【田んぼの畦塗り&代かき、トイレ型コンポスト】(2日目)

2017-05-18 00:36:04 | 自然菜園スクール
本日、のちの予報。

つづきです。

2日目(日曜日)
★6:15 朝飯準備 
7:30朝食
8:45~10:00 野良仕事 田んぼ(小)の代かき、畦塗り準備、田んぼ(大)
(10:00 お茶)
10:30~12:00 野良仕事 田んぼ(小)の代かき&畦塗り、田んぼ(大)準備
12:00 お昼
13:30~14:30 野良仕事 田んぼの菜園化(果樹園化)
14:30~16:45 コンポストトイレづくり
16:45~17:20 シェアリング
解散


今年度の自給自足Lifeスクールでは、1期生が日干しレンガで作った「愛農かまど」で当番制で朝食のご飯を順番に炊いていきます。




炊きたてのお米で、採れたての卵、自家製醤油で卵かけご飯がLifeスクールの定番朝食です。




採れたてのアスパラもおかずでした。



朝食後、1ヶ月前に打ち込んだエノキとシイタケのぼだ木を仮伏せしておいたものを、みんなで本伏せ移動しました。









田んぼでは、田植え1カ月前の荒代かき、と畦づくりを行いました。

畦づくりの基本は、手でおぼえるのが一番です。
泥の重さと水分量を感じながら、タイミングよく鎮圧すると強固な畦ができていきます。


お茶の休憩は楽しみの一つ。生ヨーグルトケーキにミント水で一服しました。








新たな田んぼを半分に仕切る畦づくりもみんなで行いました。

田んぼを半分に仕切ることで、米、大豆、麦が無農薬で育てやすくなります。






田んぼのパクチーではないですが、田セリを茹でたものと、タイカレーを一緒にランチにいただきました。

お昼休憩後




1期生からの引き続きの「トイレ型コンポスト」の施工をみんなで行いました。


一見すると普通のトイレですが、、、

実は、、、


この二つからできております。


ポータブルトイレ

オイルポットを分解後、接着加工。






つまり、大と小を分けられるように工夫しました。

このトイレ型コンポストでは、ミミズと微生物、ハーブによって排泄物を分解し、土に変える仕組みになっているのですが、

ミミズはアンモニアが大嫌いなので、おしっこを分離できるように、トイレそのものを改造したわけです。


おしっこは、薄められ、微生物と植物によって自然ろ過される仕組みなので、最終的に地下水汚染にならないように、
クン炭とくず炭を敷いておきます。


そしてゆっくり浸透するように、防草シートを張り、


匂いを吸着し、微生物分解進むようにゼオライト、




そして、砂、砕石(小)、砕石(大)と雨水などもゆっくり浸透できるように、そして道が陥没しないように施工します。




最後に土を戻して、ほぼ完成!!

あとは、飛び石やミミズコンポスト設置、内装施工、ハーブの花壇づくりで完成です。

長靴を履いたまま利用できるトイレ型コンポストが完成し、問題を改善できれば、今後の菜園ライフがもっと過ごしやすい自然との共生できると思います。


最後に、疲れた身体に春のヨモギのたっぷり入った草モチの柏餅を食べながら、シェアリングでした。

次回は、いよいよ田植えです。

田植えでは、参加者の一人の提案で、燻製を作りながら田植えをする初の試みです。


2017年土内容充実で、
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今年度は、いつもの第1水曜日に
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自給自足Lifeスクール5月 【田んぼの畦塗り&代かき、トイレ型コンポスト】(1日目)

2017-05-17 07:33:22 | 自然菜園スクール
本日、のちの予報。

久々のブログの更新です。先週は忙しく、今週は月火と2日間疲れが出てしまい、最低限のハウスの水やりをやるのがやっとでした。

先週末は、自給自足Lifeスクール5月の開催日でした。
前日からの雨ということもあり、予定を変更して、


5/13(土)~14(日) 【田んぼの畦塗り&代かき、コンポストトイレ】
1日目(土曜日)
14:00~14:45野良仕事 えひめI、綿の種採り、
14:45~15:30野良仕事 ボカシ造り、和綿・トウモロコシ播き
15:30~17:00野良仕事 果樹苗植え 
17:30 大岡温泉
19:30 夕食

2日目(日曜日)
★6:15 朝飯準備 
7:30朝食
8:45~10:00 野良仕事 田んぼ(小)の代かき、畦塗り準備、田んぼ(大)
(10:00 お茶)
10:30~12:00 野良仕事 田んぼ(小)の代かき&畦塗り、田んぼ(大)準備
12:00 お昼
13:30~14:30 野良仕事 田んぼの菜園化(果樹園化)
14:30~16:45 コンポストトイレづくり
16:45~17:20 シェアリング
解散

という運びになりました。






雨で予定が変更になったこともあり、室内でみんなでできること、そして来月の田んぼの田植え後のボカシづくりに必要な発酵液を造ることにしました。


そこで、家にあるもので造るとなると、乳酸系の発酵液、いわゆる「えひめAI-2」を造ることにしました。

久々の「えひめAI-2」造りだったので、マニュアルをよく読みながらみんなで造りました。

「えひめAI-2」には、納豆菌を入れるので、2日目に作ることになっているトイレ型コンポストに是非、取り入れたいとも思ったからです。









ハウスの中では、まだ「えひめAI-2」ができていないので、EM系の発酵液を使った田んぼ用の嫌気ボカシをみんなで仕込みました。






ついでにハウス脇で生えていたヨモギと黒糖でヨモギ発酵液いわゆる「天恵緑汁」も作ってみました。

最近は、果樹栽培を研究しているので、無農薬で育てにくい果樹については、発酵液や酵素を葉面散布する必要もあるかもしれないので、前もって発酵液を仕込んでおきます。




実際に、市販の果樹を仕立て直す鉢植えをみんなで行いました。




その後、和綿(真岡在来)と固定種トウモロコシ(モチットコーン)
を播きました。




温泉に行って来てから、みんなで宴です。

まだ春が来ばかりの長野では、今は山では、山菜の宝庫。
ウドの飛竜頭、ノビル、フキ、アサツキに、野ワサビのお浸しなど、各自で持参した地酒と一緒に楽しい一時でした。

長くなったので、1日目だけですが、こうしてブログにまとめてみると決行いろいろなことを1日で行った感じです。

突然に雨は、予定外でしたが、大地は久々のまとまったお湿りで潤い、室内でいつもと違ったことを行う新鮮な日でもありました。

つづく


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
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意外と大切な「鉢ずらし」(育苗の基本)

2017-05-10 06:13:25 | 日々の自然菜園
本日、のちのちの予報。

ここのところ雨が全くなく、春野菜たちが悲鳴を上げていたのでこのお湿りは助かります。


長野は、ようやく大麦の穂が出始めてきました。つまり、これから夏野菜の種まきはできるが、定植にはまだ早いといった気候です。

小麦の穂が出るのが10日後位なので、その後夏野菜の定植が始まります。

昼間は、たとえ25℃超えても暑くても、地温や夜温・朝方の低温(遅霜)がある限り、野菜は、風邪を引いてしまうので、注意が要ります。


そのため、ハウスの中では、夏野菜が最終調整にはいっております。

小さなセルトレイから大きなポットに鉢上げされ、数日間は黒寒冷紗の下にいて養生したナスたちも、温床を離れ、夜トンネルなしでも育つまでに寒さに強くなりました。

そして、ナスたちも大きくなってきたので、「鉢ずらし」を行いました。
「鉢ずらし」というのは、とても大切で、葉と葉が触れ合うか触れ合わないかと行く距離に、鉢をずらして適度に間隔を空けることです。

「鉢ずらし」をすることで、苗が徒長(モヤシ化)せず、風通しも良くなり、病虫害がでない丈夫な苗になります。

しかし、適度に行わないと、苗が弱ったり、土が乾きすぎて枯れたり、強風で折れたりするので、徐々に行うのがスマートです。




カボチャの初回の「鉢ずらし」はこんな感じです。


イメージいうと、

メロンの苗が込み合ってきたので、


暑すぎない日に、横を空け、2倍の広さに広げ、


3日後には、縦も開けてあげます。

そして、さらに葉が展開してきたら(写真はイメージなので、まだその段階ではありません)

4列だったものが3列にさらに空間を空けて


元のスペースの3倍のスペーズまで鉢ずらしを行います。

この間、約7~10日間といった感じでしょうか?
野菜によって生育スピードが違うので、期間は違いますが、葉が常に触れ合うか触れ合わないかといったスペースを空けてあげることが重要です。


これからも、育苗の鉢上げ、鉢ずらし、順化が定植まで徐々に進めていきます。

「鉢ずらし」を行うと、急激に水やりの回数が多くなるので、手間ですが、強靭に育つようになり、植えてから強い苗になります。

「鉢ずらし」のスペースを考えると、最初の種まきの時から定植直前までに4~10倍のスペースが必要です。




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自然菜園スクール「入門コース」5月

2017-05-07 07:17:58 | 自然菜園スクール
本日、

今日は最高温度20℃で風速も1~3m予報で、珍しく穏やかな天気に恵まれそうです。


昨日は、安曇野校の自然菜園スクール「入門コース」5月の開催日でした。

AM:春野菜の間引き、定植、夏野菜の準備、ネギの植え付けを行いました。

最初は、と強風で、ハウスの中でプチ講義を行った後、


先月植えた野菜たちを自然観察し、








キャベツを定植し、草マルチの上から米ぬかを補いました。

5月上旬のGWですが、まだ霜が降りる信州では、5/20以降でないとフジの花が咲かず、まだまだ夏野菜を定植できません。


シュンギクの種まき




かける土は、草の種が発芽準備できていない深いところの土を使います。

自然農の技です。

私は自然農法ではじまり、自然農で実践を学び、自然農法・有機農業を見学、研修し、今のスタイルで自然に野菜を育てやすい導入の仕方をまとめたのが自然菜園です。

自然菜園は、自然な家庭菜園、自給菜園の略称で、それぞれの地域で、それぞれのやり方で、野菜の声を聴きながらできるきっかけになればという想いがあります。



種まき、覆土後に鎮圧も大切です。




5月に入りましたので、周囲の草を刈って敷いておきます。

数日後、枯れた草の間から、野菜たちが発芽してくれることでしょう!




ダイコンとハツカダイコンの蒔き方は同じなのですが、

ハツカダイコンは意外と難しく、初めての方でも失敗しにくい方法をご紹介させていただきました。


エダマメも3つ固めて播きます。

それは、サヤの中に種が3つ並んで入っているからです。


ラッカセイは並んで2粒播きます。

自然菜園では、野菜のこぼれダネから蒔き方を学び、栽培に活かしております。




来月植えるトマトのために、1カ月前にネギを植えておくのもトマトが喜びます。










ナスやウリ科の野菜の場合は、地力に合わせて、1ヶ月前に一握りの堆肥を混ぜて盛り上げておくこと「クラツキ」で準備しておきます。

ネギも追加しておくとさらに良いでしょう。


カボチャの直播も行い増した。





ネギも生長に合わせて、土寄せなどをしていく際のコツを伝授していきます。

自然菜園では、伝統的な栽培方法から、最新の栽培方法まで取り入れておりますが、ただ知識を組み合わせているのでなく、野菜の本来の姿、そして地域風土に合わせて、野菜の根が育つように、野菜が本来の力を発揮できるように、知恵を働かせます。


入門コースの本科生用の畝は、1mの幅で、4mの長さで2本の畝が通路に緑肥が播いてあります

とても小さな10㎡程度の菜園ですが、無限の可能性を秘めており、持続可能な考え方と方法で、実際に教わったことをすぐに実践できるようになっております。

個人的な見解ですが、家庭菜園や自給菜園は、小さい方がお世話しやすく、工夫の余地があり、楽しみが増えるような気がします。
大きいと、手が回らず、野菜と草との調和よりも、作業に追われることが多く、結果苦労は多くなりますが、収穫が少なくなりがちです。

小さな菜園は、万華鏡のようなもので、とても変化に富んでいて、好みです。

雑誌や書籍でも伝えてはいますが、限界もあり、こうして直接お伝えできる喜びは代えがたいものがあります。
現在動画でもお伝えできないか模索もしております。

私が師匠、先輩たちから教わって、学んだことに、生徒さんと共に培ったことでわかりやすくお伝えできればと思います。



2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
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夏野菜の育苗中~(キュウリの鉢上げ)

2017-05-05 23:54:21 | 自然菜園の技術 応用
本日、

今日はとても暑い日で、やっと午前中野良仕事の時間ができたので、遅植えのキャベツ・レタスを定植できました。
あと1か所、日が半日しか当たらない、夏が短い畑でのレタス・キャベツの定植が終われば、今度は夏野菜と田植えが始まります。


現在の育苗ハウス内の光景です。

左手は、夏野菜。

右手は、お米の苗が育っております。




当地が寒冷地ということもあり、稲の初期は田んぼでは高温が維持できないので、葉が2枚まで夏野菜の苗と同居します。

今日このコシヒカリの苗のうち半分を友人と一緒に田んぼの苗代に移動できたので、

空いたスペースが、今度は夏野菜の鉢ずらしスペースとなり、夏野菜にとって代わられます。


温床では、いつでも室温の水を水やりできるように、バケツに水を貯め、温めております。


ナス


ピーマン


メロン

などが寒さに弱いため、温床におります。


キュウリ


カボチャ


鉢上げを待つトマト

など暑すぎるのに弱い野菜は、冷床か、トンネルからすでに出してあります。

自然菜園では、自然育苗に重きを置いているので、苗が通常より時間をかけて、地上部の葉や茎よりも、根が良く張るように加温と加湿を控えて、こぼれダネのようにゆっくりがっちり育て、外の地温が高まってから若いうちに植えるのが特徴ですので、まだまだどれも小さくゆっくり育てております。


日中の外気が25℃を越す中、ハウス内の温度を35℃以下に抑え、

涼しくなってきた夕方を狙って、現在ウリ科の野菜をどんどん「鉢上げ」しております。

鉢上げとは、セルトレイのような小さな苗を、一回り大きなポット(3.5寸=10.5㎝)に移植することです。

移植することで、野菜の力を引き出しております。



例えば、キュウリですが、




ちょうど鉢上げのタイミングなので、


このように、斜めに倒して鉢上げしていきます。




あえて土を軽く落とすと、根元に種があります。
タネから栄養を吸い続けている様子がわかります。

キュウリなどは、徒長(モヤシ化)しやすい野菜なので、発芽適温内でギリギリの低温で、節水でなるべく徒長(モヤシ化)しないように、じっくり発芽させます。

モヤシ化の特徴は、タネを持ちあげてしまっていると、貧弱な苗になってしまうので、タネを持ちあげずに、がっちり太い茎で丈が短いとよい発芽をした証拠です。


このように斜めに浅く倒したキュウリも、


翌日には起き上がり、倒した茎から新たに不定根が出てくれるので、座りの良いがっちりとしたポット苗になります。

下手なキュウリ苗になってしまう場合は、キュウリの直播をお奨めします。

キュウリの直播はとてもよく、根が深く入るので、乾燥に強く、肥料依存度の低いよい初期生育ですので、モヤシ苗よりもずっとたくましい限りです。

通常の育苗は、効率重視で、即席栽培ですが、

耕さず、肥料もなく、マルチもないそんな自然界で本領を発揮できるように、苗の内に鍛えることが自然育苗の本懐です。

育苗をし始めて10年位になりますが、育苗をすればするほどに、野菜を学び、野菜の環境適応性を知り、野菜(作物)と草との違いと同じところを痛感されられます。

まだまだ100%とはいきませんが、ここ10年の中で最も良い苗に育ってくれております。

「苗半作」という言葉があるように、育苗で栽培の半分は決まってしまうとはよく言ったものです。

1年に1度しかできないから、いろいろ試しておりますが、先入観で勘違いしていた点も多く、改めて学ぶことが多くついついハウスにいる時間が長くなりがちで困ってしまいます。

今年もあと20日位で、定植までの若苗の仕上げに入ります。
今年は、昼間暑く、夜寒すぎるので、育苗難しいですが、強い苗になる予感があります。

自家採種と育苗がもっと身近になるように、技術なき技術を研磨していきたいと思います。

今日は、自然菜園スクール「自然菜園入門コース」(安曇野校)開催日です。



2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

6/7(水)―  初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種   
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)


7/5(水)― 梅雨の草対策、夏野菜の種まき、ニンジンの種まき
8/2(水)夏野菜の延命法、秋野菜の真夏の種まき、定植のコツ
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1日でW講座「自然菜園/自然育苗タネ採りコース」(昼)&「城山公民館/自然菜園入門講座」(夜間)

2017-05-04 20:56:36 | 自然菜園スクール
本日、

最高温度25℃という暑さ、今日は夏日でした。


午前中は、地域の田んぼの水揚げ作業が急に行われることになり川で石積み作業刈り出され、午後は友人宅で美味しいランチをいただき自然菜園コンサル。
帰って来てからは、只管(ひたすら)夏野菜の苗の鉢上げ。

4~5月育苗中は、農繁期×菜園教室もピーク×地域活動と超・超・超農繁期といった感じです。

昨日は、昼は、「自然菜園/自然育苗タネ採りコース」、夜は「城山公民館/自然菜園入門講座」とここ1週間育苗ハウス以外の野良仕事がままらなないといった感じです。

こんな時だからこそ、一つ一つ丁寧に、かつ無駄なく動き対処するいい修行だといえますね。

「自然菜園/自然育苗タネ採りコース」のレポートとしては、

写真はないのですが、前半小屋で自然育苗講座で、基本的な考え方や野菜のことを学び、




ミニマム踏み込み温床で、







と実際にトマトの苗を例に、鉢ずらしの実例学習をしたり、


実際に水を重さとして感じること


留守中の育苗で役立つ不織布の活用の仕方


ストチュウ水のつくり方




セルトレイで大きくなったピーマン苗の鉢上げ










の3種類の鉢上げ方法と活用法。



鉢上げ時のカボチャのセル苗





で実際に鉢上げを見学してもらい、





ラッカセイの種まき




トウモロコシの種まき ※実際の写真なし



ショウガの芽出し





最新の自然菜園技術、ネギくらつき。

などを学び合いました。




夜は、城山公民館での「自然菜園入門コース」でした。

今回は、ビデオ撮影が入ったり、慣れないこともありましたが、自然菜園の座学を1時間。質疑応答2時間を行いました。

今回は、プランタ―を持ちこみ、夏野菜の定植に関して、実際に観ていただきました。

忙しい毎日ですが、好きなことに囲まれているからこそできますし、いろいろ学べて充実しております。


次回は、6/7(水)です。

2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25


4月からも第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

6/7(水)―  初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種   
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)
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最後の「のらのら」(農文協)※この号を持ちまして休刊になるそうです。

2017-05-03 06:07:08 | 日々の自然菜園
本日、

今日は、GWということもあり、自然菜園スクール『自然育苗種採りコース』夜間カルチャー『自然菜園入門講座』の同時開催でてんこ盛りです。


実は皆様に、悲しいお知らせがあります。

子供から大人まで楽しめる農業雑誌「のらのら」(農文協)が今回の号をもって休刊になるそうです。

子供が持つ好奇心と探求心を納得させる大人にも是非読んでいただきたい良書がまた店頭から消えます。

もし、バックナンバーでほしい号があれば、在庫がある内にご注文した方がいいですよ。それぐらい興味深い雑誌でした。





今号の自然菜園の連載は、友人でもある大久保慎二さん((公財)自然農法国際研究開発センター職員でもある)との菜園の生き物企画でした。

実は、自然菜園をはじめて野菜が育つようになると、土の生き物(今回は目で見える生き物)が劇的に変わります。

他の調査もして分かったことは、うちの自然菜園の場合、ざっくりいえば

1年目ほとんど生き物がいない いても数匹の害虫やミミズ程度
2年目害虫が目立つ
3年目天敵やただの虫、特に腐植を食べる虫など多様性に富んできます。

土壌生物の専門家である大久保さんのお蔭で、
改めて、自然菜園は、土の生き物によって支えられ、育っているのがわかりました。



今年もやります!

農機具のクボタさんの農業キッズのために「地球小屋2017」の募集がはじまりました。

日本で最初のオーガニック認証の宿カミツレさんで、3泊4日の農業ワークキャンプです。

田んぼに菜園、料理に種採りとことんやります。

是非お子さんを参加させたい親御さんにシェアお願いたします




【プレゼント企画】

今回休刊になる「のらのら」夏号2017をアンケート・感想に答えた方で先着で1名の方にプレゼント!!


たくさんのご応募ありがとうございます。募集は、閉め切りました。

募集要綱
1)氏名
2)このブログの感想
3)畑の生き物についてどう思うか?
4)【送付先】住所・電話番号・〒番号

5)件名「のらのらプレゼント企画」
をご記入の上、以下のメールアドレスに奮ってご応募ください。
※当選は、1週間以内の発送をもってご連絡させていただきます。

takecook3★yahoo.co.jp (★を@にしてください)

お楽しみに~



2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25


4月からも第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

5/3(水)―  夏野菜で土づくり、夏野菜の植え付け(支柱&誘引、混植)、
春野菜の間引き、収穫
6/7(水)―  初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種   
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)



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自然菜園スクール『自然菜園見学会コース』4月 春の野良仕事&菜園プラン

2017-05-01 06:44:19 | 自然菜園スクール
本日、のちの予報。


昨日は、自然菜園スクール『自然菜園見学会コース』の初回でした。

去年から始めた『自然菜園見学コース』は、百閒は一見にしかずの如く、観て、食べて感じてもらう五感で楽しみながら学ぶコースです。

まずは、午前中は、自然菜園ミニ講座「菜園プラン」基礎・応用30分ずつ連続講義でした。

自然菜園は、プランに始まりプランに終わると思ってもよいほどに菜園プランがとても大切だと思っております。

というのも、単一の野菜を育てる農家さんでは、何枚もの田畑を輪作体系で育てますが、
家庭菜園や自給菜園では、少量多品目野菜を育てるので、連作障害にもなりやすく、相性の良い悪い野菜の関係なども考慮し、
化学肥料栽培と異なる有機農業特有の土づくりが栽培プランそのものだからです。






(アスパラ)


(アブラナ科のミブナの自家採種)


(「夏畝」夏野菜の跡地の「冬畝」の春野菜たち)

菜園ランチの後(ランチの写真がなかったため)

いよいよ菜園の見学会です。

見学会では、まずはこのブログでもおなじみのキッチン&シードガーデンから見学しました。


カラスノエンドウが巻きつく自然生えのムギの姿から


エンドウとムギの混植を思いついた話や


三度収穫しているキャベツの話などさせていただきました。





元々田んぼだったところの自然菜園化の具体的な現場での話




自給用の田んぼの秘訣の話などあとは、




「田舎暮らしの本」(宝島社)でおなじみの連載「自然菜園」の自給菜園を見学しました。


草の刈り方などを実際に観ていただき、






桜が咲いて間もないので、ちょうど植え付け予定の春の自然苗を見ていただき、








レタス、キャベツの定植や草マルチ、米ぬかの補いなども観ていただきました。

書籍や雑誌以上に実際に観てみると、リアルな野良仕事が伝わるようでした。







夏野菜を育苗中のハウスの見学も特別に行いました。

育苗ハウスは、自然菜園スクール『自然育苗タネ採りコース』の現場でもあり、自給用の苗と生徒さん分の苗を育苗中です。


一番小さな踏み込み温床も観ていただきました。




去年から自然菜園に切り替えた畑も観ていただきました。


2年目の緑肥mixも80cmの通路に3条にすくすく育っております。


そのすぐわきでは、今年1年目の自然菜園もあります。

元々田んぼなので、去年年間ダイズを育てていた跡地です。

現在畝立て中です。

現在個々の見学希望者がおりますが、すべてお断りさせていただいております。
・田舎なので、田んぼの作業や安全上、地域に迷惑をかけるから
・見学者が多いと、田畑の土が踏み固められ、野菜が迷惑だから
・日頃は、菜園教室の準備以外に、日々の野良仕事、取材、執筆など忙しいから
・家族のプライバシーを守りたいから


と一般的な理由からです。師匠の田畑には無断で勝手に見学する輩や、急に来て地域にも迷惑をかける方々を観てきた結果です。

その代わりと言っては何ですが、年に4回位であれば、何とか見学会を行う目処がついたので、
現在は、『自然菜園見学コース』のみの公開とさせていただいております。

堂々と観ていただけますし、解説も致します。

なにより、たくさんの方に観ていただくと、その方々のシェアリング(感想会)がとても勉強になります。
それぞれの地域からお越しで、それぞれの感性と経験から受け取る所感や感想、ご質問をみんなで共有することで、深い学びの場になるからです。

次回は、6月25日(日)
AM:自然菜園講座②(梅雨の草マルチ)
PM:初夏の自然菜園見学会(田んぼの除草春野菜の収穫、夏野菜の誘引)
を予定しております。

ちなみに、あと各回5名さまの単発参加は可能です。



2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に、城山公民館 18:30~21:25

4月からも第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~

新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

5/3(水)―  夏野菜で土づくり、夏野菜の植え付け(支柱&誘引、混植)、
春野菜の間引き、収穫
6/7(水)―  初夏の土づくり①(マメ科で応援、ボカシづくり)春野菜の自家採種   
※自然苗販売会(18:00~18:25駐車場にて)
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