本日、。
昨日、お蔭様です、なんとかホームページから2017年度の「自給自足ライフスクール2017」 「自然菜園スクール2017」の募集要項を無事更新アップできました。
元々パソコンが苦手だったこともあり、パソコンの得意な友人たちにお世話になりながら更新してきましたが、少しずつではありますが、自分でホームページをアップできるようになってきましたが、時間がかかりかなり疲れましたので、結局ギリギリの年内告知になってしまいました。
来年度は、自然農法をはじめて20年。菜園教室をはじめて10年目の節目の年で、
ようやく、学んできたことが良い形で伝えられるようになってこれたことも、ひとえに過去の生徒さんのお蔭かと思います。
今思えば、まだまだ未熟だった私を支え、下手な教え方にもついてきていただき、心から感謝しております。
10年もかかってしまいましたが、10年練ってきた甲斐が合った内容に仕上がり、来年は過去最良の教室になればといろいろバージョンアップしました。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。
菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~
「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」、「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」、「自然菜園見学コース」、「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。
この10年でいろいろなスクールやコースが生まれてきました。
シャロムヒュッテさん、穂高養生園さん、せたがや自然農実践倶楽部さん、などとパートナーシップでワークショップを行ってきたのも大いなる経験でした。
現在、「田舎暮らしの本」さん(宝島社)、「野菜だより」さん(学研)、「やさいの時間」さん(NHK出版)、「のらのら」さん(農文協)
に連載させていただき、自然菜園という切り口で、自然に野菜を育てるノウハウなどをご紹介させていただいております。
各スクールでは、その行間に込められた自然農法をライブでご紹介できればと思います。
ご縁のある方のご参加、心よりお待ち申し上げております。
さて、前置きが大変長くなりましたが、
ニンジンについて書こうと思います。
先日、晴れ間が続いた温かい午後に、地面が完全に溶けたタイミングを見計らってニンジンの収穫を行いました。
越冬させたニンジンも美味しいのですが、全部畑に残しておくと、甘くなったニンジンを狙ってネズミたちが暗躍するので、ある程度収穫しました。
息子も手伝ってくれたので、楽しいひと時でした。
今年のニンジンの出来は、この畑が元田んぼだったとは思えないほどよくできており、感動しました。
水はけの悪い元田んぼではニンジンはなかなか難しいものです。
実際に、元田んぼを自然菜園に1年半かけて緑肥作物を導入し、転換を図り、その後も、2年間はニンジンが良くできませんでした。
まずは、ニンジンが溶けてしまったり、地下10㎝以下が肥大しなかったり、割れたりまともなニンジンは2年間ほとんどできませんでした。
そこで、2年間、そんなひどい状況で何ができたかです。
①育土の強化
最初は、ニンジン専用区を作っておりましたが、前作のニンジンが良く育たなかったので、後作のニンジンもよく育たず。
そこで、夏野菜→コムギ→ダイズ→春野菜と夏野菜の草マルチなどをきっかけに、輪作体系で自然に土が良くなるように、野菜と草によって土を育てました。
②自家採種
ニンジンは、根菜なので元々根性が強い野菜です。師匠の一人自然農法成田生産組合高橋博さんの奇跡のニンジン同様、自家採種が一番の近道だと思いました。
そこで、ここ2年。水害、干ばつ、ネズミの被害に合わなかった生命力の強い生き残った自然選抜のニンジン「横浜改良四寸ニンジン」を自家採種し続けると、
①と相まって、今年は大豊作でした。
収穫したニンジンを奇形と小さすぎるものを除き、長さ太さ順にすべて並べます。
その中から、中ぐらいの揃いの良い割れていないニンジンを選抜します。
30本から11本が選ばれました。
ニンジンの自家採種は本数が多い方がよりよいニンジンになっていくので、本来なら20本以上にしたいのですが、
現在、家庭菜園で自家採種できる規模で、育種、育成を考えて研究中なので、10本以上という形で11本にしました。
抜いたニンジンを自家採種する場合、抜いた日に埋めもどすのが最適なので、
溝を掘り、凍結防止のためにワラを肩にならべ、
ニンジンを北まくらに斜めに10㎝間隔に並べ、
しっかり土をかけ、ネズミ除けに支柱を挿してあります。
今までは、自然選抜優先だったので、本数がかぎられていたので、畑でそのまま自家採種を行いましたが、
ニンジンは根の形は掘ってみないとわかりません。
根の形はとても重要なので、3年目にして、ようやく根の形も選抜し、来年からさらに磨きをかけていこうと思います。
畑で掘らずに自家採種を重ねると、ニンジンが野生化し、根がゴボウのように固く、細くなってしまいがちだからです。
余ったニンジンは、薄皮がむけないように丁寧に水洗いし、
生長点を残さないように肩で切り落とし、ビニール袋に入れて、冷蔵庫(うちでは冷蔵庫並みの寒いが凍らない部屋)で保存すると、春まで保存ができます。
泥つきの場合、土から掘り上げると、すぐに乾燥、疲弊してしまうので、ニンジンが痩せたり、しわになったり、発根してスが入ってしまうので、洗って下処理した方が無難です。
ここ9年ばかり忙しすぎたので、畑のお世話が十分でなかったので、来年は、田畑も増えますし、もっと野菜について知りたいので、工夫しようと思っております。
皆様にとってもよいお年になればと心より想いますので、よき年をお過ごしください。
今年一年誠にありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ。
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。
ちなみに、1月からの城山公民館講座も3回に分けて菜園プランをご紹介します。お楽しみに~
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
来月新年一回目は1/11(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。
※1月は、いつもの第1水曜日ではなく、第2水曜日なのでご注意ください。
来年度の新春「これならできる!自然菜園入門講座~春準備編~」
1/11(水)-病虫害に負けない無農薬栽培の土づくり
2/3(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/2(水)-菜園プラン② 菜園プランを強化する
昨日、お蔭様です、なんとかホームページから2017年度の「自給自足ライフスクール2017」 「自然菜園スクール2017」の募集要項を無事更新アップできました。
元々パソコンが苦手だったこともあり、パソコンの得意な友人たちにお世話になりながら更新してきましたが、少しずつではありますが、自分でホームページをアップできるようになってきましたが、時間がかかりかなり疲れましたので、結局ギリギリの年内告知になってしまいました。
来年度は、自然農法をはじめて20年。菜園教室をはじめて10年目の節目の年で、
ようやく、学んできたことが良い形で伝えられるようになってこれたことも、ひとえに過去の生徒さんのお蔭かと思います。
今思えば、まだまだ未熟だった私を支え、下手な教え方にもついてきていただき、心から感謝しております。
10年もかかってしまいましたが、10年練ってきた甲斐が合った内容に仕上がり、来年は過去最良の教室になればといろいろバージョンアップしました。
10年間、生徒さんからの率直なアンケートなどのご意見を反映させてきたこともあり、2017年は受け取りやすい教室になったのではと思っております。
菜園教室では、教えきれない移住、田舎暮らし、自分らしい自給生活のノウハウと実体験を学べる
「自給自足ライフスクール」は、1泊2日なので、人数は限られてきますが、その分濃厚な時間を過ごせるスペシャルワークショップ。
半農半Xをテーマに、自給農を極め、自分の才能を開花させるのがテーマです。
今年は、薪のある生活を充実させるために、薪小屋作りやチェーンソーの使い方、ロケットストーブも作ってみようと思います。お楽しみに~
「自然菜園スクール」では、遠方からもより来やすい通いやすいように、土曜日開催の教室も充実させました。
土曜日であれば、安曇野校で開催する「自然菜園入門コース」、「自然菜園実践コース」への参加に、前泊も後泊も安曇野地球宿さんですれば通いやすく、
長野校「自然育苗タネ採りコース」、「自然菜園見学コース」、「自然稲作・発酵コース」にもご参加いただ来やすくなったかと思います。
この10年でいろいろなスクールやコースが生まれてきました。
シャロムヒュッテさん、穂高養生園さん、せたがや自然農実践倶楽部さん、などとパートナーシップでワークショップを行ってきたのも大いなる経験でした。
現在、「田舎暮らしの本」さん(宝島社)、「野菜だより」さん(学研)、「やさいの時間」さん(NHK出版)、「のらのら」さん(農文協)
に連載させていただき、自然菜園という切り口で、自然に野菜を育てるノウハウなどをご紹介させていただいております。
各スクールでは、その行間に込められた自然農法をライブでご紹介できればと思います。
ご縁のある方のご参加、心よりお待ち申し上げております。
さて、前置きが大変長くなりましたが、
ニンジンについて書こうと思います。
先日、晴れ間が続いた温かい午後に、地面が完全に溶けたタイミングを見計らってニンジンの収穫を行いました。
越冬させたニンジンも美味しいのですが、全部畑に残しておくと、甘くなったニンジンを狙ってネズミたちが暗躍するので、ある程度収穫しました。
息子も手伝ってくれたので、楽しいひと時でした。
今年のニンジンの出来は、この畑が元田んぼだったとは思えないほどよくできており、感動しました。
水はけの悪い元田んぼではニンジンはなかなか難しいものです。
実際に、元田んぼを自然菜園に1年半かけて緑肥作物を導入し、転換を図り、その後も、2年間はニンジンが良くできませんでした。
まずは、ニンジンが溶けてしまったり、地下10㎝以下が肥大しなかったり、割れたりまともなニンジンは2年間ほとんどできませんでした。
そこで、2年間、そんなひどい状況で何ができたかです。
①育土の強化
最初は、ニンジン専用区を作っておりましたが、前作のニンジンが良く育たなかったので、後作のニンジンもよく育たず。
そこで、夏野菜→コムギ→ダイズ→春野菜と夏野菜の草マルチなどをきっかけに、輪作体系で自然に土が良くなるように、野菜と草によって土を育てました。
②自家採種
ニンジンは、根菜なので元々根性が強い野菜です。師匠の一人自然農法成田生産組合高橋博さんの奇跡のニンジン同様、自家採種が一番の近道だと思いました。
そこで、ここ2年。水害、干ばつ、ネズミの被害に合わなかった生命力の強い生き残った自然選抜のニンジン「横浜改良四寸ニンジン」を自家採種し続けると、
①と相まって、今年は大豊作でした。
収穫したニンジンを奇形と小さすぎるものを除き、長さ太さ順にすべて並べます。
その中から、中ぐらいの揃いの良い割れていないニンジンを選抜します。
30本から11本が選ばれました。
ニンジンの自家採種は本数が多い方がよりよいニンジンになっていくので、本来なら20本以上にしたいのですが、
現在、家庭菜園で自家採種できる規模で、育種、育成を考えて研究中なので、10本以上という形で11本にしました。
抜いたニンジンを自家採種する場合、抜いた日に埋めもどすのが最適なので、
溝を掘り、凍結防止のためにワラを肩にならべ、
ニンジンを北まくらに斜めに10㎝間隔に並べ、
しっかり土をかけ、ネズミ除けに支柱を挿してあります。
今までは、自然選抜優先だったので、本数がかぎられていたので、畑でそのまま自家採種を行いましたが、
ニンジンは根の形は掘ってみないとわかりません。
根の形はとても重要なので、3年目にして、ようやく根の形も選抜し、来年からさらに磨きをかけていこうと思います。
畑で掘らずに自家採種を重ねると、ニンジンが野生化し、根がゴボウのように固く、細くなってしまいがちだからです。
余ったニンジンは、薄皮がむけないように丁寧に水洗いし、
生長点を残さないように肩で切り落とし、ビニール袋に入れて、冷蔵庫(うちでは冷蔵庫並みの寒いが凍らない部屋)で保存すると、春まで保存ができます。
泥つきの場合、土から掘り上げると、すぐに乾燥、疲弊してしまうので、ニンジンが痩せたり、しわになったり、発根してスが入ってしまうので、洗って下処理した方が無難です。
ここ9年ばかり忙しすぎたので、畑のお世話が十分でなかったので、来年は、田畑も増えますし、もっと野菜について知りたいので、工夫しようと思っております。
皆様にとってもよいお年になればと心より想いますので、よき年をお過ごしください。
今年一年誠にありがとうございました。
来年もよろしくお願い申し上げます。
2017年の自然菜園スクールの募集中~ホームページ。
来年は、新しい自給稲作コースの増設、自然菜園実践コースのバージョンアップなどお楽しみに~。
自然菜園スクール安曇野校の3月は、菜園プランと緑肥mix蒔きになります。
ちなみに、1月からの城山公民館講座も3回に分けて菜園プランをご紹介します。お楽しみに~
2016年内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
、城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。
来月新年一回目は1/11(水)は、18:30~長野市城山公民館で自然菜園講座です。
※1月は、いつもの第1水曜日ではなく、第2水曜日なのでご注意ください。
来年度の新春「これならできる!自然菜園入門講座~春準備編~」
1/11(水)-病虫害に負けない無農薬栽培の土づくり
2/3(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/2(水)-菜園プラン② 菜園プランを強化する