無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

大雪でハウス倒壊。どうしよう!? (その2:友人の除雪機が活路を開く)

2014-02-28 01:43:27 | 日々の自然菜園
本日、のちの予報。




さすがに、ハウスの全壊で気持ちも凹んでから1週間が経ち、気持ちも前向きになってきました。

全壊したものの、中の資材は壊れていないこと。
育苗前までに、代替えのハウス資材が手配できたこと。
なにより、友人知人、元生徒さんなどからの応援で、来月頭に撤去し、新しいハウスが建てられる段取りができたこと。

以上、3つは大きな支えになりました。ありがとうございます。


とはいえ、ハウスまでの道のりが全く除雪されていない細い農道だったので、
車でハウスまで近づくこともままならない有様。

積雪60~80cm級が2週連続だったので、一番深い時、積雪で足がつかず、歩けずハウスまで雪のプールを泳ぐ要領で行かなければならなかったほど。

さすがに、類を見ない積雪で凹んでいた時期、どうにもできなかったです。
実際に、100m以上の道の雪かきを何回もした後の除雪する体力が残っていなかったからです。




そこで、遠くの親戚より近くの友人とはよく言ったもので、同級生のお宅にある除雪機を軽トラでお借りしに行き、せめてハウスまで車が近付けるようにトライしました。

最初は、機械でも雪の上に乗り上げてしまうので、3m進んで、2m下がって、また3mと1mずつ道を作るように除雪しました。




さすが、機械。

4時間ほど往復している内に、車がハウスに近付ける道ができました。

友人とその機械に大感謝です。
人の手でやっていたら、雪かきが慣れた大人二人でも丸1日以上かかっていたかもしれません。それぐらい雪が重く大変な雪でした。


あとは、ハウス周りの除雪です。

ハウスを新たに建てる場所も同じ場所なので、今のハウスを撤去しなければなりません。
撤去するためには、ハウスを壊す前に、周囲の雪を除雪しなければなりません。

そこで、


クン炭を使うことにしました。

クン炭はもみ殻を燻して作った炭です。

除雪するにも雪をどかす場所がないことと雪をかく時間と体力がなく、どかして山にした雪はなかなか解けなくなるので、
ここ数日温かく雪を溶かす雨が降りそうな天気だったので、太陽が当たらない農道と異なり、ハウスは半日以上天気なら日が当たるので、




ハウスの周りの雪の上にクン炭を撒きました。

手持ちのクン炭が少なかったので、うっすらですが、それでも太陽に当たると真っ白なところよりもかなりのスピードで溶けてくれます。

撒いたところの雪が、すぐに溶け始めたのは、炭の遠赤効果でしょうか?昔の人の知恵は恐れ入るばかりです。

昨日から降ってくれた雨と、今日午後からの太陽で、少しでも雪を減らしてから雪かきをして、限られた日程でハウスの撤去と新設をする体力を残しておかないとと思っております。
単に怠け者だからかもしれませんが、楽をする工夫には頭を使います。

ここ数日外出と東京などの出張予定が入っているので、その間クン炭によって少しでも雪が溶けてほしいところです。

3月に入ると、各菜園教室が開校していきます。それまでにハウスを新設し、育苗を始めることを考えると気が気ではありません。

苗半作。特に夏野菜の場合、自然菜園の成功の半分は、育苗にかかっています。
特に今年は、Azumino自給農スクールの自然育苗コースが4日間もあります。

新たなハウスで、新たな方々と一緒に野菜の苗を育てる。1人で行うときも緊張する育苗ですが、生徒さんを受け入れる責任からも緊張します。

また、せっかくなのでブログでは、ハウスの建て方などをお知らせできればと思っております。
暖地や温暖地であれば、ハウスも不要な育苗ですが、寒冷地では暖房がいるように、ハウスがあると本当に重宝です。

破壊は新たな創造とはいったもので、新たな気持ちで育苗できるのではと思っております。


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『Azumino自給農スクール2014』
自然菜園をベースに、食べ物を自給できるノウハウを体験しながら学びます。

 残り僅かです自然育苗コース(全4回の春夏野菜の育苗短期集中コース)
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 ■自然菜園基本コース(全15回の野菜・雑穀を学べる体験コース)
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 ■自然菜園不耕起コース(準備中:1/16募集開始予定)
  自然菜園2年目以降の不耕起栽培に特化した特別コース※自然菜園基本コース 受講済み生優先
 キャンセル待ちにはいりました。自然稲作コース(全12回のお米と田んぼを学べる体験コース)
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  食べ物の自給を考えている方にお奨め


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安曇野のシャロムヒュッテで、一年を通じて自然農を学ぶ、毎月1回/全10回の年間講座。
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毎月共に学ぶ仲間との交流を深め、農や暮らしのアイデアを共有します。

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 ■耕さず
 ■草と虫を敵とせず
 ■持ち出さず、持ち込まず
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大雪でハウス倒壊。どうしよう!?

2014-02-25 02:32:58 | 日々の自然菜園
本日、の予定。

なんだかんだで忙しくブログが更新できず、すみません。


先週の大雪で、ハウスの隣の鶏小屋の写真です。半分雪で埋まっています。

足がつかないの大雪で、途中平泳ぎでエサやり、卵とりに行っていました。


前回の大雪はしのげても、夜間の前回より重い今回の大雪さすがにやられました。

ハウスの凹みを見て、私自身もかなり凹みましたね。
あまりのショックに写真を撮り忘れ、気合いを入れないと歩いて近くまで行けないところにあったので、ブログどころではなかった。

しばらくたった今だから、ブログに書けるくらい凹みました。

凹んでいた当初、大雪でコンビニから食べるものが、特に冷蔵庫の食品がなくなってしまっていた時ですからなおのこと
「日常の大切さ」に感謝しつつ、なお凹んでいましたね。

つまり、いつも身近に当たり前にあったハウスが倒壊し、春先の育苗ができなくなってしまった。
しかも、主催しているAzumino自給農スクールの育苗コースの場所もなくなってしまった。
ハウスの中に乾かしていた薪も取り出せないなどなど。

通常当たり前にあった存在の大きさを失ってはじめて感じる。
頭で分かっているつもりでも、実際無くなると強く感じてしまうことがあるんだなーと思いました。


関東の山梨、埼玉をはじめ、長野などハウスが倒壊しまくってしまったので、
今までの大きさのハウスを建て直そうとすると、パイプ資材は8月まで目処がつかない状況です。

しかし、運のいいことに少し小さめのハウスならプロが求めないので手に入ることになりました。
ハウスの隣に建てようかと思ったのですが、計ると距離が足りない、、、
どちらにせよ、80cmほどの雪かきをしないといけないわけですし、一人ではハウスが建てるのが難しい。

今回も多くの人にお世話になりそうです、人は一人で生まれて、協力し合って生きて、一人で死ぬようです。
今回のことがありますから、今出会う人の縁に感謝して一緒に建てることができたらと思います。

大雪は、いろいろなことを教えてくれました。
雪かきをしながら、これからもかみしめたいと思います。


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大雪のハウス倒壊対策

2014-02-10 00:14:40 | 日々の自然菜園
本日、


先日の大雪、大変でした。
朝から本格的に降ってきて、雪かきしても、振り返るともう雪が積もっている感じでした。


たった3時間で、車が雪だるまになってしまいました。




心配したのが、家から車で数分のビニールハウス。

歩いて行くと、除雪車が入っていない小道では膝までの積雪。

ビニールハウスは、予想通り、雪の重みでビニールがくいこんでいました。限界でした。


雪が少しでも落ちるように、室内から叩いたり、脇から雪下ろししたり、出来る限り雪を下ろしました。

ビニールの種類によって、強度はかなり違いますが、翌日雨が降ったり、さらに積雪したりすると、ビニールは大丈夫でもパイプの骨組みが耐え切れずつぶれてしまいます。


今回は、七輪に豆炭などを山積みして少しでも室温を上げ、雪が溶けて落ちるように保険をかけました。

ただし、一酸化炭素中毒にはご注意ください。


翌日、無事でした。

ビニールハウスがないと寒冷地の自給率はかなり低くなってしまいます。
とても大切な資材です。大切にしたいものです。

今年は、雪が少なくて心配していましたが、こんな形で一気に降るとは思いませんでした。
年々不安定な気候になってきていて、舵取りが難しいです。
それでも、できることを精一杯して、後は天に任せたいと思います。


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新連載その2 「野菜だより」(学研) ~1㎡からはじめる自然菜園~

2014-02-05 05:14:41 | 日々の自然菜園
本日、ときどきの予報。


学研さんから「野菜だより」3月号が届きました!

自然菜園について、2月号に載せていただき、3月号から新連載開始です。
前回の2月号では、師匠の一人金子美登さんの次のページでしたので、冷や汗ものでした


今回からの新企画「1㎡からはじめる自然菜園」を始めるに至って、
自然菜園の基礎知識をまとめたのが、今回のテーマです。

自然菜園=自然農+自然農法+有機栽培といった感じですので、基本的に無農薬栽培を始めたい方に参考になればと思います。
自然菜園の特徴としては、耕さず草と共に野菜を育てるといったところは、目新しいかと思います。

そのため、通常よく使う道具の一つ、鍬は必須ではないのが特徴的かもしれません。

草と付き合う上で、必須はのこぎり鎌。
のこぎり鎌とは、通常稲刈りに使う、ギザギザのついた鎌のことで、500~800円程度で手に入る日本ならではの鎌。
野菜の周りの草を刈って敷く「草マルチ」、収穫など色々使える優れモノです。

草とどう付き合うのか、簡単にいえば、多年草の草を除けば、基本的に菜園で生えてきた野菜の周囲15cm以内の草は、根を抜かず草マルチにしていくことです。
ただ、実際始めると以外に難しく、草と野菜の微妙な駆け引きがありますので、マスターするには失敗も経ながら体感して習得していくしかありません。

最初のうちは、基本をマスターして、野菜を育てるために草を株下に草マルチしていくところから始めてください。


耕さないのが自然菜園の特徴にもなっていますが、
正確には、「耕す必要がなくなるように野菜と草と付き合っていく」といった感じです。

不耕起=耕さないと思われがちですが、実際は自然にミミズや野菜と草の根でかなり耕されフカフカになります。
もっというと、ただ耕さないことではなく、この自然に耕される「自然耕」が発揮できるように栽培することが大切になってきます。

そのため、通常の畝立てと異なり、草を刈っておき、後から畝に被せたり、通路に緑肥mixを播いたりします。


始める場所にもよるのですが、農薬・化学肥料などで土が疲弊していたり、お庭など畑の生き物がいない土には、
畝立ての際に、畑の生き物が育ち増えやすいように、最低限の補いをしておきます。

使用する堆肥も、自家製の完熟した自然堆肥5L程度が1㎡に適量ですが、
市販した物で代用しようとした場合、完熟堆肥と腐葉土を混ぜて使うことがお奨めです。

カキガラや油カスもそうですが、生えていた草やそれまでの土の履歴や、簡易土壌分析から必要であれば、量を調整してください。

つまり、ここで示した量は絶対的なものではなく、状況にあわせて加減していただければと思います。

今まで野菜を無農薬で育てて来なかった方、育たなかった方はご紹介した量を基準に投入していただき、
去年、無農薬栽培で野菜がそこそこ育っているようでしたら、減らしていただければと思います。


緑肥mixについても今回はじめてその基本的なブレンドの割合をご紹介しました。

緑肥mixとは、緑肥作物のイネ科とマメ科を数種類入れて作るブレンドのことで、今回は通路の中央などに播くための基本ブレンドです。

イネ科とマメ科を混ぜて播くとそれぞれ育ちやすくなるだけでなく、その菜園に適った生え方をするので一年草、多年草を混ぜておくのもポイントです。

通常、イネ科の多年草のオーチャードなどを使いますが、なければイタリアンライグラスでもかまいません。
ただし、市販のイタリアンライグラスの大半が一年草になっていることを記事を書いてからわかったものですから、購入するイタリアンライグラスは多年草のものかご確認いただきたいと思います。


市民農園などでは、数年で返さなければならない場合は、多年草の使用を避けた方がいい場合は、エンバク、一年草のイタリアンライグラス、クリムソンクローバーのみの使用にとどめ、毎年播いてしようするといいでしょう。

草マルチをしたくても、草が生えない菜園や草を生やしていけない貸農園では緑肥mixはとても重宝します。

まだまだ研究の余地はたくさんある未熟な自然菜園です。
この方法がベストではないので、各自研究してみてください。

また、ご質問などございましたら、このブログのコメント欄に投稿いただければ、私が在宅であれば割と早くお答えするようにしております。
現在、一人で切り盛りしておりますので、無料での個人的なご相談、見学などは一切お受けできないのでごめんなさい。


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新連載開始「田舎暮らしの本」(宝島社) ~自然菜園で自給自足~

2014-02-03 21:43:10 | 日々の自然菜園
本日、

最高気温15℃。今日も異常にとても温かい日でした。
去年のうちに行っておきたかった残っていた野良仕事や、鶏のエサを作ったり久々に外で汗をかきました。


帰宅してみると、2月から連載開始を行う「田舎暮らしの本」3月号が届いていました。

去年、長野県特集の際に、取材を受けたのがきっかけでした。


2012年に拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)を出させていただいて、お仕事の幅が広がりました。

この雑誌での連載もその一つです。
自然菜園とは、自然農、自然農法、有機農業を始めるきっかけになるように今までいろいろな方から教わった師匠たちの教えを自分なりにまとめたものです。


実際にAzumino自給農スクールなどで、自然菜園として教えたりもしておりますが、
日ごろ自分が自給自足の暮らしにあこがれ、実践しながら研究してきた内容です。


自然菜園は、自然に野菜が育つ里山のようなイメージで、野菜を育てながら、菜園そのものも育て育んでいくことなので、いろいろなはじめ方があります。

今回の連載では、実際に長野市に新たにモデル農園として、元田んぼを約半分の面積一から自然菜園にして、
残り半分を無農薬の田んぼとしてより自給自足に適した自然菜園を特集していきます。


毎月発売する雑誌なので、毎回野菜の育て方もご紹介していきます。

今回は、コカブです。

自然菜園で一番育ててほしい野菜がコカブです。
育てやすく、しかも美味しい野菜です。

とても葉が美味しく、無農薬では意外と育てにくいコマツナやホウレンソウよりも育てやすく、間引きしながら楽しみが続く野菜です。
しかし、カブの葉は萎れやすいので、通常葉は切られていて売っています。そのため葉付きのまま市販されにくい野菜の一つです。

自分で育てれば、葉も根も一緒に収穫でき、両方味わうことができます。

ポイントは、同じカブでもコカブが育てやすいです。

コカブ以外には、大カブになるものもあるし、秋限定の赤カブなどもありますが、
コカブは、春にも播ける品種も多く、生育も早いため育てやすいです。

自然菜園では種を播いてから水をまかないので、とてもびっくりされますが、
水をまかずに、自然に発芽させることがとても重要です。

自然の草は、水をまかずに自然に発芽してくるから強いと思います。
野菜も発芽から自然に出て来れるとそのあとも素直に自然に育ってくれます。

まずは、コカブから、種を播いて育ててみてください。
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