無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール2015「自然稲作コース」田植えをしました。

2015-05-28 23:57:45 | 自然菜園スクール
本日、

今日は、ボランティアスタッフと3人で、先日のAzumino自給農スクールの自然稲作コースの田植えの補植を完了しに安曇野に行ってきました。
今回の補植は、苗が足りずに植え残ってしまったためです。

原因は、株間12~15cmの予定の場所が6~8cmと株間が狭く、苗が必要以上に倍使われていたためでした。


Azumino自給農スクール「自然稲作コース」では、自給の要であるお米をみんなで育てて、食べて、モチをついて、お酒にしてもらってと、一番最初に埋まってしまう人気のコースです。

田んぼは畑と異なり、借りるのが難しく、水管理や地域とのお約束事もありハードルが高いので、
誰かが借りて、みんなで行うのがお奨めです。

田んぼは平らにするのが一番重要で、エブリとよばれる代かき板で真っ平らを目指し年々平らにしていきます。




また、畦からの漏水を防ぐために、畦塗りもとても大切な野良仕事です。

何度も塗り重ねていき、高くしっかりした畦を築いていき、最後に畦豆を播きます。


田植えの基本はまっすぐ植えることですので、
当スクールでは、木の板に竹を挿し、線を引いてその上に植えていきます。


田んぼの入口につくった折衷苗代です。

初めの芽出しをハウスで行い、田んぼに移して、田植えまで1カ月育ててきました。

今回は、亀の尾、白毛モチ、しなの深紅、農林48号、イセヒカリ、ハッピーヒルと6種類植えました。




亀の尾は、ササニシキ、コシヒカリの直系のご先祖様で、当スクールでは地元の酒蔵でお酒にしていただいております。






今年は、ボランティアスタッフさんの日頃の水管理と今までの土づくりで、とてもよい状態で田植えができました。

これから、田植え後4日目から1週間以内に、チェーン除草を繰り返し、稲を育てて、草を抑えていきます。

今年も無事田植えが始まりました。


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台湾版 『これならできる!自然菜園』見本誌が届く

2015-05-20 18:38:09 | 日々の自然菜園
本日、

久々のブログ投稿です。超農繁期ゆえに、野良仕事は行っているのですが、ブログ用の写真をとる暇もないほどです。


先日、一年半前にオファーのあった台湾版翻訳本『これならできる!自然菜園』見本誌が届きました!

翻訳する方も大変だったと思います。

ちなみに、左が台湾でこれから発売予定です。




台湾版のタイトルは、『無肥料、無農薬でも野菜がこんなにできる!』だそうです。

瑞昇文化出版さんからでることになります。

間違え探しができそうな感じです。


中身は、構成などもそのままなので、


p32は自然菜園が天然菜園として紹介されています。


p76ではナス科の台湾語版。

大学の時、第二外国語が中文(北京語)だったので、冬場の農閑期に、日本語版と照らし合わせながら、再度中国語を勉強しようと思います。

まさか、自分が出版することになるとは、そしてそれが翻訳されて海外に出るとは思いもよりませんでした。

台湾は大好きな国なので、縁がつながったら、また行ってみたいですし、今度は台北だけでなく、台南など南にも足をむけて、本場の東方美人など茶園やウコッケイの鶏舎が見学できたらと夢をみております。

人生なにがあるかわからないものです。だから面白いです。

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穂高養生園で『持続可能な自然菜園入門講座2015』開校しました!

2015-05-11 08:03:16 | 出張菜園教室
本日、

今朝は最低気温5℃と霜予報が出るほどに寒く、昨日のAzumino自給農スクール『自然菜園・不耕起コース』で定植仕立ての苗たちが心配です。

ワークショップといえば、穂高養生園さんでの開催されるワークショップ Workshops全4回の
『~菜園のあるくらしは、愉しい・美味しい・幸せ!~持続可能な自然菜園入門講座2015もいよいよ始まりました!

1泊2日の体験型の自然菜園入門講座なので、美味しく育てて食べようをテーマに、

日程: 全4回(各1泊2日)
・2015年5月9日(土)〜10日(日)
・2015年7月11日(土)〜12日(日)
・2015年9月12日(土)〜8日(日)
・2015年11月7日(土)〜8日(日)

予定です。


4月に播いたチンゲンサイ、ミズナたちが間引きを待っていました。

美味しい野菜を育てるには「間引き」といって、重なり合った混んだ野菜を収穫して、食べてしまうと空間が広く開くので野菜が大きくなれるようお世話が欠かせません。

今回そのコツを行いました。


夏野菜の定植、ズッキーニの植え方を通して、水をあげないで根性をつける定植を行いました。


トマトを定植する前に、支柱が揺らいでいないか、チェックして縛り直します。

夏野菜は、実が大きくなるので、枝が折れやすく、丈夫な支柱がとても大切です。

支柱を挿してから夏野菜を植えるのも自然菜園ならではかもしれません。



支柱がしっかりしたら、トマトをネギと一緒に植えていきます。


畑の脇でぼうぼうに育っているヨモギを練り込んだ焼きたてのスコーンとハーブティーをいただきます。

当日はとても涼しく、寒いぐらいでしたから温かい飲み物のは嬉しかったです。


草の生えた耕さない畑に草を刈って種を播く準備の様子です。

のこぎり鎌で草を丁寧に刈っていきます。


養生園の畑は元々田んぼです。

そのため、一部田んぼにしてみました。広さは1畝=1a=100㎡=30坪です。

ちょうど大人一人が一年間にお米を自給できる位の広さです。


耕さない田んぼに、人生初の田植えです。




線を引き、まっすぐになるように、丁寧に去年の切り株に竹で穴をあけ、苗を抜けないように植えていきます。

この田んぼで育てるのはもち米「白毛モチ」で、最後の回にみんなでお餅を搗いて食べようと思っております。


次回は、・2015年7月11日(土)〜12日(日)です。

予約は開始しております。お問い合わせとお申し込みは、養生園のホームページから行えます。

今年の講座もこれで出そろい、いよいよ超農繁期第2ランドに入りました!

いろいろな方のサポートで無事開催ができるている菜園教室。今年度もいろいろな出会いと学びがありそうです。
よろしくお願いいたします。
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ホップの育て方 鶏小屋の日陰づくり

2015-05-05 06:21:51 | 日々の自然菜園
本日、

昨晩久々のまとまったが降ってくれました!
野菜を植えてから初の10日間以上晴れ間続きだったので待望のお湿りです。
定植から水をあげていないので、さぞ待ちに待った雨だったので、根性のある根が育っていることでしょうし、頑張ったご褒美として最高の雨でした。




さて、5月に入り、暑さでハウスの育苗管理が難しくなったうえ、夏野菜苗の鉢上げ、種まき、そして稲の育苗とハウス内は所狭しとなってきて、
菜園教室準備&開催と雑誌連載校正、新刊の打ち合わせをしながら、合間で育苗、草刈り、果樹のパイプハウスづくり、田んぼの準備と超ハードな農繁期がやってきました。

ブログのネタは冬季と異なりたくさんあるのですが、写真もたくさん、
更新している時間が限りなくなく、今回は忙しい中楽しみにしてくれている方にむけて、書いてみました。

ビールの材料として有名は「ホップ」しかしその生態は意外と知られていないものです。




あれ!?ワケギの鉢の中から、ビールのホップ(が生えてきました。
そういえば、ホップの移植をしようとホップの根とアワツキと一緒に埋めておいたものでした。

ホップは本気を出せば8~10mもツルを伸ばすすごいやつなので、忙しいといってもこのままにしておくわけにいきません。


そこで、、、



鶏小屋には、日向ぼっこできる南向きの個所があります。冬や春先、秋は大人気ですが、夏はとても暑くなり不人気の場所です。

そこで、今回夏場の日陰を作る目的で、鶏小屋の南側の空いたスペースにホップとワケギを植えることにしました。




ホップはアサ科のつる性多年草。雌雄異株。和名はセイヨウカラハナソウ。
毬花はビールの原料の一つで、苦味、香り、泡に重要であり、また雑菌の繁殖を抑え、ビールの保存性を高める働きがあるそうです。
全国の山地に自生する非常によく似た植物にカラハナソウがあり、しばしばホップと混同されがちです。

長野県は、岩手など東北同様ホップの生産が盛んでしたので、雑草化した栽培用のホップを畑の脇に生えている場所もたまにあります。

多年草で、とても強靭なので、畑に植えないようにし、痩せた邪魔にならない場所で育てます。


今回は、以前育てていた場所を掘って、新芽が吹いていた根を鉢植えにしておき、芽が吹いてから一株ごとに切り分けます。




鶏小屋に根が侵入しないように、獣よけも含め畔シートで仕切っておきます。

そこに、植えてみました。




アサツキと一緒がいいのかわかりませんが、共に鉢植えで問題なかったので、株分けしたものを混植し、2mの支柱を垂直にさせておきます。

本気を出したホップは8m以上伸びますから当然足りないわけですが、きっとハウスなどにからみつき、何とかなると思います。

ホップは、ビール造りはもちろんのこと、てんぷらやお茶や若芽はお浸しなどにしても美味しく、
緑不足の夏、鶏のエサにも最適です。

今回は、初年度から収穫したかったので、株間を狭く、本数を多めに植えましたが、本来は多年草でとても強いので株間1~2mにし、毎年出てくる芽を3~5本に間引き、調整しなけらばならない位強い作物です。
今回は、生やしてみて、その生育をみてどの程度残すか決めようと思います。

忙しくても、好きなことだと続けることができます、またブログもそうですが、いつもと違うことをするといい息抜きにもなります。

ホップがあれば、フレッシュなビールと天ぷらとしておつまみも自給でき楽しさ倍増なので、身体が疲れていても動くから不思議です。
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