本日、。
今季号9月21日発売、雑誌『住む』にお庭で始める自然菜園を載せていただきました。
今回の特集は、「育てる庭、安心の家」つまり、家庭です。
その中で、庭で無農薬で自然菜園を行うコツをご紹介しました。
自然菜園は、野菜の里山のようなものです。
全くの天然でもなく、人と自然が共生できる意味で自然な家庭菜園といった感じです。
自然にいかされ、自然をいかすそして育まれる野菜は、新鮮なだけでなく、季節の風味たっぷりで美味しい。
そんな自然菜園がお庭で行うためには、いくつかのコツがあります。
庭は元々、家を建てた空き地なので、昔からの家でなければ最初から畑の土ではなく、庭土です。
庭土には、畑のように野菜を育む土の生き物は乏しく、日当たりや土質が庭木には適しておりますが、野菜が育つ環境ではありません。
庭土は、固くなりやすく、水はけが悪く、土が単純です。
一方、野菜が育つ菜園の土は、水はけがよく、水持ちの良い土。そしてミミズをはじめ畑の土の生き物が住みやすい環境があります。
そこで、全面的に畑の土に代えなくても、野菜を育てる場所のみプランターの土や腐葉土、クン炭、完熟堆肥などをお庭の土に加えて、
菜園ができる土になるきっかけを作ります。
自然菜園では、草と共に野菜など作物を育てます。
秋から自然菜園をはじめると春から野菜が自然に育つ環境が整いやすいので、
野菜が育つようになると生えてくる草の一つ春の七草で知られる「ハコベ」を移植したり、
ネギを植えたり、緑肥作物(牧草の一種)を混ぜて通路の中央に蒔いたりして、
野菜が育つ土の生き物、害虫の天敵益虫などが集まってくれる自然環境を調えます。
ただ、草と一緒に野菜を育てると自然の草に負けてしまいがち、
そこで、p63のようにタネ蒔きや植え付けにはコツが要ります。
草をすべて除くと、野菜が育つ土の生き物、害虫の天敵益虫などが集まってくれる自然環境も失い、無農薬栽培はかえって難しくなります。
そのため、野菜を育てながら、草を活用していくことで、共存することができます。
実際に、草が伸びてくれば、野菜よりも大きくせず、野菜の株下に草を敷く、いわゆる草マルチをし、
野菜の根元に生えてくる草を抑え、雨の跳ね返りを防ぎ、根の乾燥を防ぎ、ミミズなど土の生き物の住処を調え、草マルチはやがて自然堆肥となり、土に還っていきます。
自然菜園では、相性の良い野菜どうしを混ぜて植えます。
そうすることで、狭い空間を立体的に草の代わりに、相性の良い野菜を育て、共育ちさせます。
庭で育てる際は特にそうですが、同じ種類の野菜を繰り返し不自然に育てることが発生する「連作障害」にならないようにプランを立てることが大切です。
そこで、p65のように、夏畝と冬畝といった相性の良い組み合わせを交互に育てることによって、野菜が育てやすい組み合わせで栽培していきます。
9頁もの特集でも語りきらない自然菜園ですが、野菜を自然に育てることのきっかけにしていただければと思います。
庭でも、プランターでも、畑でも自然菜園はできます。
野菜は、肥料を入れ過ぎれば病虫害が多発したり、養分や光だけでなく旬栽培でなければ育ちも悪くなったり正直です。
失敗の原因を改善していけば、どんどん上手に育てることができるだけでなく、愉しくなってきます。
今回の特集では、お庭で自然菜園をはじめるコツをはじめてご紹介することになりました。
あくまで一例なので、あとはお自宅のお庭の環境風土や生活の導線などと加味し、独自に工夫していっていただければと思います。
ご自宅のお庭で、旬の採れたての無農薬栽培の野菜が自給できるのはとても幸せなことだと思います。
何かご質問ございましたら、このブログのコメント欄からご質問いただけますので、ご記入ご投稿ください。お待ちしております。
9/29(日)は、
せたがや自然農実践倶楽部さんで、
『東京で自然農をはじめよう!自然農講座パート2:自家採種と秋の種まき編』
『自然農で、夏野菜の自家採種と秋の種播き!』を一緒に学びましょう 春の種播きに続いて、今回は夏野菜の自家採種と秋の種播きです。
今季号9月21日発売、雑誌『住む』にお庭で始める自然菜園を載せていただきました。
今回の特集は、「育てる庭、安心の家」つまり、家庭です。
その中で、庭で無農薬で自然菜園を行うコツをご紹介しました。
自然菜園は、野菜の里山のようなものです。
全くの天然でもなく、人と自然が共生できる意味で自然な家庭菜園といった感じです。
自然にいかされ、自然をいかすそして育まれる野菜は、新鮮なだけでなく、季節の風味たっぷりで美味しい。
そんな自然菜園がお庭で行うためには、いくつかのコツがあります。
庭は元々、家を建てた空き地なので、昔からの家でなければ最初から畑の土ではなく、庭土です。
庭土には、畑のように野菜を育む土の生き物は乏しく、日当たりや土質が庭木には適しておりますが、野菜が育つ環境ではありません。
庭土は、固くなりやすく、水はけが悪く、土が単純です。
一方、野菜が育つ菜園の土は、水はけがよく、水持ちの良い土。そしてミミズをはじめ畑の土の生き物が住みやすい環境があります。
そこで、全面的に畑の土に代えなくても、野菜を育てる場所のみプランターの土や腐葉土、クン炭、完熟堆肥などをお庭の土に加えて、
菜園ができる土になるきっかけを作ります。
自然菜園では、草と共に野菜など作物を育てます。
秋から自然菜園をはじめると春から野菜が自然に育つ環境が整いやすいので、
野菜が育つようになると生えてくる草の一つ春の七草で知られる「ハコベ」を移植したり、
ネギを植えたり、緑肥作物(牧草の一種)を混ぜて通路の中央に蒔いたりして、
野菜が育つ土の生き物、害虫の天敵益虫などが集まってくれる自然環境を調えます。
ただ、草と一緒に野菜を育てると自然の草に負けてしまいがち、
そこで、p63のようにタネ蒔きや植え付けにはコツが要ります。
草をすべて除くと、野菜が育つ土の生き物、害虫の天敵益虫などが集まってくれる自然環境も失い、無農薬栽培はかえって難しくなります。
そのため、野菜を育てながら、草を活用していくことで、共存することができます。
実際に、草が伸びてくれば、野菜よりも大きくせず、野菜の株下に草を敷く、いわゆる草マルチをし、
野菜の根元に生えてくる草を抑え、雨の跳ね返りを防ぎ、根の乾燥を防ぎ、ミミズなど土の生き物の住処を調え、草マルチはやがて自然堆肥となり、土に還っていきます。
自然菜園では、相性の良い野菜どうしを混ぜて植えます。
そうすることで、狭い空間を立体的に草の代わりに、相性の良い野菜を育て、共育ちさせます。
庭で育てる際は特にそうですが、同じ種類の野菜を繰り返し不自然に育てることが発生する「連作障害」にならないようにプランを立てることが大切です。
そこで、p65のように、夏畝と冬畝といった相性の良い組み合わせを交互に育てることによって、野菜が育てやすい組み合わせで栽培していきます。
9頁もの特集でも語りきらない自然菜園ですが、野菜を自然に育てることのきっかけにしていただければと思います。
庭でも、プランターでも、畑でも自然菜園はできます。
野菜は、肥料を入れ過ぎれば病虫害が多発したり、養分や光だけでなく旬栽培でなければ育ちも悪くなったり正直です。
失敗の原因を改善していけば、どんどん上手に育てることができるだけでなく、愉しくなってきます。
今回の特集では、お庭で自然菜園をはじめるコツをはじめてご紹介することになりました。
あくまで一例なので、あとはお自宅のお庭の環境風土や生活の導線などと加味し、独自に工夫していっていただければと思います。
ご自宅のお庭で、旬の採れたての無農薬栽培の野菜が自給できるのはとても幸せなことだと思います。
何かご質問ございましたら、このブログのコメント欄からご質問いただけますので、ご記入ご投稿ください。お待ちしております。
9/29(日)は、
せたがや自然農実践倶楽部さんで、
『東京で自然農をはじめよう!自然農講座パート2:自家採種と秋の種まき編』
『自然農で、夏野菜の自家採種と秋の種播き!』を一緒に学びましょう 春の種播きに続いて、今回は夏野菜の自家採種と秋の種播きです。