無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

日本みつばちのミツロウを採取。

2009-09-30 18:43:24 | 日本みつばち
本日、

秋分も過ぎ、このところ秋雨が毎日降っています。
今まで降っていなかった分、野菜もよろこんで雨水をゴクゴク飲んでいる様子。

雨なので、今月10日から予定している稲刈りがちょっと心配ですが、
なるようにしかならない自然なので、
どっちに転んでもいいようにしておこうとちょくちょく準備しています。

雨が降るとなるべく晴耕雨読したいなーと、
ずいぶん読みたまっている本を読みつつ、前回採蜜した日本みつばちのミツロウを採取しました。

日本みつばちの蜜は、遠心分離機もいらず重力だけで採蜜できます。
前回はじめての試みで、取りきれないハチミツを日本みつばちに返しました。

その残った蜂の巣は、蜂が体内で作ったミツロウでできています。


なかには、まだハチミツが入ったミツロウもあるので、
それは別に袋に入れ、来年の日本みつばちが箱に入りやすいように塗るために取っておきます。


ハチミツが残っていない蜂の巣からミツロウだけを採取するために、
蜂の巣と、水をいれて沸騰しないように火にかけて溶かします。


この後、冷やすと水より軽いミツロウだけが、上に固まります。
不純物がいろいろ入っているので、何回か濾してあげると、ミツロウが純化してきます。


出来上がったものに芯を差せば、ミツロウキャンドルになります。
煙やすすが出ず、ほのかに香るミツロウキャンドルは、最高です。

今年は、ミツロウからリップクリームを作ってみようと思います。


【追加お知らせ】横浜でプランター栽培講座を行います。
来月10月24日(土)に、友人の教室で、自宅で簡単に無農薬のイチゴ狩りを楽しめる講座を行います。
関東で、プランターから自然栽培を行ってみたい方必見の講座です。
もしよかったら、ご参加ください。

fukumimiセレクト講習会 竹内さんの無農薬自然栽培「イチゴ講座」
http://blog.fukumimi.co.jp/?eid=613781の問い合わせ↓
 
『自家製天然酵母パンfukumimi』〒235-0041横浜市磯子区栗木2-14-21
TEL:045-772-2460 FAX:045-772-2460 E-mail:info@fukumimi.co.jp



◆◇◆10月14日から始まる冬の家庭菜園講座(NHKカルチャー)のお知らせ◆◇◆

『美味しく簡単にできる無農薬・家庭菜園の法則』
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html
講師: 自給自足Life代表 竹内 孝功


無農薬自然栽培の基本から、毎月育てる野菜をテーマにレクチャーします。
畑の疑問・お悩みにお答えする時間もあります。
10/14-玉ねぎの植え方、サツマイモの収穫・保存、麦で土作り
11/11-来年の畑の準備、野菜の保存の仕方、種の保存の仕方
12/9-有機肥料・補間資材の作り方(クン炭・ボカシ肥)、一年のまとめ(復習)


一日講座(10/3(土)13:30~16:00)は、 こちら↓
コンパニオンプランツで育てるイチゴ栽培
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_516004.html


イチゴの他に、ニンニク・ハコベ・ペチュニアを一つのプランターで無農薬栽培で育てます。
もちろん、ミミズも飼います。毎年イチゴプランターを増やしていける持続可能なプラン―栽培法です。

お誘い合わせの上お申込み、よろしくお願いたします。




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いろいろな試み、農的生活の日常

2009-09-27 18:21:25 | 自然栽培で自給できる想い
本日、のち、夕方

こちらに移り住んで、4年目。
お米に野菜に、鶏に日本みつばちと自給できるものが増えてきました。
毎年、何らかの失敗と成功を積み重ねながら、ちょっとずつ新たな試みもしています。


日本みつばちの養蜂でも、今年ハチミツを全部取らずに半分以上蜜蜂に残す試みをしています。
例年ですと、なるべく殺さないでハチミツを取るところまでは出来るようになりました。
ハチミツを全部取った後、砂糖水を一時的に返し、蜂に1から巣を作ってもらっていました。

日本みつばちを観察しているうちに、蜂が集めてくるハチミツには人間に分け与えるほど余分のハチミツを集めていないのかもしれないと思いました。

蜂は、寒い冬を越冬し、春に家族を増やすべく、ハチミツを蓄えます。
今年は、巣の半分以上を残し、さらに、人間がハチミツを精製する際に不要なハチミツを蜂に返すことをしてみました。

まだまだ不明な点と、ハチミツを返す時になぜか死んでしまう蜂もいて課題は残っていますが、去年よりもゆるくて気に入っています。


今年から、田んぼがなくても庭でも稲が育てられないかと久々に、庭田んぼをやっています。
黒米なので、それほど収穫できなくても食卓に彩りを添えてくれます。
廃棄処分の発砲スチロールの田んぼには、在来種のメダカも泳いでいます。


先日友人の田んぼの手伝いをちょっとしてきて、お茶の時間がとてもゆったりしていて、改めてゆったりの豊かさを感じました。
田舎のスローライフは、意外とハードワークにもなりがちなので、
「お茶の時間」をはじめゆったりする心を養いたいものです。


田んぼの畦で育った大豆(畦豆)もエダマメで食べるには最適な頃です。
来月の10日・11日に稲刈りを控え、もう一度畦草を刈っておこうと思いました。



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ワークキャンプ09に参加して!

2009-09-25 09:49:35 | 出張菜園教室
本日、

21~23日(2泊3日)に行われた「安曇野地球宿」『ワークキャンプ09』に受け入れ農家として参加させていただきました。


受け入れ当日22日は、仲間の同じ受け入れ農家の津村さんが、
今日さばく鶏を早朝6時に引き取りに来ました。
お尻の上の恥骨が締まってきている(卵を産みにくに生ってきた)鶏を8羽渡しました。


今回参加してくれた方の印象に残った3位は、
採れたての無肥料栽培の「スワンカブ」の丸かじりでした。
新鮮さと、えぐみのない奇麗な風味に、感動が起こりました。


一通り、畑や鶏の紹介を終えてから、
みんなでこの時期の野良仕事「ニンニク植え」をしました。


ニンニク植えの後、自宅の庭でみんなでトマトの自家採種をしました。
自家採種した後に残った果肉で、完熟トマトピューレを庭で薪をたき、作りました。
参加者一人一瓶のお土産をそれぞれ思い思いのラベルを作って貼って作りました。


ランチは、トップ写真のように、自家製の野菜をゆでたサラダや、
今年採れた小麦で夏野菜ピザを焼きいただきました。
今回参加者が印象に残ったこと1位は、自宅の庭を囲んで、近所のみんなと食べたランチでした。
自然と近所のみんなが一品持ち寄りで食卓を囲むというつながりが強く印象に残ったようです。


午後は、みんなの要望が高かった日本みつばちの採蜜でした。
重箱式に重ねられた巣箱にはぎっしりハチミツが詰まっていました。


印象に残ったこと2位は、ハチミツの美味しさでした。
2層に分かれた色の違うハチミツ。
色の透明度の高い方は、地元のリンゴの味がし、色の濃い方は、いろいろな花の蜜がブレンドされた濃い味でした。


野良仕事の後みんなで地元の温泉ファインビュー室山に入った後、
夕食は、みんなで昼間作ったものを持ち寄り食べました。
鶏も、ミンチにされ、インドカレーになって美味しく登場していました。
夕食後、みんなで体験したことを分かち合うワークをしている写真です。

今回、東京を中心に集まってくれた参加者のお蔭で、初心を思い出しました。
まだまだ不十分な未熟な私ですが、5年前に比べ、やりたかった自給自足の生活をしながら、仲間に恵まれ、地域に支えられ生きていることが再認識できました。

参加してくれたみんなトは、この会を通じて出会いましたし、
地域の受け入れ農家どうしも一層つながりが強くなった気がします。

地域とスタッフ、参加者に感謝のワークキャンプ。
いい思い出になりました。ありがとうございます。


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あずみの自然農塾の9月(シャロムヒュッテにて)

2009-09-20 14:04:00 | あずみの自然農塾(シャロムヒュッテ)
連休の3日連続の農的ワークショップの仕事も終わり、遅ばせながら報告させていただきます。


19・20日は、大型連休の中長野県安曇野市穂高にあるシャロムヒュッテで毎月の1泊2日の自然農のワークショップが開催れました。

田んぼの稲も穂が垂れてといいたいところですが、
今頃古代米の緑米は、花を開花させ、お米の生長はお米によってずいぶん違うなーと思いました。


田んぼの脇の畦(あぜ)では、畦豆(大豆)が実をたわわに実らせていました。
畑育てた大豆に対して、約2倍以上の200個のサヤが実っていました。


自然農では、「持ち込まず、持ち出さず」の原則があり、
できるだけ野菜の種を取る(自家採種する)ことにしています。
今回は、ズッキーニ、ナス、カボチャ、インゲン、食用ホウズキなど多彩な種子を自家採種しました。


畑のワークでは、畑に咲いていたレタスが種をつけていたので、
そのまま畑に蒔いてみました。


その他、ホウレン草をはじめ野沢菜、大根など冬野菜の種蒔きもしました。


自然農では、草や野菜が育たないときに限って、米ぬかや油粕を補うことはしますが、基本的に無肥料で野菜やお米を育てます。

それができるのも、草をすべて除かず、根を残して刈って敷くことによって、
ミミズをはじめ多様な生物が生命(いのち)の営みを繰り返すことで、
土はフカフカに団粒化、豊かになっていきます。

何もしないこと、放任することが自然農ではありません。
野菜の生命、草の生命、虫の生命に感謝して、少し手を貸すことで、野菜やお米が自然に育つ手助けをし、育つ勢いが強くなってきたら、手を貸すことをやめます。

自然農の営みは、昔の里山に似ています。
ただ放っておく山ではなく、山の下草を刈り、落ち葉を掃き集め、
山菜を取り、薪を拾い、自然と共に生きる知恵があると思います。



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キュウリの自家採種

2009-09-18 23:41:17 | 自家採種
本日、

明日シャロムヒュッテで、『あずみの自然農塾』のワークショップが1泊2日を行い、
終わった20・21日には、地元「安曇野地球宿」でワークキャンプの受け入れ先農家として連休は、仕事で大忙しになりそうだ。

忙しくなる前に、キュウリの自家採種をやっておこうと、キュウリの種だしを行いました。


これが、キュウリの採種果です。
キュウリは、一説に「黄色い瓜」→キュウリとなまったともいわれ、
生ったままにしておくと、1本1000g位には生長し、緑から黄色に変化します。
それを40日樹につけておき、収穫して1週間置いたものが写真の採種果です。


包丁で二つに割ると、中には熟した種が詰まっています。
その数300個くらいあります。


中の種をかき出してみると、
カエルの卵のようなゼリーに包まったキュウリの種子があります。


ゼリーのまま洗って干してもいいのですが、
うちでは最近袋などにいれて一晩発酵させてから洗っています。

最近のキュウリは、一本の樹から200個近く収穫できるように品種改良され、
商売用に技術がないと上手に育てられない品種が多く、無農薬栽培が難しい野菜の一つです。

固定種では、四葉キュウリや在来キュウリをはじめ、昔から作られている品種が無農薬栽培にむいている気がします。

そんなキュウリのうち、美味しかった品種を育て、中でも樹が病気に強く、実を良く付けるキュウリから自家採種すると、
どんどん育てやすい自分のうちのキュウリになります。

簡単ですで、大きくなってしまったキュウリで自家採種をやってみて下さい。



★☆★いよいよ今週末の20~22日に、友人の安曇野地球宿で、★☆★
「ワークキャンプin安曇野」を行います。
うちも受け入れ先農家になったので、↓に紹介されました。
http://azuminoworkcamp.blog38.fc2.com/blog-entry-28.html

http://azuminoworkcamp.blog38.fc2.com/blog-entry-29.html


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エコ有機農業でタマネギ・ニンニクの育土(2)

2009-09-17 00:25:24 | 自然栽培で自給できる想い
昨日のつづきです。

有機農業は、有機肥料に依存しすぎていると感じることが多いです。
というのも、今まで肥料らしきものを使わずに、米ぬかを少々使い、時にボカシを使う程度でも野菜はそれなりに育ち、小さくてもとても美味しく育ちました。

最近は、ボカシも使うのが違うような気がして、ミミズの土や、生の米ぬか・油粕を混ぜたものと草マルチを使い、土着の菌や細菌を善玉的に増やし、結果として在来の土壌生物を増やし生物多様性を高める方法の方がお気に入りです。

今回は、タマネギの栽培の改善に、珍しく不耕起をやめ、耕してみました。
そして、生の草も鋤き込んだため、↓はエコ有機農業三種の神器クン炭・米ぬか・油粕を使って、
タマネギ植え付け1か月前の準備としました。


使う量は、前年無肥料で育てたタマネギの大きさによって調整します。
必要なければ、使わなくてもいいとおもいます。
有機物を使う量は基本的に、その面積に必要な栄養の半分以下で良いと思います。
あくまで、土で育てたい。
お赤飯にゴマ塩を振るように、ふりすぎないのがポイントです。
①2㎡あたり半にぎりの油粕を撒きます。


②その後、今回は、2㎡あたり、一握りの米ぬかを撒きました。


③最後に、2㎡あたりに、一握りのクン炭を撒きました。


数日間地表でそれらをなじませてから、その後表土と5㎝くらいかき混ぜる予定です。
極浅く耕すことで、好気的な微生物によって分解がはじまり、カビや土壌微生物の餌になり、1か月かけて土の腐食を増やします。

有機物は、ただ投入してもやり方によっては、発芽障害や病虫害を引き起こします。
十分に分解期間を持ち、土になじんでから植え付け・種まきをするといい結果をもたらします。

今回は、今年収穫したタマネギが、ゴルフボール大で若干巻きが弱かったので、
タマネギの生育を助ける意味で、耕し、有機物をうっすら投入しました。

タマネギの植え付けも去年よりも早くする予定です。
来年は、ゴルフボールとテニスボールの中間位のサイズで、固く締まったタマネギが育ったらいいなーと思います。
その後は、自然農に戻して育てられるように、工夫していきたいと思います。




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エコ有機農業でタマネギ・ニンニクの育土(1)

2009-09-16 23:21:55 | 自然栽培で自給できる想い
本日、


今日は、タマネギの植え予定地に珍しく有機物を施用した。
というのは、3つも失敗があってそれをチャンスに変えようと思ったからだ。

1)今年のタマネギ・ニンニクは、いつものように自然農で育てたところ、例年以上の低生長だった。
具体的には、春先の天候不順で玉の肥大が少なく、欠株も多かった。

2)不耕起のためハタネズミのすみか・繁殖地になり、他の野菜に被害が出そうだったので、耕すことにした。

3)今まで、自然農や無肥料栽培を研究してきて、はじめて家庭菜園するには高度過ぎる場合があるため、導入として「エコ有機農業」を研究したいと思っていた。

つまり、今回いろいろ重なった失敗を機に、新たな試みの機会だと思ったので、以前からやってみたかった「エコ有機農業」で、タマネギ・ニンニクの栽培を挑戦した。

「エコ有機農業」とは、私の造語で単に有機物を投入する農業ではなく、
①持続可能で、②生物多様性、③美味しい野菜作りをテーマにしている。

それは、肥料に依存せず栽培する自然農、無肥料栽培で野菜が育ちにくい場合限りに、身近な有機物を極わずか効果的に使い、環境を整え数年後自然農・無肥料栽培も可能な土壌に育てる方法です。

実際に、タマネギ・ニンニクが育ちにくい場合、以下の点に気をつけるといいと思います。
①植える時期が適切か?
②化学肥料農薬で育った苗や種イモを使っていないか?
③タマネギ・ニンニクが育ちやすい土壌か?


今年、見直すと植える時期が遅かったのかもしれないと思いました。
それに、苗や種イモと土壌のバランスがとれていなかったかもしれません。

今回、ニンニクは、1か月前にクン炭をちょっと撒き、耕やしてみました。
そこに、去年よりも10日早く植え付けてみました。


去年は、耕さない土に、ニンニクを植えたあと、米ぬかを少し補いました。
今年は、そこに3割程度油粕も混ぜて補いました。


今年の春先に、ニンニクの玉の肥大期に、草が伸びてしまい草負けしてしまったので、今年は踏み込み温床の壁に使ったワラを敷きました。


以上3点の改善の成果は、来年6月の収穫時にわかります。

明日に、つづく

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自然農法センター見学をして9月

2009-09-15 20:40:39 | 自然栽培で自給できる想い
本日、

昨日は、4年前に研修させていただいた(財)自然農法国際研究開発センターを見学しました。

今回は、職員さんのご都合がつかなかったため、なぜか私が見学を誘導することになりました。

師匠たちの試験栽培をうまく説明しきれないのは承知してもらい友人一行さんと見学しました。


上は、交互栽培の事例です。「生態制御チーム」の試験区です。
左は、青山在来という大豆が育っています。前作は、麦でした。
右は、トマトです。トマトの後に麦を植えます。

つまり、小麦→大豆→トマト→小麦と左と右を毎年交互に栽培することで、
安定した栽培もできます。
また、自給作物である大豆・麦から醤油・味噌・麦の自給もでき、麦ワラもトマトに敷くことができます。



圃場を移動したら、運のいいことに育種課の課長さんがお忙しい中圃場を案内してくれました。


これは、自然農法の育種の一例で、「トマトの自然生え」育種です。
トマトをそのまま土に置き自然に土に還すことによって、
来年桃の花が咲く頃に、トマトが自然に発芽してきます。
育ったトマトの中から食味の良いものを選び、自然と人がお互いに関わりながら育種している事例です。


自然農法センターでは、無農薬栽培で育てやすい種子を育種しています。
写真はキュウリの採種果です。
キュウリは、肥料に依存することなく、自分自身で根がしっかり張れるものを、草と共に育てることで、選抜しています。


こちらは、「自然農法の種」で一番人気の「筑摩野五寸ニンジンです」。
火山灰土のような軽い土壌で、無肥料で育つとても美味しいニンジンです。


こちらは、自然農法センターの田んぼです。
稲は、とてもシンプルで、水と土と太陽で育ちます。
「水稲チーム」では、除草を主に研究しているチームで、
田んぼには稲が勝り、草がすっかり抑えられています。


無農薬・無肥料栽培にむいた「自然農法の種子」はこちらから有料配布できます。
http://www.janis.or.jp/users/infrc/seedservice/index.html






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烏骨鶏(ウコッケイ)が卵温め始める。

2009-09-14 23:17:35 | 自然自給養鶏
本日、

ウコッケイは、「食べてもよい天然記念物」です。天然の鶏の野生を持ち、オスのウコッケイは、群れ(メス)を守るために戦い、
卵を温める本能があります。


今の鶏は、卵を温めないように品種改良されています。
温めはじめると、卵を生産しないからだそうです。
そのため孵卵器なる機械によって雛を生産しているそうです。

卵も自然に孵し、雛(ひな)も雌鶏(めんどり)が育ててくれることが理想です。
そのためには、ウコッケイのような温めることをする鶏は貴重です。

ウコッケイが、うちに来てから1カ月が経ちます。
巣箱を覗くと、一羽のウコッケイが卵を温めている。


前回、ウコッケイの引っ越しと共に孵化直前の卵が2つあったにもかかわらず、
蛇か、ネズミの食べられてしまい、申しわけ事件発生した。
それ以降、卵を温める事がなかっただけに、今回は慎重だ。

13つもの卵を抱えていた。
産む箱は、1つなのでウコッケイの出卵ラッシュの中、
一人のメスがみんなの卵を代表して温めているらしい。
1つは、ボリスブラウン(鶏)の卵も温めてもらっている。

そこで、今回他のメスが卵を産める新しい場所、
温めることもできる巣箱が必要になったので、家にある資材で巣箱を新調した。


鶏は、暗くて身をかくせる場所に卵を産む習性があるらしく、
産むときや、温めはじめると他の鶏が入ってこないように、威嚇(いかく)する。
たぶん、野生の血が濃いウコッケイのことだから、鶏以上に母性本能が強く、
卵を守る傾向が予想できます。

そこで、今回2段式の巣箱を今まであった巣箱の横に設置、
様子を見てみることにした。


今度こそ、無事生れることと、雛(ひな)が無事育ってくれるように、
他の動物に襲われないように、周りも厳重にした。
どうか無事生れてほしいものです。


本日、友人の友人が、ウコッケイをもらいに来た。
以前数羽ウコッケイを飼っていたそうだ。
うちもいただいたウコッケイなので、狭いところで窮屈そうだったので、
2羽もらっていただくことにした。
新しい飼い主の家族と楽しい余生を過ごしてもらいたい。







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うちも受け入れ先農家になったので、↓に紹介されました。
http://azuminoworkcamp.blog38.fc2.com/blog-entry-28.html

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http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_491207.html
講師: 自給自足Life代表 竹内 孝功


無農薬自然栽培の基本から、毎月育てる野菜をテーマにレクチャーします。
畑の疑問・お悩みにお答えする時間もあります。
10/14-玉ねぎの植え方、サツマイモの収穫・保存、麦で土作り
11/11-来年の畑の準備、野菜の保存の仕方、種の保存の仕方
12/9-有機肥料・補間資材の作り方(クン炭・ボカシ肥)、一年のまとめ(復習)


一日講座(10/3(土)13:30~16:00)は、 こちら↓
コンパニオンプランツで育てるイチゴ栽培
http://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_516004.html


イチゴの他に、ニンニク・ハコベ・ペチュニアを一つのプランターで無農薬栽培で育てます。
もちろん、ミミズも飼います。毎年イチゴプランターを増やしていける持続可能なプラン―栽培法です。

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小豆の収穫のコツ

2009-09-13 23:56:01 | 自然菜園の技術 基本
本日、秋

昨日は、一日でした。
待望の長雨だったので、野菜にとって最高の雨でした。
今日もまだ畑の土は潤っていて、ずいぶん助かります。

トップの写真のように、秋晴れの畑では、着実に秋野菜が育ち、今年の葉もの野菜は最高の出来です。

昨日の雨と今日の秋晴れで、明日には実った小豆がはぜてしまうと思い、
今日日中小豆のサヤ収穫しました。


小豆は、一斉に花を咲かせず、バラバラと咲きます。
そこで、実も一斉には完熟せず、順番に完熟します。


小豆もマメ科の植物なので、根っこには小豆専用の根粒菌が共生しています。
マメ科植物は、根粒菌を根っこに共生させることで、根粒菌が固定した窒素を利用して育ちます。
根っこにプックラ膨らんだ粒が根粒菌です。


小豆は、手間があれば、完熟した枯れたサヤから順に手摘みしていけば、理想的です。
うちの場合、一回目はサヤを手摘みし、
それ以降は、根を残して刈り取って叩きます。
晴れ間に、完熟したサヤははじけ、中の小豆が飛び出し、こぼれてしまうので、
こぼさずに収穫するのがとても大切です。




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