無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

信州大学で「自給型くらしと地域をめざして」シンポジュウム

2015-02-22 22:48:40 | 日々の自然菜園
本日、




今日は、地元国立大学の信州大学で、「自給型くらしと地域をめざして」シンポジュウムに参加してきました。




普段は土日の週末は、菜園教室を行っているのですが、2月はまだ菜園には寒すぎて、菜園教室はお休み兼新年度の募集中なので、
たまに講演会など出張させていただくことがあります。




自然菜園のご紹介や、自給自足に必要な田畑の広さやモデルケースを紹介させていただきました。




大町からはNPO法人地域づくり工房代表の傘木さんが参加してくださりました。

傘木さんの活動の一つツアーには、7年前にお世話になり、
省力水力発電やバイオディーゼル、葉の花プロジェクト、地域通貨の実際を見学させていただいたことを鮮明に思い出しました。

わかりやすいトークと、実際の事例はとても説得力のある講演でした。さすがに慣れているだけあって勉強になりました。




会場には、80名近い県内外からの参加者があり、余り広報していなかったのに、たくさんのご参加誠にありがたかったです。

元生徒さんや、日頃ブログを観てくれている方、書籍を愛読してくださっている方々にもお会いでき、質疑応答の時間も豊富で、とても有意義で楽しい時間を過ごさせていただきました。

講演会やシンポジュウムは菜園講座と異なり、難しいところがありますが、今回少しどのように参加したらいいのかが見えた気がしました。
まだまだ経験が乏しく、拙く節操のないトークでしたが、今後につなげたいと思いました。

外は、まだ雪が残っておりますが、身体は春をひと足早く感じているようです。
今から菜園が楽しみです。


Azumino自給農スクール2015のご案内
お蔭さまで、一部のコースではキャンセル待ちや若干名になりました。
もしご検討されている方がおりましたら、お早めにお申し込みください。

・自然育苗コース
・自然菜園コース(入門・実践・不耕起からお選びいただけます)
・自然稲作コース
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分たちで育てたお米がお酒になる瞬間

2015-02-21 22:54:18 | 日々の自然菜園
本日、


先日、塩尻にある酒蔵「笑亀酒造」さんに、今年もAzumino自給農スクールの去年の自然稲作コースで育てたお米「亀の尾」をお酒に醸してもらうべく見学会に行ってきました。




ササニシキ、コシヒカリには「亀の尾」の血が入っており、現代の新種のお米の(コシヒカリの系統)のルーツになります。

現代人が食べると米飯としては雑ぱくで淡白なお米なので、食味が合いませんが、
粒が大きく酒米として、「笑亀酒造」さんに持ち込んで、お酒にしていただいております。

今年で5年目の酒蔵。
蒸した「亀の尾」を適温まで冷やしてから、




発酵中のお酒の中に、3日に分けて投入していきます。




杜氏さんが丁寧に投入したお米を撹拌し、お米が溶けて日々お酒になっていきます。

順調にいけば、約一カ月後に絞り、新酒になります。

自分たちで育てたお米ができるだけでも、感動ものですが、それが一手間かけてさらにお酒になるのは感慨深いものがあります。

今年はどんなお酒になってくるのか楽しみです。


いよいよ明日2/22(日)信州大学で講演会でドキドキです。


Azumino自給農スクール2015のご案内
お蔭さまで、一部のコースではキャンセル待ちや若干名になりました。
もしご検討されている方がおりましたら、お早めにお申し込みください。

・自然育苗コース
・自然菜園コース(入門・実践・不耕起からお選びいただけます)
・自然稲作コース
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソラマメの春化処理(ヤロビ)

2015-02-13 09:54:44 | 日々の自然菜園
本日、

昨晩降ったが自然に融けるほど、確実に春は近付いている。


購入ファーベ(西洋ソラマメ)ポポロの種子は、チウラム剤でドスピンク色。

今年は、自然菜園のベースが整ってきたので、さらにバージョンアップして、自給自足(持続可能)に力を入れて行こうと思います

そんなわけで、師匠から教わった春化処理(ヤロビ)を利用して春播きでソラマメが自家採種できる方法をバージョンアップして実験中です。
昨日から、ソラマメの春化処理(ヤロビ)を始めました。

ヤロビとは、ロシア語で春化(冷蔵処理)を意味するヤロビザーチャの略称です。
コムギやエンドウなど、越冬作物の春播きに一般的に行われます。


ソラマメは、越冬できる温暖地では、秋に播き、春に収穫できます。
ソラマメは、一定の寒さに身を置くことで、花芽を分化して、花が咲き実をつける生理だからです。

そのため、寒冷地・寒地では寒すぎて越冬が難しく、ソラマメを育てている農家さんはほとんどなく、エンドウをまだ寒い内に春播きすることで、春に寒さに当てて何とか収穫しています。

そこで、温暖地では春播きが難しく、越冬できなかったソラマメを春播きできたら補植できますし、
逆に、寒すぎる寒冷地・寒地では収穫が遅く、収量も安定しないので、春播きで収穫を早め、収量が多くなることで、
自給自足(持続可能)率がアップします。



水に入れると水がピンク色に濃く染まりますので、


何回か水を交換して、洗い流して濃度を薄めます。






密閉したまま、お風呂の残り湯が45℃以下(40℃)になったところで、8~10時間保温して、発芽のスイッチを入れます。


10時間後には、15℃まで下がっていました。


すぐに、冷水で水を交換しながら種子を洗い、種子生乾きになるよう余分な水分を新聞紙などで取り除きます。






新聞紙でくるみ、保湿するため再び密閉容器に入れてから冷蔵庫に入れます。


冷蔵庫内の温度は5℃くらいだったので、2~3℃にしたかったので、チルド室にいれて半月~1カ月ほど冬を経験させます。

意外と冷蔵庫内の温度は、5~10℃と温度差があり、チルド室は寒すぎ凍る場合があるので、必ず検温して行います。
ポイントは、
①発芽のスイッチは1日以内。
②乾燥させすぎず、生乾きの状態で、2~3℃で芽を出さずにする。
③1週間に一度くらいは、中身を確認し、酸素や水分を新たに供給し、芽がちょっとでも出たらポットに種まきする。

まだまだ研究の余地がありますが、身の回りのお風呂や冷蔵庫を利用すると、春から菜園を始める方でも、1ヶ月前にソラマメを春化処理しておけば育てることができるので、期待しています。
今年は、この春化処理(ヤロビ)をしたものとしないものでどのように生育が違うのかということを試験してみて、より多くの方が安定してソラマメを育てることができる方法を模索していこうと思います。


Azumino自給農スクール2015のご案内
お蔭さまで、一部のコースではキャンセル待ちや若干名になりました。
もしご検討されている方がおりましたら、お早めにお申し込みください。

・自然育苗コース
・自然菜園コース(入門・実践・不耕起からお選びいただけます)
・自然稲作コース



2/22(日)信州大学で講演会のお知らせ

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

立春「のらのら」プレゼント企画

2015-02-08 23:10:45 | 日々の自然菜園
本日、の予報。

うちのメイン暖房は、薪ストーブですが、薪が切れてしまいました。
そこで、背に腹は代えられないということになり、明日近所に乾燥した薪を購入しに行こうとなりました。

何年もかけて育った木が、燃やされていく切なさとその温かさを実感できる薪ストーブ。
木を燃やすだけでも贅沢なのに、はじめて薪を買う贅沢さでドキドキです。


さて、今回は、2015年春号の家族で楽しむ 子供雑誌「のらのら」のブログ読者プレゼントです。




今号のテーマは、つよいタネ!

農家や・タネ屋・読者のお奨めの野菜・豆・雑穀の種を特集でした。

そこで、以前自然菜園でのらのらに取材協力させていただいた縁で、うちからもいくつか「つよいタネ」をご紹介させていただきました。
※名前のルビが誤植ですが。

そこで、先着5名の方に、本誌をプレゼントさせていただこうと思います。

詳しくは、一番最後に↓


この雑誌のすごいところは、毎号夏休みの宿題のような大人顔負けの本気つくりです。

今号もほうききびで、自分でホウキのつくり方を紹介されていたり、


最近はやりのウッドガスストーブを子供でも分かりやすく、しかも作って、ご飯を炊くところまで実践紹介していたり、

もはや子供に読ますだけではもったいない、むしろ大人が知りたい内容を子供でも分かるように紹介されていてとても勉強になる雑誌です。

私も年間購読していて、毎回大人顔負けの子供参加の企画にくらいついております。

そこで、今回先着5名さまに、実際にこの雑誌を読んでいただき、大人顔負けの子供雑誌を体験していただければと思います。

我こそはと思う方は、

以下をご記入いただき、メールにご応募ください。
当選は、発送をもちましてお知らせいたします。


残念ながら届かなかった方は、本屋さんや図書館でご覧ください。

【当選者5名が決まりました。応募を終了致します。たくさんのご応募ありがとうございます。】

★応募のルール
応募の際、4)は必須条件になりますので、当選後コメントをお願いいたします。

1)①氏名、②〒番号、③住所、④お電話番号、⑤このブログの感想(※この記事でなくてもよい)を明記の上、
2)メール takecook3★yahoo.co.jp(★を@に書き換えて)
3)件名「のらのらプレゼント」でメールください。
4)当選者の方は、プレゼントが届きましたら、このブログのコメント欄にこの雑誌を読んだ感想を投稿ください。

ご応募お待ちしております。



Azumino自給農スクール2015のご案内
お蔭さまで、一部のコースではキャンセル待ちや若干名になりました。
もしご検討されている方がおりましたら、お早めにお申し込みください。

・自然育苗コース
・自然菜園コース(入門・実践・不耕起からお選びいただけます)
・自然稲作コース



2/22(日)信州大学で講演会のお知らせ

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2/22(日)信州大学シンポジュウム「自給型のくらしと地域をめざして」のお知らせ

2015-02-02 13:18:54 | 日々の自然菜園
本日、
今朝は-5℃以下で、寒い朝でした。
昨日から2月に入りました。あっという間の1月でした。


今月の22日(日)に、NPO法人地域づくり工房の傘木さんとご一緒してシンポジュウムを信州大学(農学部)で行います。


参加費は無料なので、田舎暮らしや自給自足の暮らし、地域暮らしの自給など関心の方はふるってご参加ください。


2人の自己紹介の後は、パネルディスカッション、質疑応答の時間があるので、
これからの暮らし方や自給自足についてご一緒に考えられたらいいなーと思います。

よろしくお願いいたします。


Azumino自給農スクール2015のご案内
お蔭さまで、一部のコースではキャンセル待ちや若干名になりました。
もしご検討されている方がおりましたら、お早めにお申し込みください。

・自然育苗コース
・自然菜園コース(入門・実践・不耕起からお選びいただけます)
・自然稲作コース
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

種苗交換会に行ってきました。

2015-02-01 11:57:37 | 日々の自然菜園
本日、


昨日は、お世話になっている長野県有機農業研究会 種苗部会・山梨種苗ネットワーク共催の第22回種苗交換会に行ってきます。
講演は、信州大学の松島憲一先生による「トウガラシの科学・赤くて辛いトウガラシの力」も楽しみです。


トウガラシは、江戸時代にかなり日本全国に普及しており、さまざまな品種があったようです。

日本の在来種を研究されている松島先生によると、在来種の遺伝的な系統は5種類だそうです。
雑ぱくな5種類のトウガラシが、全国各地で栽培され、分化したのがイメージできますね。


トウガラシの進化から、品種育成、商品開発までいろいろ知られていないトウガラシのお話を聞くことができとても勉強になりました。


重複も含め96種類ものさまざまな品種が持ち寄られ、種苗交換が行われました。


私は、3種類持ち込み、写真が持ち帰った種苗です。

種苗交換では、市販されていない品種や、市販品種から自家採種つづけられているものや、とりあえず自家採種したものまで様々ですが、
種子だけでなく、情報交換、年始の挨拶など人としての交流もありとてもゆるくゆったりとした場です。

品種が多くなりすぎて困っていても、ついついもらってきてしまい、困ったものですが、
中でも交換してきて、現在の我が家の主流品種に育ったものもあるので、やめられない感じです。

山梨・長野県という海のない中山間の種苗交換会は、同じような環境で育った種子を交換しあい、栽培方法やお互いの健康を確認し合い、新たなことを勉強したり、日程が空いている限り顔を出したいなーと盛っております。


Azumino自給農スクール2015のご案内
お蔭さまで、一部のコースではキャンセル待ちや若干名になりました。
もしご検討されている方がおりましたら、お早めにお申し込みください。

・自然育苗コース
・自然菜園コース(入門・実践・不耕起からお選びいただけます)
・自然稲作コース
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする