いよいよ今週末、自然菜園スクール「自然菜園入門コース」が始まります。
年5回の集中コース。無農薬・家庭菜園の基本をしっかり理論と実践でレクチャーしていきます。
前回、自然菜園スクール「自然育苗タネ採り集中コース」で、踏み込み温床のベースが出来上がりました。
その後2日間かけて完成させた経緯をご報告です。
通常の温床は、温床の上に、苗をそのまま置くのが一般的です。
ところが、私は、必ず温床の上に3~5㎝ほど土を乗せます。
今回は、前回の2年前の温床の下の方に合った腐葉土(まだ完全に熟成しきっていない状態の土)を3~5㎝敷き詰めました。
土を乗せることで、地温は少し低くなりますが、ゆっくりじっくり根が張るように苗を温めてくれます。
結果、水平もとりやすくなりますし、温床も長期間保湿されるので、保温できるので、育苗しやすくなります。
土をお米の苗箱で鎮圧して、水平器(レベル計)で水平かどうかチェックしながらできるだけ水平になるように土を加えていきます。
最後にクン炭を乗せるのですが、今日は、クン炭がまだ焼けていないので、ここで小休止。
小休止中に、ネズミが入らないように、木酢液を100~300倍に薄めた濃い目の木酢液を散布し、防草シートをかけて養生しておきます。
2日目
クン炭が焼けたので、クン炭を1~2㎝敷き詰め、鎮圧し、再度水平器を当てて、水平を確認します。
クン炭があることで、遠赤外線で根が張りやすくなりますし、なにより山火事の匂いで、ネズミが近づきにくくなりネズミ対策になります。
去年の温床跡地は、天地返しなどしてから、整地し、今年は冷床として使います。
いずれも最後に防草シートを張り、ネズミが入らないようにしてほぼ完成です。
今日は、トンネルのビニール、最高最低温度計も設置できました。
保温用のペットボトル(墨汁入り)を並べる時間はなかったので、今日は、ビニールトンネル完成が優先で終えました。
ハウスの中は35℃。外気(15℃)寒暖差15℃以上なので、半袖で仕事しております。
かいた汗を冷やすと風邪をひきやすいので、明後日の町田校の初回講座があるので、万全な体調で臨みたく、無理せず、ここまでにしました。
明日から、ピーマン、ナスなど育苗期間が長く、高温発芽する野菜から種まきできるように調整していこうと思います。
昨日、自然菜園スクール【長野校】「自然育苗タネ採り集中コース②」橋本式改良踏み込み温床づくり、土のブレンド&詰め方、種まきを行いました!
いよいよ、踏み込み温床づくりも終盤になってきました。
前半は、座学をZoomで、リアル配信もしております。
コロナ対策ではじめたオンライン化ですが、遠方の方や、生徒さんの復習用に好評です。
長野校はコロナ対策で10人以内限定現地参加なので、それ以上多くなった場合は、オンラインに参加していただく予定です。あと若干名はOKです。
後半の実習は、リアルタイム配信は無理があるので、この動画内で、
受講生のみが閲覧できるパスワードつき特別解説ブログ【動画付き】にてフォローをオンラインで行っております。
※ちなみに、このブログは、無料一般用です。
内容は、公開できないのですが、この無料一般用の数倍のボリュームで、写真や動画がついており、それらで解説しているので、「まるで直接参加したような錯覚がある」と受講生(視聴者さん)からは好評のようです。
一番は、体験参加することで、匂いや重さ、動画以上のボリュームがあるのですが、
作って配信するにはスタッフ3名以上で数日かかるので、手間ですが、情報を整理して学ぶという意味では、ブログはとても良いツールです。
先週参加者で仕込んだ、予備発酵は2日目に48℃。5日目に65℃を超えていたので大成功で、
一輪車で運び入れて、踏み込み温床づくりしている間、ハウス内は、どんどん堆肥の発酵熱と蒸気で真っ白に濃霧になりました。
独特の甘く酸っぱいそして、森の香りの中、丁寧に踏み込んでいきます。
あと3日以内に、最終的に、土やクン炭を乗せて、ビニールトンネルが張られると、橋本式改良踏み込み温床の完成です。
1~2カ月間地温20℃以上で、発酵し続けて、夏野菜を育ててくれる温床になり、2年後には育苗土になります。
撮影をしながら、2種類の育苗土をブレンドし、
土詰め、種まき、水のやり方まで育苗の基本をしっかり学んでいただきました。
この育苗講座の特典は、色々ありすぎますが(笑)
★種まきが上手になること。
★野菜の気持ちになれること
ことは受け合います。
参加者の受講生からは「去年、育苗して失敗した理由がわかった」「今度から野菜の種まきが変わると思う」「難しいけどいろいろ学べて楽しい」と2回目にして、一緒に学ぶ喜びを共感できる仲間が増えた感じです。
次回は、いよいよ夏野菜の育苗の基本
4月11日(日) 講義:夏野菜の育苗①(セルトレーの種まき、鉢上げ)
実習:ナス科(トマト)&ウリ科(キュウリ)の種まきなどの予定です。
【自然菜園】こんなに育った!?自然菜園の畑と自然菜園スクール町田校のご紹介
いよいよ来週3/27(土)オンラインZoom講座 28(日)町田校開校『自然菜園入門コース」習
昨日は、無事自然菜園スクール【安曇野校】自然菜園ベーシック&マスターコース始まりました~。
内容は過去のブログでもご紹介。
飛沫が飛ばない様に、透明マスクをして、受講者全員プレゼント特典収録動画(アーカイブ)の撮影を同時に行いながら、卒業生二人(ボランティアスタッフさん)に、サポートしていただきながら今年も春分に始めることができました~。
今回はガイダンスでもあり、菜園プラン講座を午前中に行い、
実際のスクールの畑に移動し、自分たちの区画(本科生)の位置を決め、
実際に、参加者全員で、畝の通路に、緑肥mixレギュラーを種まきしました。
無消毒緑肥をmixした緑肥mixは、つる新種苗さんから小袋~1㎏大袋まで購入できます。
今、ボランティアスタッフさんが、受講者全員プレゼント特典収録動画(アーカイブ)をアップしているので数日後には、安曇野で行われた記録動画が配信されます。
ネット環境(Wi-Fi)がなく、現地直接参加者とオンライン受講者の両方の満足度を上げるために、収録動画(アーカイブ)配信。
去年コロナ禍ではじめた安全安心体制づくりの一環で、テスト配信を行って生まれた動画配信ですが、
今年は、初の現地スタッフによる配信ですので、撮影して、届くまでスタッフも私もドキドキです。
元々は、コロナ対策でしたが、今年は安曇野校に実際に通えない全国からの申し込みもあり、(まだまだ小規模ですが)
実際に、体験していただくのが一番ですが、遠方だったり、コロナ禍だったり、親の介護で移動できないなど、各自の諸事情があると思うので、
受講者全員プレゼント特典収録動画(アーカイブ)を配信が期待されているので、(慣れなく手間は増えておりますが)、より多くの方に実際の自然菜園を見ていただきたく、軌道に乗せたいものです。
卒業生も菜園を始めると、忘れてしまったことなどを通わなくても復習できる教材にもなるので、今後に期待です。
録画ビデオ サンプル動画 昨年の様子です。
こんな感じのものが、今年も配信予定です。(ほぼ編集なし、移動期間はカット、YouTube限定配信で、楽々視聴)
まだまだ、機材、技術、手間、経費など便利に伴う投資はありますが、
自然菜園の土や野菜と一緒で、時間をかけて発芽した芽を育てていきたいです。
各教室で無理なく始めたオンライン対応の自然菜園スクールのお申し込みはこちら
次回 自然菜園ベーシックコースは、
4月3日(土) AM:畝立て&種まき、ジャガイモの植え付け
自然菜園マスターコースは、
4月17日(土)M AM:自然菜園講座②(種まき、定植の原理、クラツキ)
ジャガイモ・ネギ植え、春野菜の種蒔き、定植、夏野菜の準備
PM:堆肥の切り返し、ボカシづくり
※菜園ランチあり
今日は午後から自然菜園スクール【長野校】自然育苗タネ採り集中コース
で、
3月21日(日) 講義:春の育苗(マメ科、キク科、アブラナ科)
実習:春野菜苗(キャベツ、ソラマメなど種まき)踏み込み温床づくり②(仕上げ)
これから準備です~。
【自然菜園】初公開!?竹内さんの自然菜園スクール安曇野校の畑を紹介!ハコベも!
いよいよ来週3/20(土)から自然菜園スクール【安曇野校】『自然菜園ベーシック&マスターコース』がはじまります。
初回は、ベーシックとマスターコース共通
AM:ガイダンス、自然菜園講座①(菜園プラン)
PM:緑肥の種まき、堆肥の切り返し、菜園プランチェック
※菜園ランチあり
※AMの講義は、3/6(土)の自然菜園根本講座と同じものを行います。
午後は、実際に菜園プランを作る講座予定
です。
自然菜園ベーシックコースは、3~12月まで、
毎月1回自然菜園の基本野菜を種まき、定植~お世話、収穫まで学ぶ基本のコースです。
基本野菜とは、家庭菜園の基本となる20種類の野菜を決まった菜園プランに基づいて、毎月学んでいきます。
年5回自然菜園の入門は、【町田校】自然菜園入門3/27・28~がおススメです。
自然菜園マスターコースは、3~12月まで、
毎月1~2回ベーシックコースも受講しながら、実践的に菜園プランから学ぶ応用コースです。
基本を学び、応用野菜50種類を学びながら、菜園プランと土づくりを同時に学び、どのようにどんどん菜園が良くなるための好循環を作るのか、
お世話や菜園メンテナンスまでお世話を学ぶことができます。
自然菜園が初めての方は、入門コースか、ベーシックコースがおススメです。
一通りの野菜の育て方をしたらマスターコースを2~3年学ぶことで、不耕起栽培や草との付き合い方、一人一人に合った自然菜園にしていく方法が学べます。
去年からコロナ対策で、安曇野校もオンライン受講を模索した結果、ネット環境とスタッフ二人体制だと、リアルタイム配信は難しく
基本、直接現地参加をしていただいた方に、録画ビデオをアーカイブ(記録保持)配信することができるようになりました。
つまり、安曇野校で行ったことは、毎回ビデオカメラで収録されているので、開催の数日後録画ビデオ専用YouTubeで配信されるので、
自宅で復習(オンライン)できるようになりました。
↓
録画ビデオ サンプル動画 昨年の様子です。
編集無しで、無駄な移動時間をカットしたものですが、
受講できなかった場合(体調不良、移動制限など)でも講座の内容を学ぶことができます。
直接現地参加された場合は、良い復習動画としても好評です。
また、意外にも遠方で、安曇野まで通えないけど興味があった方や、以前安曇野校の卒業生たちには、
なかなか通えない安曇野校の録画ビデオは、好評で、オンラインのみのお申し込みも増えてきました。
実際に家庭菜園を始めると、現地に行けない農繁期や復習用として活用していただければ幸いです。
リアルタイム配信ではないため、オンラインでの質疑応答ができないので、
菜園のご質問にお応えできるように、毎月1回は、オンラインによるzoomを使い、オンライン自然菜園セミナー『自然菜園Q&Aセミナー』も開催しておりますので、こちらをご利用ください。
昨日は、自然菜園スクール長野校『自然育苗タネ採り集中コース』初日でした。
3月14日(日) 講義:自然育苗、踏み込み温床、3種類のクン炭
実習:踏み込み温床づくり①(予備発酵)、クン炭づくり
現在、各校で参加の仕方はいろいろで、
長野校では、現在リアル(直接現地参加)とオンラインの受講の仕方があります。
コロナ対策として、現在リアル(直接現地参加)の方には、10名限定。
オンライン受講権もついてくるので、オンライン受講に振り替えることも、オンライン受講生特典の録画配信も受講出来てお得です。
リアル(直接現地参加者)はもちろん、オンライン上からもご質問できるので、運営は大変になりますが、参加者は遠方からでも受講できます。
長野校では、前半の講座(座学)は、リアルタイム配信のzoomで動画配信※録画視聴30日可能。
後半の実習は、後日生徒さん限定のパスワードつき解説ブログ【動画付き】で視聴できます。
実習では、何かと役立つクン炭の焼き方を行いました。
火事にならないような注意ポイントと短時間で焼きムラなく焼く方法、
3種類のクン炭の焼き分け方、保存の仕方などレクチャーしました。
実際に焼いたことがある方は、自分が失敗した点を発見できたようなので、実際に観て、やってみる、そしてまた観ることの繰り返しが重要です。
いわゆる見取り稽古(見習い)と実践の反復が成功のカギです。
最後は、踏み込み温床の準備(予備発酵)を行いました。
踏み込み温床とは、堆肥の発酵熱を利用した夏野菜の温床(加温)のことですが、失敗する方がとても多く
作る過程は、落ち葉や米ぬかなどと水を加え、【発酵の法則】に従ってブレンドすることで、高温発酵してきます。
踏み込むのが特徴なので、とても作るのが大変で、
しかも踏み込むことで酸素空気不足で、長時間発酵(加温)しない等の理由から、途中何回も水を加え、切り返すことが大変です。
それらの踏み込み温床を失敗せずに、体系化したのが橋本式踏み込み温床です。
最大の特徴は、【発酵の法則】を利用してしっかり計量して、山盛りに積み上げ、予備発酵させることです。
ホッカイロでいれば、良くもんでからポケットに入れると最初からよく発酵し、長時間加温状態が続くのに原理は似ております。
橋本式踏み込み温床では、予備発酵させることで、最初から高温発酵がムラなく長期間1~2カ月続くことができ、途中切り返しなどが不要です。
私はその踏み込み温床をさらに改良して、
ネズミの温床(ネズミによる苗の食害、ネズミの巣)にならないように、そしてネギとホウレンソウを栽培することで、病虫害に強い育苗土に仕上げたり、
より持続的に利用できる温床にしました。
現在執筆中の育苗の本で詳しくご紹介できればと思っております。
次回は、1週間後に踏み込み温床を完成させます。
3月21日(日) 講義:春の育苗(マメ科、キク科、アブラナ科)
実習:春野菜苗(キャベツ、ソラマメなど種まき)踏み込み温床づくり②(仕上げ)
本日は、自然菜園スクール「自然育苗タネ採り集中コース」の開校です。
今日は踏み込み温床その1で、理論と予備発酵を行います。
次回は、
3月21日(日)
講義:春の育苗(マメ科、キク科、アブラナ科)
実習:春野菜苗(キャベツ、ソラマメなど種まき)踏み込み温床づくり②(仕上げ)
を予定しております。
ビフォアー
アフター
育苗コースで行う、去年の踏み込み温床は、日本ホウレンソウも全部収穫が終わり、残すはネギ苗のみとなりました。
ハウスなので、雪が降ってもネギと混植の美味しいホウレンソウを収穫でき、便利です。
ネギの苗を育てながら、温床の土は、育苗土に生まれ変わっていきます。
1月末雪が融け、一晩で侵入した鹿に食害に合った日本ホウレンソウです。
これは、自家採種用なので、不織布をかけて、シカの再来を防ぎ、同時に回復を待ちました。
実際に、翌日も乱入したのですが、不織布越しにホウレンソウを食べた箇所はあったものの、不織布と一緒に食べると嫌だったようで、被害は部分的に。
こうして食べれないだよと教えてあげることで、お互い学習するので、被害が減ります。
その後、柵を強化したりして鹿が入れなくしてみました。
1か月かかりましたが、ホウレンソウと周囲に混植した鹿に踏まれまくったずたずたのタマネギ、ソラマメも元気に復活。
いやー本当によかった~。
復活を信じておりましたが、こんなに何事もなかったように素敵な復活できてほっとしております。
昨日の雨に直接当てたかったので、一応鹿対策で、木酢液を500倍で夕方かけておきました。今朝無事でなによりでした。
明るくなったので、田畑を見回り、今日のスクール準備をしようと思います~。
『自然菜園流元田んぼの菜園化マニュアル講座』
を開催しました。
自然菜園Lifestyleに見逃し配信がないのかとお問合せがあったようなので、
録画配信を4月末まで行うことが決定しました。
【コンテンツ内容】
Ⅰ.なぜ元田んぼは野菜が育たないのか?
元田んぼを菜園化するには
元田んぼで育つ野菜とは?育たない野菜とは?
元田んぼで野菜が育たない理由
元田んぼで野菜が育つ理由
Ⅱ.元田んぼの菜園化
緑肥作物の活用とテコ入れ12ヵ月マニュアル
Ⅲ.元田んぼのメンテナンス
①明渠(水脈整備)
②不耕起栽培
③通路の水脈化
正直、元田んぼは、魚を陸で飼うようなもので、難しい田んぼは稲。畑で野菜が無難です。
けれど、我が家も平地はすべて田んぼだったので、田んぼの菜園化を約10年かけてまとめた結果をこの度オンラインセミナーにできました。
今日は、昨晩からの雨で、24時間総雨量4.5㎜で、午後のオンラインQ&A講座が終わるころまで雨が降っておりました。
昨日のブログで植えなおしたニンジンの母本は、いいお湿りだったようで、新たな根が活着するのにいい雨でした。
7年前は元田んぼで、強粘土で、雨が降れば水たまりが7日間はできてたものですが、
講座が終わってから2時間で、通路の水たまりが引いておりました。
これ位水はけがよくなると、元田んぼにも拘わらず、トマト、キュウリ、エンドウなど湿害に弱い野菜でもよく育つようになります。
4年前から元田んぼを改良中のこの小麦畑は、全体的には小麦が育つようにまで排水するようになりましたが、
ビフォアー
アフター
簡易明渠が土が崩れて排水を止めてしまっていたので、三角ホーで見回りがてら排水を促しました。
たったこれだけで、どんどん朝まで排水されていくので、土の団粒を回復させてくれます。
田んぼもワラの分解を促進したいので、湛水状態を排水させたいので、三角ホーで水が抜けるのをちょこっとお手伝い。
たった1時間後に、排水完了。
田んぼも元田んぼもちょっとしたことで、大きく変わります。
元田んぼは長雨、大雨を、そのままにしておくと、水溜りができ、団粒構造が破壊され、どんどん水が抜けにくくなります。
『自然菜園流元田んぼの菜園化マニュアル講座』
でご紹介したように、雨の後見回りし、ちょっとした30分以内のメンテナンスをするだけで、
団粒構造が破壊されるのを防ぎ、団粒構造の回復、団粒構造の復元ができていきます。
ある程度以上改良されれば、最初にご紹介したように、自然と水たまりができにくく、通路でも半日で排水されるほどに改良できております。
土は育てるものなので、1日にして改良で無理でも、水田の水位や特性を活かしながら、排水できる機能を促進させると1~3年で劇的に土が変わっていき、
3年を過ぎると、ちょっとしたメンテナンスもいらないくらいに自然排水力が高まってくれている好循環が生まれます。
是非、元田んぼは、野菜を育てるには不適かもしれせんが、しっかり育てていくと、野菜が育ちやすくなる可能性を秘めております。
参考にしていただければ幸いです。
翌朝(雨の後12時間後)
ビフォアー
アフター
元田んぼの小麦畑の中にある水たまりは完全に消えました。(水たまりがあるとこの時期根腐れしやすい)
「時は金なり」
いよいよ明日3/13(土)9:30~12:00『自然菜園流元田んぼの菜園化マニュアル講座』
今日は、自家採種を重ねている「横浜改良四寸ニンジン」の収穫&自家採種の母本選抜を行いました。
うちでは、このニンジンを春蒔き(晩夏収穫)、初夏蒔き(秋冬収穫)、夏蒔き(越冬春収穫)とオールシーズン育てております。
越冬ニンジンは、以前ブログでも紹介した、シカに侵入されたときに、食害にあいました。
梅の開花を過ぎるとトウだってしまうので、今晩からの雨が降る前に、収穫してしようと、試食として小さなものを食べてみました。
美味しい~。パリッと詰まったニンジンのフルーティーな香り共に、葉っぱはニワトリにあげました。
争っても喜んで食べてくれました。
中には、握りこぶし大のものもあり、ちょっと割れていましたが、スは入っていないようで、煮て食べたいですね~。
ゴロゴロ収穫できました。
色々育ててきましたが、今は、四季まきできる四寸ニンジンが定番です。
四寸なので、12㎝。ちょうど食べきりサイズです。
風味も抜群で、四季まきできるので、必要に合わせてタネ蒔きをして、収穫でき重宝しております。
収穫したものから、サイズやスタイル、根張り、葉の張りなどから自分が残したい自家採種の母本を選びます。
今年は、今までで、一番良い形に揃ってきたので、多めに2条母本を埋め戻し、自家採種をしようと思っております。
一輪車3台分位収穫できました。
暗くなってしまったので、今日はここまで。
明日、葉と泥を取り、洗い、長期保存できるように、肩を切り、冷蔵庫保存しようと思っております。
今晩の雨で、母本はしっかり活着してくれたらいいなーと思いました。
ニンジンは、通常1~2年の短命種子だが、質と保存方法を高めると、5~6年は保存できる。
今年は多めに自家採種しておこうと思います。
自然菜園スクール『自然育苗タネ採り集中コース』
も今週末3/14(日)から開校です。
講義:自然育苗、踏み込み温床、3種類のクン炭
実習:橋本式改良踏み込み温床づくり①(予備発酵)、クン炭づくり
の予定です。
今日明日で、踏み込み温床の材料集めと、ハウスの片づけ準備をしておこうと思います。
春になり、スクールが開校するとあっという間に時間が過ぎていきます。
元田んぼで「野菜も果樹も植えてから、育たない(雨が降ると病虫害が出る)」と相談されることが多くなりました。
元田んぼは、水が抜けない根腐れしやすい環境なので、適度に乾いているときはいいのですが、雨で水位が高くなると根腐れし、病虫害に合いやすいものです。
そして乾燥が続くとひび割れして根が切れたり、硬くなって種まきや耕運ができなかったり、根本的に菜園(果樹園)にする必要があります。
その他お困りの家庭菜園の疑問・質問があれば、毎月1回Q&Aセミナーをやっておりますので、こちらからご質問ください。
ご質問がなくても菜園に興味があって、菜園力をアップしたい方は、Q&Aセミナーは聴くだけでも菜園力アップするので、
最近「質問しないで耳参加」が増えている理由です。
1)元水田を菜園(果樹園)化するには?
『自然菜園流元田んぼの菜園化マニュアル講座』9:30~
【コンテンツ内容】
Ⅰ.なぜ元田んぼは野菜が育たないのか?
元田んぼを菜園化するには
元田んぼで育つ野菜とは?育たない野菜とは?
元田んぼで野菜が育たない理由
元田んぼで野菜が育つ理由
Ⅱ.元田んぼの菜園化
緑肥作物の活用とテコ入れ12ヵ月マニュアル
Ⅲ.元田んぼのメンテナンス
①明渠(水脈整備)
②不耕起栽培
③通路の水脈化
2)家庭菜園の疑問・質問セミナー
『オンライン自然菜園Q&Aセミナー』第9回13:30~
『無農薬家庭菜園の質問コーナー』
13:30~13:35 ミニ講座『畝の立て方』
13:35~15:00 「一問一答」質問コーナー
詳しくは、自然菜園Lifestyleネットショップ
昨日は、初の自然菜園スクール『自然果樹入門コース』が始まりました。
講義:自然果樹講座①(育苗、果樹の植え付け)
実習:リンゴ、ブルーベリーの植え付け、剪定、誘引を行いました。
直絶現地参加者とオンラインで遠方からのご参加いただき、講義(座学)は双方共通のzoomによるリアルタイムオンライン配信を行いました。
いつもオンライン自然菜園セミナー会場に、ソーシャルディスタンスを取りながら行いました。
元々植えてあったグミ
八重咲きの桃の花も楽しめる 桃「 ひなのたき」
3年前に植えた梅
元々植えてあったアンズ
元々植えてあった柿
植えた果樹や元々あった果樹を道法styleで、垂直に縛ったり、切り戻し剪定して、育てているものをご紹介。
ビフォアー(剪定前)で干しブドウを作っている
アフター 先日剪定した枝
でどこを切ったのか見ていただきました。
キュウリパイプを使ったヤマブドウ棚
鹿侵入防止も兼ねたキウイフルーツ棚&桃
雨よけで育てているリンゴ苗
ブルーベリーの鉢植えの仕方
リンゴの植え方(元田んぼバージョン)をご紹介しました。
初めて行ったので、実技の動画も生徒さん用には撮っていたので、時間配分が難しくモリモリの半日講座になってしまいました。
今年は4回で予定しておりましたが、初回は思った以上に時間がかかるので、
来年からは、5回。初回はオンラインで講座「座学」を行い、2回目から見学、実際に植えるなど時間配分を変更するなど生まれたばかりの講座特有のバージョンアップが続きそうです。
【自然菜園LifeStyleラジオ】記念すべき第1回「じゃがいも植えるのちょっとまった〜!!」<音声のみ>
初のオンラインラジオ。
自然菜園Lifestyleの務台さんとの初挑戦企画。その第一回目です。
地元ラジオ局では、何回か出演してことがありますが、務台さんの大月の家で、お気軽収録。
今話題のジャガイモの話に、時間も忘れて話が止まらない~。
ラジオ愛好家の嫁さんからは、「ずっと話していられるのはラジオ向きかも」と以外にも好評(笑)
第2弾楽しみです。
今日は、今日から始まる自然菜園スクール『自然果樹入門コース』
1回目の今日は、
3月7日(日) 講義:自然果樹講座①(育苗、果樹の植え付け)
実習:リンゴ、ブルーベリー、キウイの植え付け、剪定、誘引を予定しております。
長年の夢だった無農薬の家庭果樹のコースです。
私がまだまだ入門者ということで、年間4回のコンパクト講座。
zoomで座学。生徒さん限定ブログや収録動画などで遠距離でも学びやすく、直接現地参加者には復習もできるオンライン対応コース。
初めてのコースなので、実際に私がやっているところを見ていただいたり、
私が果樹を始める際に、わからなかったこと、無農薬栽培のコツなど年4回でレクチャーする予定です。
★次回は、6月13日(日) 講義:自然果樹講座②(病虫害対策)
実習:スーパーストチュウ水葉面散布、摘果
昨日は、オンライン自然菜園セミナー
自然菜園根本講座 野菜たちによる土づくりシリーズ⑥最終回の
『自然菜園の菜園プランの極意 ~持続可能な菜園』でした。
一番得意なことは何ですか?といわれたら、菜園プランです。
自然農法を志し、家庭菜園を市民農園ではじめたのが25年前。
最初にぶつかった難題が、「菜園プランと連作障害」。
少量多品目の家庭菜園において、菜園プランを立てるのは至難の業。
まずは、無農薬家庭菜園でもっとも危険な連作障害を回避できること
無農薬家庭菜園の失敗しやすい「とりあえずジャガイモ」(ラジオでも解説)の封印
そして、相性の悪い前後作に混植、失敗の原因NGを避け、相性のよいコンパニオンプランツを導入すること。
どれひとつとっても、大変な課題でした。
最初の10年は、緑肥作物の導入の仕方、ジャガイモの封印と、相性の悪い前後作に混植、失敗の原因NGの収集と検証。
に費やし、それから10年は、コンパニオンプランツの実証と効果的な取り入れ方など
あっという間の20年でした(笑)
最近は、庭の菜園化マニュアル、元水田の菜園化マニュアル、自然稲作のマニュアル、不耕起田んぼマニュアル化と誰でもどこでも再現できる方法の確立に心血を注ぎました。
お蔭様で、元水田の菜園化マニュアルは今度自然菜園Lifestyleさんのオンラインセミナーで行います。
【ZOOM配信】『自然菜園流元田んぼの菜園化マニュアル講座』3/13(土)9:30~12:00
【コンテンツ内容】
Ⅰ.なぜ元田んぼは野菜が育たないのか?
元田んぼを菜園化するには
元田んぼで育つ野菜とは?育たない野菜とは?
元田んぼで野菜が育たない理由
元田んぼで野菜が育つ理由
Ⅱ.元田んぼの菜園化
緑肥作物の活用とテコ入れ12ヵ月マニュアル
Ⅲ.元田んぼのメンテナンス
①明渠(水脈整備)
②不耕起栽培
③通路の水脈化
元水田で野菜を育てる方、粘土質が強くて野菜が雨が降ると育たず、乾燥すると育たない方にも必見の内容になっております。
昨日の根本講座で強く感じたことは、2つ。
1)自然菜園の菜園プランがすんなり受け入れられた衝撃
正直、10年以上かかって、持続可能な無農薬家庭菜園の菜園プランができ、その説明も多面的に体系化され完成したのがここ数年。
この菜園プランを、自然農、自然農法、有機農業など自然な家庭菜園、自給菜園で活用して欲しくて開発しました。
説明すると野菜たちによる土づくりシリーズ①~⑤までの伏線を回収するくらいの大規模の知識体系の上に乗っている菜園プランなので、1回の説明でわかっていただけるか正直不安でしたし、今まで過去5年間では、難しいとの評価が一般的でした。
ところが、今回のオンラインセミナーでの反応は、「わかりやすかった」「はじめて自然菜園の本のプランがわかった」「しっくりきた」と高評価の感想が多かったです。
すごい時代です。今までとは異なり参加者の多くがいろいろ勉強してきたり、体験しているので、すんなり理解してくださった。
正直びっくりしました。それが私の感想でした。
今までの自然菜園根本講座アーカイブ
2)オンラインセミナーのQ&A「一問一答形式」
現在、オンラインセミナーでもzoomの「手を挙げる」機能を使っての、Q&A「一問一答形式」を各講座30分。月に1回はQ&A専用セミナーを開催しております。
質問をするのは勇気もいりますし、正直オンラインで限られた時間で問答するのは難しいものです。
ところが、どの質問者も鋭い良いご質問をしてくれたり、時には画面共有や昨日は自作のホワイトボードで図解してみんなが観やすく質問くださったり、
良いご質問で問答しながらお互いの理解を深め合えている手ごたえを感じます。
また、質問しない方も、他の方のご質問とのやり取り「問答」を通じて理解を深め合っているようで、
Q&Aの時間そのものがさながら学び合いのセミナーになっております。
正直鋭いご質問に舌を巻くこともしばしばですが、せっかくのご質問なので、できる範囲内で精一杯お答えしております。
とても楽しいやりとりになってきておりますので、毎回やるのが楽しみです。
今までは、実際に遠征しなければできないセミナーやQ&Aが自宅で、開催でき、学び合える喜びでいっぱいです。
25年が報われる時間です(笑)
自然菜園スクール2021も始まり、野良仕事が本格化してきました。
まだまだ冬眠明けのような感じで、もう3月上旬という気がしませんが、今年もどんな状況であっても楽しみながら、自給的な暮らしと自然菜園セミナーを開催して無農薬家庭菜園の応援をしていこうと思っております。
これからもよろしくお願いいたします。
自然農法の師匠の一人三浦先生から動画メッセージをいただきました。こちらもご覧ください。