無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

踏み込み温床が、育苗土になるまでの冬野菜ハウス栽培(その3)冷床跡地の根深ネギ栽培で育苗土仕上げ

2017-09-30 19:47:37 | 自然菜園の技術 応用

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~


本日、の予報。


今回は、温床→冬:ネギ&ホウレンソウ⇒冷床後、2年目に如何に育苗土に仕上げていくのかをご紹介します。


1年間(3~6月温床、9~翌3月ホウレンソウ&ネギ)乾かないように、冬の間は野菜の根と土の生き物(微生物&ミミズ)たちに耕してもらい、
天地返しを行った後、3~6月は冷床として使用し、その後乾燥しないようにしてきました。




掘ってみると、温床だった床土が30㎝位がすでにだいたい土になっており、30㎝よりも下は、以前発酵したワラと落葉の層になっていました。


そこで、その未熟な層とすでに土になった層を天地返ししながらよく混ぜて、中央に溝ができるように、底の方まで空気が入るようにします。


その中央溝に沿って、今度は根深ネギを北枕で倒し植えし、根には育苗土をかけてネギを植えました。


その後、ネギ根が張りやすいように、ワラ束を敷きつめました。

ネギの根は、有機酸を分泌し、有機物を分解する能力高く、しかも根に共生する微生物によって消毒効果もあり、しかもミミズが大量によってくる特性があるので、
ネギは、踏み込み温床の床土の育苗土化には最適な作物です。

ワラを敷いておくと、そのワラ下に、大量のミミズとネギの根をを誘致することができます。


ネギが起き上がってきたら、根が活着したサインなので、


床土の切り返しのようなイメージで、少しずつネギの土寄せをしていきます。

土寄せすることで、ネギの根っこには酸素がたっぷり入った土が寄せられ、根とミミズが同時に上がってくるので、床土はどんどん分解が進みます。

未熟な有機物を含むと育苗土としては、失格です。
また、養分がなくても、あり過ぎても失格です。
さらに言えば、病気や草の種があっても失格です。

そのため、このネギへの土寄せは、未熟な有機物を分解しながら、養分チェック、ネギによる病気予防のトリプル効果を期待して行うので、少しずつネギの生長に合わせて、土寄せするのがベターです。




つい前日は、セルトレーで育てたいたネギの鉢上げなども行い、セルトレーに残った土もネギの土寄せに加えました。

つまり、温床の土に、ネギを育てて余った育苗土を足すことで、春までに床土をさらに育苗土に仕上げていくのに土を足してあげたようなものです。

こうして、9~12月まで、温床⇒冷床を経た2年目の床土は、ネギを育てながら、徐々に育苗土に育っていきます。

とても地味なコツコツとした方法なので、一気に発酵させてつくる育苗土や2年間放置して腐葉土化する方法よりも手間はかかりますが、失敗が少なく、重労働がなくなるので、年をとってからでも一人でも継続できるやり方だと思います。

もちろん、この過程を経たらすべてが最高の育苗土になっているかは不明です。
少なくてもネギが良く育っていれば、養分も病気の心配も要りませんが、肝心の育苗土になっているかはこれだけではわかりません。

そこで、次回、自作の育苗土の簡単な仕上がりのチェック方法をご紹介できればと思っております。



先日、ご紹介した、つる新種苗さんとコラボ『自然菜園の緑肥mixレギュラー』も新発売されました。
取り扱い説明書付きなので、よく読んでから、通路50㎝なら中央(1条)に、80cmなら畝肩下に(2条)植えしてみてください。

今後、1年草のみの『自然菜園の緑肥mix市民農園』版も発売を近日予定しております。お楽しみに~。


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

次回10/4(水)
・秋野菜の収穫のポイント?/ダイコン、カブ、サツマイモなどの収穫
・秋の土づくり/堆肥の造りと施し方、緑肥作物の導入法
・越冬野菜の定植・種まきのコツ/タマネギ、キャベツ、エンドウ、ムギなど


ちなみに、忙しすぎてご紹介できていない自負出版の菜園教室の公式テキスト『自然菜園ハンドブック』(自負出版)も農文協さんの「田舎の本屋さん」からネットでも書店で東京で唯一購入できます

農閑期に入りましたら、改めてお知らせし、売っていただけるカフェ、ネットサイト、お店など募集し、なおネットからも買えるようにシステムを構築するつもりです。
現在農繁期なので、何もできておらず申し訳ございません。

現在、長野県松本にあるつる新種苗さんにも縁あって『自然菜園ハンドブック』を置かせていただいております。こちらからも購入できます。
※現在2店舗のみ販売中~
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踏み込み温床が、育苗土になるまでの冬野菜ハウス栽培(その2)温床跡地のネギとホウレンソウ栽培

2017-09-29 08:52:18 | 自然菜園の技術 応用

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~


本日、
最低気温8℃と一気に冷え込む肌寒すぎる朝でした。


昨日のブログの続きです。


うちのハウスでは、温床(踏み込み温床)4mと冷床(去年の踏み込み温床)4mが1つにつながった8mのタイプです。

通常の踏み込み温床は毎年掘り上げ、中身を空にして、新しい落葉や米ぬかなどを交互に踏み込みます。
中身である発酵が止まって未熟な床土を再発酵させ、熟成させて育苗土にするか、2年間位畑に積んでおき腐葉土のようにして育苗土にするなど、重労働で手間か技術が必要でした。


うちでは、温床も冷床も育苗中も終わった後も、中身が乾かないように、たっぷり水やりをしたり工夫をしています。

そうすることで、温床の床土が乾かないので、中のミミズや微生物たち生き物が分解し続けてくれます。


これは、今年の春に踏み込んだ温床です。

温床を踏み込んだあと、2~3cmの土とクン炭を敷き詰めてあります。その下は、踏み込んだ有機物(落ち葉やワラ、モミガラ、米ぬかなど)です。






中身が壊れないように、掘り起こすと、表層の土クン炭の3cm以下も15㎝位はすでに土のようになっておりました。
15㎝以下は、ワラやモミガラがそのまま湿っているだけで、少し嫌気発酵の臭いもしております。

3月から踏み込んで、6月中旬に育苗が終わるまで、2週間に一度は、バケツで発酵床土水を供給し、
育苗後、6~9月まで1カ月に1度水をあげたり、乾かないようにブルーシートをかけたり、草を生やしたりした結果、生き物の力で、分解が進んでいたわけです。

そこに、秋~冬にかけてタマネギやネギ苗、そしてホウレンソウを育て、その後来春冷床にするわけです。
そうすることで、春までにネギの根とホウレンソウの根が張り、微生物が活性化することで、さらに深くまで有機物の分解は進みます。

※ちなみに、ホウレンソウ、ネギ以外を育てると、ウリ科、ナス科、アブラナ科の連作障害、もしくはネズミの害が出やすいのでご注意ください。




温床の土を混ぜると、ホウレンソウ、ネギといえども発芽発根障害で育たなくなるので、混ぜずに播種しますが、発酵した床土が多少凸凹しているのも事実なので、

芝の目土や水稲用培土の無肥料の極少の赤玉土などを薄く1cm前後で敷きつめ、平らに整地してから種まきをします。
平らにしておくと、水やりの回数が減りますし、芽が細かい土ですと、セルトレーの育苗土にも最適です。


今回タマネギは、500円玉~1円サイズのものを約10㎝間隔に溝に押し込んで、植えました。




3日後には発根しておりました。タマネギが根を張って抜けなくなるのを待ってから、覆土(タマネギの半分土をかける)をします。




ホウレンソウは、ハウス内なので、ハウス用の品種(F1)を主体に、今回は、在来種も浸水させて、




芽出し一歩手前にしてから播種します。




タマネギ、ホウレンソウが交互に15㎝条間で植え付け完了です。

温床の床土は、こうして秋冬の間、春までに、タマネギとホウレンソウを育みながら、徐々に分解を進め、来春冷床になり、そして2年後に根深ネギの栽培を経て、育苗土になります。

踏み込み温床の床土の材料は、落葉、ワラ、モミガラなど育苗土として最適なものばかりですが、未熟や腐敗、焼けなどで育苗土としてそのまま使えない状態です。
未熟や腐敗の床土で育苗すると、発芽・発根障害だけでなく、育苗中に病虫害、養分切れなどを起こし、さらに育苗を難しくなってしまいます。

ちょっと時間がかかりますが、重労働の切り返しが3~翌春3月まで不要で、ネギもホウレンソウも育つなら、こんなやり方いかがでしょうか?

育苗土を買わずに、最高品質の育苗土も自給できるそんな温床になればと日々研究しております。



先日、ご紹介した、つる新種苗さんとコラボ『自然菜園の緑肥mixレギュラー』も新発売されました。
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新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
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次回10/4(水)
・秋野菜の収穫のポイント?/ダイコン、カブ、サツマイモなどの収穫
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・越冬野菜の定植・種まきのコツ/タマネギ、キャベツ、エンドウ、ムギなど


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踏み込み温床が、育苗土になるまでの冬野菜ハウス栽培(その1)

2017-09-28 19:36:13 | 自然菜園の技術 応用

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本日、


今日は一日でした。

台風18号以来の雨です。
ここ数日超農繁期(稲刈りラッシュなど)でクタクタでその上1泊2日の出版社での東京出張、翌日(昨日)上田んぼの稲刈り、脱穀の雨対策を強行したので、午前中はゆっくり久々のお休みをいただきました。


先日、ご紹介した、つる新種苗さんとコラボ『自然菜園の緑肥mixレギュラー』も新発売されました。
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今年の温床跡地でのホウレンソウ、タマネギ栽培


2年前の温床跡地での根深ネギ栽培

現在、ハウスの中は、来年の育苗の準備に入りました。

うちでは、踏み込み温床の跡地を2年間栽培することで、育苗土に育成させます。





今年のミニマム温床の床土は発酵、熟成中で、間に合えば春までに育苗土になる予定です。

踏み込み温床はとても技術が要りますし、手間もとてもかかります。
その床土を育苗土にするには、さらに手間と技術がかかります。

良い育苗は、良い育苗土からはじめるのが簡単ですが、その良い育苗土を1から造るのはとてもとても難しく、育苗土の失敗による育苗の失敗が後を絶ちません。

そこで、踏み込み温床を無理なく自然に、育苗土に育成する方法をこの10年研究してきて、ようやく発表できる段階に入ってきました。

1年に一回しかできない実験なので、どうしても時間がかかりますが、あっという間の10年でした。

このブログでは、踏み込み温床がどのように育苗土に育成されていくのかをざっくり簡単にご紹介できればと思っております。



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待望の『自然菜園緑肥mix』サンプル届く

2017-09-19 06:56:40 | 日々の自然菜園

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~

本日、の予報。
台風が過ぎて、朝寒く12℃、昼間暑い28℃陽気になってきました。

稲刈りが今後順調になるように、しっかり乾いてほしいものです。


昨日、友人の稲刈りのお手伝いに行って帰ってきたら、玄関に荷物がつる新種苗さんから届いておりました。

現在、つる新種苗さんと共同で、無消毒種子での『自然菜園緑肥mix』の商品化を開発しております。
そのサンプルが秋用に注文した緑肥作物の種子たちと一緒に届いていたわけです。

今まで、毎年菜園教室でもブレンド比を変えていろいろ10年間実験を重ねてきました。
10年かけて開発した緑肥mixのレシピを拙著には、レギュラー(多年草)と市民農園(1年草)を公表しました。

レギュラー(多年草)は、毎年出てくるように、多年草と一年草をブレンドした永年用(2~5年)
市民農園(1年草)は、1年草をブレンドしてあるので、秋鋤き込んで、秋や春先に毎年播く、短期間で返す畑用です。



いずれも好評した基本ブレンド比の通り作れば、まず問題がない緑肥になるのですが、
1)赤クロバーを白クローバーに勝手に変更して播く方
2)手に入りにくい緑肥作物(量が多すぎる、取り扱いがない)を除いて播く方
3)小規模の菜園では種が余ってしまうケース
4)地域風土に合わせて、
5)農薬コーティング(消毒種子)のある緑肥作物が届いて、ショックを受ける方が多い
など報告を受けて、

ここ数年は、特注で各地の地域風土と地力を考慮してブレンドしておりましたが、実際大変だったことと、日本全国で緑肥mixそのものが欲しいというニーズが高まってきたので、

今回、つる新種苗さんと共同開発し、250g、500g、1㎏を2種類の『自然菜園 緑肥mix』開発中です。

50m(播幅12㎝)で約400~500gの緑肥mixの種子が必要なので、10mの通路の中央に1本緑肥mixを播くとしたら、5本分で500g必要だということになります。





今回届いたサンプルのは、2種類の『自然菜園緑肥mix』(レギュラーと市民農園用)の内、レギュラー500gでした。


拙著でも紹介している基本ブレンド(エンバク、オーチャード、クリムソンクローバー、アカクローバー)に、
さらに隠し味に、イタリアンライグラス、ペレニアルライグラスの厳選品種を混ぜたスペシャルブレンドになっております。

すべて無消毒種子なので、農薬コーティングがされておりません。
緑肥作物の多くが、立ち枯れ病対策や鳥やネズミの食害を避けるために、ピンクの着色がなされた農薬コーティングされているのが一般的です。

せっかく無農薬で家庭菜園や自給菜園やりたいのに、タネに農薬がついていたのでは、玉にキズといった感じが否めませんでした。
今回は、すべて無料毒種子でブレンドできたのもよかったです。

ただし、種子が無消毒なので、ただ播いただけですと、もしくは土をかけても露出していると、すべて鳥やネズミのエサになってしまい発芽しなくなるので、ご注意くださいね。





今回は、『自然菜園緑肥mix』をより有効に活用してほしいために、種を購入して下さった方に、説明書をつけることになりました。








といったポイントがわかる両面刷りのマニュアルと


つる新さんでもネットから購入できる自費出版の拙著『自然菜園ハンドブック』から




緑肥mixに関わる抜粋を


『自然菜園緑肥mix』とセットで販売することになりそうです。
販売は、レギュラーからつる新種苗さんのホームページより間もなく発売される予定です。

『自然菜園緑肥mix』は、各地のコムギを播く適期の1カ月前から1カ月間位播けるので、秋は、9~10月位が温暖地の目安になります。
春は、梅の蕾から開花が播種目安になるので、温暖地だと2~3月位が適期です。

この『自然菜園緑肥mix』の販売をきっかけに、より多くの方が農地が緑化され、害虫の天敵のオアシスになり、通路が固くならず、無農薬栽培で、野菜が育てやすくなってくれればと祈っております。

緑肥mixに関するご質問やご要望は、このブログのコメント欄にお寄せ下さいね。
また、販売後は使ってみた感想や困ったことなどもお寄せください。よりよく改善していこうと思います。


2017年土内容充実で、
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自然稲作・発酵コース(稲刈りのタイミング、はざがけ、手刈りの基本)

2017-09-18 03:01:18 | 自然菜園スクール

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本日、のち


スクールの田んぼ

来年不耕起に切り替える田んぼ(自給用の田んぼ)




育苗ハウスに植えたイネ

昨日は、台風の雨の間を縫いながら、自然菜園スクールの自然稲作・発酵コースで、稲刈りを学びました。

私自身が20年前に無農薬稲作を学び始めたのも、非農家のサラリーマンの子供でしたが、自分たちで食べるお米は絶対自給したいという想いからです。

当時は、経験もなく、無農薬稲作も今ほど市場になく、有機・自然農の農家さんが自給プラスα程度のものや、大規模化の無農薬稲作の初期でした。
関東や九州、長野の稲作を見学して、作業を手伝って、10年後に田んぼをお借りしてお米が自給できるようになった時のことは今でもよく覚えております。

自然農の師匠、川口由一さんの「お米は面白い!」というお言葉も耳に残っております。


近隣の田んぼは、今年は特にイネが倒れてしまっている場所が多く、梅雨明け後の長雨が直接の原因のようです。

けれど、その原因の原因は、去年の長雨による刈り取りの際に、ぬかるんだ田んぼでの大型機械での収穫による悪影響に始まっているように思えます。

今までいろいろな田んぼを見学し、自分でもやってみてわかることは、
田んぼは去年の影響がとても大きく出やすい。もっと言えば、田植え~稲刈りまで5カ月程度で、むしろ稲刈り後~7カ月のイネがない間の影響(お世話)はとても大切だと思います。

ぬかるんだままの田んぼでは、冬の間にワラは分解されにくく、ワラが春から発酵しガスが湧きイネの根を必要に痛め、同時にコナギなどの大発生をもたらし、病虫害や草負け、減収の負のスパイラルが始まるとどんどん収量が悪く、草取りが大変な田んぼになっていく傾向が強いからです。

今回の勢力の強い台風18号で、直接の被害と、来年への負の遺産にならないか全国の農家さんは気が気でないはずです。



今回は、台風の影響の前日からの雨で、万全なタイミングではありませんでした。
無理に稲刈りすると、田を足で練ってしまい来年負のスパイラルに入りがちな傾向が強く、でも人が集まって稲刈りするのは、昨日と来週しかないという条件の中で、
もし自分の田んぼだったら、今日の稲刈りを断念するか、何を作業するのかを入念に考えて、3年後の田んぼが草もなく、イネも美味しく増収するようにするにはどうしたらいいのか、みんなで考えました。


イネの状態は、穂の実つきは上々で、平均120~130粒穂につき、健康そうで、穂の3分の1が枯れて、刈りどきでした。

そこで、今回は、手刈りする場所のみを行い、バインダーという刈り取り機を使う大部分の場所は、刈るのを明らめました。

人がいるときに、無暗に稲刈りすると、足がはまって大変なだけでなく、春まで乾かない負のスパイラルを避けるためでした。




稲刈りは段取りが大切で、当日稲刈りがすぐできるように、はざ木、はざ足、結束用のワラ、麻紐、機械の整備を当日までに行っておきます。




各地で、地域風土に合わせて「はざがけ」(天日干し)の方法は違いますが、うちでは、自然農の師匠、川口由一さんのやり方が基本にあり、誰でも習得できるように、毎年苦心しております。

扇のように結束した稲束を2対1に交互に「はざがけ」していきます。



実際の説明を聞いてもらってから、みんなで実習しながら、その方の癖などを観ながら、お一人ずつご指導させていただきます。

途中雨が強くなったので、




育苗ハウスの中の無農薬ブドウ狩り?ブドウを食べながら大雨を避け、休憩しました。

育苗ハウスは、とても立派なので、育苗だけに使うのはもったいないので、私は1年を通じて、いろいろなことに利用させていただいております。


ブドウ効果か、その後の稲刈りは雨もおさまり順調でした。

雨が降ってぬかるんだ田んぼでの昔ながらの工夫通称「北の屋方式」もご紹介させていただきました。







ぱっと見ると普通に見えますが、一つ目のワラと切り株の上にワラを重ねながらおいていくことで、ぬかるんだ田んぼでも穂が泥で汚れず、進行方向にどんどん並べて行きます。

あとは引き帰ってくるように、ワラを束ねながら戻ってくるので、田んぼの中で無駄な動きが少なく身体も楽で、お米もきれいに収穫できます。

昔のお百姓さんは、雨でも悪天候でも身体一つで毎日稲刈りしても大丈夫なような身体の無駄のない動かし方と創意工夫、卓越した技術を磨いてきたことを感じます。




今回は、近所で離農した農家さんから頂いたはざ足、はざ棒を使わせていただいたので、とても楽チンでした。


「はざがけ」は、最低3名の協力で進みます。

はざにかける人、渡す人、もってくる人といった感じです。









お昼は、稲刈りでとても楽しみな時間です。

今回は、去年のササニシキに、夏野菜とタカキビが入った合鴨カレーでした。

今年収穫した大量のキュウリも、九ちゃん漬けでカレーのお伴です。






午後は、午前中の続きと、写真はありませんが、小さな田んぼの鳥よけの糸やネットはずしをみんなで協力しながら行いました。

雨だったので、無理して稲刈りせずに、もう一枚の小さな田んぼの稲刈り準備をしたわけです。

うちでは2~3段にはざがけしていきます。

そして、薄く短いブルーシートが雨よけ兼ゆっくり乾燥に適しているので、みんなで協力して、その後訪れる台風の風速10m越えにも耐えるようにしっかり野良仕事いたしました。





稲刈りした田んぼの空き地(耕作していない)場所では、自然生えの稲が綺麗に育っております。

今年から田んぼを使わせていただくことになったので、去年まではコンバイン収穫の慣行の田んぼでした。
秋に田んぼを起こして(耕して)春に耕したところ、去年のワラについていたこぼれダネから勝手に育った稲たちです。

自然生えのイネは美しく、1粒が10本位に分けつし、風通し良く光も十分に当たる無駄のない立ち姿です。

稲本来の姿を垣間見たような気がして、今後の自然稲作の先生です。

来年から久々に不耕起栽培も始めますので、ますます自給用の自然稲作が楽しみです。

自給稲作にとって大切なのは、日常や他の本業と兼業できる自然稲作であるという点です。

1年に1回しかできないので、来年のために、今何をしておき、何をしない方がいいのか見極めながら、天気と稲と手伝ってくれる仲間がみんな喜ぶところで野良仕事をしたい限りです。



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自然菜園スクール・実践コース9月(トマトの種採り、越冬野菜の定植、雑穀の収穫)

2017-09-17 04:04:33 | 自然菜園スクール
現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~

本日、ドキドキ

今日は、昨日の自然菜園スクールの自然菜園/実践コースに引き続き、自然稲作発酵コースの稲刈りです。台風18号の影響が小さく、かなり稲刈りできる可能性が高くなってきました。ありがたいことです。



昨日は、自然菜園スクールの自然菜園/実践コースでした。

来月からは、入門コースとの合同なので、単独の実践コースとしては今年最後の講座でした。



実践コースは、継続できるように今年から本格的になりましたので、越冬を今月はテーマにし、夏野菜などは片づけ=来春の準備。イチゴやキャベツ、ニンニク、タマネギなど越冬野菜についていろいろお伝えしました。


自然菜園2年目は、不耕起1年目の年になります。蓄えもなく、草や生き物のバランスも安定しないので、最も厳しい1年になることが予想されるので、そのために霜が降りる前から来年の菜園がよりよくなるようにお世話することがとても重要です。


先週の自然育苗種採りコースの入門編として、夏野菜の代表のトマトの自家採種もご紹介させていただきました。


現在、初秋を迎え、夏草の最後の勢いがあり、タネを残し枯れて行く夏草の中に、


イチゴを植えました。


イチゴと相性の良いニンニクは、不耕起や寒冷地にぴったりの「つるつる」植えをご紹介しました。

薄皮を剥いて植えることで、越夏したニンニクのように、自然に育つことができ、越冬するのによい根を張ってくれます。


タマネギは、菜園スクールの畑がタマネギに向いていない火山灰土ということもあり、ミニタマネギ(500円サイズ以下10円以内)の球根を植える方法をご紹介。

ちょっとしたコツを知っておくととても植えるのが簡単です。




ペコロスサイズよりも小さい、茎の部分(固い部分)と葉(可食部)がくっついている極少タマネギを使います。

自然農法のタマネギの真価は、玉の大きさではなく、葉の結球が固くしっかりしており、葉の枚数が多いことにあります。
その結果、通常のタマネギよりはちょっと小さくなりますが、保存性が高く、美味しいタマネギになってくれます。



自然菜園・実践コースは、雑穀も育てており、今はソバの花が見ごろです。


タカキビの収穫を今回収穫し、


モチキビは、鳥に食べられ全滅。

糸を張ったのですが、風でずれてしまっていたので、残念です。

トリは「実を取り逃がさない」が、一説に語源だそうです。


アマランサスは収穫後、種を落とさないように、運び、土や石が混ざらないようにすぐに脱穀し、脱穀後の穂を乾燥させ、さらに後日2回目の脱穀を行います。


自然菜園実践コースでは、農園そのものをどのように維持したり、よくしていく食べ物が自給でき、自足可能な方法なのかも学びます。

ちょっとしたスペースの場合、広すぎる場合、畦草の管理(刈るタイミング、刈った草の活用法、近所・地域との付き合い方)も含まれます。

雑穀は、痩せ地でも肥えていても、元休耕地でも育てやすいもので、後は収穫、食べられるところまでのタイミングとコツを抑えれば、OKな長期保存可能な主食(穀類)になります。

今朝は、台風と稲刈りが気になって3時に起きてしまいましたので、久々のブログを書いてみました。

お盆を過ぎると一気に忙しくなりいよいよ稲刈りスタートです。


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

次回10/4(水)
・秋野菜の収穫のポイント?/ダイコン、カブ、サツマイモなどの収穫
・秋の土づくり/堆肥の造りと施し方、緑肥作物の導入法
・越冬野菜の定植・種まきのコツ/タマネギ、キャベツ、エンドウ、ムギなど


ちなみに、忙しすぎてご紹介できていない自負出版の菜園教室の公式テキスト『自然菜園ハンドブック』(自負出版)も農文協さんの「田舎の本屋さん」からネットでも書店で東京で唯一購入できます

農閑期に入りましたら、改めてお知らせし、売っていただけるカフェ、ネットサイト、お店など募集し、なおネットからも買えるようにシステムを構築するつもりです。
現在農繁期なので、何もできておらず申し訳ございません。

現在、長野県松本にあるつる新種苗さんにも縁あって『自然菜園ハンドブック』を置かせていただいております。こちらからも購入できます。
※現在2店舗のみ販売中~

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自然菜園スクール/自然育苗タネ採りコース「トマト、ニンジン、ゴボウの種採り、タマネギの育苗など」

2017-09-12 07:58:32 | 自然菜園スクール
本日、

今日は取材予定日でしたが、雨で延期されたので、溜ったPCワークなどを進めたいと思っております。

昨日のブログでもご紹介しましたが、
友人たちのお蔭で4年前のコンサル講座が公開されました。

『竹内孝功さんの自然菜園講座』 というタイトルで、
Vimeoという動画サイトから観れます。

現在¥0~500で観ることができます。
期間限定(9/10~20)無料動画、動画を観た方は、是非アンケートに答えると抽選で『自然菜園ハンドブック』もプレゼント中なので奮ってご応募くださいね。

雑誌、書籍、菜園教室も行ってきましたが、それぞれに長所と短所があり、短所を補ってくれるのが今回の有料動画です。
PC、スマートフォン、パットならいつでもどこでも(有料は何度でも)学べるので、お役立ていただけるかと思います。

広告など行っておりませんので、シェアやラインなどで拡散していただけたら嬉しいです。

初めての試みなので、感想やご意見、ご希望などはこのブログにお寄せください。



先週末に、自然菜園スクールの自然育苗タネ採りコースを行いました。

今回の講義では、自家採種のステップ3「育種」と題して、より育てやすい野菜になるように、野菜を鍛え、在来化させるポイントやコツなどを行いました。

また、踏み込み温床のその後をどのようにするのか、冷床化、ネギの活用、育苗土化する方法などご紹介しました。











トマトの自家採種を実習しました。

1~3日間発酵させてから








手早く水洗いをし、毛深いトマトの種子にまとわりつく、不純物を取り除くことで、発芽率がよくカビないタネ採りを心がけます。








脱水後、水分をなるべく早く乾かすことが大切です。


30分位直射日光で乾かして半乾きの時に、もみほぐしておくと、タネがくっつかないので、コツになります。







ニンジンの種採りも実際にやってみます。






タネを軽くもんで、二種類のフルイでふるい分けることがコツです。









ゴボウの自家採種もちょっとしたコツで綺麗により分けることができます。

よりよいタネを選ぶ方法として、風、フルイ、水でより分けて行くときに、
昔の人は、各家で採れた野菜から種まで採っていたのかもと想像してしまいます。




今種採り用の野菜たち(採種果)を観て回ります。
実際に観ると、すでにタネ採りできそうな大きさのナスですが、花が咲いてからまだ40日足らず、あと60日間は樹につけておきたいものです。

タネ採りは、外見では分からないので、熟成日程がほぼ野菜ごとに決まっているので、それを参考にできるだけタネが充実するように心がけたいものです。



タマネギの育苗方法は、3種類ありますが、畑で育てる方法をご紹介。






セルトレーから鉢上げする方法、


セルトレーごと鉢上げする方法などがあります。


現在、ターサイやミブナがすくすく育っております。



2年前の温床も冷床やタマネギ栽培を経て、最後に長ネギを育てて、育苗土になります。


今年踏み込んだ温床は、




発酵が終わり、15~20㎝位が分解が進んでおり、それ以下は、未熟なままですね。

かき混ぜずに、土を足して、ホウレンソウやネギ類を育てて、来年冷床にします。

毎年掘りだすのは大変なので、私は2年に一度掘り起こす方法を試しております。

育苗は大変ですが、育苗で手を抜く方がもっと大変なので、育苗は楽しく、できるだけ野菜の本気が出るようなきっかけになってくれればと想いながら、時間と手間を惜しまずやっております。

来年は、どんな育苗になるか楽しみです~。


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

次回10/4(水)
・秋野菜の収穫のポイント?/ダイコン、カブ、サツマイモなどの収穫
・秋の土づくり/堆肥の造りと施し方、緑肥作物の導入法
・越冬野菜の定植・種まきのコツ/タマネギ、キャベツ、エンドウ、ムギなど


ちなみに、忙しすぎてご紹介できていない自負出版の菜園教室の公式テキスト『自然菜園ハンドブック』(自負出版)も農文協さんの「田舎の本屋さん」からネットでも書店で東京で唯一購入できます

農閑期に入りましたら、改めてお知らせし、売っていただけるカフェ、ネットサイト、お店など募集し、なおネットからも買えるようにシステムを構築するつもりです。
現在農繁期なので、何もできておらず申し訳ございません。

現在、長野県松本にあるつる新種苗さんにも縁あって『自然菜園ハンドブック』を置かせていただいております。こちらからも購入できます。
※現在2店舗のみ販売中
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『竹内孝功さんの自然菜園講座』の 公開のお知らせ

2017-09-10 06:28:07 | 自然菜園スクール
【お知らせ】
『竹内孝功さんの自然菜園講座』 https://vimeo.com/ondemand/shizen
公開のお知らせ


この度、友人たちのご協力にて、4年間の「せたがや自然農実践倶楽部」さんをグループコンサルさせていただいたときの記録用動画が再編集され、
皆様に動画講座として、公開させていただくことになりました。

この試みは、以前から講座に行きたいけど、農繁期で忙しい、遠方なのでとなかなか受講できない方からのご要望にお答えするのはどうしたらいいのか、
もしくは、元生徒さんで卒業後、実際にやり始めたら疑問・質問が湧いてきて、再受講したいがなかなか時間がとれないなどのご要望から、
動画などで、いつでもどこでも学ぶことができたらいいよねという想いから生まれました。

『せたがや自然農実践倶楽部』主催で2013~2016年の4年間開催された自然菜園講座(自然農編)から、特に人気の高かった講座を動画でお届けいたします。
この講座で学んだことを実際に実践したところ、大豆しか育たなかった菜園が4年目にはいろいろな野菜が良く育つようになりました。そんな実際に役立つノウハウが盛りだくさんの講座です。是非、ご覧ください。

9/10(日)~20(月)の11日間の動画「春夏秋冬自然農の営み」は無料でご鑑賞いただけます。無料・予告編と共に是非、お試しください。


初めての試みですので、感想や不具合などのお問い合わせは、このブログのコメント欄にお寄せ下さい。
より多くの方に観ていただきたいので、動画サイトのシェア大歓迎です。

この講座をもっと多くの方にお届けするため現在ネット配信によるオンラインスクールを企画中です。よりよいサービスにするために以下のアンケートのお願いをしております。



11日間(9/10(日)~20(月))の無料動画「春夏秋冬自然農の営み」や、
予告編・購入された動画をご覧いただきアンケートに是非、お答えください。
毎月抽選で3名様に「自然菜園ハンドブック」をプレゼントいたします。

https://goo.gl/forms/KFqWZy14jzYCOCco2


『竹内孝功さんの自然菜園講座』
https://vimeo.com/ondemand/shizen

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自然菜園入門講座(城山公民館第一水曜日18:30~21:30)9月夏野菜の自家採種、秋冬野菜

2017-09-07 11:02:03 | 日々の自然菜園
本日、




昨晩は、月に一度の城山公民館(長野市)の『自然菜園入門講座』でした。

実は、現在この講座では、動画撮影もしており、いずれはネットで自然菜園の講座を受講できるといいなーと撮りだめております。

近日中
に、このブログでもお知らせできると思いますが、そのお試しバージョンとして4年間、東京で自然農のグループコンサルしていた際の記録動画を発信できるように準備中です。

長野で、自給的な生活を基盤にし、長野市安曇野市で菜園教室を行っておりますが、全国遠方から生徒さんが通ってくれておりますが、
実際に菜園を始めたり、お勤めの方や、移動距離があり過ぎて多忙になると、通えないのが現実の問題になっておりました。

卒業した生徒さんからは、実際に菜園を始めてからの方が、いろいろ学びたいし、質問もたくさんあるのだが、金銭的にも時間的にも厳しいので、農閑期に地方でも講座をやってくれないかとか、講演会依頼もあるほどで、その問題を何とかしようとし、一つの解決策として、ネット動画でいつどこでも学べる仕組み作りを考えておりました。

今回元生徒さんで、撮影、編集、発信などができるチームが生まれたこともあり、まずはお試しとして、過去の動画をプロが再編集し、観やすくしかも格安でご提供して今後の可能性を広めていこうと思っております。

そのために、収益よりもアンケートも同時に実施し、内容も仕組みもより充実させて来年度以降にネット配信のオンライン菜園スクールなども考えております。


まだ初めての試みで、有志でなるべくお金をかけずに、低価格でご提供でき、より多くの方が、無農薬菜園を楽しむのにお役立てできるように行っておりますので、
皆様のご協力や宣伝、ご意見が何より必要ですので、サービス開始されましたら、何卒より多くの方に、お役立ていただければ幸いです。




自然菜園では、野菜が自然に育つ3つの輪という考え方があります。

1)「野菜にとっての自然」…原産地、栽培環境、コンパニオンプランツなど

2)地域風土の自然…寒冷地・温暖地の違い、降水量、日照条件、地域風など

3)菜園が自然に営める生活リズム…週一、月2~3日、毎日、出荷もしくは自給用など

この3つが合わさったところで、野菜は自然に育ちつづけることができると、思います。





今回は、この3つの輪の中心に一気に近づける必殺技として「自家採種」があります。
 
文字通り、自分の家(畑野菜)から種を採ることです。
ただそれだけで、3つの輪が一致するタネ(品種)になってくるので、自家採種を3年位すると一気にしだてやすい野菜に変わるのがとても不思議です。


ただ種採りしていても、交雑(雑種化)したり、弱くまずくなったりするので、

自家受粉か他家受粉化など最低限の知識を学び、






夏野菜はいつタネが入るのか(いのちが宿るのに必要な期間)なども学びました。









後半は、秋冬野菜のレクチャーで、各野菜のお世話のポイントや、天候不順を乗り切る裏技などお伝えしました。

自然菜園入門では、野菜の輪の一点を各自の菜園で見つけるための、野菜にとってどのような環境で育ってきたのか、自分の栽培しているところの風土を知り、自分の生活に合わせて栽培方法やタイミングを合わせて行く基本を学びます。

野菜が自然に育つイメージが湧くように、野菜のことをもっと知ってほしい、野菜の気持ちがわかるように、野菜の代弁して講座をやっている気分です。

まだまだ、講座としては未熟な限りですが、生徒さんのお蔭で、10年もやっているので、少しずつ伝え方も良くなってきたようにも思えますし、まだまだ改良の余地や新しい見地でわかりやすくお伝えできるのではと腐心しております。

今回動画の発信を考えた時に、躊躇するものもありましたが、プロの編集技術のお蔭で、随分観やすいものになったので、公開することにしました。

皆様のご意見、ご感想が、次の動画や次の講座のあり方を創っていくと思います。
9/10(日)を予定しておりますが、配信された時には、このブログでもお知らせさせていただこうと思うので、楽しみにしていてくださいね。


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~春編~」

次回10/4(水)
・秋野菜の収穫のポイント?/ダイコン、カブ、サツマイモなどの収穫
・秋の土づくり/堆肥の造りと施し方、緑肥作物の導入法
・越冬野菜の定植・種まきのコツ/タマネギ、キャベツ、エンドウ、ムギなど


ちなみに、忙しすぎてご紹介できていない自負出版の菜園教室の公式テキスト『自然菜園ハンドブック』(自負出版)も農文協さんの「田舎の本屋さん」からネットでも書店で東京で唯一購入できます

農閑期に入りましたら、改めてお知らせし、売っていただけるカフェ、ネットサイト、お店など募集し、なおネットからも買えるようにシステムを構築するつもりです。
現在農繁期なので、何もできておらず申し訳ございません。

現在、長野県松本にあるつる新種苗さんにも縁あって『自然菜園ハンドブック』を置かせていただいております。こちらからも購入できます。
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田んぼの畑化(果樹園へ転換中)

2017-09-06 10:39:51 | 自然菜園の技術 応用
本日、ときどき


先日、自然菜園スクール見学会コースで撮っていただいた写真です。

今年は生育が遅かったものの、長雨で、セスバニアばかりが田んぼに育ち、ようやく背丈を越えたので、先日刈り敷きました。



元々ここは、田んぼでした。

去年の秋からうちで使わせていただけるようになったので、秋遅くに深く耕してもらう前日に、ライムギを全面播いて稲ワラを敷きつめたまま越冬した3月頃の写真です。




その後、5月の状況ですが、ライムギはまばらで、細く、120cmの支柱を20cm挿した100cmの支柱にも満たない貧弱な生育となったため、

ライムギは本来、2m以上の背丈で、茎葉もっと太く色も濃いものです。

本来のライムギの生育が見られなかったので、まだ田んぼのままだと判断し、次の手を打ちました。


田んぼが良く乾いているときに、セスバニア、ソルゴー、クロタラリアを混ぜた田んぼを畑に転換する緑肥mixを播いてから、浅くトラクターで鋤き込みました。

もう少し、ライムギがちゃんと育っていたら、ライムギの上からタネを播いて刈り敷くだけでよかったのですが、あまりにライムギがまばらで、タネを隠すほど生えていなかったので、今回はタネを鋤き込むことにしました。


そして、9月上旬。ようやく背丈を越えたセスバニア。花も咲き始めてきたので、




背丈の半分ほど刈りました。

いつもは、セスバニアをこのまま1カ月半位、花が咲いたら、背丈の半分を刈るを繰り返し、セスバニアたちが木化しないように、脇芽を伸ばしながら生きながらえさせるのですが、
残暑もなく、涼しい天気になってきたので、無理に引き延ばすのではなく、

今回は、10月末のライムギの播種までにまだ2カ月ほどあったので、1mのセスバニアの上から






「エンバク」と「レンゲ」を中心に、果樹園になるように、耐水性の強い、果樹園にもむいた緑肥、「イタリアンライグラス・ワセフドウ」と「ペレニアルライグラス」、そして地力と景観として「クリムソンクローバー」をブレンドしました。

「エンバク」だけが農薬コーティングしてあり不満はありますが、今回田んぼを転換するのに、耐水性の強い「エンバク・前進」を水田裏作用としてどうしても用いたかったので、妥協しました。




農薬対策として、長袖、マスク、ゴーグル、軍手は欠かせません。

来年からは、自然にこぼれたエンバクが雑草化してくれることを期待します。




15a(1500㎡)の農地全面に1mに高刈りしたセスバニアの上からタネをばら蒔きました。

※風が強い日や葉が濡れている朝夕は避けます。


こんな感じで、セスバニアなど前作の緑肥作物の根本にタネがばらまかれます。






草払い機を駆使し、播いた緑肥作物が刈り敷いたセズバニアたちの間から発芽できるように、

播いた日に刈り取り、1mのセスバニアが3分割されるように、刈った草が固まらないように、草を刈るので、通常の2~3倍の時間がかかります。

※ハンマーモアをお持ちの方は、あっという間に粉砕されるので、超簡単です。



丸一日かかって、全面を刈り敷き終わり、今日明日の雨で、レンゲ、エンバクたちが無事発芽してくれると助かります。

※セスバニアたちを鋤き込んで、土に還してから秋にライムギ播く方法もありますが、大型のトラクターでないと、からまってしまうので、ご注意ください。

セスバニアたちを鋤き込むことで、早く有機物を土に還すことはできますが、個人的には、元田んぼには畑の生き物がいないので、鋤き込むことよりも刈り敷くことの方が、残った根や敷き草、そしてまだ生えている草もあるので、生物層が多様になり、かえって早く菜園化できるように感じております。

この後は、10月末~11月上旬が当地のライムギの播種適期なので、これから生えてくる緑肥作物の上から種まきし、軽く草を刈ってライムギを越冬させようと思っております。

そして、状況次第で、ライムギを刈るだけにするか、トラクターで鋤き込むか、もう一年セスバニアたちによって深く耕して、抜本的に改善するのかは、ライムギの生育次第になるでしょう。

ライムギが良く育つように、必要に応じて、米ぬかを播いたりするかもしれません。

以前にこの地域の田んぼを畑に転換した際は、セスバニアだけでなくクロタラリアやソルゴーも旺盛だったので、菜園化が速かったのですが、今年は天候も雨ばかりで、セスバニアばかりか、ヒエも旺盛だったので、より水が抜けにくかったようです。

この田んぼは、果樹園にするつもりなので、肥沃度よりも水はけと水やりが簡単になるように、冬の間に明渠も合わせて掘ろうと思っております。

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