本日、の予報。
先週末は、Azumino自給農スクール11月 自然菜園コース(不耕起・実践合同)開催日でした。
Azumino自給農スクールでは、自然育苗コース、自然稲作コース、自然菜園コースがあり、
自然菜園コースには、入門コース・実践コース・不耕起コースがあります。
これからのコースは、この9年間でだんだん新設していったもので、最初は今自然菜園実践コースに該当したものしかありませんでした。
それから、田んぼの無農薬のお米を育てる自然稲作コースが生まれ、
自家採種したものの夏野菜の苗の育て方がわからないとのことで、自然育苗コースが生まれ、
不耕起栽培が難しいとのことで、不耕起コースが生まれ、
去年、ビジターや家庭菜園初心者を対象に、入門コースが生まれました。
思えば、9年はあっという間で、教えているつもりが多くのもの教えていただきました。
今月は、各コースの交流と総合学習できるように、自然菜園コース(不耕起・実践)合同で行いました。
今月は、ハクサイなどの収穫の仕方、菜園の片づけ方などを学びました。
収穫したハクサイの残渣(食べない部分)は、持ち帰ると生ごみになりますが、
畑に敷いておけば、草マルチになり、生き物の越冬場所であり、エサになります。
もちろん、ハクサイの根は食べないので、収穫の際は抜かずに、根を残して鎌で収穫することも大切です。
自然菜園では、収穫も、片づけも菜園が豊かになるお世話をすることに終始します。
そのお蔭で、、特別な肥料、特別な技術がいらなくなります。
日頃から、野菜が育ちやすい環境になるように、種まき・植え付け・収穫・片づけをお世話し続けるからだと思います。
草を抜き、食べない野菜の根を無駄に抜くと、土の生き物はエサを、住処を、隠れ家を失います。
根は抜かず、草は適度に刈り、刈った草は野菜の株元に敷き、必要があれば微生物のエサのつもりで米ぬかなどを補います。
今回収穫したハクサイは、後ろから見ると、葉の展開が綺麗な正五角形でした。
これは、生き物によって草や野菜の根が土に還り、土の生き物が自然に耕した結果、土が自然な状態になったので、
ハクサイの根がしっかり自然に育ち、その結果、ハクサイの葉の展開も順調に育った証拠です。
ハクサイの葉が不均一な展開の場合、正五角形ではなく、いびつな五角形になり、葉や根の異常生育の期間があったことを教えてくれます。
例えば、今年余った米ぬかがあったら、取っておいてもネズミの住処やカビが生えたり、無事越冬しても間違えなく酸化しているので、来年は劣化しています。
そのため、余った米ぬかなどは、通路に撒いておくのも来年への準備になります。
冬の間収穫が終わっている畑に来ることがないので、通路は踏まれる機会が少ないものです。
そこで、米ぬかや刈った草、余ったもみ殻などを敷いておくと、冬の間通路もある程度土の生き物によって回復し、
畝だけでなく、通路の土も良くなっていれば野菜にとってはありがたく広く根を張ることができるものです。
その後、不耕起コースの本科生の菜園区画をみんなで見学して回りました。
実践コースの方は、隣で行われていた不耕起コースをじっくり観るいい機会になったと思います。
不耕起コースの良い事例、悪い事例、その理由などを分かち合うこと、一緒に考えることで、野菜と自分にとって自然な距離を考えます。
これは、今年夏野菜が良く育っていた畝のアップの写真です。
畝全体が、ハコベで覆われています。
いわゆるステージ3(拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)他)より)の状態です。
ハコベが生えたら、ステージ3と勘違いされやすいのですが、
ハコベがびっしりこのように立体的に元気よく、若草色でこんもり茂った場合、ステージ3なので、来年は無肥料で、春野菜を自然に無理なく育てることができる兆しです。
ここまで来ると、米ぬかなどの補いそのものが余計な大きなお世話になりかねず、むやみに補い続けると、病虫害を招くことになりやすいものです。
自然菜園は、野を良くすることに仕えるのみ「野良仕事」がすべてなので、ステージ3になったら、無理なく育てつづけ、それを維持していくだけなので、
簡単にいえば、余計なことはせず、種を蒔き、適度に草を刈り敷き、収穫するだけになります。
こうなったら本当に簡単ですよ。
実は、このブログは、月曜日に書きはじめていたものを今仕上げました。
今年は忙しく、無理をしていたらしく、風邪が重く、寝込んでおりました。
今年は埋めれて初めての年に2冊の単行本発売の年なので、あと1冊「田舎暮らしの本」(宝島社)の連載をまとめて校正などをしていく必要があります。
ここはしっかり養生し、今年度無事に乗り切りたいので、ここでしか休めなかったのを身体は知っていたような風邪のひき方でした。
今日は、初雪が観測され、一気に冬モード突入です。
皆さんも、季節がら身体ご自愛ください。
先週末は、Azumino自給農スクール11月 自然菜園コース(不耕起・実践合同)開催日でした。
Azumino自給農スクールでは、自然育苗コース、自然稲作コース、自然菜園コースがあり、
自然菜園コースには、入門コース・実践コース・不耕起コースがあります。
これからのコースは、この9年間でだんだん新設していったもので、最初は今自然菜園実践コースに該当したものしかありませんでした。
それから、田んぼの無農薬のお米を育てる自然稲作コースが生まれ、
自家採種したものの夏野菜の苗の育て方がわからないとのことで、自然育苗コースが生まれ、
不耕起栽培が難しいとのことで、不耕起コースが生まれ、
去年、ビジターや家庭菜園初心者を対象に、入門コースが生まれました。
思えば、9年はあっという間で、教えているつもりが多くのもの教えていただきました。
今月は、各コースの交流と総合学習できるように、自然菜園コース(不耕起・実践)合同で行いました。
今月は、ハクサイなどの収穫の仕方、菜園の片づけ方などを学びました。
収穫したハクサイの残渣(食べない部分)は、持ち帰ると生ごみになりますが、
畑に敷いておけば、草マルチになり、生き物の越冬場所であり、エサになります。
もちろん、ハクサイの根は食べないので、収穫の際は抜かずに、根を残して鎌で収穫することも大切です。
自然菜園では、収穫も、片づけも菜園が豊かになるお世話をすることに終始します。
そのお蔭で、、特別な肥料、特別な技術がいらなくなります。
日頃から、野菜が育ちやすい環境になるように、種まき・植え付け・収穫・片づけをお世話し続けるからだと思います。
草を抜き、食べない野菜の根を無駄に抜くと、土の生き物はエサを、住処を、隠れ家を失います。
根は抜かず、草は適度に刈り、刈った草は野菜の株元に敷き、必要があれば微生物のエサのつもりで米ぬかなどを補います。
今回収穫したハクサイは、後ろから見ると、葉の展開が綺麗な正五角形でした。
これは、生き物によって草や野菜の根が土に還り、土の生き物が自然に耕した結果、土が自然な状態になったので、
ハクサイの根がしっかり自然に育ち、その結果、ハクサイの葉の展開も順調に育った証拠です。
ハクサイの葉が不均一な展開の場合、正五角形ではなく、いびつな五角形になり、葉や根の異常生育の期間があったことを教えてくれます。
例えば、今年余った米ぬかがあったら、取っておいてもネズミの住処やカビが生えたり、無事越冬しても間違えなく酸化しているので、来年は劣化しています。
そのため、余った米ぬかなどは、通路に撒いておくのも来年への準備になります。
冬の間収穫が終わっている畑に来ることがないので、通路は踏まれる機会が少ないものです。
そこで、米ぬかや刈った草、余ったもみ殻などを敷いておくと、冬の間通路もある程度土の生き物によって回復し、
畝だけでなく、通路の土も良くなっていれば野菜にとってはありがたく広く根を張ることができるものです。
その後、不耕起コースの本科生の菜園区画をみんなで見学して回りました。
実践コースの方は、隣で行われていた不耕起コースをじっくり観るいい機会になったと思います。
不耕起コースの良い事例、悪い事例、その理由などを分かち合うこと、一緒に考えることで、野菜と自分にとって自然な距離を考えます。
これは、今年夏野菜が良く育っていた畝のアップの写真です。
畝全体が、ハコベで覆われています。
いわゆるステージ3(拙著『これならできる!自然菜園』(農文協)他)より)の状態です。
ハコベが生えたら、ステージ3と勘違いされやすいのですが、
ハコベがびっしりこのように立体的に元気よく、若草色でこんもり茂った場合、ステージ3なので、来年は無肥料で、春野菜を自然に無理なく育てることができる兆しです。
ここまで来ると、米ぬかなどの補いそのものが余計な大きなお世話になりかねず、むやみに補い続けると、病虫害を招くことになりやすいものです。
自然菜園は、野を良くすることに仕えるのみ「野良仕事」がすべてなので、ステージ3になったら、無理なく育てつづけ、それを維持していくだけなので、
簡単にいえば、余計なことはせず、種を蒔き、適度に草を刈り敷き、収穫するだけになります。
こうなったら本当に簡単ですよ。
実は、このブログは、月曜日に書きはじめていたものを今仕上げました。
今年は忙しく、無理をしていたらしく、風邪が重く、寝込んでおりました。
今年は埋めれて初めての年に2冊の単行本発売の年なので、あと1冊「田舎暮らしの本」(宝島社)の連載をまとめて校正などをしていく必要があります。
ここはしっかり養生し、今年度無事に乗り切りたいので、ここでしか休めなかったのを身体は知っていたような風邪のひき方でした。
今日は、初雪が観測され、一気に冬モード突入です。
皆さんも、季節がら身体ご自愛ください。