無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

ソバの脱穀最終調整(唐箕)Azumino自給農スクール

2014-10-26 01:45:59 | 自然菜園スクール
本日、の予報。




昨日はあれから適度に乾燥をさせておいたソバの最終調整をAzumino自給農スクールのみんなで行いました。

よく乾燥させたため、唐箕という古い道具で葉などのゴミを飛ばし、中身の入ったソバの実にすることができました。




天日などで干しておいたせいで、ゴミムシやクモ、そしてカメムシなどはすっかりいなくなっていましたが、

最後の住民の芋虫やそのサナギ、そして石や枝葉を人海戦術で取り除き、これにて最終調整完了です。

人の手で磨かれていったソバの実(玄ソバ)はとても愛おしく黒いダイヤのように光っておりました。

12月まで寝かせて新ソバをみんなで舌鼓打つのが今から楽しみです。

取り急ぎご報告まで
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ソバの脱穀最終調整(唐箕)Azumino自給農スクール

2014-10-26 01:38:55 | 自然菜園スクール
本日、の予報。




昨日はあれから適度に乾燥をさせておいたソバの最終調整をAzumino自給農スクールのみんなで行いました。

よく乾燥させたため、唐箕という古い道具で葉などのゴミを飛ばし、中身の入ったソバの実にすることができました。




天日などで干しておいたせいで、ゴミムシやクモ、そしてカメムシなどはすっかりいなくなっていましたが、

最後の住民の芋虫やそのサナギ、そして石や枝葉を人海戦術で取り除き、これにて最終調整完了です。

人の手で磨かれていったソバの実(玄ソバ)はとても愛おしく黒いダイヤのように光っておりました。

12月まで寝かせて新ソバをみんなで舌鼓打つのが今から楽しみです。

取り急ぎご報告まで
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ソバとエゴマの脱穀(Azumino自給農スクール10月)

2014-10-25 04:14:48 | 自然菜園スクール
本日、の予報。

久々のブログ。
今年は人生で最も過酷なスケジュールを極め、休みなく働いたため身体がまいってしまって数日寝込んでしまった。
久方ぶりの突然の休み。天気も連日雨。有難く休めた。有難し。






ソバの脱穀の様子。

ソバの脱穀はさまざまな伝統的な方法などあるが、誰でもできる方法として、板に打ちつけるこのやり方が、簡単。






叩き終わってから、蕎麦ワラに脱穀忘れがないかチェックしてから、フルイで葉と種子(実)を分ける。






あとはいい風を待って、軽い葉と実を選別。

唐箕という便利な機械がなくてもよく乾いており、いい風が吹けばだいたいこの野良仕事で選別できます。




こんな感じで実だけになりましたが、連日の雨もありまだ若干乾燥が足りないため、広げて乾燥させておき、後日唐箕で最終調整予定です。







白エゴマの脱穀の様子。

ソバの脱穀同様。タネを無駄にしないように丁寧に板に打ち付けると下に種子が溜まってきます。

この脱穀方法で、種子が脱粒しやすい雑穀、アマランサスなどもできるので便利です。






その後、フルイをかけて、しばし天日乾燥。

ソバもそうですが、葉などに隠れていた虫がとても多く、数日乾燥させながら虫を逃がしてあげます。






良き風に恵まれれば、この程度の落差でゴミ(葉や小枝)などは風で飛び、種子(実)が集まります。


エゴマの場合、莢ごと落ちてしまっていたり、枝が入ってしまっていると風だけでは分別できない場合、
人手でゴミを取り除きます。

昔は、おばあさんや子供の手仕事でした。
最近では、いい機械があるそうです。

その後、よく乾燥させた後、水でエゴマを洗い、よく乾燥させたら調整完了です。

ソバもエゴマも土地を選ばず、どこでもよく育ちますし、草を抑えるた他感物質(アレロパシー)があるため草も生えにくくなります。
そのため、ソバやエゴマの跡地に野菜を育てると育ちが悪く成る場合が多いため、それを避けるのがポイントです。

そのため、荒れ地や痩せ地で、ソバやエゴマは草を押さえながら育てることができ、獣害対策にも重宝で最近では見直されてきております。

Azumino自給農スクールでは、菜園の他に稲や麦、そして雑穀にも力を入れております。
自給を考えると野菜よりも穀類の方が保存や主食に合い、重宝します。

今日のAzumino自給農スクールでは、ソバの最終調整や、稲の脱穀を予定しております。
ソバやエゴマの跡地は、ムギにすることで、後作の悪い影響を緩和できたり、また地力の維持につながります。
工夫すれば、エゴマ・ソバ⇔ムギで輪作体系を組むこともできます。
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台風前の稲刈り&脱穀(その1)

2014-10-13 12:54:56 | 自然菜園スクール
本日、台風のため


台風が来る前々日、2週間ほど天日干ししたはざがけ前をみんなで脱穀しました。

脱穀したお米は、お酒用の「亀の尾」とお餅用の「白毛モチ」です。
両方とも昔ながらのお米なので、ワラが長く、ノゲと呼ばれるモミの先端に毛がある品種たちです。


そして、「イセヒカリ」

「農林48号」の稲刈りです。

今回はまだまだ刈れない「ハッピーヒル」が待機しております。


手刈りとバインダーを使い、稲刈りをします。




刈った稲をみんなで手分けして、次々はざ掛けしていきます。




Azuumino自給農スクールの自然稲作コースでは、無農薬栽培で、自給を目的としたお米を中心にマコモ、畦豆(ダイズ)、合鴨も育てています。
自給を志す場合、お米の栽培は欠かせません。

今回は、全コースから参加者を集い、台風対策を兼ねた稲刈り&脱穀を行い、無事台風前に終えることができました。お疲れ様でした。
次回10/25(土)、「ハッピーヒル」の収穫、そして今回収穫した「イセヒカリ」「農林48号」の脱穀です。

美味しいお米を安心安全に育てながら、みんなで一つのことに集注できるのはとても有意義です。
今年も無事、収穫できること有難いことです。
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ソバ刈り&島立て(台風前の野良仕事)

2014-10-06 07:36:23 | 自然菜園スクール
本日、のちの予報。

各地の台風大丈夫でしょうか?長野県も御嶽山の噴火後の大型台風で厳戒態勢がとられております。
なくなった方がたご冥福をお祈りしております。






8月頭に蒔いたソバも収穫できそうな位実をつけてきました。
ソバは、脱粒性の高い雑穀なので、栽培よりも刈り取りなど食べるまでが一手間です。

去年は台風により倒されてしまい刈りにくかったのですが、今回は台風直撃もなく、立派に育ってくれました。




Azumino自給農スクールでは、雑穀に力を入れています。

自給を考えた時、野菜だけでなく、穀物を育てると、自給率が上がるだけでなく、農地の有効活用や地力を活かし、高めることもできるからです。




ソバ以外にも、エゴマの刈り倒しも行いました。

エゴマはエゴマ油の原料でもあり、昔は盛んに育てられ、アラブ紙など調度品にも役立つ作物でした。

エゴマも脱粒性が高いため、完熟する前に、刈りたおり、種がこぼれないように熟させるのがコツです。




今年も生徒さんと一緒に、島立てで天日乾燥し、お蕎麦が美味しくなるよう一手間加えました。

6束を一つにくくり「島立て」にすることで、種が落ちずに、熟すことができ、ソバの風味も増すこの伝統技法は、知れば知るほど考えられた知恵の結晶です。

農業の「業」は「わざ」と読み、生き抜くわざを連想させます。

昔は貴重な食べ物でしたから、一切の無駄が出ないよう、工夫に工夫を重ねてある点に頭が下がります。

今年もスクールの〆のお蕎麦が楽しみです~
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アズキ(小豆)の脱穀

2014-10-03 01:24:55 | 日々の自然菜園
本日、

久々のです。お米や雑穀の脱穀からすれば晴れが続いてほしいところですが、野菜としてはここいらでお湿りでもなければ生育が止まってしまいます。

今回は、雨が降る前にやってしまいたいアズキの脱穀です。


まずは、アズキの収穫。

アズキはダイズと異なり、一度に花を咲かせず2~3回に分けて実らせます。
そのため最後の実まで待っていると、最初の実がはぜてしまうので、最初の実は手で収穫して、2番果と3番果を刈り取ってゴザなどの上で3~5日ほど乾燥させておきます。




良く乾いたところを泥のついていない靴で、踏むと乾燥した莢から真っ赤な実がはぜて出てきます。




大きなフルイの目と小さなフルイの芽を使い分けて、ゴミをふるい分けていきます。

軽いゴミは、風で飛ばすとなお簡単です。


ここまでくればだいたい終わりですが、1~2日天日干しすると中にいた虫たちがどこかにいってしまいます。

その後、必要であれば、水で「アズキ洗い」をしてから、沈んだアズキのみを手早く乾燥させると本当に売っているアズキのようにきれいになります。

アズキは、莢の中ですでにコクゾウムシに卵をうみつけられているので、保存は脱気できる瓶詰が最も効果的です。


今年は大粒のきれいなアズキが豊作でしたので、お赤飯にお汁粉など楽しみです。

ちなみに、うちのヤッフーメールは、ご存じの方もいるかもしれませんが、ヤッフーの方でトラブルがあり、9月末~現在まで復旧できておらず、メールの受信ができておりません。
ヤッフーメールを送っていただいた方、ホームページからメールを送信した方、大変ご迷惑をおかけしております。申し訳ございません。
復旧し次第順次ご返信いたします。



コメント (8)
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Azumino自給農スクール9月自然菜園基本コース(雑穀の刈り取りと脱穀)

2014-10-01 07:35:52 | 自然菜園スクール
本日、


週末のAzumion自給農スクールでは、午後の後半雑穀の刈り取りや脱穀、野沢菜の間引きをみんなで行いました。

当スクールでは、自給自足できるよう、コムギ、ソバの栽培をはじめ、アマランサス、タカキビ、エゴマ、モチキビも栽培しております。
自給菜園には大きく分けて3つのグループがあります。

1)旬の野菜
トマトやキュウリ、コマツナ、カブなど新鮮なうちに食べたい野菜たちです。
そして、トマトなどはソース、ダイコンを干して切干大根に加工したり、工夫次第で食べる機会を増やすこともできます。

2)長期保存ができ、1年中あると助かる野菜
ジャガイモ、サツマイモ、ネギ、カボチャ、タマネギ、ニンジンなど

3)雑穀
ソバ、コムギ、ダイズ、アマランサスなど

そこで、当スクールでは1)2)に加えて、3)の雑穀の育て方も午後を中心にお伝えしております。

広い農地をお貸しできた場合、一番良い場所で1)2)を育て、残し場所に雑穀などを育てるのも自給持続可能な暮らしになり一興かなと思います。




タカキビは、穂がりをします。背が高いため、すべてを刈り取るのではなく、穂の節だけを刈り取り、束ねて天日干ししておいてから脱穀します。


アマランサスは、育てやすく菜園をきれいに彩ってくれ、食べるまでの調整がとても簡単なのでお奨めの雑穀です。




タライや板に打ち付け、種をたたき落として、あとは風選でごみを飛ばし、完了です。

ポイントは、
①タネが落ちやすいので収穫のタイミング
②脱穀したての種には、虫やゴミがたくさんあるので、1~2日天日
③泥や石が入ると食べる際に苦痛なので、泥足が入らないように脱穀

です。


カブやコマツナは長期保存できませんが、野沢菜は漬ければ半年位保存がききます。

今回は、自家採種を続けている在来野沢菜の間引きをみんなで行いました。
※市販されている野沢菜は、F1(交配種)が多く出回っております。

固定種・在来種の野菜は、F1種に比べ間引きという野良仕事がとても重要で、どれを間引いても良くなるものではなく、間引くタイミングと間引く対象などがとても大切なので、実際にスクールで実践して学んでもらいます。

当スクールでは、手軽に自然に無農薬で家庭菜園を始めたい方から、学び直したい方、自然菜園の本を読んでくれた方、自給自足の暮らしをしたい方など多くの目的で参加されております。
1年を通じ、体験学習していただき、自分の暮らしにあった菜園ライフの足しになってくれたらと思って行っております。

私もかれこれ15,6年、師匠に教えを授かりながら試行錯誤しながらようやく食べる物のほとんどを自給できるようになってきましたし、
今度もより自分たちにあった菜園に改良・改善していこうと思います。

菜園ですが、自給を志すのであれば、お米や雑穀があると急にとても充実してくるので不思議なものです。
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