無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園育ちのタネ「育てやすくて 自家採種しやすいアブラナ科」

2024-11-01 09:25:43 | 自家採種

 

9/28新発売 新著『プランターで育てる ぐるぐる自然菜園 (ブティック・ムック)』Amazon 販売開始しました。

こちらの本でもご紹介しましたが、のらぼう菜という野菜はとっても育てやすくて美味しい上、自家採種しやすい野菜なので、今回イベント用に直売することにしましたので、ご紹介いたします。

【イベント案内】

ワークショップ「地球を緑で包もう!粘土団子ワークショップ」粘土団子を作ってお持ち帰りいただけます!

HARVEST PARK2024
11/3(祝)神奈川県立 茅ヶ崎里山公園 10:00ー16:00 

※自然菜園育ちのタネやお菓子(のらスイーツ)、そしてオーガニックNORAコーヒーも限定販売予定

 

 
他のアブラナ科と交雑しない!

のらぼう菜

のらぼう菜は、アブラナ科の花茎野菜で、冬を越して春に成長した花茎を収穫して食べる野菜です。甘みが強く、えぐみが少なく、シャキシャキとした歯応えが特徴です。真夏と冬以外いつでも育てて、柔らかい茎や葉、そして蕾を美味しくいただけます。

自家採種の観点からいうと、通常のアブラナ科の菜花は、カブやコマツナ、他のアブラナ科と交雑しやすく、GM(遺伝子組み換え作物)汚染を拡大してしまいがちなので、隔離やネットが必要になるが、のらぼう菜は、染色体数が他のアブラナ科と異なるため、まず交雑しにくいことが嬉しい。

また、他の多くのアブラナ科の植物は自家不和合性という性質を持っています。これは異なる個体の花粉でしか受精できない性質のことです。つまり、1株だけ育てても種ができないのですが、のらぼう菜は、自家不和合性を持っていないので、1株でも自家採種可能です。

故金子美登(よしのり)さんから譲り受けたのらぼう菜を6年かけて、無肥料でも育つたくましい株を選抜して今に至ります。

20ml(約400粒) 生産場所:長野県 生産年2023年 

 

 

 

葉が柔らかく甘い!

レッドロシアン ケール

一般のケールと比較して葉が柔らかく甘いので、プランターや畑で間引き菜をベビーリーフで食べても大変おいしいです。葉が柔らかい品種なので、刻んで生のままサラダに混ぜたり、炒め物や煮物にしてもおいしくいただけます。青汁や甘みのある野菜と一緒にスムージーにするとよりおいしくいただけます。
 
ロシアの品種なので寒さに強く、キャベツの原種のケールなので、キャベツに比べるととても育ちやすく、病虫害も少ないので、無農薬栽培に向いています。
キャベツの仲間のケール、ブロッコリー、カリフラワー、コールラビ、また街路樹の葉ボタンなどと容易に交雑するため、これらの作物が近くで同時期に開花する場合は、訪花昆虫の飛来を防ぐために不織布などで作った網室で隔離しましょう。ケールの仲間以外のアブラナ科とは交雑しないので、同種がなければ、菜の花の一部を残しておくと自家採種しやすい作物です。

レッドロシアンケール

菜の花

20ml(約400粒) 生産場所:長野県 生産年2024年 


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