無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

にんにくの植え方

2008-09-30 20:47:50 | 自然菜園の技術 基本
本日。やや暖かく、外での野良仕事が気持ちよかったです。

信州安曇野のような寒冷地でのニンニク植えはあまり遅くならない方が身の太りがよく、霜で枯れる被害も少ないように思います。

去年採り遅れたニンニクの芽が出始めたら、ニンニクの植え時!
うちの畑では9月中下旬に植えたものと、10月上旬に植えたものでは、かなり大きさが違ってきます。

【ニンニクの自然栽培(寒冷地)】
ニンニクは、昨年のものから良いものを選び自家採種したものか、自然食品店で無農薬のニンニク(青森産)のものがいいです。

1)ニンニクが縦に2つ入る程度の穴に、ニンニクを12cm×25cmに植えます。
2)ニンニクの周りに、刈った草をたっぷり敷き、北風などを防ぎます。
3)後日、ハコベやオオイヌフグリが生えたらうまくいきます。そのままニンニクを寒さから守ってもらいます。
4)1~3月に霜で浮いた場合は、葉をよけて踏んで根を着けます。
5)6月に入ると塔(ニンニクの芽)が立ってくるので、ニンニクの芽を早め収獲します。
6)6月下旬頃枯れたニンニクを、晴れた日が続く乾燥した日に堀上げ、一日そのまま乾燥させます。
7)翌日、根っこを切り落とし、皮一枚むいて、束ね、風通しの良いところに吊るし乾燥させます。(球根の上5cm以上の長さを残すのがポイント)

ニンニクは、パワーの源。
ちょっと多めに栽培し、自家採種できるのが理想。
醤油に漬けてもいいし、キムチにしてもいいし、夏野菜と炒めても美味しい常備野菜です。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白ワイン作り

2008-09-29 21:35:09 | 日々の自然菜園
今日はが一日中つづき、昨日の分まで降ったかのようでした。

晴れているとなかなかできない、ジャガイモの整理(保存・種芋選別)、小麦粉の小分け保存、ガレージの整理、そして鶏小屋用の素材の買い物、そして白ワインを仕込みました。

先日、ワイナリーから分けていただいた『ナイアガラ』という白葡萄をやっと手がけることができ、安堵しました。

まだ若かったのでつい熟させたかったのと、実際いろいろありなかなか出来ずにいたので、すっきりしました。

作り方は、『だれでもできる手作りワイン』
263

を頼りに作ってみました。
本当に簡単で、びっくりしました。

白ワインの作り方
1)よく洗う
2)消毒した果実ビンに入れて房ごとつぶす。(本日はここまで)
その後1次発酵をさせ、絞り、ビンの中で2次発酵させるだけでした。

葡萄の皮に天然酵母がいるので自然にワインになっていくそうです。
果実ビンに入りきらなかった果実は、銅鍋で煮て、絞りジュースにしました。

寒くなってきた夜にホットワインジュースは、とても贅沢でした

毎年、恵みと縁で結ばれて自給自足の生活は感謝の連続です。明日は晴れたらトマトの自家採種や鶏舎を作ろうと思います。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

収穫祭&日本みつばち採蜜

2008-09-28 18:52:40 | 出張菜園教室
本日

今日は、松本市梓で開催している『自給農スクール』の収穫祭でした。

大人18名子供2名の参加で
サツマイモ掘り・ニンニク植え、そしてラムのジンギスカン・炭火で新秋刀魚をやいて盛大に盛り上がりました。参加者の心温まる一品たちも美味しかったです。

自給農スクールを始めて3年。いろいろありましたが、今日参加してくれたメンバーをみると苦労が報われます。

農業は、世代や性別、そして職業の貴賎を問わず
対等に、楽しくできるのも魅力の一つだと思います。

お昼のジンギスカンのあと、
裏で飼っていた在来『日本みつばち』の採蜜(蜜を絞る)も最高でした。

一般に売られるハチミツは、西洋種のもので、アカシヤ・レンゲなど蜜が単一ですが、もともと日本に在来していた日本みつばちのハチミツは、トチや栗、柿など100種類以上のその土地の花の蜜を集めることから、別名『百花蜜』と呼ばれ貴重なものです。

今では日本みつばちのハチミツ、買えば一(18L)升で2~3万もします。

春先に巣箱に勝手に入ってくれた日本みつばちを買い続けて2年目になります。
去年も絞りましたが、巣がいっぱいになったために、今年も絞らせていただきました。

遠心分離機も、煙も使わず、蜂をできるだけ殺さないで採る採蜜は、
うちの菜園教室の会員さんに教わり、今日も一緒に採りました。

遠心分離機は使わずとてもデリケートで甘い自然蜜を布で自然に垂れるのを待ちます。

一年間かけて日本みつばちが集めてくれた貴重な蜜が一滴ずつ垂れて溜まります。

蜂さんありがとう。会員さんありがとう!
感謝の念でいっぱいな一日でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深根ねぎ(松本一本葱)の土寄せ&ブログタイトルの変更

2008-09-26 07:51:38 | 自然菜園の技術 基本
【お知らせ】
かねてより要望のあったメールマガジン「信州安曇野発 自然農法菜園アドバイザーの『自給自足農園のコツ』」を発行しようと思い準備中です。詳しくはちかじかこのブログでお知らせします。

そこでブログの内容と連携をとっていこうと思います。そのためブログのタイトルを統一し「信州安曇野発 自然農法菜園アドバイザーの『自給自足農園のコツ』」に変更しました。これからもご愛読宜しくお願いいたします。竹内孝功


本日

こんな日は、日頃できない片付けや晴耕雨読に限ります。(トマトの種出し等もできます。)

先日、こんな雨が降った翌日にネギの土寄せをしました。
今日は、根っこの上を軟白化させ食べる深根ネギの栽培のコツをお伝えします。

【深根ネギの美味しい育て方】
1)苗を植えるとき、同じ大きさどうしの苗を植える。(同級生植え)
2)はじめは20cm程度の深さに植えます。(除草は丁寧に)
3)植えた日から1週間ほどは、土をあまりかけずに根っこが隠れる程度。
4)3)の根元に、クン炭・米糠を蒔き草マルチをします。
5)1週間~10日後に、植えたネギが起き上がってくるので、2~3回に分けて新芽の下まで土をタップリかけます。
6)夏場は乾燥と草に負けないように、マメに除草します。除草した草は、草マルチにし、根元が乾かない様にします。(やせた土地の場合、油粕・米糠を補ってあげても良いです)
7)8月15日のお盆を過ぎたら、雨のあとに引き抜き違う場所に植え直します。
8)9月以降は、肥料になりそうなものは投入は避け、土寄せしながら除草をし、草マルチをしっかりします。
9)霜がおり、若干青い葉が枯れてきたら収獲します。
10)ムシロやバケツなどに入れて常備ネギにしたり、しっかり乾燥させ、越冬用に干したりします。

個人的には、合鴨を焼いた油で炒めた「鴨南蛮そば」が大好きです。また、マグロとネギの「鉄砲鍋」も最高です。

何につけ、冬支度として白菜・ネギ・キャベツ・大根はこれからの時期たまりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緑肥いろいろ(白クロバー編)

2008-09-25 23:55:22 | 自然菜園の技術 基本
本日時々

今日は、大雨などで倒れてしまった稲を家族で収獲しました。
再来週の稲刈り本番を控え、準備できることをいろいろやっています。


例えば、はざ木の準備。竹の切り出し。移動など準備が必要です。
そしてうちは手刈り、天日干しが基本です。

天日乾燥させることで、おコメのいのちがワラ「藁」からモミ「籾」に充実するからです。つまり、枯れていく草のいのちが種に集まり、実を太らせるからです。

今日は、田んぼの畦「あぜ」周りに『白クローバー』の種を蒔きました。

クロバー類は、マメ科で土を肥やす役割と、他の草を抑える役割を活かせます。

そこで、うちでは、白クローバーのほふく性(地面を覆って、這うように生育していく性格)を活かして

『草を持って草を制する』作戦です。

白クローバーは、畑に入れるとちょっと厄介な面もありますが、空いた土地などに蒔くと、他の草を抑えてくれます。そのため、夏の草刈の回数が少なくなり、しかも刈り草は、よい自然堆肥の材料になります。

最近では、ホームセンターなどでも60ml単位で小袋で販売もされているので入手が簡単です。

もし種子が手に入らない場合などは、庭や公園に生えている白クローバーを移植してあげるのもいいかと思います。

追伸
白クローバーは今度飼う鶏・合鴨の餌としても、ウサギの餌としても最高です。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然養鶏の鶏舎づくり(古瓦編)

2008-09-24 23:04:25 | 日々の自然菜園
本日、最高気温22℃。いよいよ秋の涼しさ。

今日は、夕方小一時間程度であったが今建設中の自然養鶏の鶏舎を手がけました。

昨日までは小さいビニールハウスのパイプに、扉一つと、獣の侵入を防ぐ格子を作り始めていました。

今日は、さらに鳥を狙う獣の地下からの浸入を防ぐべく、いらなくなった古い瓦を鶏舎のパイプ沿いに埋めました。(写真参照)

思ったよりもずいぶん簡単に仕上がったのも研修生のA君の名アシストのお蔭です。ありがたいです。

これからは、さらに地上から60~100cmの格子と、ネットを張る予定です。

それに、あと扉2枚と産卵箱の設置、屋根葺きなどを予定しています。


それと今日近所の草を刈っていたら、巨大化したコンフリー(ハーブ薬草)に出会いました。
そこで冬場の青物(草)不足を補うためにも、明日朝そのコンフリーを自家製のボカシと小麦ふすまで漬物にして樽に保存食を作ろうと思っています。

無理せず、無駄にせず、鳥を飼う。そんな夢が実現しつつあります。ありがたいことです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もぐら防除について

2008-09-23 23:07:24 | コメントの公開
●質問
>
> コンパニオンプランツ用のレタスは、芽が出てからの成長が遅く双葉のままで暫く本葉がでてきません。
> 今回は種まき用の土を使い、目が出てから薄い液肥をやっていますが、まだまだ植え付けるには時間がかかりそうです。
>
> ところで、僕が借りている農園にモグラの被害がでてきました。
> 市街地にある農園なのでモグラなど予想もしていなかったのですが。
>
> 僕の畑は被害にあっていないのですが、モグラがでた畑はせっかく育てた野菜と畝がぐちゃぐちゃになっています。
>
> モグラは臭いや振動や薬で防除するようなことを書いてあるのが多いですが、モグラ対策はどのようにされていますか。
> 農家の方はどうされているのでしょうか。
>
> 教えていただければありがたいです。
> 宜しくお願いします。


*************************************************************************

そうですか、レタスは双葉から本葉まで結構時間がかかるので気長に待ってあげた方がいいですよ。生育初期に液肥はやたらあげても根張りを悪くする場合があるので、あまり過湿肥料過多にしないほうがのちのち強い苗になりますよ。

モグラですが、3つの対策があります。
1)モグラを回避できる方に、畝の野菜以外の通路やその周りにに落ち葉や
草を敷き詰めたり、ダンボールを敷いたりすると、野菜以外のところに行くので被害が出にくくなります。
2)わなを仕掛けて捕獲する。モグラはねずみと違い縄張り内に1匹しかいないので捕獲すると他のエリアからくるまではいなくなります。
3)裏技ですが、子供用のチューインガムを5mm角にちぎり、モグラの穴に入れておくこと数回。モグラは腸閉塞で死にます。

モグラが出てくるのはまだ粗大な有機物が多く、ミミズの大量発生が原因です。土育てをある程度できたときから有機肥料を少なくしていき多様性に富調和してくると野菜の被害は減ってきます。

モグラが出てくるのは、悔しいですがいい兆候です。いろいろやってみてください。


※ちなみに写真は、日本みつばちが大好きな赤ソバです。今が満開で綺麗です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自然養鶏をはじめたい(建設中~)

2008-09-23 22:01:50 | 自然栽培で自給できる想い
本日、すっかり秋らしい今日この頃。

田畑も無事秋分もむかえ、夏野菜から秋野菜に代わりつつあります。


今日は、かねてから建設予定の自然養鶏舎をようやく研修生A君の力を借り建設し始めました。

うちの自然養鶏のコンセプトは『無理・無駄のない養鶏』です。以前はマクロビをしていて動物性のタンパクを絶っていた期間もありますが、元来の卵好きが直らず、家内のお菓子の材料としても無理のない養鶏を模索していました。

近所に養鶏のプロがいることや、合鴨農法をやっている方々がいるのでいろいろ教わりながら、廃鶏&合鴨を今月末から飼うつもりです。

餌も自家農園の草や野菜くず・トウモロコシ・米糠・小麦ふすま・くず米・くず豆などできるだけ自家用で賄えるものにし、飼う鶏の数をその餌の量にあわせようと思います。

そして、先人の教えを活かしながら、ミミズコンポストや、踏み込み温床などとコラボをさせてみたいです。

自給菜園から出る餌や、地域のいらない資材、友人の助けを借り、少しずつ形になっていくのが嬉しいです。

明日は、鶏舎内に近所のキツネ・イタチ・タヌキ・ネコ・トンビ・へびが入らないように古い瓦を埋め込みたいと思います。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トウモロコシの自家採種法

2008-09-23 20:11:31 | 自家採種
今日、友人からとてもいい質問が寄せられたので、詳しいことをブログに掲載させていただきます。

【トウモロコシの自家採種法】

1)まず、トウモロコシは最低500m以上(場合によっては5km)他のトウモロコシの花粉が混じらないように隔離するか、花粉が混じらないように人工交配後袋がけが必要です。

2)また、外国産の遺伝子組み換えの可能性があるトウモロコシ(飼料用トウモロコシ:通称デントコーン)からの花粉を受粉しないようにしてください。もし、遺伝子組み換えされた花粉に感染した場合は、自分の種子が翌年その遺伝子の含まれた花粉をばら撒くこと(感染源の拡大)になるので注意が要ります。

3)ただし、雄花の花粉の咲く時期が全く異なる場合は、感染(交雑)する可能性が低いです。(種を採るトウモロコシの時期を周りと変えましょう)

4)トウモロコシが、樹で完全に枯れるまで完熟させます。

5)枯れたトウモロコシを収獲し、皮をバナナのように剥きます。

6)風通しがよく、雨に当たらない日陰につるして完全に乾かします。

7)その後、ばらした種子を封筒に入れ、冷蔵庫で保存します。

来年も良いトウモロコシが収獲できますように~

※ちなみに、今日は来年分のもち米の種籾を収獲しました。(通称:穂抜き)

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草のなかに種を播くためには

2008-09-22 22:29:55 | 自然菜園の技術 応用
本日

今日は朝夕だけでなく、昼間も涼しくなってきて、明日の秋分をまじかに秋を色濃く感じました。

今まで手が入れられなかった鶏舎予定地に、今日から正式にうちの研修生になった二十歳のA君と草刈をしました。鶏舎については後ほど

さて、今日は昨日の自然農塾の復習もかねて、「草のなかに種を播くポイント」です。

「草のなかに種を播くポイント」
1)一週間以上前に種を播く場所の草を刈る。刈った草は、そのまま厚く敷いておく。
2)根で増える宿根草(ヨモギ・セイタカアワダチソウ・ギシギシ)は根ごと除く。
3)草を刈るとき、草の根は抜かない。
4)種を蒔く必要部分の草を、根を残して剥ぎ取る。
5)剥いだ草は、その脇に寄せる。
6)剥いだ土に、鍬を浅く入れる。(耕すというより、5cmの深さで根を切るために)
7)種を蒔き、土をかけたら足袋で強く上から踏む。
8)地力が弱い場合は、周りに米糠・クン炭を少し補う場合もある。
9)本葉が出てきたら、宿根草など目立つの草を除草。
10)適宜に間引きを行う。

全部を耕すのではなく、野菜を育てる場所のみ草を剥ぎ、種を蒔く。後に、ハコベなどの冬草が野菜と共に育ってくれますように~



※写真は、草のなかにホウレン草を播いているものです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする