無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然栽培の玉ねぎ<越冬〉

2009-01-31 12:06:56 | 自然栽培で自給できる想い
自然栽培の「玉ねぎ」。

これは、絶品です。この玉ねぎが食べたくて、毎年ついつい多めに育ててしまう。

おススメの点は、
①生で食べても、美味しい。熱を加えるとさらに美味しい。
②貯蔵性がよく、7月に収穫した玉ねぎが、通常1月位までの貯蔵性の品種でも、3月4月まで十分に保存できる。
③肥料やビニールが必要なく、身近にある米ぬか少々、藁や草があれば十分。
④塔が立ちにくく、(去年塔がたったのは、1畝あたり4株)秀品率が高い。

うちの地方では、寒さゆえに越冬するのが難しい畑なので、ちょっと写真のように工夫しています。

こだわりは、自然に戻る資材のみ、肥料なしで育てたい。
しかし、品種によっては無肥料だと消えてしまうものもあるため、ちょっと米ぬかとクン炭を植えた後まいている。

工夫は、
①踏み込み温床跡地で育てた自家製の苗(市販の苗はうまく育たない)
②あまり深くも浅くも植えない。(植えた深さで、玉の形が変わる)
③植えた日に、クン炭・米ぬかを少々播く。
④稲藁を束で、株下に敷く。(防草・防乾・防寒)

小さくて、ゴルフボール大。
大きくて野球のボール程度のあまり大きくなく、
玉が、12枚以上きっちり固く巻きしまっていること。

最高の玉ねぎをめざして、自家採種も挑戦中


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自然農法センター

2009-01-30 22:53:45 | 自家採種
本日

僕の最後の修行先となったのが、(財)自然農法国際研究開発センターだ。
場所は、長野県の松本市の隣町、波田町にある。ちょうど上高地に向かう途中にある。

10年近く、家庭菜園で自然農・自然農法を続けてきて、独学と多くの師匠や先輩達のおかげで、自分なりに自然農法と向き合ってきた10年。

関東平野で新規農業に挫折し、やはり家庭菜園を趣味として続けるか、やはり自分なりのやり方で農家となるか悩んでいたそんな二十代の最後に、自農センターの門を叩いた。それが4年前になる。

8カ月の本科研修生として、自農センターの育種課で研修できたことは、その後の人生の転機になった。

もともと自家採種(自分で種を採ること)はやってきたものの、育種課で研修して、基礎から学びなおせたのは貴重な体験だった。

いまなおお世話になっている自然農法センターで、研修時代にわからなかったことや、最新の自然農法を今なお教えていただいている。

自然農法センターでは、無農薬はもちろん、無肥料でも栽培できる「自然農法の種子」http://www.janis.or.jp/users/infrc/seedservice/index.html
を有料配布している。

これから自然農・自然農法をはじめる人や、今使っている種に疑問がある方はぜひ、ネットで「自然農法の種子」を蒔いてほしい。

肥料・農薬に依存せず、野菜が持っている本来の力を発揮できるよう、育成された「自然農法の種子」僕はお奨めです。
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寒さに耐えるソラマメくん

2009-01-29 17:59:17 | 自然菜園の技術 基本
本日

相変わらず、寒さは厳しい。

そんな中、畑に行ってみるとソラマメが発芽していた。

うちでは、4年前から「房州早生ソラマメ」を自家採種し続けている。

寒さに強く、小粒なこのソラマメは、とても風味がよく育てやすい。

無肥料で育つたくましい品種だ。

安曇野では、ソラマメを育てている人はわずかしかいない。

というのも寒すぎて越冬できないので、農家さんも育てない。

常識にとらわれず、4年前とりあえず蒔いてみた。
全部が全部越冬したわけではないが、何割かは越冬できた。

越冬しなかった空いた場所には、春に育苗したソラマメの苗を植えた。

つまり、とりあえず秋に蒔いて、越冬させて、できなかった場合、苗で補う。
こうすることで、収穫時期も微妙にずれ長期間収穫できる。

越冬させたソラマメの方が、収量がいい。そんな感じはある。

今年は、今までで一番越冬がうまくいっている。
もしかしたら、自家採種しているから耐寒性が強化されたのかもしれない。

小さな芽は、静かに春を待っていた。
まだまだ続く安曇野の冬。ソラマメ君には頑張ってもらいたい。
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うちの有精卵が、プリンになった!!

2009-01-28 16:34:56 | 自然自給養鶏
本日

おきな堂
うちの野菜のオリジナル「コラボ」ランチ第三弾!!

うちで毎日4~5個の卵が生まれます。

今回、昭和8年創業の老舗カフェレストランの名物デザート「おきな堂のプリン」に、なんと!うちの卵を使ってのスペシャル版がうまれました。(写真)

ある方は、おきな堂に行くと必ず、「人数分プリンを頼んでしまう」それくらい隠れ名物のおきな堂プリン。

そのプリンにうちの卵が使用されるなんて名誉です。

オーナーいわく、普段使ったている卵よりも、味が濃く、かかっているカラメルが負けてしまう。そこで、今回のプリンにあわせてカラメルも濃く作ってくれました。

プロが美味しいといってくれるとやっぱり嬉しいものです。

うちでも、今度プリンを作ってみたくなりました。
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自家製うどんがパスタになった

2009-01-27 22:56:01 | 日々の自然菜園
本日

先日のショップのつづきだけれど、おきな堂でのオリジナルランチはとてもおいしかった。

うちでは、今年小麦が200kg位収穫できたおかげで、乾麺を2種類も製麺できた。

今年の乾麺は、ユメアサヒという長野県が産んだパン用の高グルテン品種小麦が材料だ。

自然栽培では、小麦の香りが高くなる傾向があるような気がする。

もともと風味があまりない品種で、パンのふくらみがよくなる特徴をもっているユメアサヒ小麦。

うちではもっぱら手打ちパスタ用に育てている。

ユメアサヒ小麦粉220gに全卵2つを混ぜて生パスタを打つ。

今回は、そのユメアサヒで乾麺のうどんを作った。

うどんとして作った乾麺だったが、今回おきな堂さんの計らいで、キノコソースパスタとしてデビューした。(写真)

ニンニクと、キノコのうまみ、そしてスパイスの利いたソースが絡みとても贅沢なパスタだった。

うちでも、乾麺のうどんをゆでて、洗って、野菜と炒め焼うどんにして食べておいしかっただけに、パスタとして食べてもおいしい発見は嬉しい誤算だった。

まさか、うどんがパスタになるとは!

思い込みを超えて、持ち味をいかして料理してくれたコックに感激だった。ありがとうおきな堂さん。
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おきな堂さんでワークショップ

2009-01-26 21:37:33 | 出張菜園教室
本日

今日は、旧暦の元旦。一年の計は元旦にあり。

新暦の元旦は、とてもせわしなく、賑やかなお正月。
今日は、平日とあってどこも空いていて松本市内もとても静かでした。

友人が経営する老舗洋食屋さんで、気心知れたメンバーで、
ささやかな新年のワークショップを開きました。

平日にも関わらず、県内外から参加してくれて本当に嬉しかった。

しかも、うちで育った自然栽培のジャガイモ・にんじん・玉ねぎ・有精卵でスペシャルランチを御馳走になり、感動しました。

自給を中心に営んでいる農園なので、
市場に出す野菜の量はなく、自給できる野菜の3倍くらいを目安に育てています。

自給の3倍くらいの規模ですと、大型機械に依存しなくても育てられますし、
自分が食べたい野菜や穀類だけなので、手が行き届いて簡単です。

なぜ3倍かというと、できた量の、

①3分の1は、自給用。
②3分の1は、お世話になっている人へのプレゼント(両親や友人知人)。
③ 残り3分の1は、出荷できます。 最後の3分の1で、農業資材や種子やプレゼント分くらい稼げますので、無理なく持続できる自給型の経営です。


おきな堂で予約のお客さんがあると、うちにある野菜をいつも使ってくれています。

今回は、はじめておきな堂で調理された自分の野菜料理を堪能できました。

こんな風に、うちの野菜を大切に調理していただけるおきな堂さんに感謝感激です。

今年は、一層気合いを入れて、野菜が素直に美味しく育ってくれるように、手を入れて、おきな堂さんの予約のお客さんに喜んでもらおうと思いました。


写真は、自然栽培のキタアカリを丁寧にホイル焼きしたもの、
コショウが効いたポテトチップス
玉ねぎと人参のサラダ
赤玉ねぎのオーブン焼き
玉ねぎのフリッターでした。

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2009年の夢(おからで自家飼料)

2009-01-25 14:22:23 | 自然自給養鶏
本日。旧暦12月31日(大みそか)です。

昨晩は、安曇野地球宿に44名も県内外から集まり、ドリカム新年会と銘打って「夢」を1人8分の持ち時間で語りました。

大人になっても「夢」はあります。
1)夢を現実にするためには、期限をつけること。
2)声に出して宣言すること。
3)イラストや文字で書くこと。などが有効です。

自給自足の生活や、半農半Xを求める現代には、夢を語り合える仲間が大切です。


私の今年の夢は、
1)裕子さんと菜園教室カフェ(Deva菜園食堂)の実現の一歩を踏み出すこと。
2)Webやカルチャーセンター講師、出版、投稿などでより多くの人に持続できる自給菜園の魅力を伝えること。
3)自家採種を中心に自給農園を充実させること。


です。具体的にはインターネットでのサービス・情報発信の充実。油(菜種・ひまわりオイル)の自給率アップ。自家採種の充実・技術向上。

新たにはじめたことも持続できるうように、自分の規模に合わせたり、技術を向上させたり、質を高めたり、だいたい自給できるようになってきたので、自給自足Life 事業の経営を軌道にのせていきたいです。

写真は、近所の美味しいお豆腐屋さんから安価で譲っていただいているオカラと、米糠、そして魚粉をミックスする前です。

これを混ぜて、鶏のえさにしています。
自分だけの自給よりも、地域とのつながりのなかで、おからと卵を交換したり、お金だけでなく持っているものを分かち合うことで少ないお金でも豊かになる様な気がします。


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白菜の自家採種

2009-01-24 16:31:25 | 自家採種
本日

今日は友人の安曇野地球宿
でドリカム新年会がある。楽しみです。

ここ3年前からはじめた新しい形の新年会で、
参加して、自分の夢を語ると夢が叶ってしまう、素敵な企画だ。

企画創りに参加してからのおつきあいで、今年はどんな夢の種が蒔かれ、育っていくのか楽しみです。

ちなみに、僕の09年の夢は、自給自足Lifeの充実として、新規家庭菜園事業の構築をし、より多くの方が自給持続できる菜園の喜びを発信できればと思っています。自給持続の自然菜園のWebサイトや、菜種・ひまわり油の自給率アップ。本の出版、雑誌への投稿。そして自給持続菜園に欠かせない自家採種の充実。いろりろやりたいことがあります。

***********************************

白菜の自家採種途中

まだ、白菜の自家採種はできていません。
実験で、写真のように葉っぱがよく結球したものを選び越冬後花を咲かせ自家採種するつもりです。

写真でもわかるように、結球部が凍結し損傷も激しく、自家採種できる確率が下がっています。

来年からは、友人に教わった白菜自家採種の技術を使ってみようと思います。

お願いだから白菜くん、越冬して~



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コンパニオンプランツ(キャベツ&レタス&エンバク)

2009-01-23 23:26:02 | 自然菜園の技術 応用
本日ときどき

一番冷える大寒なのに、ちっとも寒くない。

温かいのは、助かるけれど地球が風邪をひいて熱を出しているのかも
と思うと心配になる。

自然界には、バランスを取ろうとする働きがある。

複雑な自然の波が調和しているからこそ毎年平年並みとなる。

野の草も面白く、一面全く同じ草の種類だけで覆うことはまれで、自然界では、多種多様な植物が所狭しと、混在している。

逆に言うと、混在しているから多種多様の調和が自然界の旋律なのかもしれない。

コンパニオンプランツとは、日本語に訳すと「共栄植物」。

人間的にいえば、夫婦みたいな間柄。

お互いを立てて、バランスをとり、生かし合う。

有名なところで、キャベツとレタスはお互いを支え合う。

「レタスの匂いで、モンシロチョウはキャベツに卵を産みにくくなる。」と本などで紹介されている有名なコンパニオンプランツだ。

夫婦の間にも喧嘩があるように、必ずしもモンシロチョウを避けてくれるかというと、そうでもない場合がある。

レタスとキャベツが喧嘩しているかどうかは分からないが、
お互いの生長がうまくいかない環境下だと、コンパニオンプランツも効かない。

たとえば、モンシロチョウの結婚産卵最盛期には、レタスがあってもキャベツに卵を産みつける。

モンシロチョウにとっても、死活問題の場合は、効果がないような感じがする。

けれど、キャベツだけを植えた畑よりは被害が少ないような気がするのも確か。

キャベツにとって、モンシロチョウの産卵期や真夏はつらい。

キャベツ自身が健康に育つために、モンシロチョウが飛ぶ季節を避け、レタスも植えるくらいがちょうどいい気がする。

単一の野菜を育てると、集中的に病虫害に合う確率が高まる。 自給を考えるなら、相性の良いコンパニオンプランツと混作すると、食べられるものも倍増するし、リスクも少なくなる。

そんなコンパニオンプランツは、自給菜園には最適だと思う。
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自然にそって栽培したい

2009-01-22 23:12:19 | 自然栽培で自給できる想い
昨日の続きですが、
NHKカルチャーセンターの行う講座では、室内なので、座学やプランターを使った講座がメインになりそうです。

座学の中には、短期間で終わるものや、一日受講である程度お伝えできるものといろいろあります。

無農薬栽培というと難しそうな感じがしますが、
逆に、農薬・化学肥料栽培の方が難しい感じもします。

というのは、土づくりも、農薬濃度計算、化学肥料計算など、
土の条件や、地域風土、栽培作物の種類に合わせて人間がすべて設計し栽培するなんてとても難しく専門知識や、技術力、そしてお金がかかります。

人間がすべて思いどおりやることは、野菜の場合もうまくいかないことが多く、逆に病虫害を招く場合があり、それに対してまた農薬を使用しなければならなくなってイタチごっこです。

それに比べ、大自然の流れや力を活かし、野菜自身の力を引き立て、
自然に任せて育てていくことの方が、かなりシンプルで簡単な気がします。

では自然の力を借りてどのように栽培したらいいのか、
そんな実践法の基礎を中心に講座を開いていこうと思います。



●一日講座
「無農薬栽培 プランターで野菜作り」1つのプランターでレタス・ラティッシュ・春菊・ミニトマト・バジル・落花生を栽培。プランターで上手に野菜を育てるコツ。
4月25日(土)13:30~16:00
受講料 (会員)2,625円 (一般)2,835円
教材費  3,675円
定員-24名 持ち物 筆記用具、エプロン、軍手

●一日講座
「無農薬栽培 コンパニオンプランツ」無農薬自然栽培の応用として、今話題のコンパニオンプランツ(共栄植物)を活用した、病虫害に悩まず、美味しく育てる家庭菜園講座です。
5月23日(土)13:30~16:00
受講料 (会員)1,890円 (一般)2,100円
教材費  1,050円
定員-24名 持ち物 筆記用具

●短期講座
「美味しく簡単にできる 無農薬・家庭菜園の法則」
無農薬自然栽培の基本から、毎月育てる野菜をテーマにレクチャーします。畑の疑問・お悩みにお答えする時間もあります。
4/22-種の選び方・蒔き方 ジャガイモの植え方 石灰は使わない
5/13-苗の定植の仕方 ウリ科の種の蒔き方 
6/10-支柱への誘引の仕方 サツマイモの植え方 キュウリの管理法

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