無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

連作障害にならないようにできること

2017-12-28 12:29:55 | 日々の自然菜園

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。


本日、

今日のコメント欄に連作障害についてご質問
『連作障害、靑枯れ病や根こぶ病などの農薬でも完治できない様な病気を予防するにはどうすればいいか?についてお伺いしたいです。
(中略)「土を健康にして行けば(育土)そういう病気や連作障害も出にくいのでは?」と考えましたが、
この方向性で正しいのでしょうか?恐れ入りますがお教え下さると有難いです。よろしくお願い致します。』
があり、とてもコメント欄では書ききれなかったので、
ブログにて取り上げました。

連作障害対策を含めた土づくり&菜園プランの講座は、城山公民館講座で3回分(1~3月)で行う位ヘビーなので、ブログでは扱えないので
※興味のある方はお越しくださいね。

以下の点を気をつけて菜園プランを立てるとよいと思います。

連作障害が出てしまったり、初期症状の出ている方は、抜本的な改善策を行う必要があるので、別になります。

ステップ1.連作障害とは何かを知る
①連作障害とは何か?
②連作障害が出やすい野菜とその出やすい野菜を何年空けるか知ること
③現在連作障害が出ているかどうかを見極める


ステップ2.連作障害の症状が出ていない場合は、予防する
①連作障害が出やすい野菜は、連作障害が出ないように連作限界以上空けて作付すること
②相性の良い野菜と混植する
 
※混植に相性の悪い野菜を避ける
③相性の良い野菜と輪作・間作する 
※輪作・間作に相性が悪い野菜を避ける
④完熟堆肥を適度に使う。 
※未熟や腐敗堆肥を使用しない。
⑤3年に一度、ユリ科、イネ科野菜を育てる
⑥過剰施肥に気をつける 
⑦病虫害が出ないようにする
⑧同じ科の野菜を1年以上あけて育てる

ステップ3.その上で、野菜が自然に育つように、育土する
ステップ1.2を守った上で行う
①野菜による野菜のための土づくり
(連作できない野菜は輪作と連作できる野菜は連作)

②草や緑肥作物の根と草マルチによる、
土の団粒化&病虫害が増えない生態系づくり


といった感じです。

ステップ1とステップ2が土を健康にする第一歩であり、連作障害防止になり、はずせないことで、その上で
日頃のお世話ステップ3で、連作障害防止どころか(連作障害が出ないだけでなく)、どんどん野菜がよく育つ、土づくりにもっていければ最高ですね。


ご質問に直接お答えすれば、どんなにいい堆肥、どんなに良い土づくりをしても菜園プランに無理があったり、すでに連作障害の症状が出ている場合は、連作障害が発生して拡大していきます。



次回のみ第2水曜日の1/10(水)です。ご注意くださいね。


2018年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~冬編~」

◆次回以降の予定
【今月のテーマ】
1/10(水) -病虫害に負けない無農薬栽培の土づくり
2/ 7(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/ 7(水)-菜園プラン② 菜園プランの極意
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自然菜園緑肥mix(レギュラー&市民農園用)2種類新発売!!

2017-12-27 13:23:45 | 日々の自然菜園

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本日、

あたり一面真っ白です。


昨日は、雪が降る前に、友人たちと餅つきが無事終わりました!!



先日、松本の老舗種苗店「つる新種苗」さんから、自然菜園コラボ商品「自然菜園緑肥mix」の完成サンプルが2種類3サイズ、6袋到着しましたのでご紹介いたします。

自然菜園緑肥mixは、菜園のバランスを調えてくれる緑肥作物をミックスしたもので、20年の研究の結果、この度2種類新発売できる運びになりました。

自然菜園で、野菜と草が共に育つために、自然草を刈り敷きながら(草マルチしながら)野菜を育てます。

その際に、菜園によっては、野菜が草に負けてしまったり、草が生えてこなかったり、市民農園のような場所では生やしていけないルールがあったり、意外と草との付き合い方は難しく、挫折しやすいものです。

そこで、研究の結果、通路の真ん中か、畝と通路の境に数種類の牧草もしくは緑肥作物を生やすことで、誰でも簡単に草マルチが可能になり、お世話がしやすくすることができました。

自然菜園緑肥mixの5大効果としては、

①草マルチ効果
野菜の株元に刈った『緑肥mix』を敷き重ねる(草マルチする)ことで、草抑え、乾燥防
止、地温上昇防止、雨の跳ね返りによる病気予防などにより、野菜が生育促進する


②堆肥効果
草マルチが分解される過程で、土着菌やミミズなどの分解者により、腐植化され、土の
団粒化を促進してくれる。
株元15㎝以上残して高刈りした『緑肥mix』は草よりも再
生が速く、堆肥の材料の確保としても使用できる。

③草抑え効果
生育が旺盛で、通路や空いた場所も根を張り、生えてくる草を抑えてしまう。また、花
を咲いた時期に、株元15㎝以上残して刈ることで、芝生のように新芽が更新され、数年
間草を抑えてくれる。休遊地における草刈り軽減に効果的。

④バンカープランツ効果

バンカープラントとは、通路や菜園の周囲に育てることで、天敵(益虫)を呼び、住処 となり、野菜の虫害が軽減する。
草マルチにすると、地蜘蛛やゴミムシ(ヨトウムシな どを補食する)補食動物である天敵の隠れ家やアジトになり相乗効果でより効果的。

⑤通路が固くならず、水たまりができにくい効果
通路の踏まないスペースで育てることで、通路に根が張り、雨の後でも水たまりがなく なり水はけが良くなる
その効果を高めるためには、通路の『緑肥mix』の株元に、モミ ガラやバークたい肥など炭素が高い有機物を敷きつめるとさらに効果的。





種類は2種類で、緑肥作物のブレンドが違います。




『自然菜園緑肥mix レギュラー』

1年生と多年生6種類の緑肥をミックスしました。
混ぜた緑肥作物は、えん麦 赤クローバー クリムソンクローバー イタリアンライグラス ペレニアルライグラス オーチャードグラス。

無消毒種子でブレンドしたので、しっかり覆土しないと鳥などに食べられてしまうので、ご注意ください。

1年草と多年草をブレンドすることで、1年草のエンバク、クリムソンクローバー、イタリアンライグラスがまず先行して生育し、菜園の手ごわい草を抑えてくれます。
そして、株元15㎝位を残して刈り、草マルチとして利用しているうちに、じわじわと多年草のアカクローバー、ペレニアルライグラス、オーチャードグラスが生育してくれ、翌年からは多年草に自然と切り替わっていきます。

最初から多年草の種子だけを蒔いても自然草に負けてしまうのですが、ブレンドすることによって地域風土に合った緑肥作物がメイン、そうでないものがサブとして生育してくれるので、同じ種を蒔いても蒔く時期や風土によって育ち方が自然に変わるのが特徴です。

元々は、地域風土の菜園に合わせて、ブレンドしておりましたが、一応えん麦 赤クローバー クリムソンクローバー 、オーチャードグラスでの4種類の黄金比が見えてきたので、それを公表してきましたが、手に入りにくいものや高いものははずしたり、中にはアカクローバーの代わりにシロクローバーを混ぜて失敗したとの報告が多々あり、
なかなか全種類を黄金バランスで配合するのが難しいとのことでしたので、ブレンドしたものが欲しいとのご要望に応えて、今回ブレンドしたものを新発売することになりました。

その際に、寒冷地~温暖地~暖地、痩せ地~肥沃地、乾燥地~元水田でもよく育つように、イタリアンライグラスとペレニアルライグラスもさらに配合したスペシャルブレンドとして、新発売することになりました。


サイズは、1㎏、500g、250gの3袋で、


500gと250gは写真のように、袋の大きさは同じですが、厚みが2倍違います。





今回、『自然菜園緑肥mix・市民農園用』も新発売しました。

生育が早く毎年蒔いて毎年枯れる1年草のみのミックスです。
多年草を生やせない市民農園には特におすすめです。

1年草のえん麦、イタリアンライグラス、クリムソンクローバーのミックスです。

※注意:種をこぼすと、雑草化するので、絶やしたい場合は、種をつける前に刈り敷くこと。蒔いた時期や風土によっては、一部越冬する場合もございます。

イタリアンライグラスは、背丈が高く、元水田のような排水性が悪い畑でも生育が良い品種を使っております。

レギュラー同様、無消毒種子でブレンドしたので、しっかり覆土しないと鳥などに食べられてしまうので、ご注意ください。

裏技としては、耕作放棄地にこのブレンドを蒔いて、種をつけたら、乗用トラクターで鋤き込むことで、再度また生えてくるので毎年剥げてしまった所に蒔き足す程度、クリムソンクローバーの赤色が綺麗な畑として、景観よく、しかも鋤き込むごとに土が団粒化してきて土が肥沃になる点です。

耕作できない農地の維持管理にむいております。ただし、畑にもどしてから1~2年は、雑草化した緑肥作物たちが旺盛なので、作物が負けないように、草マルチかビニールマルチが必要になります。




レギュラー、市民農園用もいずれも取り扱い説明書と、『自然菜園ハンドブック』の緑肥mixのページのコピーが同封されております。

緑肥作物は、痩せ地でも肥沃地でもよく育つ強い作物なので、ヘタに畝の上や無計画に使用すると、野菜も草も育ちにくくなるので、よく読んでご利用くださいね。



次回のみ第2水曜日の1/10(水)です。ご注意くださいね。


2018年土内容充実で、
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今年度は、いつもの第1水曜日に
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2/ 7(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/ 7(水)-菜園プラン② 菜園プランの極意
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冬支度完了!冬期の鹿対策(ネット・不織布)、ついでに鶏の好気ボカシエサ、newクン炭焼き器

2017-12-21 08:54:08 | 日々の自然菜園

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本日、の予報。

朝は霜で真っ白ですが、朝は原稿、日が高くなったら概ね昼間15時まで温かく、ここ毎日原稿と薪づくりを行っております。
最近では、ご近所さんで切り倒したリンゴなどの広葉樹や庭木の処分として声をかけていただけて、概ね2~3年分の薪を確保できるほど。
今までのなかなか手に入らなかった高級薪が地域自給できるようになりました。

薪ストーブは最高とは言えませんが、自分よりも寿命の長い樹たちのお蔭で暖がとれるのは幸せなことです。




鹿対策としては、簡易なのものは、不織布や防虫ネットですね。


うちの場合、寒すぎて、しかも冬鹿に食べられて越冬が難しいのらぼう菜や越冬キャベツ(春キャベツ)などは不織布を行います。




菜園そのものも緑肥作物がやられる場合があるので、ここ数年は鹿避けにネットを張っております。

ネット下はわざと空けておいて、タヌキなど小動物がネズミなどを食べに来れるようにしてあります。




ネット張りの間、新しいクン炭焼き器で、初クン炭焼きです。

新しいクン炭焼き器は、オールステンレスにしました。
今までは鉄のものしかなく、2年位使うとボロボロになってしまったからです。

クン炭を焼くことで、獣、ネズミ除けそして、できたクン炭は、雪を溶かすのにも使えます。


クン炭の横にあるのは、鶏の好気発酵のエサです。

そばがら、モミガラ、米ぬか、オカラを主体に堆肥の発酵技術で発酵させてから保存しておき、冬の鶏のエサに加えてあげます。
夏場は発酵しすぎたり、保存で腐りやすいので、冬場に適しています。

自然界のキジなどは、冬の間、お腹いっぱいに腐葉土を食べているとか。発酵させたエサは冬期のご馳走になります。

野菜を育てることはハウスを除きほとんどない時期ですが、何かと来年の準備やら、雪が降る前にやってしまいたいことがたくさんありますね。

今年は、納屋の中の整理もしたいなーと思っているので、原稿でに詰まったら、いろいろ片づけたいですね~。



新著『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』2018年1月末に新発売の予定です。

つまり、現在校正祭り(地獄?)で、さすがアマゾンさん、どこよりも早くすでに予約販売しているほど。
是非、地元の本屋さんで立ち読み、気に入ったら、購入いただければと思います。

今回は、「とことん解説!」とあるように、最新の自然菜園技術の公開だけでなく、
各野菜の簡単な自然育苗の方法、市販苗からの方法、栽培ポイントなどが今までわかりにくかった点を改善して解説させていただいております。

お楽しみ~


次回のみ第2水曜日の1/10(水)です。ご注意くださいね。


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城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
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半不耕起のハクサイの貯蔵完了

2017-12-19 07:37:13 | 日々の自然菜園

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本日、






先日、10日前に収穫したハクサイをようやく長期保存用に保存貯蔵完了しました。

今年のハクサイは、長雨、低温、粘土質ということもあり、久々に半不耕起を行いました。
つまり、土の切り返しも兼ねて、耕しました。

耕すと、ミミズを始め多くの大型土壌生物は、土がかく乱されることにより、ほとんどいなくなったり死んでしまいます。
耕したミミズたちが、元の生き物によって自然に耕した状態にもどるのに、ある実験では2年位かかるというデーターを読んだことがあります。
そのため、むやみやたらに耕すと、土壌生物の生活を脅かし、その恩恵を破壊し、壊滅させてしまいかねません。

また、酸素が土の内部まで入ることで、土の中の有機物は好気性微生物が一気に殖え、分解が行われるために、
耕した直後は、種や苗を植えても発芽・発根障害をもたらします。
そして、2週間~1カ月後には、有機物の分解が終わり、ほどよく土の馴染んでいるので、数カ月は、それまでの蓄えや投入した有機物などによって野菜が良く育ちます。
しかし、耕して、酸素も入った大地に根を張った野菜たちは、一気に生長し、養分を使い切ってしまうので、耕したりした場合は、その都度堆肥や有機肥料を元肥や追肥として加える必要があります。

また、ビニールマルチを使うと、大量のゴミになり、水と養分を限りなく野菜にだけ供給し続けるので、野菜はよく育ちますが、生き物は乏しく土は痩せ、
毎回耕し、何かを投入し続けないと砂漠になってしまいます。土を消費しながら歩む道です。

不耕起栽培は、その点、草と生き物と共生し、土を作りながら野菜を育てるので、持続可能ですが、
耕さないことで、土と野菜の生育がゆっくり(本来の姿)で、うまく管理(お世話)ができると、野菜も草も生き物も共存共栄できますが、
無暗に育てると、草に野菜は負け、モグラやネズミを増やし、被害を拡散し、野菜が育たないこともあるので、調和できるタイミングのよいお世話が必要です。


不耕起と比較すると、耕すと土が柔らかで、酸素も多く、草も排除できているので、野菜が大きく早く育ちます。そして土や生き物はその後乏しくなります。
一方耕すことと比較すると、不耕起は、草の根と競合(調和)して育つので、野菜の生育が前半特に遅く、詰まった小ぶりの野菜になりがちです。そして土は、草や生き物に耕され、豊かになります。

自然菜園には、不耕起をベースに、半不耕起という農家さんように、不耕起と耕すのいいところどりをした方法もあります。※ただ、発表する機会に恵まれずお蔵入りでした(笑)

久々に、いろいろな要素が重なったので、今年は春野菜が終わってから、2段階鋤き込みをした後、半不耕起でハクサイなどを育ててみました。

自然菜園の半不耕起は、1~3年に一度、それまで草マルチしてきた大地を堆肥を切り返すように、耕します。
耕す場所は、畝のみ、緑肥mixなどはそのままです。

そうすることによって、今まで数年かけて積み重ねてきた壊れにくいマクロ団粒構造と、それらを作ってくれた厚みのある生き物たちだからこそ、いったん耕され破壊されても、破壊されなかった緑肥mix下の生き物たちによって回復が早く、土の深くまで酸素が入ることで、堆肥の切り返しのように、深くまで生き物たちが棲めるようになり、
その後、写真のようにハコベたちによっておおわれて、冬の間、土が守られ、夏草を抑えてくれるため、またすぐに不耕起栽培が再開できます。


そうすることで、ネズミやモグラが耕す必要はなく、むしろネズミやモグラの異常繁殖を抑えることもできます。
そして、野菜と草の回復などを見守りながら、必要であれば、最低限耕す(切り返し)を行うことができます。

今年は、ハクサイを育てるには、長雨、残暑がなかったので、このままだと結球できないと思い、
そして、元田んぼで自然菜園をはじめて4年目だったので、10㎝位は自然耕によって土が団粒構造が見事に発達したので。これまで不耕起で育ててきたので、水はけもよくなって長雨でも次の日畑に入れるようになっていたこともあり、(ただし、10㎝より深くはまだまだすごい粘土質だったので、)
ここで半不耕起をすればハクサイが育ちながら、畑も革命的に育つと思い耕しました。


結果、耕したことで、さっと根が張ることができ、見事な2.5㎏ほどのハクサイが育ちました。
そして、予想以上にハコベが生えてくれたので、来年から不耕起で夏野菜を再開しようと思います。




食べない外葉は、畑に敷いておくのもポイントです。ハクサイがそこにあったわけなので、食べない根と葉は畑に戻し、土に還します。
そうすることで、夏までに、生き物たちの住処や食べ物になってくれるからです。


結球させずに菜の花を育てるハクサイは、今回不耕起のまま育てました。

不耕起は前述したように、初期生育が遅く、生育が耕すものより遅いので、同じ日に植えたにもかかわらず、見事結球せずにいい感じに越冬できそうです。

※不織布は、霜よけと鹿による食害を防ぐためにやっております。






収穫して数日陰干ししてから、ちょっと水分量を抜いてから本来新聞にくるんで、長期保存するのですが、
今年は、忙しく、そのまま2週間位経ってしまったので、遅れ気味ですが、寒かったせいもあり、それほど劣化せずに助かりました。

1~2枚枯れてきた葉を取り除き、除いた

温かい日の昼間に、新聞紙でしっかりくるみ、育っている状態(縦)にして段ボールに詰めて保存します。


室温が、2~5℃位の場所に、ネズミ対策を一応してから置いておきます。

ハクサイは、乾燥しやすく、当地で12月に入るまで畑に置いておくと、縛っておいても中まで凍み上がり、葉がどんどん劣化してしまうので、
そうなる前の一番いい状態で、収穫し、乾燥しないように、また段ボールは適度に断熱材にも湿度調整にもぴったりなので、この冷蔵庫のような状態で、3月末まで保存させます。

お鍋でハクサイは欠かせませんし、5月まで野菜が採れない当地では、とても重宝する野菜なので、しっかり保存しておきます。

半不耕起は、元々書いたように農家さんように開発したものですが、
天候不順の場合や、元田んぼ、ネズミの被害が出始め、数年不耕起をやっても育たない場合など、想定外にも役立つので、今年から農家さんバージョン(乗用トラクター)と家庭菜園バージョン(ミニ耕運機)でもう少し掘り下げて研究しようと思っております。

耕すことは、偉大ですが、かつての歴史(4大文明は穀倉地帯でしたが、数百年で今は砂漠で何も育たないこと)が物語っているように、
無暗に耕すのではなく、モグラのように、他の生き物と生き続けるために持続可能に自然に耕したいものです。



新著『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』2018年1月末に新発売の予定です。

つまり、現在校正祭り(地獄?)で、さすがアマゾンさん、どこよりも早くすでに予約販売しているほど。
是非、地元の本屋さんで立ち読み、気に入ったら、購入いただければと思います。

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自給自足Lifeスクール12月その2(味噌作り、柿酢、柿渋塗り、チェーンソー薪づくり)

2017-12-15 12:58:27 | 自然菜園スクール

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本日、

年末の雑誌、書籍の取材、校正ラッシュでクタクタです。

つづきです。



朝日が昇る前に、ダイズの大釜に火入れし、朝が始まりました。


大豆を炒って

叩いてつぶしてから

石臼で挽いて、きな粉も作ります。


みんなで作ったロケットコンロで

お餅用のもち米を蒸します。








柔らかく炊いた大豆をミンチにかけて、ダイズミンチを作り荒熱を取ります。






大豆と先月みんなで造った麹を塩切りしたものとよく合わせ、味噌玉を足るに投げ入れ




味噌の仕込みも完成しました。塩蓋と水蓋ダブルで雑菌防止です。



大豆の余った煮汁は、発酵中の堆肥にかけて発酵促進させました。








近所の子供も参加して餅つきです。






できたてきな粉をたっぷりかけて、ダイコンおろし、あんこもちでランチにいただきました。



小さな鏡餅も作りました。







午後は完熟柿で、簡単柿酢づくり、


傷んだものは、鶏さんのエサ用です。










チェーンソーの使い方、薪割り講座も行いました。

薪ストーブのある暮らしは、薪づくりに支えられています。




薪割りなどをやっている間に、柿渋の塗るチームは、青柿で作った柿渋でトイレ型コンポストの塗装、


最後の内容加工を行いました。






最後は、ホウレン草とカボチャのクリスマスケーキを食べながら、1年間の振り替えり、そして来年以降の夢について語り合いました。

田舎への移住、田舎暮らし、自給自足を1年間一緒に体験していただき、持続可能な暮らしを一緒に模索しました。

夢だけで、田舎暮らしを始めると、いろいろしわ寄せがいったり、つづかなかったりします。
プチ体験をして、自分の適性を知りながら、自分の天才性を開花させながら、田舎で信頼関係を深くしていくのがいいと思います。

私も20年前からしたら、理想的な暮らしにやっとたどり着いた感じがします。
来年からは、この自給自足Lifeスクールは、自然菜園スクールの1つのコースとして生まれ変わります。

来年度は、ピザ窯、不耕起の田んぼ、鶏小屋(パイプハウス)の建設目白押しで、12月末までにはホームページから募集を始めようと思います。
お楽しみに~。




新著『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』2018年1月末に新発売の予定です。

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お楽しみ~


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自給自足Lifeスクール12月(鶏の解体・精肉、薪ストーブ)

2017-12-12 06:44:28 | 自然菜園スクール

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本日、の予報。

先週末に今年度最後の『自給自足Lifeスクール』を開催しました。

1泊2日の日程は、以下の通りで盛りだくさんで、持続可能な暮らしをテーマに、半農と衣食住を学ぶ2日間です。

12/9 1日目(土曜日)
13:30~開場、チェックイン(鶏の解体準備)
14:00~15:30 鶏の解体・精肉
15:30~お茶
16:00~17:00 餅つき準備(道具を出す、鶏肉のミンチ、ロケットカマドの試験)
大岡温泉
19:30 夕食
20:30 親睦会
 
12/10 2日目(日曜日)
6:00 起床 
6:30活元会(飯炊き、大なべカマドの火入れ)
7:00 朝飯準備
7:30朝食
8:30~10:00 餅つき準備 (大豆煎りきな粉作り)、薪づくり
(10:00お茶)
10:30~12:00 味噌作り、餅つき、
12:00 お昼(お餅)
13:30~15:00 薪づくり、コンポストトイレ塗装・仕上げ(柿渋)
15:00お茶 1年の振り返り、ビジョンクエスト
17:00 解散






昨日のブログの続きですが、部屋に設置後の薪ストーブの取り扱いや、塗装、空炊きについて、火事にならないようにするためにどのようにしたらいいのか薪ストーブの基本を学びました。

煙突から出てくる煙の色で、薪の燃焼状態を判断します。




前回みんなで作った薪小屋もほぼ完成しており、窓から薪が取り出せて、部屋が汚れない工夫や、
一年に一度しか使わないはざ足、今後はタマネギの保存場所になります。


トイレ型ミミズコンポストも最終調整に入ってきました。

トイレットペーパーの位置や、カーテンレールの改善、塗装の準備を行いました。










断食していた鶏たちは、細心の注意で、ストレスを最小限に、命に感謝して
放血⇒湯漬け⇒毛取り


脱毛チェック、産毛焼き




解体後、精肉を行いました。

精肉の際は、衛生面を最大に重視して、内臓は最後にまとめて行いました。

鶏の自然養鶏や解体については、拙著『完全版 自給自足の自然菜園12カ月 野菜・米・卵のある暮らしのつくり方』(宝島社)に詳しく書いてあります。参考にしてみてください。

鶏がいる生活は、生ゴミゼロで、卵も肉も自給できますよ。


外で冷えた体を熱いお茶と薪ストーブの温かい部屋で、柿ティラミスを食べてから、温泉でゆっくり温まりました。

みんなが温泉に行っている間に、精肉を進め、調理を行いました。


鶏さしに


名古屋コーチンのモモの焼きシャブ、焦がし鶏ネギ油がけ、胸肉団子を








鹿の生ハム

みんなで味わい鶏たちに感謝しました。

肉を育て、食べるまでの道のり、解体など生命をいただくことを学びました。


手羽先などは、圧力鍋で柔らかく調理してから、薪ストーブの上でコトコト煮詰めました!

うちで最低3年以上飼われた自然養鶏たち。思った以上に脂肪が多く、日頃食べている野菜やくず米、残飯など豪華だったこと、
肝臓は健康だったので、ストレスなく元気に生きていたこともわかりホッとしました。


つづく


新著『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』2018年1月末に新発売の予定です。

つまり、現在校正祭り(地獄?)で、さすがアマゾンさん、どこよりも早くすでに予約販売しているほど。
是非、地元の本屋さんで立ち読み、気に入ったら、購入いただければと思います。

今回は、「とことん解説!」とあるように、最新の自然菜園技術の公開だけでなく、
各野菜の簡単な自然育苗の方法、市販苗からの方法、栽培ポイントなどが今までわかりにくかった点を改善して解説させていただいております。

お楽しみ~


次回のみ第2水曜日の1/10(水)です。ご注意くださいね。


2018年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
新年度スタート「これならできる!自然菜園入門講座~冬編~」

◆次回以降の予定
【今月のテーマ】
1/10(水) -病虫害に負けない無農薬栽培の土づくり
2/ 7(水)-菜園プラン① 連作障害の出ないプランの立て方
3/ 7(水)-菜園プラン② 菜園プランの極意
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番外編 薪ストーブの手入れ(錆び取り、塗装、空炊き)おまけ 鶏の解体前々日

2017-12-11 23:55:01 | 日々の自然菜園

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
※有料サイトの都合、登録などの際に一部英語表記になっております。

※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。


本日、


実は、1年前、「田舎暮らしの本」の連載、及び『完全版 自給自足の自然菜園12カ月 野菜・米・卵のある暮らしのつくり方』(宝島社)でお世話になっているライターでもあり、カメラマンでもある新田穂高さんから、購入後未使用で結局使わなかった旧コメリの薪ストーブをいただいておりました。

似た感じの今のコメリ薪ストーブ
鋳物の薪ストーブで、これほど安いのは初めてですが、一度使ってみたかったですし、友人も使っていたので、買いたかったけど、手が届かなかった欲しいなーと思っていたものでした。

多少錆びていたので、手入れをしてから設置しようとエントツまではできていたのですが、その後何かと忙しくなってきたので、そのまま1年経っておりました。

今回最後の宿泊型ワークショップ自給自足Lifeスクールは寒いので、
是非稼働させたいと思い錆び取りをしてから、組み立て


耐熱塗装スプレーをして


生まれ変わりました!!

耐熱スプレーは600℃まで耐え、さび止め入りとそうでないものと2度塗りしました。そして24時間乾燥させてから




それから、外で、仮のエントツをつけて、空炊きを弱火で行います。

薪ストーブ会社で設置してもらうと、すでに空炊き済みの場合もあり、意外と知られておりませんが、
最初から室内で強火で炊くと、

1)塗装の臭いとさび止めの化学のキツイ臭いで家じゅう大変なことになります。
2)また、鋳物の場合、最初から高温で焼くと鉄が鈍ら(なまくら)になるので、

弱火で1日かけて、匂いがなくなるまでしっかり焼きます。




このタイプは内臓ダンパーだったので、最初は太い薪に着火するまでは、煙突と直結しておいて、
太い薪に火が付いたら、ダンパーを閉めて、2次燃焼の対流が起きるように空気を調整します。


つまり、購入してから組み立て(今回は塗装も)、空炊きを1~2日間かけて準備しておく必要があります。

これからの季節寒さが厳しいので、室内でも屋外でも薪の火があると心から温まります。


別件ですが、最後の宿泊型ワークショップ自給自足Lifeスクールでは、
鶏の解体が予定されていたので、

『完全版 自給自足の自然菜園12カ月 野菜・米・卵のある暮らしのつくり方』にも鶏の解体精肉がご紹介されているように、
丸1日間、水だけでストレスがかからないように断食させます。

「田舎暮らしの本」の連載でこの2年間各野菜を6ページも使って豪華に毎月連載しております。まだ続いております。

この連載も来年の1月末には、新著『とことん解説!タネから始める 無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』新発売の予定です。

つまり、現在校正祭り(地獄?)で、さすがアマゾンさん、どこよりも早くすでに予約販売しているほど。
是非、地元の本屋さんで立ち読み、気に入ったら、購入いただければと思います。

今回は、「とことん解説!」とあるように、最新の自然菜園技術の公開だけでなく、各野菜の簡単な自然育苗の方法、市販苗からの方法、栽培ポイントなどが今までわかりにくかった点を改善して解説させていただいております。

お楽しみ~




次回のみ第2水曜日の1/10(水)です。ご注意くださいね。


2018年土内容充実で、
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今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
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来年の準備着々(稲作堆肥の切り返し、落ち葉集め、育苗土の袋詰め)

2017-12-07 19:13:16 | 日々の自然菜園

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
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※最新動画、「畑での野良仕事(実技編)」前編・後編もアップグレードできました。
現在「春夏秋冬自然農の営み」が12/10(日)まで無料公開中です。お試しください。


本日、






今日は、天気が良かったので、霜が解けてから(その間新著の校正を進め)お昼前にに堆肥の切り返しを行いました。

この堆肥は、自然菜園スクール「自然稲作・発酵コース」でみんなと造った稲作用の堆肥です。
材料は、ワラ、米ぬか、モミガラ、鶏床と田んぼに関係するものだけで造りました。

本当は、先週切り返す予定でしたが、ワラを切って切りワラ状態にしていたこと、発酵温度が50℃以下にならなかったことで今日まで手付かずでしたが、
腐敗臭もなく、過乾燥もなく、ちょうどいい切り返しのタイミングでした。

この田んぼは今年から無農薬で行っているので、まだまだ未熟で微生物が乏しいこともあり、ワラを直接投入するのをあきらめ、来年の秋起こしまでに完熟堆肥化してから鋤き込むために仕込んでいる堆肥です。

無暗に、ワラを田んぼに戻すと、ガスが湧き、イネの根がダメージを受け生育が悪くなるばかりか、未分解のワラがコナギなどの水田の草の発芽を助けてしまうので、ワラは田んぼに戻したいけれど、計画的に行うことが無農薬稲作の基本的なコツになってきます。






1時間半位でしたが、最小限の水と工夫で切り返しをし、元々あった場所の隣にモミガラを敷いてから1回目の切り返しを終えました。

堆肥は同じ場所では切り返しがままならず、必ず山2つ分の場所が必要です。







今年は、落ち葉かきの良い場所を見つけて、2時間で袋12つほどの落葉を確保できました。

落葉は、春先の踏み込み温床の材料になります。世知辛い世の中なので、セシウムが少ない場所を見つけておくことは外せませんし、
濡れた状態の落ち葉を確保しておくことが来年楽するポイントです。

その他にも、暗くて写真撮れませんでしたが、鹿避けネットを張るために周辺の草を刈り集め、
またネズミの越冬場所を無くすためにも、今まで草を積んでいた場所から別のハウス脇に移動しました。

落葉やモミガラ、ワラだけでなく、畦草などの草があると発酵も質も良くなるからです。





これは、6月に仕込んだ育苗土(再生発酵育苗土)です。

完熟チェックも発芽試験も、生育試験もクリアーした来年の育苗土です。

このままでは、ネズミの温床になったり、育苗土が腐敗してしまうので、




肥料袋(肥料を買わないので、貴重な袋です)に袋詰めしました。

今日は時間いっぱいでしたが、この後ハウスに移動します。
それは、土が凍らないように、養分が抜けないようにするためです。

ようやく来年あたりから、育苗土を自家製に100%切りかえることができそうです。
今までは、種子生産用や生徒さん分1000~3000鉢以上も苗があったので、とても自作のものでは足りませんでしたし、

今年は、踏む込み温床の土が、2年の熟成を経て、来年から育苗土として使えるのがとてもでかいですね。
重機を使わず、手で仕込むため時間はかかりますが、途切れず造ることで、熟成させた育苗土が自給できるようになるのは嬉しい限りです。

育苗土は、最も難しく、自給するのにハードルが高かったのですが、数年かかりますしたが、ようやく100%切り替えできそうです。
よりよい苗が育ってくれそうで今から嬉しいです。



次回のみ第2水曜日の1/10(水)です。ご注意くださいね。


2018年土内容充実で、
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今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
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◆次回以降の予定
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自然菜園入門講座(城山公民館第一水曜日18:30~21:30)12月一年の反省と種の保存

2017-12-07 00:34:31 | 出張菜園教室

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現在「春夏秋冬自然農の営み」が12/10(日)まで無料公開中です。お試しください。


本日、の予報。


昨晩は、毎月第一水曜日に開催している長野市の城山公民館での夜間講座「自然菜園入門講座」に行ってきました。




12月ともなると、菜園は凍てつき、新たに種を蒔いたり、どんどん収穫できる時期ではなくなってきます。

そこで、この年内に1年の野菜の反省会を行いました。
事前に、アンケートで1年間の野菜の出来不出来を書いていただき、自分自身でその理由を分析していただいた後、

春野菜、夏野菜、秋冬野菜、越冬野菜の順番で、失敗から学ぶ、野菜からのメッセージを読み解きました。

なんとなく野菜を栽培しても楽しいですが、なぜうまくいいかなかったか、なぜ今年は良くなかったか、その原因に近付ければ、来年は同じ二の鉄は踏まずに進歩できるからです。


また、近年ネズミや獣害に悩まされる方が多いのも事実で、ネズミ対策や病虫害の回避法の裏ワザもご紹介しました。

後半は、




種の寿命を延ばす、延命保存方法を紹介。

乾燥剤と密閉容器で野菜の種の寿命を延ばします。


また、ダイズなど種子の大きな穀類などは、虫の発生を防ぎながら、延命できる保存方法もご紹介しました。






タネの袋の読み解き方も解説。

基本的にいいことしか書いていない種子の袋に隠された購入ポイントと栽培ポイントをひも解きました。


固定種と交配種(F1)の違いと活用の仕方、種の袋の読み解き方、育て方も解説させていただきました。


無農薬栽培は、「品種に勝る技術なし」であり、
良い品種を「自家採種」し続けることで、より風土と栽培方法にマッチングされるので、栽培が楽で楽しくなるのもご紹介しました。

その後、写真はありませんが、お奨めの品種リストを5ページプレゼントして、品種を選ぶ際のポイントを解説させていただきました。

本当は、もっと話したかったですし、実際に品種の違いや種の違いを経験してもらいたかったのですが、時間が限られていると心苦しい限りです。


今回も動画での撮影を行い、いずれは、全国の方に、毎月の野良仕事のポイント講座として公開していきたいと思っております。

お楽しみに~

次回のみ第2水曜日の1/10(水)です。ご注意くださいね。


2018年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
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◆次回以降の予定
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自然菜園スクール12月最終会(その2)蕎麦打ち、忘年会、餅つき、しめ縄飾り

2017-12-06 09:44:50 | 日々の自然菜園

現在、『竹内孝功さんの自然菜園講座オンライン動画サイト試験発信中~
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本日、


朝起きたら、真っ白でした。

今朝は、外は真っ白。アマゾンでは、今校正まっただ中で進めている新著『とことん解説!タネからはじめる無農薬「自然菜園」で育てる人気野菜』が既に予約販売を始めていてWでびっくりしました。
しかも発売日が1月下旬としか知らされていなかったが、アマゾンでは1/25と明記され、すでにカウントダウンが、、、

今日は昨日のブログ自然菜園2017の最終日のつづきをご報告






みんなで育てたソバで蕎麦打ち。

素人でも楽しみめる蕎麦打ちの極意?とカッケという古くて新しい食べ方をご紹介。


蕎麦打ちの後は、1年の振り返り、1年の反省や感じたことをシェアしあいました。

その後、温泉にみんなで行ってもらっている間に、蕎麦、合鴨三昧コースを仕立てました。




みんなで忘年会、畑で採れた野菜のお鍋に、合鴨のフルコースにお蕎麦を食べる楽しい会でした。


そして、翌日







大豆を炒って、手作りきな粉作り


外では、準備を終わった方から、元生徒さんから学ぶお飾り青空教室




自然稲作・発酵コースで育てたシラケモチの餅つき


あんこもお漬物の野菜も自然菜園で育てたもの、

自給できる幸せをかみしめながら味わいました。

2017年の自然菜園スクールは終わりましたが、自然菜園スクール2018お楽しみに~



明日12/6(水)は、
「これならできる!自然菜園入門講座~冬編~」

・冬の土づくり/クン炭づくり、3種類のクン炭
・土壌分析を活かした土作りのコツ
・今年の栽培の反省と改善のアドバイス


2017年土内容充実で、
『無農薬・自然菜園入門講座』が第一水曜日長野市城山公民館で18:30~21:30までスタートしています。
城山公民館での「これならできる!自然菜園入門講座」講座が開催です。毎月の野菜と土づくりのテーマで質問時間もたっぷりあるので是非お越しください。

今年度は、いつもの第1水曜日に
城山公民館 18:30~21:25

18:30~19:45座学
19:50~21:25質疑応答


新年度も第一水曜日で、「無農薬・自然菜園入門講座」を行います。お楽しみに~
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◆次回 12/6(水)
・冬の土づくり/クン炭づくり、3種類のクン炭
・土壌分析を活かした土作りのコツ
・今年の栽培の反省と改善のアドバイス
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