本日、の予報。
昨日、畑から帰ると宅急便が届いていました。
宅急便の中身は、拙著の新刊『これならできる自然菜園』(農文協)でした。
出版社から届いた書店に並ぶ前の献本でした。
この本は、素人でしたので、出版の右も左もわからないところを、
農文協のベテランの編集者と手掛けてから3年かかった生まれて初めて書いた拙著です。
余りに時間がかかった力作だったので、その後お話をいただいた拙著『コンパニオンプランツで 失敗しらずのコンテナ菜園』(家の光協会)の方が先に発刊になってしまいましたが、、、
こちらは、菜園でもコンテナでも楽しめるコンパニオンプランツのイラストで紹介する処女作本です。
私も初めて手に取る完成版なので、興奮するとともに、3年間の慣れない執筆&校正など思い出し、
生みの苦しみを思い出すと同時に
15年前突然はじめた自然農・自然農法。
色々な先生に教わり失敗しながら試行錯誤し、家庭菜園教室をはじめるまでのことを噛みしめてしまいました。
まさか自分が15年後に本を出させていただけるなんて思いもよりませんし、
愛読書の多くは農文協さんから出たものだったので、自分が30代で出版させてもらえるなんていまだに信じられません。
(本が書店に並ぶまで「ドッキリ」ではと思っているほどです)
本の大きさは、大学ノートと同じで、全175頁。
価格は、本体価格で1,700円。
ちなみに、右の書籍は、自家採種を基礎から教えてくれた師匠中川原敏雄・石綿薫著『自家採種入門』(同じく農文協)です。
まだネット上にも書店にも出ていないので、中身をちょっとご紹介すると
目次
1章 草と共存する自然菜園(5~36頁)
2章 根性をつける基本技術(37~74頁)
3章 自然菜園の野菜栽培の実際(75~175頁)
の3部構成です。
更に進むと、1ページ毎にカラーのページが入ります。
ここ数年撮りためた写真や今回の出版用に撮っていただいたものなど写真も懐かしいです。
1章では、耕さない自然菜園がなぜ草と共存でき、どのような点に気をつけることで共存が出来るようになるのか考え方や、
自然菜園の菜園計画3ステップなどが紹介されています。
例えばその中の土を休ませないリレー栽培の具体例として
栽培そのものが土づくりになる輪作体系の組み方なども紹介しています。
2章では、耕さない自然菜園で野菜を育てるためにどうしてもイメージしてほしい根っこについてまとめました。
耕した一般的な菜園と耕さない自然菜園では、育つ根のイメージが異なります。
耕した菜園では、
最初土が柔らかいので初期の根の張りが早くバテやすく、後半土が硬くなってくるので中耕除草や追肥などその後のアフターケアが大切です。
ところが、耕さない自然菜園では、
最初から自然の土の固さ(ある程度の固さ)があり、草も生えているので、初期は野菜がなかなか大きくなってくれません。
一見すると生育が止まってしまったのではないかと思われる時期に、まず野菜の根がたくましく育っています。
そのため、後半は根性のある根が最後まで野菜を支えてくれるため、大器晩成型の野菜に育ちます。
つまり、耕した場合とそうでない場合では、目に見えない土の中の根のイメージが全然異なります。
根をイメージしながら、以下に根性のある根をしっかり張らせることが出来るかが耕さない自然菜園ではとても重要になってきます。
3章では、39種類の野菜栽培について、コンパニオンプランツをからめながら100頁で解説してあります。
写真はトマトのページで、仕立て方や健康判断のポイントなど普段家庭菜園教室で教えている内容をまとめました。
この野菜栽培の実際の3章では、
野菜の科ごとにまとまっているため、ナス科であれば、トマト、ナス、ピーマン類(ピーマン、シシトウ、パプリカ)、ジャガイモといった感じで順に取り上げながら、
各野菜の自家採種の仕方を写真やイラストで簡単にまとめてあります。
自然菜園では、自家採種することで、一層地域風土に合ってくるため野菜が育ちやすくなり、しかも無農薬で、耕さない自然菜園に向いてくるので是非取り入れたい内容でした。
この本は、自分で書いたというよりも先人の教えや伝統的な農法、諸先生方との出会いで生まれ、お世話になったベテラン編集者さんが、素人の文章を根気よくまとめ、編集してくれたから出来たものです。
正直、自分でもこんな本があったらいいな~、
自分が家庭菜園教室の生徒さん空のリクエスト(講義の内容が1冊にまとまった本が欲しい)がここにきて突然形になったような本になりました。
発売は、8月末ですが書店などに並ぶのは9月上旬だと伺っております。
これからもこの本に負けないように精進し、より自然に野菜が育ち、美味しくて新鮮な野菜が自給できるきっかけになる菜園づくりと活動に励んでいきたいと思います。
この本に関するご質問や疑問などは個人メールでは対応しきれないと思いますので、
お手数ですが、このブログのコメント欄にお寄せください。
(農繁期を除き)近日中に、コメント欄でご返答させていただきます。
また、今後このような本が欲しい、もっとここのところ教えて欲しいというコメントも大歓迎です。
まだまだ若輩者ゆえの行き過ぎた内容や拙い文章力、そして各地域ではそのままでは使えない内容も含まれているかもしれません。
あくまで参考ししていただき、1つでも理想の自然菜園に近づくきっかけになってくれたらと思います。
まだまだ自然菜園を研究し、精進していく所存です。
またこの本をきっかけに、いろいろな出会いがあればと思います。
そんな私ですが、これからもよろしくお願いいたします。
昨日、畑から帰ると宅急便が届いていました。
宅急便の中身は、拙著の新刊『これならできる自然菜園』(農文協)でした。
出版社から届いた書店に並ぶ前の献本でした。
この本は、素人でしたので、出版の右も左もわからないところを、
農文協のベテランの編集者と手掛けてから3年かかった生まれて初めて書いた拙著です。
余りに時間がかかった力作だったので、その後お話をいただいた拙著『コンパニオンプランツで 失敗しらずのコンテナ菜園』(家の光協会)の方が先に発刊になってしまいましたが、、、
こちらは、菜園でもコンテナでも楽しめるコンパニオンプランツのイラストで紹介する処女作本です。
私も初めて手に取る完成版なので、興奮するとともに、3年間の慣れない執筆&校正など思い出し、
生みの苦しみを思い出すと同時に
15年前突然はじめた自然農・自然農法。
色々な先生に教わり失敗しながら試行錯誤し、家庭菜園教室をはじめるまでのことを噛みしめてしまいました。
まさか自分が15年後に本を出させていただけるなんて思いもよりませんし、
愛読書の多くは農文協さんから出たものだったので、自分が30代で出版させてもらえるなんていまだに信じられません。
(本が書店に並ぶまで「ドッキリ」ではと思っているほどです)
本の大きさは、大学ノートと同じで、全175頁。
価格は、本体価格で1,700円。
ちなみに、右の書籍は、自家採種を基礎から教えてくれた師匠中川原敏雄・石綿薫著『自家採種入門』(同じく農文協)です。
まだネット上にも書店にも出ていないので、中身をちょっとご紹介すると
目次
1章 草と共存する自然菜園(5~36頁)
2章 根性をつける基本技術(37~74頁)
3章 自然菜園の野菜栽培の実際(75~175頁)
の3部構成です。
更に進むと、1ページ毎にカラーのページが入ります。
ここ数年撮りためた写真や今回の出版用に撮っていただいたものなど写真も懐かしいです。
1章では、耕さない自然菜園がなぜ草と共存でき、どのような点に気をつけることで共存が出来るようになるのか考え方や、
自然菜園の菜園計画3ステップなどが紹介されています。
例えばその中の土を休ませないリレー栽培の具体例として
栽培そのものが土づくりになる輪作体系の組み方なども紹介しています。
2章では、耕さない自然菜園で野菜を育てるためにどうしてもイメージしてほしい根っこについてまとめました。
耕した一般的な菜園と耕さない自然菜園では、育つ根のイメージが異なります。
耕した菜園では、
最初土が柔らかいので初期の根の張りが早くバテやすく、後半土が硬くなってくるので中耕除草や追肥などその後のアフターケアが大切です。
ところが、耕さない自然菜園では、
最初から自然の土の固さ(ある程度の固さ)があり、草も生えているので、初期は野菜がなかなか大きくなってくれません。
一見すると生育が止まってしまったのではないかと思われる時期に、まず野菜の根がたくましく育っています。
そのため、後半は根性のある根が最後まで野菜を支えてくれるため、大器晩成型の野菜に育ちます。
つまり、耕した場合とそうでない場合では、目に見えない土の中の根のイメージが全然異なります。
根をイメージしながら、以下に根性のある根をしっかり張らせることが出来るかが耕さない自然菜園ではとても重要になってきます。
3章では、39種類の野菜栽培について、コンパニオンプランツをからめながら100頁で解説してあります。
写真はトマトのページで、仕立て方や健康判断のポイントなど普段家庭菜園教室で教えている内容をまとめました。
この野菜栽培の実際の3章では、
野菜の科ごとにまとまっているため、ナス科であれば、トマト、ナス、ピーマン類(ピーマン、シシトウ、パプリカ)、ジャガイモといった感じで順に取り上げながら、
各野菜の自家採種の仕方を写真やイラストで簡単にまとめてあります。
自然菜園では、自家採種することで、一層地域風土に合ってくるため野菜が育ちやすくなり、しかも無農薬で、耕さない自然菜園に向いてくるので是非取り入れたい内容でした。
この本は、自分で書いたというよりも先人の教えや伝統的な農法、諸先生方との出会いで生まれ、お世話になったベテラン編集者さんが、素人の文章を根気よくまとめ、編集してくれたから出来たものです。
正直、自分でもこんな本があったらいいな~、
自分が家庭菜園教室の生徒さん空のリクエスト(講義の内容が1冊にまとまった本が欲しい)がここにきて突然形になったような本になりました。
発売は、8月末ですが書店などに並ぶのは9月上旬だと伺っております。
これからもこの本に負けないように精進し、より自然に野菜が育ち、美味しくて新鮮な野菜が自給できるきっかけになる菜園づくりと活動に励んでいきたいと思います。
この本に関するご質問や疑問などは個人メールでは対応しきれないと思いますので、
お手数ですが、このブログのコメント欄にお寄せください。
(農繁期を除き)近日中に、コメント欄でご返答させていただきます。
また、今後このような本が欲しい、もっとここのところ教えて欲しいというコメントも大歓迎です。
まだまだ若輩者ゆえの行き過ぎた内容や拙い文章力、そして各地域ではそのままでは使えない内容も含まれているかもしれません。
あくまで参考ししていただき、1つでも理想の自然菜園に近づくきっかけになってくれたらと思います。
まだまだ自然菜園を研究し、精進していく所存です。
またこの本をきっかけに、いろいろな出会いがあればと思います。
そんな私ですが、これからもよろしくお願いいたします。