「発掘!東北おもしろ人」の惨敗から2週間、今度は敬老会で舞台だ。小松地区の敬老会のアトラクション、30分、なんかやって欲しいって要望もらった。ほんじゃ、コント2本か?新作コントは現在執筆中、持ちネタのうちから選ぶしかないよなぁ。これまで積み上げて来たネタはすでに10本を超えているんけど、メンバーの出入りがあったり、当日の都合なども考えて、短期間で再仕上できる、2本、『ジジババの同級会』と『閻魔大王のお裁きじゃぁぁぁ!』を出すことにした。
『閻魔大王・・・』はシニア3期生の卒業公演で初演したもの、メンバーが勤務多忙で出られなくなり、菜の花座のメンバーが代役を務めたものだが、この代役の閻魔様が実に面白い、オレオレ詐欺で老婆を騙した詐欺師が閻魔大王に裁かれるという内容も敬老会向きだしね。小道具の達人フキさんが拵えた閻魔衣装もほんと、よく出来てる。旅館の古丹前をリメイクしたものなんだけど、これ着てメイクして出るだけで、客受け絶対!爺ちゃん、婆ちゃん、喜んでもらえるだろう。
『ジジババの同級会』は「発掘!東北おもしろ人」の出し物、今回フルバージョンでリベンジだ。もともとは15分かかるコント、これを無理やり5分に縮めて挑んで大失敗、しらけの海を必死で漕ぎ渡った作品だが、今度は大丈夫、今度は受けるって確信している。
失敗の原因は、ほとんどストーリーだけに肉をそぎ落としてしまったこと、役者の持ち味が大きな魅力になってるコントなのに。いつまでも色気を忘れぬ婆さん、気取り屋でおっちょこちょいの爺さん、破天荒の亡くなった先生、この3人の見せ所がたっぷりと設けてある。コント全体の構成を楽しんでもらう以上に、この三人の突き抜けた演技が売りなんだ。それをほとんど骨と皮だけに削ってしまっんだから、笑いが起きるわけがないよ。今回、再度、フルバージョンを稽古し直してみて、そういうことだったんだ、と、役者ともども納得できた。だから、今度は役者にお任せね。思う存分たっぷりとしつこく演じてもらおう。これまでも課題だったラスト、チャンチキ乱舞をテコ入れしたしね、もっともっと面白いものになってるよ。
菜の花座以外の出演者は、大黒米舞と高畠ねほだれ大会の入賞者、ご招待の爺ちゃん、婆ちゃん、大いに楽しんでもらえるといいね。これが終わると、いよいよ、10月2日(日)のコント大会に向け新作4本の稽古に入る。芸術の秋なのに、菜の花座、何故かコントの秋、笑いの季節になっちまってる。