ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

思惑的中!キャベツ移植

2019-08-16 08:15:41 | 農業

 よっしゃ!降って来たぜぇ。何日ぶりだ?7月末からだから、2週間以上、雨、縁遠かったなぁ。畑はパサパサのかっさかさ、ブルーベリーはスプリンクラーが欠かせず、しっとり好きの里芋には毎日水を運んだ。この畑は水量たっぷりの堰の用水の側なので、10リットル如雨露ぶら下げての往復も可能だったが、裏の畑はそうはいかんのだ。ひたすら、天を仰いじゃ雨乞いの日々。このままじゃキャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、植え替えできないんだぜ。

 被害に遭った人らには、ごめん!でも、こっちの願いは、少しでも近くを通過してくれることなのさ。頼む!逸れないでくれっ!雨と一緒に立ち寄ってくれっ!農夫に情けを!畑に慈雨を!

 のんびり台風め、ヤキモキさせやがって、どうやら明日は日本海通過。それに伴いここらにも雨のプレゼント、予想、来たっ。よしっ、移植やっちまうぜ。

 ここは朝仕事、台風余波の強風も、朝のうちはややおさまる。鬼の居ぬ間、ならぬ風の合間の突貫作業だぜ。引綱を張ってそれに沿って植穴を掘る。そこに、これでもかっ!てほど水を注入する。砂漠に水!撒くそばから吸い込まれていく。なんとか溜ったと思えば30秒後にはなくなっている。きりがない、が、明日の雨まで、今日一日炎天下を生き延びてもらわにゃいかんのだ。

 ポットから苗を取り出して移し替える。連日の灼熱環境で息も絶え絶えに育った苗なので、まったくのいじけ苗だ。今日半日、頑張ってくれ!

 明日は、天のお恵みがあるからな。トンネルフレームを適度な間隔で差込み、いよいよ紗幕掛けだ。

 風、吹いて来た。頼む、もうちょい、待ってくれ。風に呷られつつ一人で紗幕張り、これ、辛いからさぁ。畝の長さ10メートル強、片側を土で押さえたら、反対に走って両端を固定する。それから、片足で押さえちゃ鍬で土を掛けて行く。暑さ、甚だし!腰、痛し!

 キャベツ20本、ブロッコリーとカリフラワー合わせて21本。移植完了だぜ。

 ふうー、2時間もかかっちまった。苗たち、心細げだなぁ。植穴だけは涼し気だが、周囲は焼かれたカラカラ砂漠。明日の雨が頼みの綱だ。最後に仕上げの雨乞い祈祷をして、畑を離れた。

 で、ようやくのこの雨だ。これで、萎れかけたキャベツたちも息つける。ありがとう、御天道様!ありがとう、台風10号!

コメント
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