ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

そうか!土寄せ必要なんだ、落花生む

2019-08-26 08:14:26 | 農業

 毎年同じことの繰り返し、詰まらんだろ。人生や芝居も同じだが、ここは農業の話しだぜ。

 暮らしに必要な作物、野菜、これは最低限度作らにゃならんさ。でも、一つ二つお遊びがあった方が楽しいんじゃないかい。今まで作ったことのないもの作ってみるとか。作り方変えてみるとか。今年は、二つ、ソラマメと落花生に挑戦してみた。

 ソラマメの方は、すったもんだはあったものの、数株は収穫までたどり着き、あまりの美味さについ食い過ぎて、下痢までいただいてしまった。そう、ソラマメ、食べ過ぎにゃご用心!だぜ。

 もう一つ試しているのが、落花生だ。ネットの種屋サイト眺めてたら、おっ、落花生・ピーナツ!いいねぇ、去年誰かに食べさせてもらった茹でピーナツ、あれ美味かったもの。よしっ、これだ!今年のお遊び目玉は。

 取り寄せてみた種、少ないこと!わずかに10数粒だぜ。おいおい、これじゃ1畝も埋まらんじゃないか。まっ、いいか、と播いてみて、うーん、どうにも少ない。わずか5メートルにも満たない。も一度取り寄せか?って思い悩んでいたら、地元の資材屋トマトで売ってた。なんだい、そうだったのか、送料馬鹿々々しかった。即、購入、せめて残り5メートルは播きたい。と、袋開けてみて、さらにびっくり、4粒だぜ、4粒!詐欺だぁぁぁって、叫んじまったな。

 まっ、最初の試みとしちゃ、この程度で我慢しとけ、ってことだな。発芽、生育順調に今に至っている。

 夏になり、黄色い花もどんどん着いてきた。受粉した花からは、細長い子房柄ってのが、伸びてきた。そうか、これが地中に潜り込んで殻を付け実を育てるわけだな。うん、面白いやつだなぁ。どれどれどんな具合に潜入するんだ?うむ?地表までなかなか届かんぞ?いいのか、これで。3センチくらい伸びて、成長停止、なんてのも出てきた。こ、これはまずいだろ。せっかくの子房柄が枯れちまうぜ。

 で、近くの知り合いの畑を見てみたら、なんと、株元にこんもり土が寄せてあるじゃないか!そうか、そういうことか。土の方から花をお迎えに行ってやらにゃならんのだ。うーん、これはしたり!時期を失したか?

 早速ネットで確認、1度目は花が着き始め、うーん、これは逃した。が、2度目は旺盛に着花している8月!おう、なんとか間に合ったっぽいぞ。慌てて草取り、土をこんもり寄せてやった。うーん、1畝、2列は上手くなかったな。列の間に土が入らない。そこはもう完全手作業だ。両手で土を掬って株の合間に流し込む。セメント流入みたいにね。これで、なんとか子房柄の先端が土に届いた。土も柔らかいし、この先、土中への潜入が始まるだろう。

 だが、あれれ、トマトで買った種、これは株が立ち上がらず、べたーっと地表に広がってる。そうだよ、これなら、土寄せだっていらないんだ。自分の力で土に潜り込んでいける。これぞ、正しき自然の姿よ。人間が土寄せてやらにゃ実がつかんって、それ甘えだろ、怠慢だろ。来年はトマトの種だな。おっと、収穫してみにゃわからないことだった。

 徹底的に土寄せ。ついでに、気になってたネギの方もたっぷりと土を寄せた。

 まだあと2回は土寄せ必要だが、今年もいいネギが収穫できそうだ。って、ことで、この日は土寄せディ!

 

コメント
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