ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

トウモロコシ、豊作なんだが・・・・

2019-08-09 09:50:37 | 暮らし

 トウモロコシのハクビシン対策、今年も成功だぜ。キュウリトンネルの中で育て、実がついたらパイプフレームの内側に沿ってぐるっとネットを張る。これでばっちり!裾は止めてないから、その気になれば潜り込めるのだが、ハクビシンめにはその知恵がない?いや、きっと君子、危うきに近づかず、なんだろう。最近は、どこの家もこのネット防御だから、奴らとしちゃ、死活問題が勃発!ってところじゃないか。ちょっと、可哀そうな気もするが、せっかくの収穫物を守るためだ、許せ、ってそんな殊勝な気持ちないくせに。そう、どうだ、参ったか!ハクビシンめ。

 害獣対策ばかりじゃない。害虫の被害もない!なんと凄いことだぜ。穂の出る頃からびっしりとたかって来るアブラムシとか、実を食い尽くすアワノメイガがほどん見られない。なんだ?どうした?この違い。別に何したってわけじゃないのに。強いて言えば、除草と土寄せをこまめにしたってことくらいか。取り敢えず、行き届いた管理が害虫も寄せ付けなかった、ってことにしておこう。

 やや小ぶりだが、実の入りはどうかな?皮を剥いてみる。おおーっ!きれいじゃないか。先端までしっかり実が着いてる。さすが、播いた種、穂先まで実付きがよい、がうたい文句だったことはある。大したもんだぜ。で、その品種名、忘れた!って、おい!

 豊作だぜぇぇぇ!しっかり太ったものだけもいできて、20本以上!ほぉれ、豪勢じゃないか。実付きもかなりいい。甘みの方は?うん、甘んまぁい。生で食べても柔らかだし。

 で、問題は、生で保存がきかないってことだ。この甘み、つまり糖分、日一日と失われでんぷんへと変わって行く。だから、その日のうちに茹でるか煮るかしてしてしまわねばならない。大鍋で2回、茹で上がったトウモロコシ。これをそのまま貯蔵できる冷凍庫なんて持ってるわけない。と、なると、

 そう、実をそぎ落として粒々にし、小分けして冷凍保存するしかないのさ。このこそぎ落とす作業が、馬鹿にならない。専用の器具、ったってただの尖ったスプーンみたいなもんだが、で切れ込みを入れ削り落す。これ、大変!

 神さんにも手伝ってもらって、二人で精出せば1時間くらいで終わるか、って思惑は軽く裏切られた。四苦八苦するこちらをしり目に、自分の書き物だかに集中するばかり、お、おい、手伝ってくれよ、と言いたいところだが、そんなこと言えない力関係。うずうずもやもやを抱えつつ、一人黙々とトウモロコシ削りに精を出した。

 なんと、2時間近くかかってやっと終了!最後の方は、いい加減うんざりして、多少実が着いていたって、これ、終わり!残った粒にはかぶりつきつつ、投げやり寸前でなんとか終わった。削った粒は使用1回分ずつに小袋に入れる。これまだ、面倒な作業だ。大きめの容器や袋に詰めてしまえば簡単だが、それだと、解凍するとき、余分が出来て無駄にしてしまう。面倒でも、小袋に小分けが大切に食べるコツ。何袋になった?知らん、そんなもの数える気力も残っちゃいない。隙間も少なくなってる冷凍庫に無理やり押し込んで、ふぅー!

 夕飯後、ちょちょいと一仕事のはずが、夜のゴールデンタイムからニュースの時間まで、すべて使い尽くしちまった。もう!忙しいって言うのに!

 でも、これで来年まで、気の向いた時に、コーンスープやらバター炒めやらコーンコロッケやらが楽しめるわけだから、良かったんだよ、良かったの。無理やりそう言い聞かせてトウモロコシ加工作業は終わった。

 あっ、でも、まだ数十本、残ってるんだよなぁ、畑にゃぁ・・・

 

コメント
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