まずは見てくれ、この勢ぞろい!
この夏のトマト加工の成果だぜ。どうだっ、参ったかっ!
うん、参った!もう降参だ。
これまで3回のケチャップ作り、写真右側、と1回のジュース製造、写真左側。出来上がりを見るだけだって、壮観だろうが、作ってる現場は壮絶だった。
ケチャップは煮詰めるのに4~5時間!このくそ暑い中で、ガス着けっ放し。汗ダラダラのうんざり仕事だ。
ジュースは簡単、皮が剥けるまでに詰めりゃいい。後は、瓶詰だけ。なんと、見くびっちゃいかんよ。1週間さぼって溜めてしまったので、ほれ、この通り!
大きい方の寸胴でも入りきらず、急遽、もう一鍋動員して、なんとか火を通し、がさが減ったところで、一鍋にするという面倒臭さ。たしかに、煮詰める時間は不要だが、その分、量が半端なく、瓶詰が大変なんだ。用意してあったウィスキーの空き瓶なんて軽く満タン、慌てて小屋から取り出した古いジュース瓶8本も使用してやっと全量、瓶詰め終了した。1鍋でなんと1リットル瓶12本!おっと、終わりじゃないぜ。この後、殺菌をせにゃならんのだ。ケチャップと違って発酵したり、カビ生えたりしやすいのでね。
この殺菌作業が容易じゃない。12本もの大瓶をいっぺんに加熱できる装置なんてあるわけないだろ。二つの寸胴を動員して、なんとか加熱殺菌を終えた。やっぱ、暑かった。
やれやれ、これで、この夏、トマトとの出会いとお付き合いも終わりかな。おっと、そうはいかない。次のトマトが、ほれ、この通りお待ちでござるよ。