正月お節、神さんはなんやかや準備してる。
煮物とか、大根なますとか、きんとんとか、伊達巻まで!そんな、頑張らなくてもいいのに、てのが、見てての感想。年寄り3人だけの正月、誰が来るってわけでもないしなぁ。雑煮があって、お屠蘇があれば、いいよ。あとは市販の蒲鉾かな。
昔ならお節料理だけで、三が日を過ごしたから、様々用意する意味もあったけど、今じゃなぁ。元旦の夜からしてカキフライだもの。それ、お節の意味ないから。もっと手抜いて楽してくれりゃいいのに。
でも、そっちがそんなに頑張るなら、こっちも田づくりくらい作るかな。
はて、どうやるんだったか?ついでに買って来てもらった煮干し、小さすぎてはらわたむしれない。えい、そのまま炒っちまえ。フライパンで乾煎りして、ざっと火が通ったところで胡麻も入れる。そうだ、クルミもたっぷり入れよう。これは別にオーブントースターで加熱して荒刻み。これを砂糖と醤油を煮詰めた液にまぶせばいいんだよな。
なんか、カラメルソースと勘違いして、砂糖、がちがち!ダメだこりゃ、とても魚にまとわらせられない。ええい、も一度だ。
勿体ないけど、すぱっと諦め、再度砂糖を煮詰める。今度は失敗しないぜ、すぐに醤油と湯を加え、とろりとしてきたら出来上がり。胡麻まぶし小魚、クルミを放り込んで、ざっくり混ぜる。
去年はそのまま容器に入れて失敗した。がちがちに固まってしまって、端から齧るしかなかった。これを防ぐには、オーブンペーパーに広げて固まらせればいい。
よしっ、これで出来上がり。はらわたを取っていないから、ちょい生臭みと苦みが残っているが、それも持ち味ってことで楽しもう。美味い!酒のつまみにもピッタリだ。横を通るたび、ついつい手が伸びて、あっという間に半分になっちまった。
この美味しさと手軽さ、何も正月料理にはめ込んでおく必要はないな。日持ちもするしな。日頃の常備菜に格上げしよう。カルシュームの補給に最適だぜ。年寄りにゃもってこいのプラス一品だ。