ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

おっ、こんな本買ってたんだ!

2021-01-21 10:02:55 | 本と雑誌

 明治から終戦にいたるまでの歴史を知っておきたいって思ってね。中公文庫の「日本の歴史」とか、講談社学術文庫の同じく「日本の歴史」とか、古本買いあさって読んでいる。

 どうも時代がきな臭くなってきて、この戦後の繁栄、民主主義の時代てのも、必ずしも確実に発展・進化していくものじゃなさそうだって感じるものね。本家本元のアメリカでさえ、真っ二つだ。偽情報、フェイクニュース、とんでも史観を信じ切ってる人多数、先端の連中は議事堂に突入するくらいだし、ロシアも中国もその他多くの国々が専制国家への道をひた走ってる。日本だって、きっかけあれば、一気に「右へ倣え国家」に転落して行きそうだ。

 あの世界大戦の愚を繰り返さないためにも、歴史をしっかり振り返っておかなくっちゃ。歴史だって捏造される時代でもあるしね。

 元来の遅読派、って言うより怠け者、じんわりじわりとしか読み進めないんだが、毎日ページを繰っていれば、自ずと積み上げた本も読了する。読み終えるたびに、なるほど!の新しい知見も手に入るし、以前はよくわからなかった経済分野についてもおぼろ気ながら頭に入るようになってきた。資料の候文なんかも、すらすらとまでは行かないが、無難に読み通せるようになってきた。となると、さらに多くの本に目を通してみたくなる。読み方も深くなっていくしね。

 もっと読むものないか?アマゾンとか楽天ブックであれこれ探っていると、過去に完結したシリーズを発見したりもする。中公文庫の「日本の近代」なんてのも出てたんだなぁ。うん、これも読まなくっちゃ。他にはどうだ?「日本の百年」シリーズ、筑摩学芸文庫。そうか、こんなものも出てたんだ!

 でも、待てよ!この本の表紙見たことあるぞ。もしかして、以前買い込んでいる本だったりして。

 隣室の本の山?を探ってみる。たしか、歴史本は一山にまとめていたはずだが。

 おおっ、あるじゃないか!全10巻のうち、なんと、6冊もある。

 1)『御一新の嵐』、2)『わき立つ民論』、3)『強国をめざして』、4)明治の栄光、8)『果てしなき戦線』、9)『廃墟の中から』!こりゃ豪勢だぜ。うち4冊は既読のようだが、どうせざっと流し見よだろうから、読み直してもまっさらな事実に行き合うだろう。よしよし、これでさらに多面から見ることができる。

 手元にない5)、6)、7)、これらも欲しいものだがぁ。アマゾンで調べたら、どれも新刊は手に入らず、しかも古本も軒並み倍近い価格に跳ね上がってた。うーん、ちょぃと残念。このシリーズは一人の歴史家が自分の史観で時代を書き通すってものじゃなく、その時代のいろんな資料に語らせるって構造なので、通史の補完としてとても役に立つ。台本のネタもそこここに転がっていそうだ。うん、助かる、幸せだ。

 4月の新作執筆開始に向けて、机の上だけは整ったな。あとは、頭の中を奮い起こすだけだ。ってこれが容易じゃないんだけどな。

 

コメント
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