ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

活用率から自家製野菜を見たら

2018-09-05 08:54:00 | 食べ物

 トマトの季節も終わりだ。1株に1,2個、ぶら下がっちゃいるが、どれもこれも半端育ちのひしゃげ者、何がなんでも取って食おうとは思わない。トマトと自?他ともに認めるものはすべて取り尽くした。取ってきたばかりじゃない。ほぼ腐らせることなく利用尽くした。これが、実に嬉しく誇らかな気にさえなる。トマト24本ったら、なかなかの量だぜ。一人二人で食べきれるもんじゃない、当たり前だ。ケチャップを作り、ピューレを煮て、あちらこちらへせっせと配って回っててようやく達成した活用率90%、こりゃ価値ある値だろ。

 メロンも実りの時期にこまめに見回ったお陰で、3種類のメロンを美味のうちに楽しむことができた。残り3個。それもまるまる2か月もだぜ。これは嬉しい。気付かず腐らせて虫の餌にしなかったってことにも、拍手喝采。スイカも、宅配で送ったやつが割れてた!なんてこともあったが、カラスの邪悪な嘴を逃れた10個ばかりは無駄なく楽しんでいる。残り2個。

 活用率から言えば、保存の効くニンニク、ラッキョウなどは優等生だ。ラッキョウなんど、収穫するそばから全部酢漬けにしちまったから、これは間違いなく100%だ。ジャガイモやニンジンも保存は効くが、ちょくちょく使っていかないと、春先芽が出てゴミ捨て場行きになる。

 問題は保存性、貯蔵性に優れた野菜たち以外だ。例えば、キュウリとかナス。なんとか無駄にしないように、サラダ、炒め物、煮物、天ぷらと工夫を凝らし、糠漬けや調味漬けにして欠かさずメニューに加えているのだが、如何せん!ぼっちの食卓だ、使いきれずに萎れさせてしまったものも少なくなかった。無念、残念!

 旺盛な生育ながら、調理法が限られるってものは、どうしても活用率が低い。あ、もちろん、こちらの好みもある。今年そのワーストワンは、ツルムラサキ。これは芽が出るそばから掻き取って利用せねばならんのだが、つい、期を失しての伸び放題になっちまった。こうなると、芽先はひょろひょろと貧弱で、わざわざ摘んで食べる気にならない。今も2株、元気に絡まっているのだが、今のところ、活用率はゼロのままだ。すまん!ズッキーニもあんまり食べてあげられなかったなぁ。

 でも、まあ、今年は無理なく無駄なく利用し続けているんじゃないかな。美味しくて健康な野菜がふんだんに手に入るってことも幸せだが、せっかくの自然の恵みをいただき尽くせてるってことにも深く満足している。よかった、よかった! 

 なぁんて、悦に入っちゃいられないよ。

 ほれ、今朝の収穫だ!どうする?これ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦いの日々!ハエ編

2018-09-04 08:34:25 | 暮らし

 う、うるさい!なんで周囲を飛び回る?そんなに俺の頭が気になるか?!卑怯者め、頭の裏側ばかり狙いおって!ええい、気が散る、おのれぇ、苛立ちマックスだぜ!おっ、机に止まったなぁ、それっ!叩き殺してやる!く、くそっ、逃げられた!素早いやつめ。おっ、今度は新聞の上か?たぁーっ!やったぜ、一叩き。ハエもとまらにゃ撃たれまい!ひっひっひ。今度は椅子の背か?

 新聞読んでも、パソコン向かっても、右手傍にはハエ叩き。とまったとみれば、素早い一撃、襲い来るハエの闘い。無法者と闘うガンマンさながら、片時も油断はならない。朝のハエは元気いっぱい!何故だ?一晩寝てエネルギー蓄えたか?違う、昨日飛び交った奴らは、夜までにほぼ完全に殲滅した。ほれ、その残骸が机と言わず、床と言わずころがってるぜ。その死骸の片付けから俺の朝は始まるのだ。

 と、すれば、今、威勢よく飛び回っておるこやつらは、新たなる手勢、生まれたての新人ハエたちなのだ。あたら授かった命をたかだか数時間のうちに失う愚を犯すな。俺にかまうな。生ごみを標的に世代の引継ぎに精を出せ。邪魔さえせねば、殺生はせぬ。

 暑さが一段落した先週あたりから、一気に出現したハエども、やはりきゃつらも酷暑が苦手だったと見える。満を持しての登場なのだ。どこから?言わずと知れた、便所から。うーん、ぽっとん便所の宿命だなぁ。農薬使わぬ我が家の農業、糞尿だってもみ殻や米ぬかと合わせて堆肥にしている。殺虫剤など撒けぬは至極当然、いたって必然。以前、もしや忌避効果なりともと、木酢液を注ぎ込んでみたが、臭いは抑えられたが、ハエの発生には効力ゼロだった。

 と、なれば、日々の戦いを臆せず継続する以外にないのだ。残酷な!って、殺虫剤で皆殺しの方がよっぽど卑劣な行為だろう。地上戦に突如核ミサイルぶち込むようなもんだ。ハエばかりか、周囲の環境だって破壊しつくす。その点、ハエ叩きマンとの決闘は、やつらも目前の敵との闘いなんだ。正々堂々たるものなのだ。撃ちつたかられつ、お互いの能力全開の真剣勝負なのだ。

 と、ここまで書き上げるまでに決闘は十数度に及び、残るは1,2匹。ほれほれ、戦況いたって不利と知って、顔面攻撃から撤退、電灯のシェードの上で再起を図ろうとしておる。見ろ、言わんこっちゃない。無謀にも俺様になどは向かうことなく、生ごみ置き場で若き命を燃え立たせておればいいのさ。己を知るんだ、ハエどもめ!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舞台はやっぱり立ち姿!

2018-09-03 09:11:56 | 地域文化

 藤柳美香次さん一門の発表会に出かけた。てへへ、慣れない花束なんて抱えてね。それも二つもだよ。美香次さんにはお世話になってるからねぇ。前回の『予兆 女たちの昭和序奏』じゃ、劇団の若手をとことん指導してもらって、その上、着物は貸してもらうわ、本番は着付けで裏に入ってもらうわ、うわー、お師匠さんが!申し訳ない!ってほどバックアップをしていただいた。だが、花束はその御礼、ってばかりじゃない。ファンだからだ。その艶やかな舞姿に届けたいと思って用意した花束だ。もう一つは、春から入門した菜の花座の人気女優Hに初舞台のお祝いだ。

 門弟14人ほどと、指導する他団体、大黒舞のグループなど総勢30名を超す出演者が繰り広げるボリュームたっぷりの発表会だった。小学生からお年寄りまで、あっ、いやほとんどシニアだけど、日ごろの田舎のおばちゃんたちとは思えぬ華やかな舞姿を披露してくれていた。

 次々登場する踊り手を見ながら感じたのは、いやぁ、衣装に金かかってるなぁ!って下司な感想。あれ、自前か?借りものか?万か?ん十万か?公演のたびに古着屋飛び回ってる菜の花座とは別世界だ。まさに、馬子にも衣装!あっ、いかんごめん!年に一度の発表会、思う存分着飾って日ごろの自分から飛翔するのはとってもいいことだ。もちろん、踊りも十分に精進しているしね。

 も一つ感じたこと、舞台はやっぱり立ち姿だねぇ、ってことだ。もちろん舞の巧拙はある。でも、どんなに巧みに踊ってもきりっとした立ち姿には敵わない。舞台に現れるだけで魅了するものがある。美香次さんは、出てきただけで舞台から客席まで一気に華やぎで覆いつくすから。おおーっ、というため息がきこえて来る。顔立ちの美しさ、それもある。舞いの確かさ妖艶な身ごなし、舞踊の魅力のほぼすべてを身にまとっている。

 でも、一番に感嘆するのは、背筋がすっと伸びた姿勢の良さだ。この姿の良さがあるから、どんな舞でも様になる。藤娘の美少女から妖艶な年増まで。このしゃきっとした姿勢があるから、どんな振りも映えてくる。お歳は明かさない。舞台を見たら、このお人、お幾つなの?と、戸惑うこと必死だ。なんせ、うら若き乙女にさえ見えて来るのだから。

 以前、その姿勢の良さの秘密を聞いたことがあったが、舞っているときはもちろん、日ごろから背筋を伸ばすことを心がけているとのお答えだった。実に耳が痛い。いつも前かがみで顎を突き出している己の不様な姿、最近は農作業のせいもあって、ジジイそのものだもの。比べるなんて身の程知らず、そんな気は毛頭ないが、もちっとましな姿勢で過ごさねば、と思うことしきりだった。

 菜の花座の役者にも伝えよう。舞台はやっぱり立ち姿!ぜひぜひ、この心構えは徹底しなければ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やらっちゃ!雷め!!

2018-09-02 08:56:35 | 暮らし

 えっ?なに?どうして電気つかないの?

 電灯のスイッチ入れても暗いまま。テレビも点かない。って、ことはぁぁ、ははーん、ブレーカー落ちたんだな。ならば、配電盤を開けてとぇ、ブレーカーを上げる。ほぉれ点いたぜ、電灯。なっ明るい。うむ?でも、どうしてブレーカー?

 も、もしかして雷落ちたんか?!嘘だろ。ジムでトレーニングしてる間、雨なんか降ってなかったぜ。もしかして、最近よくある超局地的天候急変ってやつか?そう言やぁ帰り道、自宅近くの道路は濡れてた、たしかに。

 慌ててパソコンを立ち上げる。緊張の数秒間!現れたデスクトップ画面。ふー、良かったねぇ。これやられたら生きて行けないよ、って半分大げさ、半分本気。テレビも大丈夫だし、ブレーカー様々だな、落雷の襲撃を水際でしっかり防御してくれた。どれ、クロムを立ち上げてネットをチェック。

 な、な、なんだとぉぉぉ???「このページは開けません。インターネットが繋がっていません。」こ、これは、モデムがやられたか?それともルーターか?念のため、PC側の設定をあれこれいじってみるが、「繋がってません」の一点張り。”問題の解決”をクリックしてみても、たどり着くのは同じ言葉。わかったよ、役立たないやつめ。

 無線ランがだめなら有線でどうだ?モデムが生きてれば、繋がるはず。機器のランプはどこ吹く風で緑色に点灯している。時折点滅。ケーブルをモデムにセットしてPCへ。どうだ?おおっ、インターネット繋がったよ。やれやれ良かった、助かった。ルーターがやられただけなんだ。ほれほれ、差し込んだコンセント、落雷阻止機能ついてないもの。

 まっ、繋がりゃいいんだよ、無線だろうと、有線だろうと。ずるっとケーブル引きずってる、てのは厄介じゃあるけど。以前はこうやってランケーブル繋いでネット環境整えてたんだ、いいんじゃねえか、その程度の不便は我慢だ、我慢。

 が、待てよ。神さんのモバイル、使えないんじゃないか?いや、使えるけど、なんせ通信容量2Gの契約だ、動画見ることの多い神さん、すぐに使い切っちまうんで、自宅に戻った時は、Wifiをもっぱら利用してるんだった。こりゃ仕方ねえわ。ルーター交換するっきゃないな。価格コムとかアマゾンとかで安くて、なおかつ性能が信頼できるもの選んで注文。翌日には届いた。

 BUFFALOのAirStayion。簡単に設定できるって書いてあるけど、ここでも、しばし苦戦。苛立ちマックス。だが、行き詰まったらリセットして最初から!これPC設定の基礎基本。気持ちを静めてやり直し。なんだ、繋がんじゃん、簡単に。もう、焦って作業するから、ルーターが十分立ち上がらないうちに次へ、次へと急ぎ過ぎたトラブルだったんだ。よしっ、PCは無線でしっかり繋がった。そんじゃ今度は、IPadの方もこのルーター認識させてぇぇぇ、Wifi設定、完了。新たなルーター代、5000円は痛かったが、これは止む無し必要経費。落雷時にコンセント抜かずに外出した己の愚かさを呪うしかない。

 と、気持ちの決着をつけて後、しばし。で、で、で、電話が繋がらない!やられたっ!電話機も雷の高電圧でぐっちゃぐちゃにされてたんだぁぁ!そ、そうか、ルーターと同じコンセントに接続してたもんな。なんて、気付くの遅いって!

 もう、電話要らない。この際、携帯だけにして家電カット!とも思ったが、これまた神さん、FAX愛用人間なんだった。トホホ、電話機も買い替えだよ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

楽しく踊ろぜ、ZUMBA!

2018-09-01 09:22:04 | トレーニング

  ZUMBA、人気だよ。ジムのZUMBAレッスン、ついに、30人超え!スタジオ満杯!開始の直前に行ったら、もう入り込むスペースなし。すんません、すんません、って声にゃ出さないが、心で謝りつつ無理やり割り込んだもの。新加入は、50~60代のおば様方だ。友達に誘われて、とか、ガラス越しに見て楽しそうって思ってなんて理由なんだろな。やっぱりエアロと違って、音楽に乗る喜びってことなんだと思う。ああ、かかる音楽もラテン系のノリのいいものだしね。、

 狭いスペースで控えめに小さくなって踊り始めるんだが、曲が進むにつれて、あれ、周囲の空間広いんじゃね?うわーっ、ごめん!なんか押しのけて踊ってるみたい。でも、まっ、いいか。踊った者勝ちよ。楽しんで没頭して踊らなくっちゃ。

 で、レッスンの雰囲気、なんかすっごいストイックなのよね。メンバーは終始無言。声を出すのはインストラクターのお姉ちゃんだけ。みんな前で踊る彼女の振りを見ながら真似るのに精いっぱいだ。そりゃ仕方ないよな、ほとんどシニアばっかりなんだもの。どう見たって、運動も苦手、ダンスもこれが初めて、って人たちばっかなんだから。おっと、こっちだって、ついこの間までは、振り間違えまいと、必死で後追いしてたんだっけ。いやいや、今だって、見ないと次が出てこないとか、この振り、どうしてもできない、なんてこともあるから、インストラクターに注視、注目なんだけど。

 さすが1年以上、それも週2回も通ってると、勝手に体が動くようになってきている。と、なると、この変に押し黙った雰囲気って、異様だろ、不自然だ?声出したり、掛け声かけたり、楽しく笑顔で踊りたいじゃないか。あんなノリノリの音楽に体揺らしてて、仏頂面はないだろうぜ。ヨガや筋トレじゃないんだからさ。

 顰蹙買うかもしれんから、最初は控えめに。回数も少なく、声も小さめで。あれっ、なんか聞こえた?程度の慎み深さでね。ダンスで声出す、ってけっこう難しいのさ。どの拍で発するかとか、どんな気合いかとか、声は裏か地声かとか、曲によっても、リズムによっても違う。場違いな掛け声かけたら、気持ちよく踊ってる人たちの迷惑になる。そもそも、そういうお調子乗った賑やかさが嫌い!って人だっているかも知れない。生真面目にダンスに没頭したいとか?

 先週から始めた掛け声運動?いや、ダンス。昨日はなんと、仲間が出てきたんだ。前列で踊ってる常連さんたちが声を出し始めたんだよ。おおー、いいぜ、その調子!こっちも気持ち大きく、声も大きく。なんか、一気にスタジオの温度が上がったぜ。

 1曲踊り終えて、自然と沸き上がる拍手と笑い声!おお、いいね、いいね!こんなのなかったよなぁ、これまで。声出して踊っての高揚感、半端なかったんだろう。みんな生き生きとして声出して踊り終えたことを喜び合ってる。そうだよ、それなんだ!あれだけリズムに乗り切って踊ってれば、声だって気合いだって出てきて当然なんだ。体と一緒に心だって弾んでるんだから。そんな飛び跳ねる心を押し殺して押し黙って踊ってるって、それこそ、異常なことなんだよ。精神修養、身体鍛錬じゃないんだから。踊ってる曲の大部分はラテン流熱烈な愛の賛歌なんだから。

 でも、声を出して踊ってるのは一部、振りも完全な上級者?のみ。まっ、それはそうだろう。こっちだって、声出すぞ、って所まで1年以上かかったんだ。昨日今日レッスンにはまってきた人たちは、ダンス覚えるのでそれどころじゃないだろう。歳も歳だとしね。その羞恥心を飛び越えのは容易なこっちゃない。だけど、ZUMBA踊ってるってことが、いい歳して、って世間の常識から一歩踏み出してるわけだから、ここは一つ、大きな声出して、みんなで掛け声で心通わせながら楽しもうじゃないか。

 そう、楽しんだ者勝ちだぜ、ZUMBAはさぁ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする