ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

タマネギ植えた!畑これにて落着!!

2020-10-21 10:09:31 | 畑仕事

 脱穀機が壊れた。それは辛い。でも、いつまでも悔やんでいてもしょうがない。切り替え、切り替え!

 やることあんじゃないか、タマネギ移植。予定は20日だったが、まぁ、1日くらい早くたったっていいよな。去年より5日ほど遅らせられたし。今年の目標は董立ちせずに大きく育て!だからな、苗作りにも、植え付け時期にも気を使ってんだ。ただ、この異常な暖かさだろ、この冬だってどうなるかわからない。去年みたいに、雪まったくなし!なんて極端に突っ走られたら、お手上げだぜ。季節の回りがスピードアップして、冬通り越してさっさと春なんてなれば、こりゃもう諦めだ。冬は冬らしくしてくれ!って祈るばかりだな。

 もう何年も大豆殻置き場にしてた場所だから、きっと害虫も雑草も少ないぞ、苗場としちゃこれ以上はない、って選んだ1区画、いやはやとんでもない、出るは出るは雑草の波状攻撃!4回も草取りせねばならなかった。御見それしやした、雑草様その生命力!ただ、ヨトウムシはさすがにいなかったので、せっかくの発芽苗がポキリって災難には見舞われなかった。養分的には、かなりの不足、堆肥も入れ元肥もやりしても、さらに2度の追肥が必要だった。

 こまめに目を掛け、手を入れたので、発芽したものについては、まずまず満足いく苗に育った。発芽率の悪いのは相変わらずで、これは来年の課題ってことだな。畑の方も準備万端、1週間前に管理機を入れて細かな雑草も埋め込んでおいた。畝幅を広くして3列植えっか?でも、除草がしにくいよな、ってことで、いつも通り1畝に2列。ただし、株間は狭くした。そうそう、タマネギ定植の定番、黒マルチは今年も使わない。こだわりってやつだな、ビニールは極力使わない。

 苗取りの時には、良品、いまいち品と分けて丁寧にそろえたので、4品種すべて手前から苗のあるだけ植えて、畝の残りはいまいち苗で補充した。こうしておけば、一目瞭然、どの品種がどんな育ちしたか、この畑に向くのは何か、わかるからな。これまで大雑把に植え付けてきて、どれがどれだかわからず、適品種を見定められなかったが、これで今年は判定できるだろう。そうそう、白菜も松島と郷秋の2種類植えて、郷秋の方が向いてるってのわかったし。

 2畝4列、およそ400本!

 ふー、植えたぜ。いまいち苗、まだ余ってる。もうお役御免にして終わりにするか、待て待て、せっかくここまで頑張って育ってきたんだ、こいつらにもチャンスは与えてやろうじゃないか。多分、根付いたとしてもベビーオニオンにしかならんだろうけどな。

 まず、納得の苗作り、そして、苗定植だった。あとは、お天道さん、冬は冬らしく!ってことでお願いするぜ。

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劇中ダンスにダメだし!なんて出来る身じゃないんだが、

2020-10-20 16:10:45 | 菜の花座

 うーん、違うなぁ。メンバーに任せたダンスの振り付け、見せてもらったけど、イメージまるで違う。

 連続する14本の一人芝居の最後、クライマックスに差し込んだダンスシーン、無茶は承知だ。変な色気出さずに、芝居だけで幕にすりゃいいのに、って声も聞こえて来る。が、そこはこだわりだぜ。って、何の?って、まぁ、エンターテイメント性って言うか、サービス精神て言うか。いや、もう、直感だね。ここにこの曲!『ダンス・モンキー』もう、何十回と聞きに聞いて、ランニングの時だって、10キロ走る間ずっと聞き通して、これだ、これでいいんだって確信しちまってるんでね。

 老いの一徹だぁぁ?なんとでも言え。この曲の、どこかコミカルで明るいもの悲しさ、コロナ禍で送る人もなく死地へ旅立った男の葬送にぴったりだと思ってるんだ。

 何が不満か?って、在り来たりの振りつなげてるだけってのが、許せない。コンテンポラリー系で行った?全然違うんだよ。もっと今時のぎくしゃくした身体動作で作って欲しいんだ。なんてことを勝手にダメだしして、踊るメンバー3人に自由に踊らせてみた。

 なんとなぁ、身に付いたものって強固だよなぁ。いかにもダンス、ダンスしていて、それどっかで見たことあるから。そういう優雅な身ごなしと違うから。一昔前のカッコよさだから、それ。もっと、自由に体動かして、いや、のびのびとってことじゃないのさ。演劇的って言うか、語り物風って言うか、・・・颯爽と、とか、カッコいい動きとかの意味、昔とはまるで変っちまってるんだぜ。だれだれのどの曲の振りって名ざしできないのが、癪なんだが、違う!ってことはわかるんだ。いつの間にか出来上がってる、ダンスって言ったらこう!って動きは要らないの。

 ダメだししながら何度も踊り、動いてもらった。時折、あっ、その動き!ってのも見えたりしたが、踊ってる当人にはさっぱり自覚なし。ダメだ、これじゃ。1週間後までの宿題!3人それぞれ、振りを作って来るってことにした。

 無理やりはめ込んだダンスシーンだからこそ、舞台のつながりをしっかり受け止めるものでなくっちゃ。これ、作者の身勝手かもしれないが、演出てのは、所詮、自分の感性を押し付ける役どころなんだよ。

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大逆転で大団円!イネ扱き3日目

2020-10-19 16:58:00 | 米つくり

 途中、予報外れの雨などあったが、イネ杭にビニール合羽着せてしのいだから、今日でイネ扱き終わるぜ。まっ、モチは残っちゃいるが、これは刈り取りそのものが遅いから後回しは当然。3日目のノルマはずっと楽だ。堰の水を利用している3枚とお隣さんⅠさんのコシヒカリのみ、杭の数でたかだか20本程度だ。この地の秋の名物、朝霧が晴れるのを待って、11時作業開始。

 コシヒカリを立て続けに扱き終えて、おっと、昼12時も過ぎた、が、まっ、やってしまって良かった。機械を一旦持ち帰り、内部の掃除を入念に済ませてから黒米にかかることにする。この脱穀機ってやつは、そこら中に、籾が残ってしまうんだ。立て続けに別品種を扱くと、どうしても前のものが混ざってしまう。ヒトメボレとコシヒカリの混合程度ならどっちもうるち米、我慢もするが、黒米にコシヒカリが混入となると、これは異物でしかない。後々の選別にやたら手間がかかる、って言ってもこのちまちま仕事は神さんにお任せなんだが。せめて、機械をきれいにして、混ざりを少なくしてやらねばね。

 いろんな点検個所のねじやボルトを外して、ブロワーで残渣を吹き飛ばす。よしよし、これでうるち交じりの黒米は防げるぜ。黒米はわずかに杭5本、始めちまえばあっという間だ。まずまず結束機も順調で、機械トラブルも初日の油切れくらい、今年は例年になく予定通りに済ませられるな、っと自然とこぼれる笑顔。が、次の瞬間、凍った!

 ガガッ!と、もの凄い音。ヤバッ、来たよ、やっちまったよ。大慌てでエンジン停止、扱き胴部分の蓋を開けて中を覗き込む。なんか異物が入り込んだんだ、きっと。以前にもうっかり工具を滑り込ませた前科がある。もしかして、さっき点検清掃で使ったレンチじゃないか?周囲を探し回るも見つからない。またか、使い終わってすぐに片付けないからだぜ、まったくだらしない。うわーっ、共同利用者の皆さんになんとお詫びする?やれやれ、機械屋さん呼んで、取り出してもらうしかない。が、何度電話するも、つながらない。仕方ない、すべては明日だ。この凄まじい破壊音からすると、修理が必要かもしれない。我が家はほぼ終わったが、他の人たちはこれからなんだ。申し訳ない。と、ポケットに違和感。あれっ、レンチあった!良かったぁぁぁ、工具が挟まったんだじゃなかった。って、良かねえよ。原因不明はまったく変わらないだろうか。

 翌日、機械屋さん到着。籾の中に混ざった部品の一部を見せたところ、こりゃベアリングが壊れたんだ、ってすぐに問題個所を突き止めてくれた。篩われた籾を送り出す回転翼の軸受け部分のベアリングが無くなっている。

こりゃ、部品取り寄せだな、ヤンマー、すぐに来ないんだよな、って、おいおい、まだこれから使う人いるんだけど。って言ってみたが、どうしようもないのはよぉーくとわかってる。持って行ってもらって、部品を取り寄せ、付け直してもらうしかない。それにしても平成6年、購入って書いてあるから、かれこれ30年も使ってきた機械だ。ベアリングは消耗品だから、って言われて、少なくとも責任は免れてホッとした。

 共同利用のNさんにも電話で事情を話し、いつまで悔やんでいても仕方ないので、タマネギ移植に取り掛かる。まずまずの苗の出来で、どうにか気が晴れた。400本ほど植えて、残りの半端苗も念のため植え替えていたら、機械屋さんのトラックが戻って来た。あれれ、脱穀機乗ってるし。ま、ま、まさか、修理不能!いや、そんなことはない。それなら、わざわざ持って帰ってくることはないはずだ。なんだ、どうした?

 慌てて車庫前に駆けつけると、応急修理しといたから、ってええーっ、ほんとかい?!ベアリングの軸受けだぜ、どうやって?部品届くのいつになっかわかんねえから、まだ終わってない人いるんだろ、だから、しばらくは使えるようにしてきた、って、凄い、凄すぎる!さすがプロだ。応急処置って言われても、まったくイメージがわかない。これぞ、プロの仕事だ。直ったこともうれしかったが、そうやって気を使ってくれたこと、いや、それよりなにより、ベアリングなしで軸受け修理してしまうって名人技、感動の喜びひとしおだぜ。ありがとう、ありがとう、何十回もありがとう!

 タマネギはさっさと片付け、残った黒米杭2本を脱穀済ませた。と、なれば、明日、モチも扱いで、我が家の米つくりはめでたく終了。そして、残った人たちに機械を回せる。何度思い出しても、凄技だよなぁぁぁ!

 

 

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なんなんだ?この秋は!

2020-10-18 19:12:53 | 畑仕事

 異常だぜ、夏も秋も。10月半ばを過ぎたてのに、まだ、蚊帳吊ってるからね。なんで?って、決まってんだろ、蚊がいるのさ。そう、未だに!!夜な夜な、耳元で囁き続けていやがるのさ。ハエも多いなぁ。夏も終わりころになったら、やたら飛び交うようになってきた。今日だって、脱穀機のエンジン稼働中で暖かいもんだから、何匹もへばりついてた。そうそう、モンシロチョウも数日前まで野菜の上を優雅に舞ってたぜ。

 ともかく暖かい!いつまでもだらだらと夏の終わりを引きずってる。

 季節外れの心地よさに浮かれてるのは、虫たちばかりじゃない。野菜の方も様子違って、狂い咲きだ。いつもなら11月に収穫のはずのブロッコリー、調子狂って1カ月も早く収穫に行きついちまった。野菜作りのプロも嘆いてた。まだ早いって!ほれ見ろ、生き延びた蝶々の襲撃で青虫だらけ、そのせいか形も不ぞろいだ。鍋で湯通ししたら、小さな虫たちがうわーっと浮き上がってきたぜ。熱湯ですべて駆除したはずと、サラダにしたら、しぶとくへばりついてやがった。

 一方、カリフラワーはてぇと、逆に、花芽が出てこない。葉っぱばっかりもっさもっさ繁って、葉っぱ食うわけじゃないから!そうそう、ゴーヤもいつまででも実をならせ続けてる。あれって暑い地方のもんじゃなかったんかい、沖縄とか。

 ブロッコリー、種播くの早すぎたのよ、って神さんは言うんだが、市販の苗買ったカリフラワーと同じ時期、例年と大きく外れてるわけじゃない。要するに気候がとち狂っちまってるってことなのさ。そう、温暖化、ってやつな。

 だったら、それに合わせてすべて遅くすりゃいい、ってそうは行くかよ。来年も同じとは限らないんだぜ。逆に早く霜降ったりするかもしれない。気まぐれ身勝手行き当たりばったり!これが異常気象ってやつなんだぜ。野菜たちだって、寒暖の違いに敏感なやつもいれば、気にしねぇよ、ってやつもいる。これまでの畑の作業暦はもはや当てにならんってことだ。なんたって、積雪ゼロの冬を経験しちまったからな。

 大根も大カブも葉っぱばっかりおがって、肝心の根っこはなかなか太らない。山形青菜ものどかな秋を満喫してやがる。寒さに当たらないとあのピリッとした辛みとシャキシャキの茎は生まれてこないんだ。白菜もやたら葉を広げてるが結球は進まない。やれやれだぜ。

 そうか、去年苗植えした玉ねぎ、半数が董立ちしたのも、この温暖化と雪なし冬越のせいだったんだ。っことは、もっと遅く移植した方がいいってことか?うーん、なんだかわからん。年寄りの知恵などじゃ手に負えん時代になっちまったってことだぜ。

 

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フェイク発信者にペケ✖を!

2020-10-17 09:49:37 | 世の中へ

 フェイク王トランプを持ち出すまでもなく、世の中フェイクと陰謀論で溢れ返ってるぜ!さすがに業を煮やしたアメリカじゃ、Qアノンとかって陰謀論アカウントがユーチューブやフェースブックから追放されてるってな。

 日本だってフェイク情報の跋扈は他人事じゃないぜ。今や政権のアキレス腱になりつつある日本学術会議についても、いやぁ、酷いもんだ。国会議員(自民党・甘利明)までブログで中国千人計画についてデタラメ書きちらすし、

 フジテレビの論説委員は学術会議と学士院の関係について平然とデマ飛ばして未だに当人からの訂正謝罪もなし。ネトウヨの皇太后櫻井よし子も防衛大学生の研究受け入れについてありもしない話をぶち上げてたし、橋元徹も海外の科学者会議の予算を引き合いに出しいフェイク認定された。SNSで流されている誹謗中傷ときったら、凄まじい限りだぜ。

 歴史認識についても、大震災時の朝鮮人虐殺はなかったとか、細菌戦の準備進めてた731部隊はただの防疫部隊だったとか、従軍慰安婦はプロの売春婦だったとか、果ては、満州事変は満州軍閥側の陰謀だったとか、もう、これまでの歴史的知見なんて知ったこっちゃないで平気で踏みにじるフェイク史観が横行している。しかも、国会議員とか社会の有力者まで、それを撒き散らしたりしている。

 このフェイク、デマ、嘘っぱちの横行を放っておいていいのか?

 オンラインメディアBuzzFeedなんかで、こまめに検証してくれちゃいるんだが、その結果が世の中に広まちゃいないんだよな。様々調べてフェイク認定出してくれても、そんなこたぁお構いなくデタラメが飛び交い信じられて行く。これさぁ、ヤバいと思わないか。このまま行くと、嘘が真の社会になっちまうぜ。いや、すでになってるか?いったい何を信じて議論してけばいいんだよ。意見の違いや対立って言ったって、そりゃ正しい事実認識に立っての話しだろうが。いつまでもデタラメ言いたい放題、野放しにしちゃおられんと思うぞ。ウソはウソ、デマはデマ、フェイクはフェイクと世間に知れ渡る仕組みを考え実施していかにゃならんと思うんだ。

 で、提案なんだが。一度フェイク認定された人間の発言にはペケ✖を点けるてのはどうだろう。ツイートにもフェースブックの記事にも、その他論文サイトや雑誌についてもすべての場で、意見の表明があればその人間の肩書の横にペケ✖を点ける。何度も繰り返せば、その都度ペケが増えて行く。こうすれば、ははーん、こいつの言説は眉に唾して読まにゃならんぞ、って誰でもすぐにわかる。逆ミシュランってわけだ。ペケ✖が多いほど、いかさまで当てにならん人間だって、一目瞭然。これなら、読者も簡単には騙されなくなるんじゃないか。フェイクのリツイートについても罪はあるから、ペケ✖までいかないにしても、▼マークとか、あってもいい。この仕組みが確立されれば、安易なフェイクの横行を止めることができる。

 ただし、フェイクかどうかを認定する機関の信頼性が何より大事だ。公明正大でかつ迅速に対応する人々にその任に当たってもらわねばならない。この人選は相当難しいだろうな。誰もが信頼できる組織、政党や財界、学術界、言論界から独立して検証が行える機関。この組織については、最高裁判事の国民審判みたいなものを頻繁にやって、信頼性を確保するとかね。

 いや、こんな風に、人間に常時評点を点けるなんてことは望ましいことじゃない。人権的にも問題はあるだろう。でも、今の嘘八百の横行はもはや危険水域に達しつつあると思う。フェイクは許されない!という強い意志が、広く人々の間に浸透するためになんらかの手立てが必要になってるんじゃないか、そう思うんだぜ。ただし、権力に悪用される危険性も大いにあるんだが。

 

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