自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

愛と信仰と癒し ’ヒューレン博士の若き頃の体験)

2015年04月08日 | ハワイの浄化の言葉”ホ・オポノポノ”

凶悪犯たちの精神病院が、愛で、枯れた植木も活き活きした     

2015・4・8

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 ヒューレン博士は語る。

”わたしは私の外側にある問題を顕在化するため、私の内側で責任を

全うしなければならなかった。 

私自身の有害な考えを清め、それらを愛に置き換えた。

患者たちは何一つ過ちはなかった。

過ちは私の内にあった。“

 

過ち、不完全な状況、状態、それは ”私の内”にある。

だからこそ、

1・絶えず清める

2・めぐってくるアイデアを大切にしてチャンスを捉えて行動とる

3・その後も清め続ける


重度の罪を犯した精神性疾患をもつ、彼らは 患者 ではあったが、

ヒューレン博士は当初、”彼らたちはおろか病棟そのもの”に”愛を感じて

いなかった。”という。

“壁を観たら塗装が必要だと思った。ところが、どんな新品のペンキ

を塗ってもつかない。すぐに剥がれ落ちてしまう。

そこで私は壁に向かって愛していると言った。

暫くたったある日、誰かが塗装したところ、今度は定着した。“

 

当時の博士を良く知る 病院のソーシャルワーカーは次のように

記している:

”私は当時ハワイのある州立精神病院で新たに開設された

犯罪法医学ユニットのソーシャルワーカーとして着任しました。

同ユニットはCISUと呼ばれ、殺人、レイプ、暴行、窃盗、婦女暴行、

もしくはそれらの重犯に問われ、加えて深刻な精神錯乱状態に

あると診断された囚人患者たちを収容していました。

・・・・略

統合失調症、躁うつ病、知的障害、サイコパス(精神病質)、ソシオパス

(社会病質)を煩っているものたちでした。


全員が手首と足首に拘束具をつけられてました。

終日、彼らは隔離病室にいて、窓のない、コンクリートの壁と

天井に囲まれた異質にいました。


患者のほとんどは、多量の薬剤投与を受け、運動する機会も

制限されていました。

予想にたがわず、事件は頻繁におこり、スタッフが彼らから襲撃

されたり 彼らの間での暴行事件や脱走未遂事件などの他にも

配管電気系統のトラブルやスタッフ間の軋轢など,暗くて気のめいる

荒廃した職場でした。

…略”

そんなときヒューレン博士がやってきた。

“また新たな心理学者がやってきた”と聞いても、どうぜ、

到達水準のプログラムを行って問題をかき回し、あっという間

に去っていくだろうと思ったものです。“


ところが、ヒューレン博士はユニークだった。

“妙に人なつっこく、仕事らしい仕事はしていないように見えた。”

“査定もしない、評価も出さない、診察はしない、セラピーらしい

こともしない、心理学的実験を試みない、それに加えて、遅刻を

良くする。 


スタッフ会議、症例会議には一度も出ない、記録保存をつけないで

義務を怠る.

やっていること?といえば みょうちくりんなSITHといわれる、

セルフ・アイデンティティー・ホ・オポノポノという訓練だけでした。“


”この心理学者は いつものんびりと構え、何かをするのにも

心から楽しんでいる様子、大声で笑い、患者やスタッフと冗談を戯れて

楽しくてしょうがないという風情、何も仕事らしい仕事をしていない

くせに、みんなが彼に好感を持っていました。”


そうこうしていうるちに、何かが変わり始めたのだった。

隔離(隔離)病棟の部屋が見違えるように清潔になった。

患者たちが自分たちの用事と仕事に自覚を持つようになった。

さらに、投薬のレベルがぐんと落ちた。


当時、博士とともにこの疎ましい病院で働いていたソーシャル

ワーカーは言葉を続ける。

”そして、体に着けていた拘束具も必要なくなったのです。

すると、この精神病病院のユニットの中が活き活きとしてきました。

穏やかな空気、明るくなり、殺気立った危険な空気が和らぎ、清潔、

かつ活気に充ち生産的になったのです。


その証拠に以前はすぐ枯れた植物が元気に育ち始めました。

しょっちゅうだった配管のトラブルも,嘘のようになくなりました。


スタッフ間も変わりました。

心を通わせ、リラックスして、熱心に取り組むようになった。

病気欠勤や人員不足が当たり前の博士の来る前の頃から比べると、

人員過剰になることで、受け持ちを失わないかとスタッフは心配

するようにさえなったのです。“


その種証しは、なんだったのだろう?

それは 博士に共鳴した何人かのスタッフたちは、ヒューレン博士

直伝(じきでん)のホ・オポノポノを実践し始めたのだ。

スタッフだけではない。

”勿論囚人たちの何人かも、博士から声をかけられて、このメソッドに

興味を持ち実行していたということです。“

 

博士はこの記述にあるように、ハワイ州立病院、犯罪法医学ユニットで

三年間、週に20時間勤務契約で仕事についた。


当時は隔離病室制度で全員金属製拘束具で手足を縛られ、

統制手段を講じて管理されていたが、いつの間にか、隔離病室が姿をけし、

拘束具も必要となくなった。


肉体的、口頭での暴力も消えた。

投薬の減少もみられ、その代り、ある時点から、患者たちは拘束具や

医療的認可なしに、リクリエーション運動や労働活動を行うように

なった。


すると、温和な空気が生まれ、意識的努力なしに、自然に、和やかで

生産的な空気に代わっていく。


博士がした仕事、セラピーは全くせず、心理学実験もおこなわない、

スタッフミーティングは完全に無視、患者の症例会議には不参加

だったが、“病棟での労働作業にかかわり”

“初の病棟労働プロジェクト~販売用クッキーを焼く~の現場に参加。


初めての病棟外プロジェクトは洗車だったが、関与し、初めての病棟外

リクリエーションプログラムがスタートするときにも参加した。

ジョギングやテニスを患者たちと楽しみ、会話した。


そして“何よりも、熱心に行ったこと、それは 言葉の力による

浄化だった。

ありがとう。ごめんなさい。愛しているよ。許してね。

この4つの言葉で浄化し続けた。


博士は回想する。

”三年間毎週のように、病棟を訪れる前と間、そのあとには、必ず

清めを行った。 私の中で起きていることを清めた“

 

彼らの悪や不改善に対して清めをおこなったのではなく。

あくまでのすべての責任は自分の中にあるとする博士の心をサーチライトで

照らして、寸分の負の感情やエネルギーがないかどうか、そしてあると

気づいたとき、それを消していく作業をおこなったというのだ。

自分を清める。


清めれば本当の自分、神格がその威力を自然と発揮する。

神格がその威力を発揮するとは理屈ではない。

ただただ愛の充ちた空気に周囲が変わっていくということだけなのだ。

ご自愛ください。

自分が愛に満たされそして人にもそれが伝達されていく。

自分が愛に満たされないでどうして人を愛することができるのだろう・・・?


メヴァラーナが言うように愛のない信仰も、どうして信仰といえるのだろう・・・?

人を愛する、人の実相を愛する、人の神格を愛する、ゼロリミッツと

いわれる原点を信頼する、そして、神を知る。

信仰とはそういうものではないかと、思う。


このことはまだまだ紙面が足らず、言葉不足で独りよがりに聞こえるかも

しれない。

愛のない信仰も、うすべったいものだ~そんな気がする。



 

 

 

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