自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

クラゲ化若返り理論と自然治癒力

2015年08月12日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

千島博士弁証法理論にもとづけば・・・・2015・8・12・

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これまでのところ見てきた、千島学説の弁証論では特に

”AFD現象により発生 発育のプロセスがなされる

”(8/9のブログ参照・・)


”この現象は崩壊、破壊、死という逆AFD現象ともいえる

プロセスとの繰り返しが行われる”(可逆性の原理)

という二点が重要性を持っている。


平べったく言えば 赤血球は細胞に変化し、細胞は

赤血球に逆戻りするということだ。


さらに、それを形而上的にいえば、

”生命は無限に生長し続け”、

”宇宙は有限ではない”ということの裏返しになる。 


なぜなら、破壊と死を迎えたもの[物質]は、再び、

再統合され[違ったエネルギーとして)

生まれかわり、生長を繰り返していくからだ。

 

たとえば、石油は精製されエネルギー源として

燃やされる。 


そのエネルギーは決して死滅したものではなく、

自然界の中で再度凝集され、素粒子になる。


素粒子は原子に、さらに分子へと発展していく。

ミクロ的世界の出来事は引き延ばして、宇宙規模でも

言える可能性があるわけで、宇宙は60億年の寿命を

持った有限的存在ではなく、実は幾たびも同じような

プロセスで生まれ、また 死滅したように見え、

さらに再生し続ける~と 千島氏は考える。

 

この千島博士の論は、インド太古の聖典の源、

ヴェーダ時代の書物ではすでに述べられていることである。


私たちの近代文明は、原始時代から発展を遂げたものだ

と信じられているが、クリシュナ王子(神)~紀元前

8千年ほど前とも言われる~の時代には、実はミサイル的

な武器もあったと聞いたことがある。


しかし、人類はカリユガ(暗黒時代)にその後突入し、

地球上すべてが 無智に覆われて物質中心主義の時代が

幕開け、同時に、それまで人間が謳歌してきた進化した

文明も精神論も神との対話も失われてしまった~と

書物には書かれている。


繰り返しの法則は、仏教でも取り入れられ、輪廻の法則

として残っている。


中国の思想家 老子は

”陽きわまれば、陰に転じ、陰きわまれば、陽に転ず”

という言葉を残している。


自然界では、ある現象で質量の飽和点に達したとき、

つまり、限界点に達したとき、それを減じさせよう

という反作用が起こる。 水は零度までは水だが、

それ以下になれば、氷になり、氷は温度を高めていけば

溶解して水になり、さらに、蒸発して気化していく。 


再び、容量が重くなれば、雨などの水滴になって

元の状態(水を起点としたとき)に戻る。

 

エネルギーそのものは、物質化できる。

霊的に言えば、英国の心霊科学協会が実験しているように 

霊媒師の体から出たエクトプラズマと呼ばれる一種の

エネルギー体の質量が大きくなると、それを利用して

霊体が有視化できるようになる。


エネルギーが物質化されるということであり、

キリストが十字架にかけられた直後 弟子の前に

姿を現したとされる話も、エネルギーの波動を

物質的にきめ細かなものから荒いものにしていくことで

可能である。


インドのヨギ達、あるいは、実際、筆者の師は、遠距離

にいるはずの体を物質化して弟子の前に現わしている。


話しが少し飛んでしまったが、この考え方は 

色即是空 空即是色 という物質はエネルギー(実存的)

に回帰し、そのエネルギーが物質を造っている と

いう般若心経に説かれた教えにも匹敵するだろう。

 

枠山氏は エネルギーと物質の還元法則を
クラゲの実態に当てはめている。(*1)
 
”クラゲは食べ物のない海水中において、
絶食状態になると、まず、触手、つまりタコの足
のように伸びている足が、だんだん縮まっていき、
そして体全体が次第に小さくなり、ついには
発生の初期である細胞の塊にまで逆戻りする。 
 
そこでもう一度、栄養分を与えると 再び成長を
はじめ、元通りのちゃんとしたクラゲになる。

これを生物用語では、逆生長(De-growth)と
呼んでいる。”(引用以上)
  
 
私たちの体はではどうなのだろう?
 
私たちの体がもし、逆生長できるのであれば、
若返りも可能なのだろう。
 
私たちの体を考えたとき、人間の体と 実験室の
ハムスターと異なることは、まず、精神と体の
 深い結びつきだろう。
 
先ほどの 色即是空 でいうのならば、 この 
空(実存的エネルギー)を知っている人は
 色~物質~肉体 を意のままに表現することが
できるわけだ。
 
 
実存的エネルギーとは 何か?
 
それは変わることのない、”不生不滅”で、”不増不減”、
生まれたり、滅したりしないエネルギー、
 
増えたり減ったりしない私たち本来の生命力の
エネルギーだ。
  
それ を 知る(認識する~体験する)とき、
人は確かに 逆生長していくのかもしれない。
 
最近 長命なお年寄りが増え、 90歳すぎても
マラソンや重量挙げなどの世界記録に挑んで
 毎日練習を重ねているニュースなどを
読んだり聞いたりする。
 
その方達のお顔は 柔和で皮膚もつやつやしていて、
皺はあっても、まさに童心のような
 無邪気さと素直さに満ちている表情をされている。
 
ああ、これが 逆生長だなあ~と感じさせられる。
 
還暦を過ぎると、昔の人は赤いちゃんちゃんこを
着て、年を一つとるたび、年が一つ減っていく、
つまり、若くなっていく、祝いをした。
 
象徴的な祝いだが、現実的にそれは 可能なことだ
と思う。
 
 
私が 毎晩の平均睡眠時間2時間という、寝不足を
4か月続けたとき、
 
”体が一回り小さくなったみたいですね。 
気を付けてください” と いたわりの言葉を
 いただいたものだが、これも、エネルギーの消耗で 
自らの保管エネルギーも使い果たし体を構築している
エネルギー体が減少したせいだろう。
  
逆に活き活きと静かな気持ちの安定した生活を
おくっていれば またもとに戻ることを知っていた
から心配はしなかったものだが、
 
こうした状況が続けば、何かの体の不調和の引き金
になることはあったのかもしれない。
 
若返りとは 体内に起こる 破壊と死へむかう 
物質的法則の進行を遅くすることだという学者も
いるが、クラゲ的な若返りもあってよいのではないかと思う。
 
そのためには、
自分は何か? 
生命は何か? 
生きるとはどういうことか?
 
の自分の内面問答を常日頃 問い続けていくことが
条件であるように思う。
 

自然治癒力を最後まで(運命的にこの世を去るときまで)
使える柔軟な心身でありたい。
 
それも 若返りの大いなる秘訣になるだろう。
 
細胞は生死を繰り返す~ 
死んで新しい細胞が生まれる~
 
この生まれたばかりの細胞は 赤子の時と
同様の新しい細胞だとすれば、 
 
年令相応に皮膚がしなびて、皺だらけになる
としたら、その原因は、身体に関与する
どう見ているかという)
 
自分の精神的 エネルギーによるからだ。
 

そのエネルギーは日々変化している。
 
環境によって、突き当たる問題や、喜怒哀楽によって。
 
どんなに環境が変化しても 常に変わらない究極的な
自分のエネルギーは何か?
 
それを知るために、というより、思い出すために、
時々、自分の内側に問いかけたい。
 
人生をどう見つめているのか、 
生きる事、死ぬこと、は何か?
 
今、自分が取り組む課題は(この問題を通して)
何なのか?~と。・・・・
 
 
*1~よみがえる千島学説 間違えだらけの現代医療 
枠山紀一 なすなワールド出版2014年
 
 
 
 
 
 
 

 

コメント
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