自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

エントロピーの法則と生命弁証法

2015年08月06日 | 健康のための心の波動

当たり前すぎる事が真理だということ    2015・8・6

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東京で連日35度以上の猛暑

が続いている。

明治何年かの気象台観測

史上最も長い記録更新中である。

どこで高気圧や低気圧が

発生し、猛暑やサイクロンなど

の理由は天気予報士は述べ得ても

何故発生するか? 

どうしてそこに発生するか?

など、根本的なところまでは

説明はし得ないだろう。

その根源的な質問を掘り下げる

のは科学のレベルから 

一歩また踏み込んて

行かなければならないし、

踏み込んで発表しても、

一般論から隔たりがあるほど、

学術的潮流筋からははみ出して

嘲笑されて終わることが多い。

今取り上げている千島学説

もその一つかもしれない。

 

さて、気圧にしても熱にしても

熱い方(エネルギーが高い方)から 

冷たい方(エネルギーが低い方)

に伝わるという単純な法則がある。

エントロピーの法則と

呼ばれるらしい。

具体的に言えば、

ジュピター(愛犬)の餌の

鶏肉をゆでて作るが熱いので 

早く食べさせたいと思えば、

冷たい容器に入れ、さらに

もう一度 冷たい容器に

入れ直すうちに温度は

冷めていく。

冬場だともっと早く冷却する

が 室内の温度が高い夏場

なので、なかなか冷めにくい。

熱というエネルギーを奪う

にはより冷たい状況に

おけば自然とその温度に同化して

最後には室温と同じ温度で落ち着く。

 

冷たくなったエネルギーは 

エネルギー的には低く、

再使用することは難しいとされる

負荷のエネルギーになる。

この法則は物理学的な意味で

使われるが 比喩的には多方面で

使われることが可能なようだ。 

例えば、石油やガス、原子力

から発生するエネルギーなど

もそうだろう。

それらの手段でエネルギー(電力)

を生産しているが、それが

使われた後、再び石油や

ガスなどの原材料に戻せるか

と言えば、エネルギーは使われ

拡散されそのままゼロになり

残るのはマイナスの付加価値

だけだ。

原子力処理の問題などは

良い例だろう。

残された有害物質はどうなるのか

といえば、膨大な年月を

かけない限り、処理できないほど

蓄積され続けている。

こうしていけば エネルギー生産

の方法を負荷エネルギーを

出さない方法として考えて

いかなければ、地球自体の

サイクルが狂い、どこかで

亀裂ができてくるだろう。

それが異常気象や、地震

などの自然災害といわれる

地球の内部の自浄作用だ。

 

地球は泣いている、

母なる大地は人間の無理な

経済発展のための手段

として自然破壊を続け、

それにささやかな悲しみの

涙(豪雨)を 肩をわずかに

ゆすりながら(地震)

負荷エネルギーを排出しよう

と時には熱を出しながら(火山噴火)、

子供たち(人類)に危機の

前兆を訴えている。

 

ところで、生体を持つ我々にも

この法則は当てはまるのだろうか?

肉体が灰になり土の一部と

なっていくことを考えれば、

この法則はある程度適応される

だろう。

しかし、単細胞が少しずつ複雑化

していくことで高等生物が

生まれてきたとするのなら

使われたエネルギーが

負荷エネルギーを出すと

いう単純な法則では

割り切れなくなる。

エネルギーがこの法則のもと

使われると、

(生き尽くして死ぬ)、 

それは負荷のエネルギーに

なって(土にかえって)、

そこから再び肉体の生産

(その土から肉体を造る)

ことができない~という

ことになるのだが、

本当にそうだろうか?

 

この質問を真摯に考えたのが、

千島博士であった。

博士によれば次のような考え方を

提示する:

 

① エントロピーの法則は

自然界に当てはめると 

一方的な側面しかとらえていない。

② すべてのものは繰り返す

のだから、負荷のエネルギーは

一見そう見えてもそうではない。

 

①の一方的な側面というのは、

プラスがマイナスになる、

熱さというエネルギーは消耗され

マイナスエネルギーになり、

自然にその元の形に戻す

ことは不可能であるというのは

死の法則であり、自然界には

”生の法則”がある。

その法則に従えば、必ず 

負荷エネルギーに見える

ものも再生され、生として

再生され上昇螺旋状のような

形で生命が繰り返しながら

存続していく。

 

さらに、もう少し具体的に

見ると以下のようなポイントを

千島学説でとりあげている。

”生命弁証法”と呼ばれる。

 

① すべての事物は時間の

経過と場所に応じて絶えず

変化流転している。

② すべての事物は矛盾対立

を繰り返し その葛藤を

原動力として、変化、進歩

していく。

③ すべての事物は量が

蓄積されて飽和点に達した

とき、質的変化がもたら

される

④ 自然界は 互いに関係

しあい、連続している

⑤ 生命の形態は 非対称(

アシンメトリー)

⑥ 生命現象は 波動を

中心としたその螺旋運動

としてとらえられる。

 

すでにこれまでのブログで

もいくつかの点を挙げているが、

簡単に上から具体的例を

上げるのなら

① 昨日の自分と今日の自分

は肉体を構成する細胞レベル

から考え方まで微妙に異なる。

② 2つの相反する価値観に

より、左右に揺られながら、

迷いや苦しみをエネルギー

と替えて進歩前進すること

ができる。 

あるいは災害にあって

改めて防災が強化され

不幸と見える事実を生かして、

今後の幸いに繋げる。

③ 水を冷却して摂氏零度

以下になると、液体は固体

(氷)になる。

つまりマイナスエネルギーが

蓄積され飽和点(ゼロ)に

達したとき質的変化が現れる。

④ ⑤ ⑥はこれまでの

ブログの内容として取り上げてきた。

 

先回のブログで 生命の獲得した

習慣性が遺伝子として

伝えられていくということを

書いた。

千島博士はこのことを

重要点ととらえて、独自

の造語を造った。

 

”AFD現象”という。

Aは Aggregation, F は、

Fusion, Dは Diffenciation 

の頭文字をとったもので

’集合’、’融合’、’分化発展’ 

という意味になる。

生命の発展・進化 は 

AFD現象の過程にみられる~

とした独自の意見を展開した。

AFD現象があるから、

すべての事物は量の蓄積

によって、劇的な変化、質料的な変化を

遂げるとしたのであった。

 

続く~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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