自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

シュメールの智慧;宇宙意識

2012年11月08日 | 自然治癒力とヴェーダ哲学の関係

 

宇宙 のリズム と 人の喜び

11月8日(木曜日)  

 *****************

 このブログに数日、宇宙に関連した話題が多い。

肉体細胞の中の量子や磁場のお話しにからんで、

人間の肉体が小宇宙だというフレーズを 何度か、

このブログで使っている。


体を構成している細胞は、 100兆個とも もっと

多いとも言われる、細胞の数。

これは銀河系にあるすべての星より、多いのだろう。


そんなに多い細胞が統一されて それぞれの使命を

きちんと遂行してくれているから、統合的な機能を

維持している。


その連絡手段として、細胞がペプチドという化学物質

を造りだしていること。

それぞれが連絡をとりあい、細胞の中にある、知性を

使って、体の機能を保っているのは、宇宙の星や惑星

が知性のもとに軌道をつくり、運行している様(さま)

に似ている。


そして、細胞と、宇宙の間にも、微妙な交信が私たちの

意識外で行われていること、ご存知だろうか?


月の周期や潮の満ち引き、季節の移り変わり、

そうした宇宙のリズムを 私たちの体の細胞が感知している

ということを。


生理作用に影響を及ぼしていることを。

宇宙のリズムと体の関係について、内田久子内科医は次のよう

に著書で述べる。(*1)

 

”体の生理作用はどこまでも天体の運行と平行して

いるものだということがわかります。


今 太陽系一つをみてもわかりますように 太陽を中心に

して多くの惑星は 一分一秒の 狂いもなく 規則正しく

運行し、地球も正しい自然界のリズムによって 営まれて

いる生命体でありますから、当然 地球上に生存する

人間を含め、一切の 動植物も やはり 自然界の一員

として 自然の営みによって 生かされています。


天体がたがいに、衝突することなく運行するには、それぞれに

正しい軌道 や速度が 目に見えない法則 となって、

守られているからでありましょう。”          


この自然界のリズムとは 人体でいえば、生理作用の

ことだという。


大阪大学の名誉教授であられる市原硬博士は、“新医化学提網”、

の緒論(ちょろん)に、

“生理とは天然のことである。 

生体反応のもっとも巧妙な点は 神身が一如であり、

無数の反応が調節されている点に存する” 

と述べている。 

 

私たちの肉体の60%は水分でできている。 そして、

地球も60%以上が海や川などの水である。

地球の引力で、海がその影響を受けるのと同様、

体の生理作用にも干潮と満潮があるといわれている。


女性の月経は、月のリズムに合わせて、28日周期だ。 

こうしてみると、市原博士が述べられているように、

生理とは天然、自然の一部であり、生命の営みを行う上で、

宇宙とは切り離せない関係にあるということがわかる

 

それでは私たちの 心と宇宙の関係 はどうだろうか。


この関係を千賀一生氏 が その著書の中で、

”シュメール人の宇宙意識” として書いている。(*2)

青色で(  ) にくくった文章は 氏の意見に賛成して、

付け足した私の個人的意見としてお読みいただきたい。 


”宇宙は空間だ。                   

(小宇宙である、肉体も空間で占められる。)


空間ということは空洞で空っぽではない。     

細胞の空間には生命エネルギー(気)が流れている)


空間スピンがつぎつぎと発生して、創造し、生きた世界だ。 

これが ”空” (般若心経) の一点における、創造原理だ。)


すべての空間は生きている。休みなく活動を続けている

のだから。 (その活動が創造活動だ。)


あなたの意識は今、宇宙意識と共鳴し合っている。           

(たとえ、アハムカーラ意識でおおわれていても、

実存する真の意識の、”アートマ意識” が 今 

宇宙意識と共鳴している。)


この状態に入ると、人間は自ら真理を直観することが

できる。     

宇宙に満ちている意識こそ、真理の波動である。)


あなた方の現在の生命科学は 思考レベルで構築された

概念にすぎない。  

(そういう意味で、天界における最先端のレベルと比べ、

幼稚園児ほどのレベルだと 霊人は伝える。) 


”空間と物質とを切り離すあなた方の宇宙観は、

宇宙の説明不能な現象に対し、最終的には偶然という

神を持ち出すしかない。 

しかし、真実はそこに偶然というものをさしはさむ

余地はない。      

(すべて必然の偶然だから。)


秩序というものは最初から空間という

この宇宙の本質に秘められているからだ。    

(秩序こそ、創造神の一面でもある)

 

”私という存在も 宇宙という 巨大意識 

の変形であり、脈動なのだ。 

まさしく、肉体が小宇宙であるのと同様に。)


いや、私たちが生命として認識している以前に 

私たちが物質だと思っている存在というもの 

それ自体が、この宇宙の生命活動そのもの

だったのだ。 

無機質の物質(鉱物など)でさえ、自然界で生まれ、

意思すら持っている。)

 

太古の人々が万物に霊性を認めたアニミズム的意識は

空想でなかったのだ。”

 

宇宙のリズムの 合致した努力は 必ずあふれ

出るような 使命感や躍動感、爽快感を伴うものだ。

それらが感じられない努力は いかなる努力であろうと 

宇宙のリズムからはずれている。”

(努力して大成した人が ”自分は努力はしていない” 

と言う時、それは、楽しくてしかたない、そんな時間

の過ごし方をしていたからだ。  


世間が”努力家”として 見ていても、本人は、趣味を

嵩じたように、食事を抜いてもやりたいほど、集中

できたのだ。


苦労 してではなく、爽快感と達成感 に夢中になれた。 

これが、宇宙のリズムに合致した努力といえるだろう。

こうして、宇宙のリズムに乗って、

その人は、難なく、成功をおさめる。)

 

”宇宙の星々は自らの主張のためにスピンする

のではない。

星々は中心の力に促され、その力に自らをゆだねる

ことによって、為されるスピンという 自己完成の

喜びに打ち震える。


宇宙の存在は 波に自らをゆだねるサーファー

のようなものだ。

いかにゆだねられるかですべては決まる。


宇宙は必要なところに必要なだけの必要な配置

を与える。その計算に狂いはない。

しかしながら、個人の意思で何かをめざし、

人的思念の力でそれを実現しようとする者で

あふれている時、それはすでに思念の次元に

摩擦と闘争を生み出すのだ。” (以上)

 

ヴェーダ哲学でも ”努力は必要ない。 

自然と花開くように、時が来れば、事は成就する。 

ただ、必要なものが一つだけある。 


それは、’神の恩寵である。” という。


ここでは、神の恩寵 が、 千賀氏のいう、

”自然の営みの中の流れ” をさしている。


その流れに乗れるか否かは、私たちの意識 が 

”宇宙の意識の波動” 合っているかどうかの問題 

だ。


”個人の意思、個人的思念の力” とここで

言われているのは、アハムカーラの”エゴの

個人意識”が基になる。


私が、私の、私に という、私の意思であり、

思念の力である。 


その意識が摩擦を生むという。

自我と自我のぶつかり合いになるからだ。 


”前に前に”と 押し出そうとする、肩に力の入り

すぎた心の態勢” だからだ。


人が ”宇宙の存在” ならば、 なおさら、 

”サーファー” が 波乗りを楽しむ様に、

波と自分のタイミングに信頼を置いて

波を待ってさえすればいい。

 

完全な受け身になったとき、身を委ねるとき、

至福が訪れる。 


何に、受け身になるかといえば、”宇宙の智慧ある

意思”に対してだ。

そして、 宇宙の意思 が、”自分に用意してくれたもの”

を無条件に受け入れることだ。


宇宙の意思の計画に、寸分の狂いがないことを、

知っているから受け身になれる。

 

 

*1) 日本教分社 ”生命医療を求めて” 内田久子著 平成7年

 *2) 徳間書店 “ガイアの法則” 千賀一生著 2010 

 

 

このブーケの テーマは ”宇宙・心・創造” です。                   

 

 

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