自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

秀真伝(ほつまつたえ)と日本書紀比較

2014年11月25日 | 超古代日本の精神(ホツマツタヱ)

年月がたつとテニヲハも変わってくる   2014・11・25

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秀真伝(ほつまつたえ)は

自然治癒力とどう関係があるか?

 首をかしげる読者もいる

でしょう。

しかし、この秀真伝の研究を

姑が続けたおり、神意によって

神気法と名付けられた独自

の治療法が授けられたと

自著に綴っています。

そしてそのおかげで、

筆者のアートマセラピーも

姑(はは)は理解し、

セラピー協会立ち上げの際、

協会の主旨に賛同して、

理事のお一人にもなって

いただいています。

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”国の まほろば”という言葉は

先回のブログにも載せたように

日本書紀ですでに使われている。

 

最近‘まほろば’と書かれている

広告などを見るにつけて、

秀真伝の38綾の一節を想いだした。 

もともとは この38綾に出て

くる 国のまほ という言葉

が後世に伝え 記され、

日本書紀や古事記で

まほろば という言葉が

登場したと思われる。

姑(はは)は自著で次の

ように書いている。

 

”秀真伝を40年近く研究している

私の脳裏には、まほろば 

という言葉は一か所たりとも、

秀真伝には使われていない。

この綾は、12代景行天皇

諸国を行幸された折、

筑紫国の児湯県(こゆがた)

の丹裳野(にわの)において、

都の空を眺めた給いて、

御製を詠まれたとある。

年代は 天鈴(あすす)

804年、日代朝(ひしろちょう)

17年にあたる。

この歌の中に “まほろば” 

という言葉はなく、該当する

のが3行目“国の真穂” と

いう言葉だった。

 

“古事記”にはが現在三重県

亀山市に行かれた時 詠まれたと

ある。 

この歌にある まほろば の

意味であるが、まほ とは、

最も優れた国、または、優れた

良い所をさし、ろば は接尾語

と書かれている。

 

また、歌謡33は、秀真伝では

歌の冒頭に出てきていて、

歌謡32と並び替えてみれば、

秀真伝の歌と類似しているの

がわかる。

 

“日本書紀” では、景行天皇

京都(みやこ)を偲ばれて詠われた

ことになっている。

秀真伝は 天鈴暦(あすすこよみ

843年、12代景行天皇に、

大直根子(おおたたねこ)が 

命を受けて編纂。 

時の朝廷に献上されたものである。

 

古事記は、和銅5(42代 元明天皇)

が西暦712年、日本歴では1,372

に、太安麻呂(おおのやすまろ)

が朝廷に撰上されたものである。

 

日本書紀は 養老4年、44代 

元正天皇、西暦720年、

日本歴では1380年に舎人親王

(とねりしんのう)~天武天皇の皇子~

が撰上されたものである。”

 

以上の歴史的年代順に類推すると、

国のまほ という言葉を秀真伝が

使用していたのが、まほろば 

という言葉に変化したのでは

ないかと仮説する。

歌を詠んだ方の名前も秀真伝

の序文に、、第12代景行天皇

とあり、古事記には、倭建命

(やまとたける)とある。

秀真伝えが景行天皇の命を

受け朝廷に大直根子(おおたたねこ)

によって献上されたのが、天鈴暦

(あすすこよみ)843年であり、

その献上期に、大直根子命(

おおたたねこ)が

“今世に遺る家々の伝紀が

数多くあれども、その趣意は

別れ異なる故に、どの紀をもって、

真の紀とするか定めがたし”

と秀真伝の序に書き記している。

そして、その一例をあげている。

 

秀真伝26綾に、以下のお話しが

出てくる。

豊玉姫の乗った鴨船が 荒波に

破損し、豊玉姫は臣下とともに

渚に落ちてしまう。

溺れようとするとき、豊玉姫に

武勇の心(勇気ある心)が湧いてきて、

”渚の上を泳ぐ”。 

御腹の中には 子が宿り、

妊娠されていた姫は、果敢に

海原を泳ぎ切った。

その様をたとえて、”その泳ぐ

威力は 竜やみづちの泳ぐ

ようであり、お供の人たちも

豊玉姫の姿に力を得て、

添え泳ぎ、相互に助け合い、

磯に難なくたどりつく”

という行(くだり)が書かれている。

 

これを秀真伝以外の書では、

“船破れて、竜とみづちの力得て、

姫は竜の如く、供人はみづちの如し” 

と 内容が変わってくる。

この例をとりあげて、

これは テニヲハの誤り と

大田根子(おおたたねこ)は

書いている。

このように、原本が長い年数

を経る間、保存のため書き写す

たびに、誤字を生じると

考えられる。

姑(はは)はさらに比較をした

うえで次のように述べる:

 

”誤字のみならず、5.7調の美しい

文体にも変化がみられる。

古事記、日本書紀ではこの御製

の歌の項を見る限り、

秀真伝の正確な5.7.調の

長歌体が崩れている。

まほろば という神秘的な

言葉の由来が、その原文と

なっている秀真伝えの

1節をくらべていただくことで、

変遷していく推移を理解して

いただけると思う。”

 

 

 

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