自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

Dying to be Me(3)今生きているだけで愛される存在

2019年02月08日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

 

家族愛は地上で、宇宙の愛は体を離れて明確に・・ 2018・2・8

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先回の続きから~臨死体験者の共通体験・・・

そこ(臨死した場所)にはもはや性別、差別、資格、判断、などの

異や価値基準はなく、喜びや恍惚感、畏敬の感情、そして無我の大愛を

理屈抜きに証明無しに感じ取れる。

 

 すべての瞬間が過去現在未来と同時に感じられるほど、時間に対する

念がひっくり返る。

時間は直線的ではなく、肉体の五感の制限により一列に時間をつなげる必要が

なくなるので、時間 の経過という感覚はなくなる。

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先回はこん睡状態のアニータが、自分の死の予告を受けて病院のベッドの周りに

集まってきた家族の心情を読み取り、同時に、超自然的な状態が起きていることを

受け入れている自分も、自覚しているでをお話した。 

 

たとえば、こん睡状態の中、インドをたち、香港まで駆け付けてくれる最愛の

兄の動向を知り、兄がアニータが息を止める前に、会いたいと祈っている心情

心痛いほどわかって、何とか自分もそれまで生き延びたいと願った。 

 

“彼の到着まで、私の身体が死なないで欲しいと思いました。

もしそうなれば、彼がどんなに苦しむかわかっていたので、そんな目に

あわせたくなかったのです。” (*1)

 

その一方で、そうした家族愛への執着とは無縁の感情が湧いてきた

大きな力によって、その感情(地上的な家族への想い)から引き離されて

いくのがわかりました。

自分の感情に支配され始めると、自分が拡大していき、すべての愛着が消えて

くようでした。

そして、ふたたび、より大きなタペストリーが存在するという安堵感につつまれ、

すべては壮大な計画通りになっていくと実感したのです。” 

 

さて、ここで、今日の記事の冒頭に掲げた、⑥と⑦の内容の意味を、もう一度

振り返ってみたい。

⑥では、大きな力に包まれ、自分自身の意識が宇宙意識へと拡大し

“目覚めたような感覚”をもち、“悪夢からさめたような想いを持ったと

いいかえることができるだろう。

 

アニータは、それを、“時間や空間を超えた別の領域にまでも、拡がり、

同時にその一部になった” 

と表現して

“愛、喜び、恍惚感、畏敬の念”が自分の中を流れ、包み込み、飲み込まれ、

さにそうした素晴らしく異次元の、これまで体験したことのない感情の

潮流の中にいた。”と語る。

 

次の⑦のフレーズに書いてある、’地球上の時間の観念がひっくり返る体験’~

を同時に知る。

 

アニータの著書からその言葉を抜粋。

私の身体は五感ではなく、まるで新しい感覚を手に入れたように、

限界の無い知覚を使っていました。

それは通常の能力よりもはるかに鋭く、360度が見渡せて、自分の周囲を

完全に認識できました。

驚嘆すべきことのようですが、それが普通に感じられたのです。

もはや、身体の中にいることのほうが、制限された特殊の状態であるよう

に感じました。”

 

’時間の観念’ も、ここで覆(くつがえ)された。

“その世界では時間も違うものに感じられました。私はすべての瞬間を、

同時に感じていたのです。

つまり、過去、現在、未来の自分が関係するあらゆることを、同時に

認識していました。

さらに、いくつかの人生が同時に繰り広げられているのを感じました。

過去、現在、未来の自分が関係するあらゆることを、同時に認識して

いました。‥‥略・・

 

いいかえれば、時間はこの世で体験するような、直線的な流れではありません

でした。

私たちの理性が周囲で起こっていることを、連続したものに並べているような

気がしました。身体を持っていなければ、実際のところ、過去も現在も未来も

すべて同時に起こっているのです。”

 

アニータは自分自身の臨死体験を、このように、ありのままに勇気をもって

語っている。が、‘言葉’で説明する難しさをアニータはこう述べている。

 

“時間のあらゆる点を、同時に知覚できるというのは、向こう側の世界では

明確な理解に役立っていましたが、今それを思い出したり、説明しようとすると、

混乱が生じます。

直線的時間が存在しないとき、出来事の連続性ははっきりしなくなり、それに

ついて話すと不自然な感じがしてしまうのです。

五感の制限により、私たちは時間の1つの点に集中させられ、これらを一列に

つなげて直線的現実を創り上げているいるように思えました。

 

さらに、私たちの身体の制限された知覚が、目で見て耳で聞こえて触ることが

できて、匂をかいで味わえる範囲に閉じ込めているのです。

でも 身体的制限がなくなった私は時間や空間のあらゆる点と同時にかかわれる

ようになりました。”

 

ここでこれらのフレーズをご紹介してきた理由。

それは、アニータが臨死体験で感じたこうした事が、癌細胞に侵された肉体の

中で意識を復活させたあと、彼女の癌のステージ(このシリーズの最初に詳細記述)

を克服する動機としてどう働いたかということかもしれない。

 

アニータが臨死、文字通り、死に臨んだ世界に足を踏み入れた時、そこで

無条件の愛”に包まれた体験は、周りが想像できないほどの変化を、アニータの身体

と心に与えていた。

アニータはそのあたりをこう語っている。

 

”’宇宙は、理にかなっていた!’と私は理解しました。

さらにどうして自分が癌になったのか等々わかったのです。”

 

”癌は私が何か間違ったことをしたことへの罰ではなく、自分の行動に

対するネガティヴなカルマでもないことを理解しました。

すべての瞬間に無限の可能性が秘められていて、その時々私がいる場所は

自分の人生のあらゆる決断や、選択や考えが結実したものでした。

つまり、私が抱いた多くの恐れや私のもつ偉大な力が、この病気となって

表れてきたのです”

 

次回は、”私が抱いた多くの恐れや私のもつ偉大な力がこの病気となって

表れてきたのです”

このアニータの言葉をもう少し読み進んでいきたい。

 

 

*1  ”喜びから人生を生きる!”~臨死体験がおしえてくれたこと~ 

アニータ・ムァジャーニ著 2013年 株)ナチュラルスピリット

 

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4 コメント

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呪術と魔術の違いに関しまして (ぼう)
2019-02-09 19:56:48
須田先生、はじめまして、こんにちは。

密教や修験道であるような「呪術」と(西洋)黒魔術に代表されるような「魔術」の違いがどうしても知りたく、調べてもわからず、しまいに先生のブログ記事に行きつきました。関係のない記事にてコメントで申し訳ないです。参考にさせて頂いた記事は6年前の、「インドで知った黒魔術の攻防戦」です。

「魔」ついては、個人的には一部可視化、肌で感じるといった形でわかることもあるのですが、そうでないことも多いです。それで先生がご自身の体験を通してどうお考えになっているかお伺いしたいく思いました。

伝統的にお守りに代表される「破魔矢」ですとか仏教で「降魔」という観念で魔を退けている日本の呪術も魔性との関りはないのでしょうか?
先生の記事に、「この状況下で、古神道の さすさつづ歌 という、魔性を払いのける祝詞を選んだ。・・・黒魔術師 からの、波動を突っぱねるために 祝詞の波動 でわが身を守り続けた。」
とあります。
基本、例えば密教の真言には「魔性」はなく、前述の祝詞のように全く別(次元)の(神聖な?)力が働いている、と考えてよいのでしょうか?先生も般若心経の記事で真言は「呪文」と訳されている、と書かれていますが、また学術界では魔術を単に呪術と学術的に呼び変えているだけのようですが、一般人としてはそのあいまいな線引きがどうしても気になるところです。

お忙しいところ大変恐縮ですが、機会があればこのことに関していずれ記事にしてくださるか、コメントで簡単にでもお答えいただけますと幸いです。

P.S.今日図書館でインドの神様の本を借りてきていたのですが、その著者の方のHPを見てあまりにも観念的なのにびっくりしました。先生の記事でも、信奉する信者の念によって神が姿かたちを表す、といった内容のことが書かれていますね。日本の仏教やキリスト教の感覚とだいぶ違うという印象を受けました。
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Unknown (まー)
2019-02-13 02:04:16
ラメッシバルセカールの意識は語るという著者の中で、運命の書かれた葉のことを知り、私も自分の葉を見てみたいとあれこれ検索するうちに先生のブログに出会いました。探求としては最終的にラメッシでやっと終えた形ですが、先生のブログいくつか楽しく拝読しました。怪しい業者や店舗もあると聞きますが、先生は運命の葉ツアーはされる予定ないですか?
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呪術と魔術の違いに関しまして (須田恭代)
2019-03-25 18:34:37
ほうさん
コメントありがとうございます。ブログを読んでくださってありがとう。あなたのコメントに気が付かず、ごめんなさい。実は、新しいレイアウトにして、いただいたコメント欄のまとめが見れるようになって、今、初めて読ませていただきました。これに関してのお返事少しお時間くださいね。ブログ記事でよろしければお返事できればと思っております。
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ラメッシバルセカールの考え (須田恭代)
2019-03-25 18:37:40
まあさん
ブログを読んでいただいてありがとうございます。あなたのコメントは、実はいただいていたのにかかわらず、今日、新しい編集要領で、気が付きました。
このコメントに関しても、ブログ記事でお返事できればと考えております。少しお時間くださいね。
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