自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

体の凝りと家族・社会への相関関係

2014年12月10日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方

凝りも積もれば病変となる   2014・12・10

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身体のつまりや凝りは、それが堅固になるにつれ、

身体内外に拡散作用を及ぼす。


つまり、体の有機的につながっている部分に拡散するのみならず、

身近な人へ、たとえば、家族同士でもその凝りを受け合っている。


私は主人の現役記者時代、このことを体験している。。

20代から30代の初め地方支局在任していたが、早出、遅出、夜勤、

など、結構ハードなシフトで 泊りで取材に出て記事を送り、

そのまま夜勤に入るというよう日もあった。


心身疲労がたまっている主人が帰宅すると、玄関を入ってきたや

いなや、私の体にとても重いベールが、かかるようにどっと、

だるさが増すような感覚を覚えた。


これが〝凝りの拡散“であると納得したのは 自分自身でセラピー

を行うようになってからだった。

 

家族の中に、身体のつまりや凝りをもっている人がいると、

“連帯責任”のように、凝りの自分より軽い者にむかって、その 

重さが移行していく。


一家の主人がとても元気で事業や公務の忙しさにもかかわらず、

健康を維持しているのに対し、その妻が特別な仕事をしている

わけではないのに、疲れやすく感じる場合がある。


時には病弱になっていくというケースも こうした 連帯波動に

関係していることもあるようだ。

そのことは姑(はは)も治療現場でみている。


著書から引用すると

“人間一個の身体は己れ一人だけのものと思われがちであるが、

実は絶えず、ほかの身体の影響をもうけているのである。 


身体には宇宙の‘気’という電気に類似したものが流れていて、

身体の損傷により、この気に乱れを生じ、ひきつれ、つまりを

形成するのであるが、このひきつれ、つまりが重度になると、

軽い人へと拡散する作用が起こる。


鋭敏な身体を持っているのなら、人と対するとき、即座かまたは

緩慢に相手の身体の凝りが重圧となって、自分にのしかかって

くるのがわかる。


たとえば、家族の中に一人、非常に身体の不調な者が存在する場合、

その家族は必ず影響をこうむっている。“

と述べている。

 

ペットを飼っている人達の間で良く聞く話だが、

うちの子(飼い猫や飼い犬)が身代わりになってくれた。” 

ということも、上の話に似ていて、現実に有り得るのかも

しれない。


飼い主の体の凝りや業(カルマ)まで、ペットは、自分の上に

背負って肩代わりする。

飼い主を愛する彼らの心情はその純粋性ゆえに、理解できる


姑(はは)は言う。

“家族の物の身体の調子がこうして、楽になっていくことが

ままある。 

現世の仕組みは身体に関しても、すべて連帯責任のような

目に見えない法則があり、自分の身体は自分だけのものだから、

何をしようと、勝手というわけにはいかないようだ。”

 

さて、話は飛ぶようだが、人と人との間にこのような

相関関係があるのなら、人と機械の間ではどうだろうか?


昨今のコンピューター(スマホなどの製品も含む)時代に 

怪奇な殺人事件や、多重人格者の起こす事件、そこまでではなくても、

うつ病や疎外感で、殻にとじ込みがちな人が増えているというは

何らかの関係があるのだろうか?

 

姑(はは)は治療体験から、これらコンピューターが体に及ぼす

影響などをみて次のように述べている。


無理を重ねて、コンピューターで卒論を仕上げた その若い患者は

平成7年の暮れから8年にかけての2か月で5kg太り、文字を

書くと疲れ、集中力が減退していく自覚を持った。


疲れると頭痛がするという。

さらに幼少の時、左右前腕に骨折を何度か繰り返し10歳の時には

マット運動で鞭うち状態になりギブスをはめていた。


高校生の時は両足の骨膜炎を発症、大学生の時、鉄のパイプで

右側頭部を強打している。


このような損傷打撲を負ってさらに、卒論執筆中に一種のノイローゼ

状態になったといって姑(はは)のもとを訪れている。

“許容量を超えた(卒論時の)脳の酷使と、過去の損傷とが

ノイローゼやうつ病を引き起こしている”

と、姑(はは)は判断して、前頭部、前胸部、両手をほごし、

さらに後頭部、後頚、上背部に神気を放射して解いていく

治療を続けた。


少しずつ良好に向かったことはいうまでもないが、それでも

平成82月から平成91月の段階では、まだ就職して日常勤務

に耐えるほどの回復はみなかったと記されている。

 

人の身体は家庭や仕事環境の中で間断なく周囲からの

影響を受けているものだが、

どうしたらこうした影響を最小に防げるのだろう?

 

疲れを知る体”になることがまず、第一だと 姑(はは)いう。

 

昭和43年、指圧学校の2年生になったとき、運動マッサージの理論で

世界的に著名な上智大学の先生の講義があった。 

冒頭に‘疲れを知る身体になること’と黒板に書いた。”

そして、

“卒業して数年経た頃より、真の意味の‘疲れを知る’ということが、

理解できるようになった。


一般に人が‘ああ、疲れた’というときは、限界を超えている時

が多いのである。


身体は鋭敏になってくると、己の身体のつまり具合がよく感じ

取れるようになる”


こうして、身体が鋭敏になり、過度に詰まる前に、

‘疲れている’と自覚することができれば、身体に無理を強いる

こともないというのだ。

 

その都度、適当な休みを入れたり、気分を転換させたりしながら、

身体を酷使をしないよう心がけることで、長い目でみたときの、

身体の調子も違ってくるだろう。


毎日 人は無意識に、身体や頭を使い、”疲れた”という 身体が流す

サインを見逃していると、そのうち、、何らかの異常を感じるようになる。

 

その部位の凝りやつまりを重ね これが限界に達したとき、

その部位から拡散し思わぬ身体の箇所に 何らかの、症状と

なって現れるのが、いわゆる、病変といわれるものだろうと

思うのである。

 

 

姑(はは)須田正子の著書・・写真上の二冊の著書”ホツマツタヱ”

 

 

 

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