東京宝塚劇場に花組公演を見に行った。
花組の本公演は去年 愛と死のアラビアを見た。トップが交代したばかりで 真飛さんがなんとなく固かったし、ストーリーもいいと思えずつまんないな~と思った印象があった。
まして 今回は韓流ドラマ(これまた興味のない分野)パスしようかと思っていたが 舞台友Nが演出家の先生にコネがあり いい席確保するから行こうよ という言葉に誘われ何となく重い腰をあげたのであった。
Nが保証するだけあって SS席 前から3列目のど真ん中の席だった。
いい席~♪ と感動していたら、ちょうど私達の目の前に 多分水系のおねえちゃんコンビが座った。別にそれはいいが 髪がこれでもかというくらい盛り上げてあるのには腹がたった。この後お店に行くにせよ、観劇の時の盛り上げ頭は後部座席に迷惑だから謹んでもらいたい。
ついでに趣味の悪い香水のつけすぎにも。むせそうになったではないですか・・・
多少 水コンビに水をさされたが 幕開きしたらそれもふっとんだ。
この週は忙しく、このドラマのあらすじや人間関係は多少頭に入れておこうと思っていたがその時間もなく、舞台にのれるかな? と不安だったのだけど・・
前半 廻り舞台やナレーションをうまく使っての背景の説明、テンポが速くてその時は??と思ったが 後々に頭の中で物語がつながるようになっていた。24話にわたる話を2時間半あまりにまとめたわけだから多少の端折りは仕方がないけど、
主人公の三人 タンドク・真飛(高句麗王) キハ・桜乃(その恋人) ヨン・ホゲ・大空(王の従兄弟で政権を狙う) の三角関係の愛の姿を中心に 王となるタンドクの成長、対するホゲのタンドクへの友情から憎悪に変わっていく心の様などがうまく描かれていた。
脚本、演出のいい舞台ってのはいいもんですね。今年の月の「夢の浮橋」も源氏物語愛好者としてはイマイチ不満、青年館公演の雪の「忘れ雪」なんぞ ツッコミ所満載で、辟易したこともあり、ちょっと宝塚は一休みして四季に浮気するか歌舞伎にシフトしようかと思っていたところだったのだが・・・
真飛さんの一皮むけたねって感じの自信あふれるトップ。彼女は見かけも恵まれてるし歌もうまいからこうなるとオーラが出ていて目が離せなかった。
元々目をつけてた大空さんもはまり役。タンドクと幼馴染として親しく育ってきたのに母の野望で王位をめぐって彼と敵対していき、タンドクが王にふさわしく成長していくのに反して、野望ゆえの狂気をはらんでいく様をよく表現していた。
元々大空さんは私の注目男役だった。 アラビアの時もいい味出してたし、「銀ちゃんの恋」の時のコミカルな演技もすごくよかった。銀ちゃんの時の声の荒れもなかったし、真飛さんと競い合っての演技もホントよかったと思う。
あと 忘れてはいけないのは火天会の長老プルキル役の 壮一帆さん。タンドク キハ ホゲの運命を陰で操る黒幕役だけど ぴったり悪役にはまり しかもこのかっこよさはなんだ?っていう感じであった。
左がホゲ 右がプルキル ↑
韓国王朝風の衣装や戦い時の甲冑など衣装もはまっていた。
舞台の上の大勢の人々にそれぞれ意味が見出せる小池演出って好きなんだわ。
ふりかえってみると小池先生演出の時は絶対に寝てないな 私・・・
今回はミュージカルが長かったのでレビューはなくて芝居後にすぐフィナーレだったのだが、物足りなさもなくてよくまとまってすっきりのフィナーレも非常に満足だった。ここでも壮さんのかっこよさを再認識してしまった。なんてオトコマエなんだろ・・・・
幕間で Nと 「いいじゃん これ いいじゃん」と言い合い、終わった後も「良かったね~ この演目は歴史に残るね」と感動を共有した。
アラビアで もういいや花組はと見切っていたらこの舞台には巡りあわなかっただろう。
「こうやって化けるから楽しいんだよ だからやめられないんだよね、宝塚ってさ」という長年ファンのNの言葉に非常に納得。
彼女はこれは新人公演他に 「あと3,4回は見るんじゃないんかね?」とのこと。
「局もまた見たいならチケットとってあげようか?」と言われて心がゆらいだけど、観劇は一公演に一度は守り、「一舞台 入魂」で見たいと思います。
今でさえチケット代貧乏なんだからさ・・・
花組の本公演は去年 愛と死のアラビアを見た。トップが交代したばかりで 真飛さんがなんとなく固かったし、ストーリーもいいと思えずつまんないな~と思った印象があった。
まして 今回は韓流ドラマ(これまた興味のない分野)パスしようかと思っていたが 舞台友Nが演出家の先生にコネがあり いい席確保するから行こうよ という言葉に誘われ何となく重い腰をあげたのであった。
Nが保証するだけあって SS席 前から3列目のど真ん中の席だった。
いい席~♪ と感動していたら、ちょうど私達の目の前に 多分水系のおねえちゃんコンビが座った。別にそれはいいが 髪がこれでもかというくらい盛り上げてあるのには腹がたった。この後お店に行くにせよ、観劇の時の盛り上げ頭は後部座席に迷惑だから謹んでもらいたい。
ついでに趣味の悪い香水のつけすぎにも。むせそうになったではないですか・・・
多少 水コンビに水をさされたが 幕開きしたらそれもふっとんだ。
この週は忙しく、このドラマのあらすじや人間関係は多少頭に入れておこうと思っていたがその時間もなく、舞台にのれるかな? と不安だったのだけど・・
前半 廻り舞台やナレーションをうまく使っての背景の説明、テンポが速くてその時は??と思ったが 後々に頭の中で物語がつながるようになっていた。24話にわたる話を2時間半あまりにまとめたわけだから多少の端折りは仕方がないけど、
主人公の三人 タンドク・真飛(高句麗王) キハ・桜乃(その恋人) ヨン・ホゲ・大空(王の従兄弟で政権を狙う) の三角関係の愛の姿を中心に 王となるタンドクの成長、対するホゲのタンドクへの友情から憎悪に変わっていく心の様などがうまく描かれていた。
脚本、演出のいい舞台ってのはいいもんですね。今年の月の「夢の浮橋」も源氏物語愛好者としてはイマイチ不満、青年館公演の雪の「忘れ雪」なんぞ ツッコミ所満載で、辟易したこともあり、ちょっと宝塚は一休みして四季に浮気するか歌舞伎にシフトしようかと思っていたところだったのだが・・・
真飛さんの一皮むけたねって感じの自信あふれるトップ。彼女は見かけも恵まれてるし歌もうまいからこうなるとオーラが出ていて目が離せなかった。
元々目をつけてた大空さんもはまり役。タンドクと幼馴染として親しく育ってきたのに母の野望で王位をめぐって彼と敵対していき、タンドクが王にふさわしく成長していくのに反して、野望ゆえの狂気をはらんでいく様をよく表現していた。
元々大空さんは私の注目男役だった。 アラビアの時もいい味出してたし、「銀ちゃんの恋」の時のコミカルな演技もすごくよかった。銀ちゃんの時の声の荒れもなかったし、真飛さんと競い合っての演技もホントよかったと思う。
あと 忘れてはいけないのは火天会の長老プルキル役の 壮一帆さん。タンドク キハ ホゲの運命を陰で操る黒幕役だけど ぴったり悪役にはまり しかもこのかっこよさはなんだ?っていう感じであった。
左がホゲ 右がプルキル ↑
韓国王朝風の衣装や戦い時の甲冑など衣装もはまっていた。
舞台の上の大勢の人々にそれぞれ意味が見出せる小池演出って好きなんだわ。
ふりかえってみると小池先生演出の時は絶対に寝てないな 私・・・
今回はミュージカルが長かったのでレビューはなくて芝居後にすぐフィナーレだったのだが、物足りなさもなくてよくまとまってすっきりのフィナーレも非常に満足だった。ここでも壮さんのかっこよさを再認識してしまった。なんてオトコマエなんだろ・・・・
幕間で Nと 「いいじゃん これ いいじゃん」と言い合い、終わった後も「良かったね~ この演目は歴史に残るね」と感動を共有した。
アラビアで もういいや花組はと見切っていたらこの舞台には巡りあわなかっただろう。
「こうやって化けるから楽しいんだよ だからやめられないんだよね、宝塚ってさ」という長年ファンのNの言葉に非常に納得。
彼女はこれは新人公演他に 「あと3,4回は見るんじゃないんかね?」とのこと。
「局もまた見たいならチケットとってあげようか?」と言われて心がゆらいだけど、観劇は一公演に一度は守り、「一舞台 入魂」で見たいと思います。
今でさえチケット代貧乏なんだからさ・・・